NewJeansのファン、裁判所の決定をうけコメント「メンバーたちの考えを支持する」

NewJeansのファンで構成された「チームBunnies」は本日(26日)、「NJZのファンBunniesは、メンバーたちと最後まで一緒にする考えを持っており、HYBEおよびADORと一緒にすることができないというメンバーたちの考えを支持する」と綴った。
また「裁判所の決定は『臨時の地位を定める仮処分』であり、最終決定ではないにもかかわらず、一部のマスコミは早くからメンバーたちを批判する記事を報道している」と伝えた。そして「最初の決定で様々な脈絡が考慮されていなかったり、疎明が足りなかったことは非常に残念だ。しかし、重要な脈絡が全く反映されなかった部分が多く、仮処分裁判の特性上、短時間で本件の複雑さを全て熟知することは難しかったことを勘案しなければならない」と主張した。
続けて「多数の弁護士から諮問を受けた結果、抗告審では原審の決定で疎かになった、芸能人の専属契約における『高度な信頼関係』を前提とする最高裁の判例の趣旨、そして信頼関係のない状態で専属活動を強制することがメンバーたちの人格権を深刻に侵害し、専属契約の目的も達成できないことを、本件の脈絡を総合的に考慮して判断するならば、十分に異なる結果が出てくるだろうと判断した」と強調した。
チームBunniesは「まずチームBunniesは、メンバーらの人格権と意思より、自身の感情を優先するファンには全く共感しない」とし「これに同意しない人々をこれ以上Bunniesと見ることはできないと判断したため、彼らがこれからいかなる独自の行動をしても、それはBunnies全体の意見ではないことを明確にする」と伝え、目を引いた。
これに先立ってソウル中央地方裁判所民事合意50部(首席部長判事:キム・サンフン)は21日、ADORがミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインを相手に提起した「企画会社地位保全および広告契約締結などの禁止仮処分」に対し、認容判決を下した。メンバーたちは、香港でのイベントで新曲を披露した後、活動の中止を宣言し、ADORと対立を続けている。
【チームBunnies 公式コメント全文】
NJZのファンダム・Bunniesはメンバーに最後までついていき、HYBE及びADORとは共にすることができないというメンバーの意志を支持するという立場を明かします。
3月23日、「ComplexCon Hong Kong(コンプレックスコン香港)」でミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘインは、裁判所の決定を尊重し、しばらく活動を中断すると発表しました。
これに対し、チームBunniesはメンバーを応援し、彼女たちの意志を支持します。
今回の仮処分結果について、ファンも理解の度合いが分かれ、多くの誤解や誤情報が拡散されています。これを防止するために、最も気になるであろう質問を中心に回答をまとめました。当該内容は、チームBunniesが多数の弁護士の諮問を受けて作成したものであり、今後行われる裁判にマイナスの影響を与えないよう、内容を多数抜粋した結果であることをお知らせいたします。
Q. 控訴までどのくらいの期間がかかりますか?
今回の決定で、本案訴訟の判決まで活動が中断されると考えたり、控訴までの時間が長くかかると誤解しているファンがいます。しかし、まだ仮処分となった事件の不服手続きである「異議手続き」と「控訴審」が残っており、早急な審理要請でより早く決定が出る可能性があります。遅滞なく手続きを進めれば、今年5月末から6月初旬に控訴の結果が出るのではないかと予測しています。
Q. なぜ即時抗告をしないのですか?
手続き上、仮処分の結果に対する異議申し立ての申請後、結果が出た後にのみ抗告が可能です。異議申立ての特性上、同じ裁判部が審理するため、同じ結論が導き出される可能性が高いです。そのため、迅速に異議申立ての手続を完了し、他の裁判部が審理する控訴手続を即座に行いたいと考えています。また、この異議申立ての結果が、あたかも最終結論であるかのように誤読する人が増えることが予想されます。説明の通り、この申立ての場合、同じ裁判部が審理する特性上、同じ結論が導き出される可能性が高いので、誤解するBunniesがいないことを願っています。
