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「脱出おひとり島」のロマンチスト!チャン・テオ、日本活動に意欲「居場所を作って演技をしてみたい」

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大人気のNetflix恋愛リアリティショー「脱出おひとり島」のシーズン4で想いを寄せる女性にストレートにアタックする姿や、一途に思い続ける姿が好感を呼び、注目を集めたチャン・テオが来日し、Kstyleのインタビューに登場。「脱出おひとり島」の秘話はもちろん、主に海外を拠点に俳優活動をしている彼の今後の展望や、日本に関することもたっぷりと語ってくれた。

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「脱出おひとり島」のタフガイとして注目!

――日本で取材を受けられたことはありますか?

チャン・テオ:初めてです。でも、祖父が日本で仕事をしていたことがあり、親戚も東京に住んでいますし、僕と日本は親密な部分も多いので、今回このように取材をしていただいてとても光栄です。

――「脱出おひとり島」シーズン4で注目を集めましたが、改めて番組に出演した感想をお聞かせください。

チャン・テオ:つらいことも楽しいこともありましたが、僕は新しい分野に挑戦して、それをやり遂げることが好きなので、全体的にはとても楽しい経験でした。ありがたいことにファンの方々が好意的に見てくださって、過分な愛を受けているのでファンの皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。

――ファンの皆さんからどんな反応がありましたか?

チャン・テオ:ファンの皆さんは僕のことをロマンチックガイだとおっしゃってくれました。男性の視聴者の方々も僕が最初に登場したときの「よお!」って感じの男らしい部分を好意的に見てくださって、女性視聴者はひとりの女性だけを見つめるイメージを好きだとおっしゃってくださっているようです。

――ご友人やご家族の反応はいかがでしたか?

チャン・テオ:友人たちは、僕が誰かを好きになってフラれるところまで全世界に配信されていることを面白がって、からかわれました(笑)。家族は特別なことは言わなかったですが、父は「我が息子はパパに似て口がうまいね」って言っていました(笑)。母も楽しく見てくれたようです。両親って意外と子供のプライベートな部分、恋愛の様子とかを見る機会はないじゃいですか。だからその様子を見ることができて楽しんでいたのではないかと思いますね。
 

「花の指輪はまさか…」話題のシーンに言及

――「脱出おひとり島」シーズン4に出演を決めた理由を聞かせてください。

チャン・テオ:当時、僕は恋愛をするような状況ではなかったので出演にあたってはとても心配しましたし、悩みもしました。人の感情というのは、いくら拒絶しても恋に落ちないと約束はできない。「僕は恋なんかしないぞ、仕事だけに集中するんだ」って心に決めていても、急に恋に落ちて完全に違う人に変わってしまうこともあるので、面談でインタビューを受けたときには少し躊躇していたのですが結局、キャスティングされたんです。だから「果たして僕が恋に落ちることができるのか? 恋愛することができるのか?」という気持ちを抱えて撮影したのですが、自分でも知らないうちに“禁じられた愛”“拒絶することができない愛”に落ちてしまったんです。

――「恋愛する状況ではなかった」のは、どうしてですか?

チャン・テオ:キャリアを積むうえでも仕事に集中したかったし、忙しく過ごす中でも、したいことがたくさんあったし、韓国を離れてアメリカに長く滞在しようとしていたばかりだったので……。アメリカで新しい仕事を始めようとしていた時期でもあったんです。僕は恋愛をすると恋人が最優先になるタイプなのですが、今の状況だと仕事が最優先になってしまうと思ったからです。相手に対して安心感や敬意、幸せを与えることができないのであれば、付き合ってはいけないという気持ちがあったので悩みました。もちろん仕事も恋愛もどちらも最優先にすることは可能だとは思うのですが、その時の僕の状況だと恋愛をしたら彼女が2番、3番になってしまう状況だったので余裕はないと思っていたんです。

