キム・セロンさんの母親、悲痛な思いを明かす「娘は嘘をついたことがない…嘘により地獄へと引きずり込まれた」

昨日(14日)、「カロセロ研究所」は、生配信を通じてキム・セロンさんの母親が送ってきたという文章を公開した。ただし、母親が声の公開を望んでいないとし、AIを使って音声で公開した。
母親は、「私たちの目的は、数多くの偽りの記事を通じて一瞬で壊れてしまった子供の名誉を回復させることだ」とし、「悪意のあるYouTuberたちとサイバーレッカー(再生回数や利益を目的にゴシップなどを扱う炎上系YouTuberの通称)たちの犯罪行為を法で断罪できる足場を設けたい」と伝えた。
そして、「セロンはメディアに対して嘘をついたことはない。嘘でアルバイトをしているふりをしたこともなく、友達と遊興だけを楽しんでいた子でもなかった。操作された写真で熱愛説を呼び起こしたこともない。しかし、イ・ジンホとサイバーレッカーは、嘘の記事を作って、平凡で前途有望な一人の女優の日常とその家族を地獄に引きずり込んでいった」と批判。
さらにキム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストが以前発表したコメントについても、「セロンが投稿した写真を、意図が分からないとし、嘘つきのおかしな子として罵った」とし、「すべての嘘記事の鋭い矢が、まだ二十歳の幼いセロンに向けられた」と訴えた。
最後に、「私たち遺族は、すでに私たちの傍で見ることができなくなってしまったセロンが演技者として認められていた生前の名誉をそのまま回復し、事実と全く異なる偽りの記事を正し、再びこのようなことが繰り返されないよう、マスコミが自分の使命と責任を果たすことができるように法的、制度的な装置が設けられるきっかけになることを望んでいる」と伝えた。
これに先立ち「カロセロ研究所」は昨日、キム・セロンさんの母親のコメントを公開すると予告。「キム・セロンさんのお母様が書いた文を公開する。悪魔のキム・スヒョンは、キム・セロンさんの母親の家族を名乗る人が実の叔母ではないと言い張るが、とんでもない。叔母さんは、実際にお母様と20年以上家族のように過ごした間柄で、キム・セロンさん本人も『イモ(母親の姉妹のこと)』と呼んでいたほどの関係だ」と伝えた。
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【キム・セロンさん 母親のコメント全文】
こんにちは。キム・セロンの遺族です。
たくさん悩んだ末に、家族の意図が変質し、歪曲されているのを見てコメントを出すことに決めました。先立って、「カロセロ研究所」に意図を伝えたように、私たちの目的は、数多くの偽りの記事を通じて一瞬で壊れてしまった子供の名誉を回復させることです。それと共に、今も起きており、これからも起こるであろうこのような悪意のあるYouTuberたちとサイバーレッカーたちの犯罪行為を法で断罪できる足場を設けたいからです。
セロンはメディアに対して嘘をついたことはありません。嘘でアルバイトをしているふりをしたこともなく、友達と遊興だけを楽しんでいた子でもありませんでした。操作された写真で熱愛説を呼び起こすこともありませんでした。しかし、イ・ジンホとサイバーレッカーは、嘘の記事を作って、平凡で前途有望な一人の女優の日常とその家族を地獄に引きずり込んでいきました。そしてゴールドメダリストは、セロンが投稿した写真を、意図が分からないとし、嘘つきのおかしな子として罵りました。セロンがいない今となっては、セロンが生計を担っていたという話から、稼いだ数百億ウォン(数十億円)を家族が使い果たし、搾取したという話に加えて、見る、読む価値もない、嘘の記事が作られています。
多くの方々が現在見ているのは、過去数日間「カロセロ研究所」に提供した写真の数枚であり、事件が拡大再生産される過程を見ているのです。それでも力強い会社が後ろにいて、素晴らしい弁護士たちを雇ったマネジメントであれば、どんな方法を使ってでも対応し、事件を鎮火するための行動をとるでしょう。しかし当時、セロンには家族以外には誰もいませんでした。すべての嘘記事の鋭い矢が、まだ二十歳の幼いセロンに向けられました。さらに、口にすることもできないような、侮辱、人身攻撃にあたる悪質なコメントに耐えることも、セロンが一人でやらなければならないことでした。
倒れた子を踏みつけて足で蹴り、また持ち上げて投げつけたのはイ・ジンホとサイバーレッカーたちです。そして事実関係を知らずに、イ・ジンホとサイバレッカーたちが作成した文章を無分別に拡散させたメディアと、それに同調して相づちを打った悪質なネットユーザーたちがいました。セロンはそのようにして3年を、24時間眠れずに孤独に耐えてきました。これはイ・ジンホが生んだ嘘の記事により、セロンが全国民から集団いじめに遭ったのと同じことです。
当時マスコミは、誰も真偽や事実関係を把握しませんでした。そのような努力さえしませんでした。ひたすらイ・ジンホが書いた文章を拡散して前途有望な女優をこき下ろし、たたきつけることに同調し、そうして記者の役割をして月給をもらい、自分の日常を維持しました。遺族として助けてほしいと、悔しい部分がたくさんあると、記事を書いてほしいと言いましたが、どの媒体も手を差し出してくれませんでした。子供の葬式を準備しているところに、体にカメラを隠して葬儀場にやってくるYouTuberたちと、喪中に電話をかけてきたイ・ジンホ。彼らは人間と言えますか? あなたはそのような人間を許すことができますか?
もしその時韓国芸能人自殺防止協会のクォン・ヨンチャン教授が手を差し出し、話を聞いてくれなかったら、そして「カロセロ研究所」のキム・セウィ氏さんが手を差し出してくれなかったら、私たち家族はそのようにしてイ・ジンホとサイバーレッカーたちの犠牲になり、人々の頭の中のセロンの失墜した名誉を背負い、一生恨んで生きていたと思います。
イ・ジンホと彼らのした行動は犯罪です。変わった世界について行けない法律の枠の中で、彼らに殺人罪を問うことは難しいです。私たち遺族は、すでに私たちの傍で見ることができなくなってしまったセロンが演技者として認められていた生前の名誉をそのまま回復し、事実と全く異なる偽りの記事を正し、再びこのようなことが繰り返されないよう、マスコミが自分の使命と責任を果たすことができるように法的、制度的な装置が設けられるきっかけになることを望むのみです。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ヨン・フィソン
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