Kstyle
Kstyle 13th

【REPORT】ジェジュン、日本デビュー20周年を迎えファンコンサートを開催!「あと40年は活動していたい」

KstyleNews
今年、日本デビュー20周年を迎えるジェジュンが3月15日(土)と16日(日)の2日間、「2025 KIM JAE JOONG Asia Tour Concert J-Party“Home”in Japan」を千葉・幕張メッセ国際展示場ホールで開催した。

韓国やタイを含む4ヶ国を回る今回のアジアツアーのテーマは“Home”。まさに、彼がホストを務めるホームパーティに招かれたかのような距離感の近い空間と演出に、集まったファンも歓喜した。終始温かい空気に包まれ、ファンとの絆がより深まるようなワンマンライブとなった。

公演1日目の盛り上がりに後押しされ、2日目の最初のオープニング映像は、ジェジュンがベッドから起き上がるシーンからスタート。コーヒーを飲んで身支度を整えると、テーブルに料理を並べるなどホームパーティの準備を進めていく様子が映し出される。

そして、バンド演奏が始まるとスモークが焚かれる中、ジェジュンがステージ後方のドアから登場。まさに、ホームパーティ会場に登場したかのような幕開けだ。1曲目に歌われたのは、昨年リリースのフルアルバム「FLOWER GARDEN」収録曲の「Rain Shower」。この日の千葉市はあいにくの雨模様だったこともあり、雨音のサウンドエフェクトと青の照明がライブの始まりにとても印象的だ。2曲目は美しいギターのアルペジオに乗せて始まる2016年のナンバー「Drawer」。まずは、優しい歌声で包み込むバラード2曲で、肌寒い雨の日にパーティに駆けつけたファンをジェジュンが温かく迎え入れてくれるようなオープニングとなった。

最初のMCパートでは、集まったファンへの感謝の気持ちを告げると共に、彼の「昨日の盛り上がりを超えられる自信はありますか?」といった煽りも、さらに会場を盛り上げた。続いて、「JAEFANSの『願いを叶えて』という企画コーナーに突入。こうしたファンとのコミュニケーションを意識した企画が盛り込まれているのも、今回のツアーの特徴だ。ファンから事前に寄せられた願い事を叶えたり、質問に答えたり、和やかな時間が流れた。

ファンからの「抱き締めるポーズをしてほしい」という願い事には、ステージ上にカメラマンを上げて抱き締める仕草を再現。「一番好きな場所は?」という質問には「千葉県」を挙げるなど、意外な一面も見せた。

さらに、「『BREAKING DAWN』を歌ったライブが忘れられないので、歌ってほしい」という願い事については、サビをアカペラかつ本域で披露。これに会場から大きな歓声が上がった。

最後の質問「幸せな時間はいつ?」という問いに対しては「毎日」「生きている1秒1秒が幸せ」だと回答。また、「少なくとも、あと40年は活動を続けたい」と笑顔で語ったポジティブな姿は、多くのファンに元気や勇気を与えた。

次のブロックは、自ら作詞した歌詞に込めた思いとファンへの感謝の気持ちを語りながら「Hoper」の歌唱でスタート。ミラーボールに照らされる中、モノクロの映像に歌詞が映し出されていく。続いて、「I Want To Ask You」と「Run Away」をメドレーで披露。美しく優しいバラードが続いたこの時間は、語りかけるように歌うジェジュンの歌声に、会場のファン全員が静かに聞き入った。

映像パートを挟むと、ライブは中盤戦へ。ピンクの衣装にチェンジしたジェジュンが再びステージに登場すると、バラード中心の前半のセットリストからは一転。気持ちを高揚させるような「Glorious Day」でスタートした。彼は歌いながら花道を通り、センターステージへと向かい、大量の紙吹雪が舞い散る中、両手を広げてコール&レスポンスを展開。ミラーボールが回る中、最新シングル「SEQUENCE #4」から壮大なミディアムロックナンバー「Humanity」も披露。会場にはジェジュンのハイトーンが響き渡る。前半戦との対比もあり、中盤のこの2曲は様々な演出も加わって、多幸感溢れるパートに。今回のライブのハイライトの1つとなった。