――先ほど、撮影中、つらかったこと楽しかったことも多かったとおっしゃいましたが、具体的なエピソードをお聞かせください。

チャン・テオ:つらかったことは僕の置かれた状況ですね。自分が望んでいた愛に失敗してしまう過程で僕も人間ですから傷つくこともありました。約11ヶ月間撮影したのですが、その間5~6㎏体重が落ちました。撮影に入った時は71㎏だった体重が終わるときには66㎏になっていたんです。自分なりにマインドコントロールはうまく出来ていたと思っていましたが、それに反して身体は思い通りにいかなかったということですね。よく眠れないこともありましたし。でも誰かを愛したり、片思いをしたら誰しもそのような気持ちを抱くので、よい意味でのつらさだったと思っています。楽しかったことは無人島で撮影したので、韓国とは思えない、まったく違う世界が目の前に広がっていたことです。夜になると波の音やヤギの鳴き声がずっと聞こえて、朝は海霧という霧がたちこめていて、夕方は夕焼けが見えたり……。新しい世界に入りこんで生活している感じだったのが印象的でした。

――番組を通じて“ロマンチックガイ”と呼ばれて、愛する人に尽くす姿が印象的でしたが、実際の恋愛スタイルは? 先ほど恋愛したら彼女が最優先だとおっしゃっていましたが……。

チャン・テオ:わざわざロマンチックにしようと行動していたわけではないのですが、演技をする仕事だから自分の気持ちを表現することが自然にできたのだと思いますし、ピアノも幼いころから習っていたし、手紙を書くのも元々よくやっていたことでした。もちろん高いプレゼントをするのも喜ばれると思いますが、道を歩きながらふと彼女が好きなものを思い出してちょっとしたものを買ったり、アナログに手紙を書いてみたりとか、そういうことをするタイプですね。僕の父親がそういうタイプで、両親が仲良くしているのを見て育だったので。子供の頃、父が僕に手紙を書いてくれたこともありました。だから今改めて考えてみると自分でも無意識のうちに父に似たタイプになったのかもしれません。

――では、お父様が恋愛の師匠ですか?

チャン・テオ:(笑)。父を見て育ったから、自然とそうなったのでしょうね。

――自然に手をつなぐシーンやセリフ、特に花の指輪のシーンは日本でも話題になりました。ストレートな表現が印象的でしたが、どうしたら自然にそんな行動がとれるかが気になりました。

チャン・テオ:手をつないだのは無意識だったので自分でも覚えていないのですが、恋愛するときに真面目なのはつまらないから、相手を最大限楽しませようと努力をするほうです。僕といるときに相手が一番幸せであってほしいって思うから、手をつないだのもいたずらっぽい行動のひとつだったのですが、それが話題になるとは思いもしませんでした。花の指輪はまさか僕が作る過程がオンエアされるとは思っていませんでした。夜中だったからみんな寝ていると思っていたし、散歩しがてら軽い気持ちで作ったのですが、真剣に指先で花を編んでいる姿がオンエアされたので恥ずかしかったです。指輪をプレゼントするシーンだけがオンエアされると思っていたから、あまりに恥ずかしくて途中で見るのをやめたくらいです(笑)。
 

女性出演者から「テオオンニって(笑)」

――MCの皆さんからも「妙な魅力がある」「面白い」「タフガイ」などと呼ばれていましたが、普段のチャン・テオさんもそのままですか?

チャン・テオ:接する相手が誰かによっても違いますが、英語を使う時にはよりいたずらっぽくなるほうで、アメリカで勉強していた時は「一度スタンドコメディをやってみたら?」と提案を受けたくらいです。韓国語で話す時は英語よりもちょっと落ち着いた感じになります。慣れた言語だから、意識的に落ち着いた感じにしている部分もありますね。でも親しい友人に対してはふざけたり、面白く接するほうです。だから「脱出おひとり島」シーズン4で見せている姿は僕の数多くの姿のうちのいくつかだと思います。

――では番組見せている姿は普段のチャン・テオさんそのままで、まだ見せていない部分もあるということですね。

チャン・テオ:そうですね。番組の雰囲気として自分をオーバーに作ったりはできない状況でした。オーバーに自分を飾ったりフェイクで演技したりとかは不可能な現場だったんです。だから番組に出ている姿は僕の姿の中のうちのいくつかということです。画面に映らなかった部分でいうと、おひとり島にいる間、出演していたすべての女性出演者とたくさん話をして悩み相談なんかもよく聞いてあげていたんです。だからみんなから「テオオンニ(お姉さん)」と呼ばれていました。

――「テオオンニ」ですか(笑)。

チャン・テオ:オンエアでは僕とシアン(彼が想いを寄せた女性出演者イ・シアン)とのやり取りだけがクローズアップされたので、ファンの皆さんから「もっといろんな姿が見たかったのに残念だ」というコメントもいただきました。他の出演者たちと仲良くなって朝一緒にジョギングをしたり遊んだりもしました。撮影現場ではそんな普段の人間的な姿もありました。
 

「日本映画には言葉で表現しきれない何かがある」

――お忙しい日々を過ごされていると思いますが、オフの日はなにをしていますか?