Q. 本件の本質は?
本件の本質は、専属契約の解除の可否であり、その属性上「高度な信頼関係」を考慮しなければなりません。今回の裁判所の決定文にもあるように、大法院(韓国における最高裁判所)は、「専属契約は、その性質上、契約目的の達成のために、契約当事者間の高度な信頼関係を維持することが必須であり、専属契約に基づいて芸能人が負担する専属活動の義務は、他の人が代行することはできない」としながら、「当事者間の信頼関係が破綻したにもかかわらず、契約の存続が期待できない重大な事由がないことを理由に、芸能人にその自由意思に反する専属活動義務を強制することは、芸能人の人格権を過度に侵害する結果となるため、相互間の信頼関係が破綻した場合、芸能人は専属契約を解除することができる」と判示しています。
Q. 総合的判断の欠如
今回の裁判所の決定文でも、裁判所は次のような事実を認めました。裁判所は、HYBEのCEOが「NewJeansに1年6ヶ月の長期休暇を与える」と発言した事実、HYBEのPRが記者に「NewJeansの日本アルバムが売れない」と発言した事実、ADORの代表が交代した直後に、NewJeansのミュージックビデオ制作会社と対立があった事実、HYBEのレポートに「ニュー(NewJeans)を捨てて新しいものを作ればいい」という内容が記載された事実、HYBEの他グループと企画案、グラビアなどで類似点が確認された事実、SOURCE MUSICの内部資料だったNewJeansの練習生時代の写真、映像がDispatchに掲載された事実などを認めました。
しかし裁判所は、専属契約と信頼関係に関する判断をしながら、上記の事件を総合的に考慮することなく、それぞれの事案を個別に判断しました。1年6ヶ月の長い休暇、『HYBEの広報室長によるNewJeansの成果誹謗』『ADOR代表交代直後にあった制作者との不仲』、HYBEのレポート内容等の事件を総合的に考慮して、双方の信頼関係が壊れたと見たのではなく、それぞれの事件が“専属契約解除”の理由としては不十分であると、個別に判断したのです。異議申立てと控訴の手続では、これらの事案の文脈と流れを総合的に記述して判断を要請するため、十分に異なる結果が出る可能性があると推測します。
Q. ADORの法人格に対する形式論理
また、裁判所は「ミン・ヒジン代表時代のADOR」が是正措置を取ったから大丈夫だと判断し、ADORの仮処分申請を受け入れました。会社内で発生した様々な事件について、すでにミン・ヒジン前代表(当時ADORの代表取締役)が抗議したので、事実上ADORが抗議したものと判断したのです。しかし、この紛争が始まったきっかけと核心は、ミン・ヒジン代表の解任です。問題の本質は、解任前と解任後の「ADOR」の違いにあります。ミン・ヒジン代表の解任が不当であったことを考慮すると、裁判所の決定は、ADORが一つの法人格であるという「形式的な事実のみにとらわれ、代表取締役の違いという重要な点を看過して判断したことが残念です。
また、個別で見れば比較的些細に見えるかもしれませんが、総合的に見ればハラスメントとしか見なせない、継続的な不当性が存在したという事実、裁判所も認めた上記の事実関係が、HYBEがミン・ヒジン代表を追放する過程で発生したこと、そして結果的にミン・ヒジン代表を交替し、HYBEの人事で経営陣を補充した現在の「ADOR」を作った事実などに対する脈絡が、総合的に考慮されませんでした。今後の手続きでは、これに対する脈絡が構造的に説明されるべきでしょう。短い仮処分審理期間を考慮すると、総合的に判断されたと見なされにくい点があります。
Q. 契約の目的達成の不可能
現在のADORの経営陣は、NewJeansがADORの唯一の所属歌手であるため、NewJeansがいなければ存立自体が危うくなる可能性があるとみて、裁判所にNewJeansに対する活動禁止仮処分申請をしました。しかし、ADORの現経営陣が、NewJeansをADORの存立自体に影響を与えるグループと考えたのであれば、彼女たちがNewJeansの成功と成長の核心的な役割を果たしたミン・ヒジン代表を解任した時期と方法、その理由はさらに納得しがたいものがあります。
裁判所も認めたように、「ADORは最初からNewJeansの芸能活動のために設立され、NewJeansだけがADORの唯一の歌手」でした。そして、ADORを設立し、NewJeansの総括プロデュースをしたのがミン・ヒジン代表です。しかし、現「ADOR」はメンバーとの事前協議もなく、突然NewJeansの総括プロデューサー兼代表を解任し、NewJeansが下半期に計画していたアルバム、韓国ファンミーティング、ワールドツアーのための準備が、全て中断される結果をもたらしました。
