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ロイ・キム、ニューシングル「As Is」発売“久しぶりのカラコンも…ファンが望むことを全てやりたい”

Newsen
写真=WAKEONE
シンガーソングライターのロイ・キムが、男性ファンが大幅に増えたことについて感想を語った。

彼は最近、ソウル江南(カンナム)区にあるカフェで、新しいデジタルシングル「As Is」の発売を記念し、インタビューを行った。

「As Is」は、彼が2023年に単独コンサート「Roy Note」で初公開した楽曲だ。彼は約2年ぶりにこの楽曲をバンドサウンドをベースとして新たに編曲し、正式に発売した。

彼にとって、春が持つ意味は格別だ。2012年、Mnet「SUPER STAR K」シーズン4で優勝し、強い印象を与えた彼は2013年4月、1stシングル「春春春」でデビューと同時に9つの音楽配信サイトで1位を総なめにした。同年発売した1stフルアルバム「Love Love Love」、2014年の「Home」、2018年の「Only then」なども音楽ランキングで1位を獲得した。

新曲「As Is」では、軽快なバンドサウンドに持ち前の淡泊で深みのあるボーカルが加わり、春に合う感性を披露。歌詞の中には、不完全でも、ありのままの私たちを愛そうというメッセージを込めた。デビュー初期からそうだったように、今作も自ら作詞、作曲を担当した。編曲には、彼と共に長年音楽をやってきたバンドクルーが参加した。

ロイ・キムは「久しぶりに春に発売する楽曲です。『春春春』以降、春に新曲をリリースする度に、リスナーがすごく期待してくださいました。『春春春』に勝てる曲なのだろうか、どんな曲なのだろうかと楽しみにしてくださいましたが、今回は『As Is』で戻ってきました。秋にはバラードや別れの歌を歌ってきましたが、歌いながら僕も悲しかったんです。最近はバンド音楽がブームになっていますし、音楽を始めた時、バンド音楽を聴きながらやってきましたので、長い間一緒にやってきたバンドのメンバー、バンドマスターと共に制作しました」と紹介した。

そして「完全でない世界の中で、完璧ではないけれど、愛してあげようとする男性の話を収めた楽曲です。今回はデビュー後初めてカラーコンタクトもつけてみました」とし「以前リリースした『If You Ask Me What Love Is』が好評だったので、今回の曲までうまくいくことを願うのは傲慢な気がして、ただファンの皆様に喜んでいただきたいと思いながら制作しました。1位になったら、10位になったらどうするか、何か公約をしてほしいとファンに言われました」と伝えた。

ファンに掲げた公約についてのエピソードも公開した。彼は「僕はひげが多い人なのですが、最初はレーザー脱毛をしてほしいと言われました。トップ10には入らないだろうと思ってやると言いましたが、もし入ったらどうしようと思い、レーザー脱毛はしないと言いました。フェスティバルの時、上着を脱いでギターを弾き、この曲を歌うという公約を掲げました。誰のための公約なのかは分かりません。そして今回の新曲のスタイルは、セクシークロギ(セクシーないたずらっ子)です。チャホン(美容室)の方が、必ず『セクシークロギ』だと伝えてほしいと言っていました」と説明した。

彼は「上半身裸になってもいいように、今準備しています。昨日も運動しました。運動が好きなわけではありませんが、念のために運動しています。公約は守るので、準備はしています。除隊後少しの間、カラーコンタクトをつけていましたが、すごく違和感があって、すぐにやめました。でも、ファンの皆さんがつけてほしいと言ったので、今回またつけたのですが、少し若く見える気がして、ずっとつけなきゃと思いました。元々目がいい方なので大差はないのですが、何だか若く見えてアイドルになったような感じがします」とつけ加えた。

先立って彼は昨年10月、感性的なバラード「If You Ask Me What Love Is」を発売。そして11月6日、MelOnデイリーバラードチャート1位になり、2018年に発売した「The Hardest Part」以来、6年ぶりに同ランキングで1位になった。同曲は現在もMelOnチャートの上位圏にランクインしている。

彼は「春の男と呼ばれていた僕が、秋の男になって戻ってきましたが、多くの方々が共感してくださって不思議でした。ロングヒットしているのを見守ることができ、とても嬉しいです」と微笑んだ。

