映画「焼酎戦争」チェ・ユンジン監督、仮差押えで日常生活に支障も…制作会社の主張に反論

26日、ソウル光化門(クァンファムン)で記者会見を行ったチェ監督は「シナリオ著作権の隠蔽疑惑は事実ではなく、契約構造上、そのような隠蔽は不可能だ」と主張し、初期企画段階の「エネミー」の当時、共同脚本家として記載された契約書を公開した。
チェ監督によると「エネミー」は新人脚本家のパク・ヒョヌとのコラボで始めたが、パク・ヒョヌの要請をうけ第2稿段階で契約を解除した。その後、チェ監督は「JINROとゴールドマン・サックス」事件をモチーフにした「モラルハザード」(「焼酎戦争」の当初のタイトル)のシナリオを単独で企画して執筆してきたと明かした。しかし、撮影が終わった後、パク・ヒョヌが脚本のクレジットに自分の名前を入れてほしいと要請し、チェ監督はこれを尊重して「脚本:チェ・ユンジン、パク・ヒョヌ」の順番で提案したが、制作会社は「パク・ヒョヌ、チェ・ユンジン」の順番で一方的に通知したと主張した。

チェ監督は、このような制作会社の措置に反発して裁判所に監督契約解除の効力停止仮処分申請をしたが、裁判所は今年5月、これを棄却した。これに対して制作会社は「監督解除通知が違法だと断定することはできず、脚本のクレジットにパク・ヒョヌが表記されない場合、著作権侵害になる可能性がある」という、裁判所の決定文を公開して立場を表明した。

最後に彼女は「パク代表の根拠のない主張と続く訴訟、財産仮差押えにより日常生活まで支障をきたしている状況だ」とし「監督を解雇してクレジットでまで削除する制作会社の暴力的な行為が認められるとしたら、韓国の映画と創作者権益は退化するはず」と強調した。また、文化体育観光部の真相究明、国会の再発防止制度化、パク・ウンギョン代表の公開謝罪、後にOTT(動画配信サービス)や海外で公開されるとき、監督のクレジットに名前を表記することを要求した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ジウ、写真 : ソン・イルソプ
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