そして、MCで「まだまだみんなのテンションが足りないから、もっと手を振って、歌って盛り上げてほしい」と呼びかけるジェジュンと共に、「Devotion」の歌唱から次のブロックがスタート。激しい照明にも煽られて、客席を埋め尽くした緑のペンライトが揺れる景色は圧巻だった。

彼もそんな客席から逆にパワーをもらって、センターステージを動き回りながらパフォーマンスをしていく。続く「Mine」と「Tru Love Tru Lies」では、スパークラ―(花火)の演出も加わり、赤く染まった照明の中で情熱的に歌い上げるジェジュンの姿が鮮烈な印象を残す。艶やかな歌声、響き渡るハイトーン、エモーショナルな表現力など、彼のロックボーカリストとしての魅力がギュッと詰まったライブパフォーマンスを披露し、会場の熱気の高まりと一体感がより強く感じられる熱いシーンとなった。

再び、MCパートを挟むと最後のブロックへ。「最大の力を発揮してほしい」という彼のMCと共に披露されたのは、口笛で始まるキャッチ―なナンバー「Summer J」。場内にはイントロからクラップが鳴り響き、「Nanana」というフレーズと「J!」というコールで、さらなる一体感が生まれた。彼はファンにコールを求めて煽りながら、何度も何度もサビを繰り返していく。

そんなライブならではのアレンジと遊び心でファンのボルテージが最高潮に達すると、「ありがとう!」と叫びながら最後の曲「To The Boy」へ。この曲もファンのかけ声が入ってこそ完成するライブ曲だ。最後は銀テープがゆっくりと舞い、会場に充満する多幸感と一体感を更新してライブ本編は終了した。

ほどなくして、ジェジュンコール(アンコール)が沸き起こると、最後の映像パートを経て、Tシャツ&デニムスタイルに着替えたジェジュンが登場。「I AM U」からアンコールがスタートした。昨年リリースのアルバム「FLOWER GARDEN」ではラストを飾る1曲。この曲でも歌詞がビジョンに映し出されて展開していく。後半、紙吹雪が舞う演出も相まって、彼からファンへの愛情が真っ直ぐに伝わる温かなパフォーマンスとなった。

最後のMCパートで、アルバムの準備をしていることを報告すると会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こる。そして、「聴いてくれるファンのみんながいないと新しい曲は出せない。本当にファンのみんなに感謝している。近いうちにまた会えるから待っていてほしい」と再会を約束して、最後の曲「Balloons」へ。

曲の後半では、トロッコに乗って客席後方まで移動し、グッズを投げるなどファンサービスをしながらパフォーマンスしていく。ジェジュンが「一緒に歌おう!」と呼びかけるとシンガロングが生まれ、再び大量の紙吹雪が舞う中、最後の最後により一層会場の一体感が強まり、日本公演はフィナーレを迎えた。

今回のジェジュンのワンマンライブは、掲げられた“Home”というテーマ通りに、ホームパーティのような親近感がありながらも、ライブならではのワクワク感を共有できるような演出が随所に盛り込まれており、ファンとの絆がさらに深まる特別なライブになった。この日の千葉は、終日雨模様の肌寒い1日となったが、会場内は優しくて温かい空気と熱気に包まれていた。彼が最後のMCで「自分とファンが似てきた」と語り、まさにホームパーティのような居心地の良さと安心感溢れるライブとなった。

今後のジェジュンの活動にも、早くも期待が高まっている。

取材・文/ATSUSHI OINUMA

■公演概要
「2025 KIM JAE JOONG Asia Tour Concert J-Party “Home” in Japan」
DAY1 2025年3月15日(土)16:00開場 / 17:00開演 
DAY2 2025年3月16日(日)15:00開場 / 16:00開演

会場:千葉・幕張メッセ 国際展示場ホール1-3
企画:iNKODE
主催:iNKODE JAPAN
制作:バンダイナムコミュージックライブ

<SET LIST>
1.Rain Shower
2.Drawer
3.Hoper
4.I Want To Ask You+Run Away
5.Glorious Day
6.Humanity
7.Devotion
8.Mine
9.Tru Love Tru Lies
10.Summer J
11.To The Boy

★Encore
12.I AM U
13.Balloons

■関連リンク
「iNKODE JAPAN」公式サイト

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

topics

ranking