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SHINee ミンホ、演劇「ランデブー」出演の感想を明かす“キャラクターに近づくためルーティンを作った”

Newsen
写真=SMエンターテインメント
SHINeeのミンホが、極度の緊張の中でも演劇の魅力に気づいた。

ミンホは最近、ソウル瑞草(ソチョ)区芸術の殿堂オペラハウスで演劇「ランデブー」に関するインタビューを行った。

演劇「ランデブー」は、ロケット開発に没頭する科学者のテソプと、ダンスを通じて自由を見つけようとするジヒ(キム・ハリ)が、偶然の出会いによりそれぞれの傷と感情に向き合う物語を描く。ミンホは一見冷徹で理性的な科学者だが、内面には過去の傷と孤独を抱えているテソプ役を演じた。

ミンホは「昨年が初演で、僕は2回目のシーズンに参加することになりました。スタッフ全員が作品に対する大きな愛情を持っています。その場に迷惑をかけたくありませんでした。僕も作品に対する愛情が大きかったため、より一生懸命に準備し、より良い結果を出すために努力しました。そのような部分を見ていただけたようで、ありがたかったです。心が通じたのでより良い結果が出たと思います。練習過程から公演まで、幸せに、順調にできていると思います」と出演の感想を明かした。

デビュー後、いつかは演劇の舞台に立ってみたいという夢を育んできたというミンホにとって、演劇にはどのような魅力があったのだろうか。彼は「作品一つひとつが全て新しく感じられました。カメラの前に立つ演技をたくさんしていると、相手との演技がカメラにどのように収められるだろうかと悩みました。演劇はライブで、観客との呼吸によって演技が変わるところが新鮮でした。同じセリフ、同じ俳優なのに、日によって公演の雰囲気が変わるところが新しかったです。舞台の上で柔軟に演技をしてみたいと思いました」と答えた。

「ランデブー」の魅力と聞くと彼は、「『ランデブー』はシンプルです。2人で何もない舞台の上で、観客の方々と、俳優の想像だけで劇をリードし、メッセージを届けます。その中で喜びも悲しみも感じさせるシンプルな魅力があります」と説明した。

昨年、演劇「ゴドーを待ちながらを待ちながら」で演劇に挑戦したミンホ。公演はイ・スンジェの健康問題でやむを得ず中断となった。予定通り公演を終えることはできなかったが、ミンホにとっては初めて演劇を通じて得た大きな学びが、「ランデブー」にポジティブな影響を与えた。

ミンホは「若い時から演劇をやってみたいと思っていたのですが、なかなか実現せず、昨年初めてやりました。初めての作品を大先輩のイ・スンジェ先生と一緒にやることになり、僕にとって大きな学びの過程になりました。演劇というジャンルが元々好きだったのですが、さらに恋に落ちました。初めての作品からあまりにもたくさんのことを得たと思います」とし、「途中で残念ながら終えることになりましたが、その名残惜しさも良い感情として残りました。『ランデブー』という作品に出会った時も、良い感情がとても大きかったので、この感情をしっかり記憶し、たくさんのことを学ぼうと思いました」と答えた。

作品に対する愛情が大きいだけに、完成度を高めるため、歩き方から息をするポイントまで、細かい部分について悩んだ。ミンホは「最初登場する時、歩き方から変えました。そして台詞の中に隠されている意味をもっと探そうと努力し、さらに表現できることは何かを考え続けました。一層ずつ重ねて台詞を一つずつ作っていきました」と説明した。

劇中テソプは、毎週水曜日の同じ時間、同じ食堂でジャージャー麵を食べる計画的な人物だ。ミンホはキャラクターにより近づくために、実際、毎週水曜日にジャージャー麵を食べたという。

ミンホは「テソプが毎週水曜日にジャージャー麵を食べますが、“その理由は何だろう?”というのが最初でした。キャラクターに近づくために始めて、2ヶ月半、毎週水曜日にジャージャー麵を食べました。劇では数年間、毎週水曜日の同じ時間にジャージャー麵を食べているのですが、短いながらもやってみると、火曜日から“明日はジャージャー麵を食べなきゃ”と思えるようになりました。そのようなことが思ったよりキャラクターに近づけるようにしてくれました。新しく、良い経験でした」と話した。

全く異なる性格の人物を演じたため、日常にも変化があった。ミンホは「僕は計画的な人間ではないのに、テソプはスーパーJ(性格診断テストMBTIの計画型)人間です。公演がある時は朝起きて運動し、公演前にトイレに行くなど、ルーティンを作りました。一度もルーティンを守らなかったことはありません。絶対に靴下は右足から履くというのもあります」とし、「公演に独白も多く、一人でやる部分が多いので、そういった部分でも公演の時、かなり役立ちました。パワーJの人生を生きてみると、疲れました。僕にはできないと思います(笑)」と答えた。

長い独白をこなすのも簡単ではない。彼は「一人で4分近くの独白をする時、一つだけ考えました。“今、ここで観客を魅了できなければ、100分間魅了できない”ということです。舞台には何もなく、ランウェイスタイルの舞台なので、観客が向かい合って座っているため、ここで観客に信頼を与えることができなければ、劇を引っ張っていくことが難しいと思ったんです」とし、「他の長い独白の時も、キャラクターをさらに見せるために手の動きや体をひねる角度、息をする区間まで、本当にディテールまで考えて準備しました。観客がこれを見て、“こうだから、このキャラクターはこうなったのか”ということが分かってもらえた瞬間、嬉しかったです。頑張って準備したのが報われた気がして幸せでした」と説明した。

簡単ではない作品であるため、俳優としては多くの部分で成長した。ミンホは「演劇は明確に台詞を伝達しなければならず、ミスをしてはならないので、いつも最高のコンディションでいるために努力しました。特に『ランデブー』は台詞がとても多いので、朝目覚めると、シャワーを浴びながら長い独白を4つくらい読んで、寝る前もやりました。もし間違えたら、観客に完璧な公演を見せることができないと思い、毎日練習しました。それがルーティンになりました」と話した。

演劇2作品を経験し、ミンホの演技に対する渇きも解消されたのだろうか。彼は「“始めた”ということで解消できたと思います。始めてみると、まだ道は遠く、演劇の世界は限りなく開かれていました。やりたいことも多くなり、引き続きやっていきたいという気持ちも大きくなりました」と答えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ハナ

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