彼は「人々が願う愛と感じる愛は、結局は似たようなものなんだと教えてくれた楽曲でした。実際に僕が結婚する日が来た時、僕の半分(相手)に歌ってあげたい曲を書きました。この歌が最近『When Spring Comes』と共に、祝歌として使われています。それも後押ししてくれたようです。多くの方がカバーをしてくださいましたし、俳優のチュ・ヨンウさんもインタビューする度に好きな歌手や音楽を語る時に僕の音楽のことを話してくださりれて、歌も歌ってくださったのでありがたかったです。もう一度『僕の歌が人気なんだ』と嬉しい気持ちにさせてくれた楽曲です」と伝えた。

「If You Ask Me What Love Is」を自身の結婚式で新婦のために歌いたいと思うのかという質問には、「相手が望むなら歌いますし、別の歌を歌ってほしいと思うなら別の歌を歌うこともできます。でも、歌手が結婚する時に自分で祝歌を歌うのがかっこいいのか、それとも他の同僚歌手が歌ってこそかっこいいなのか、まだ考えたことがありません。僕は(性格診断テストで)ENFJ(主人公型)ですので、想像してみましたが、まだ分かりません」とし「祝歌として歌える曲がもう一つ増えたことは嬉しいです」と答えた。

ロイ・キムにとって、デビュー当初の1位と今の1位は全く異なる意味を持っている。彼は「当時も感謝していましたが、今は質が違います。あの時は何をしてもうまくいったので、僕も知らないうちに酔っていたと思います。当時は満19歳、20歳でしたので、世の中の全てが美しく見えました。残りの約80年も自分の思い通りになりそうな覇気と情熱、野望がありましたが、13年経って、またうまくいく瞬間を迎えた時は、こんなにも長い時間が経ったにもかかわらず、まだ僕を愛してくださる方が多いことに感謝の気持ちを抱きました」と話した。

続けて「デビューした頃は、僕の傍にいるファンが永遠だと思いました。酸素のように、当然いてくれると思っていた人でしたが、今は僕が努力しなければいつでも離れる人であり、僕がファンのために一生懸命に歌い、コミュニケーションしなければならないということを理解しています。キャリアを積むにつれて、どのようなことが大切で、どのように生きれば大切なものを守れるのか知りましたので、今はランキングが高い順位を記録すればするほど感謝できる人になったと思います」とつけ加えた。

最近では女性だけでなく、多数の男性や海兵隊出身の男性たちからも支持を得ている。2021年、海兵隊を満期除隊した彼は、男性ファンがついた秘訣は何だと思うかという質問に、「僕も分かりません。男性ファンを期待して海兵隊に入隊したわけではありません。僕の周りの人たちが僕をよくからかいますが、リアクションが良いと言っていました。軍隊に行っていない人たちが僕に『(海兵隊)何期?』と聞いたりします。そのようなものがミーム(Meme)になって、より多くの方々が愛してくださっているようなので、感謝しています。僕も好きな男性歌手は多いです。外見やスタイルも好きですが、結局は音楽が好きで好きになりました。男性のファンの方々もそうなのだろうと思ってありがたく思っています」と答えた。

さらに、「セクシーだから好きだと言われたりもします。僕は幼い頃からセクシーになりたかったんです。セクシーだという言葉が、歌が上手だという言葉より好きです」と冗談を言い、笑いを誘った。

歌手として活動する原動力としては、ロイロゼ(ファンの名称)を挙げた。彼は「僕の原動力はファンです。以前、インタビューやコンサートで『僕の彼女は目の前にいる』『今、恋愛中だよ。ファンたちと』と語る先輩たちの映像を見ると、照れ臭くて鳥肌が立つ、あるいは資本主義的な答えだと思っていました。でも、今は本当にファンの大切さを感じています。ファンたちとコミュニケーションをしながら遊んでいると、いつの間にか1年が経っているような気がするくらいです。ファンの皆さんを苦しめたくないですし、ファンが望むことに全て合わせたいと思っています。そのため原動力は僕を好いてくださる方で、ロイロゼでなかったとしても、僕の音楽を聴いてくださる方々がずっと音楽を楽しいものにしてくれていると思います」と語った。

元記事配信日時 : 
記者 : 
ファン・ヘジン

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