HYBEと現ADOR取締役会は、ガールズグループの経歴として最も重要な3年目にあたる時期に、芸能事務所の代表を突然解任し、エンターテインメント業界の経歴もないHYBEの人事責任者を代表として交代させました。しかし、このような事実が脈略もなく断片的にしか説明されませんでした。もし、現ADORの取締役会が本当に純粋な「経営上の判断」でミン・ヒジン代表を解任したのであれば
1. ミン・ヒジン代表がメンバーと信頼関係を結んでいる点
2. NewJeansを企画し、成長させた核心人物である点
3. NewJeansのプロデュースと経営の両方を担当していた点
4. NewJeansと協業していた多くの監督や制作者が、ミン・ヒジン代表との信頼関係を基にADORと契約を結び、ミン・ヒジンがいないADORとは協業を望まない点などを考慮し、代表交代の時期と方法、対策づくりなどについてメンバーと事前に話し合い、信頼を築こうとする努力があったはずです。
しかし裁判所は、現ADORの経営陣がミン・ヒジン代表に対し、代表職は解任しながらも、プロデュース業務を提案した事実を挙げ、ミン・ヒジン代表がNewJeansのプロデュースは引き続き引き受けられたが、自ら辞めたと判断しました。これはHYBEがミン・ヒジン代表を、ADORの代表から追い出す過程と方式を考慮していない判断です。また、ミン・ヒジン代表が継続して以前の体制維持を要請したにもかかわらず、このような意見を無視して毒素条項を含むプロデュース契約書を提示したのが果たして正しい提案だったのか、受け入れ可能なものだったのか疑問が残ります。これも追加の手続きで正しく疎明されるべき争点です。
結論
今回の裁判所の決定は、「臨時の地位を定める仮処分」であり、最終決定ではないにもかかわらず、一部のメディアはすでにメンバーを批判する記事を書いています。このようなマスコミプレイが数日間続いているにもかかわらず、HYBEとADORはメンバー保護のためのいかなる措置も取っていません。この点だけを見ても、現実がどうようなものなのか、誰でも推測できるはずです。
最初の決定において、様々な文脈が考慮されていなかったり、疎明が不足していた点は非常に残念です。しかし、上でまとめたように、重要な脈略が全く反映されていない部分が多く、可処分裁判の性質上、本事案の複雑さを、短い判断期間内にすべて熟知することが難しいことも勘案しなければなりません。
多数の弁護士の諮問を受けた結果、抗告審では原審の決定で疎かになった、芸能人の専属契約における「高度な信頼関係」を前提とする最高裁の判例の趣旨、そして信頼関係のない状態で専属活動を強制することがメンバーたちの人格権を深刻に侵害し、専属契約の目的も達成できないことを、本件の脈絡を総合的に考慮して判断するならば、十分に異なる結果が出てくるだろうと判断しました。
最後に、一部のファンの行動に関する情報提供を数回受けています。
まずチームBunniesは、メンバー当事者の人格権と意志より自身の感情を優先するファンに全く共感しないことをはっきりとお伝えします。
メンバーはHYBE内で活動している間、継続的な嫌がらせを受けてきました。一例として、取締役会の議長がメンバーの挨拶を無視した件は、外部の人から見れば些細なことと思うかもしれませんが、会社内での継続的な蔑視が、一人の人間をどれほど惨めにさせるのか知っているため、私たちはファンとしてその思いを共有するしかありません。
メンバーたちは継続的に「HYBE内で同等の人間として扱われない」と話しており、「この裁判は、勝ち負けのゲームではなく、自身の人権を守るために仕方なく選択したこと」と明かしました。チームBunniesは、誰よりもメンバーを最も優先して愛するファンとして、メンバーを同等の人格として扱わない会社とは、たった1秒でも一緒にいることはできません。メンバーだけでなく、Bunniesも一年中逆バイラル(ネガティブな口コミ)と陰謀がメンバーたちをどれほど攻撃していたのか見守ってきたので、メンバーたちをさらに強く支持するのです。
これに同意しない人々を、これ以上Bunniesと見ることはできないと判断したため、彼らがこれからいかなる独自の行動をしても、それはBunnies全体の意見ではないことを明確にいたします。そして彼らの愚かで利己的な行動により、メンバーが再びマスコミプレイの犠牲にならないか心配しています。
チームBunniesはNJZのファンダムとして、今後もメンバーに対する強力な支持の声を出していきます。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ミンジ
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