チャン・テオ:最近はオフの日がないです(笑)。もともとは家にいるのが好きじゃないのですが、最近は家にいなければいけない状況が続いています。黙って家でゴロゴロするのは好きじゃなくて、人がたくさんいるカフェに行ったり、よく出かけるほうなのですが、最近はベッドで寝るだけの日々が続いているので、外の空気を忘れてしまった感じです(笑)。

――俳優として活動する中で、演じてみたい役、魅力を感じる役を教えてください。

チャン・テオ:これまでにもたくさん受けた質問ですが、俳優として具体的に指定することはないですね。以前は僕の声が低音なのでノアール作品に出て男っぽい姿を見せてみたいとか、ピアノが弾けて音楽が好きだから音楽に関連する映画とか、そんな風に言っていたこともありましたが、それも僕もたくさんの希望の中のひとつであって、実際には機会があればどんな役柄でもジャンルを問わずに経験を積むためにやってみたいです。

――韓国ドラマはご覧になっていますか?

チャン・テオ:時間の余裕がなくてドラマはどうしても長いので、続けてみるのが難しいですね。だから話題になっているものをショート動画やまとめ動画を見ることくらいです。最近だと「おつかれさま」とか「トラウマコード」を見ましたが、トレンディなものは押さえておこうという感じです。

――これから、どんな俳優になりたいですか?

チャン・テオ:韓国人ではありますが、いろいろな国で演技をしてみたいです。演技を始めた頃から世界で一番大きなマーケットであるハリウッド俳優になりたいという夢を持っていましたし、映画を勉強していくと、それぞれの国の映画の歴史を知ることになり、またそれに関連する映画を見るという勉強を続けています。日本映画にも関心が高くて黒澤明監督や小津安二郎監督とか是枝裕和監督をリスペクトしています。映像美や日本ならではの感性を映像によく投影していると思うので、そのような感性を持つ国の作品に僕が出演することができたら光栄に思います。日本の雨に打たれて演技をするのと、ニューヨークの雨に打たれて演技をするのは全然違うので、そういった多様な経験を俳優としてたくさんしたいので、いろいろな国を回って演技する俳優になりたいです。

――日本映画の話が出ましたが、特に印象に残っている作品は?

チャン・テオ:昔、勉強のためにクラッシックな「七人の侍」と「東京物語」を見ました。「嫌われ松子の一生」も演出が素晴らしいので勉強のために5、6回見ましたし「怪物」もよかったです。まだ見ていないのですが賞を獲ったドラマ「SHOGUN 将軍」も見る予定です。日本映画は映画を学ぶ者にとって絶対に外せない、とても魅力的な市場だと思います。

――韓国映画と日本映画の違いは?

チャン・テオ:まったく違いますね。すべての国が違いますが、日本映画は言葉では表現しきれない何かがあります。同じコードの作品でも韓国人が作るのと、日本人が作るのと、アメリカ人が作るのでは全く違うものになります。韓国と日本は飛行機で2時間くらいの距離なのに「どうしてこんな違う雰囲気に作ることができるんだろう」と驚きます。また日本はアニメの市場もものすごいですよね。アニメから受ける影響というのもあると思います。
 

日本で感激「親戚が東京に住んでいる」

――日本のアニメもご覧になりますか?

チャン・テオ:もちろん、たくさん見ています。「呪術廻戦」や「進撃の巨人」。韓国の男子はみんな「NARUTO -ナルト-」「ONE PIECE」「BLEACH」を見て育ちましたよ。最近は「俺だけレベルアップな件」を見ています。

――日本にいらしたことはありますか?

チャン・テオ:コロナ禍の前、大阪に行ったことがあります。大阪は観光名所を除いて、ちょっと韓国に似ているなと思いました。街がとてもきれいで人々は礼儀正しくて食べ物がおいしくて……。あと、日本語のひらがなが書かれた看板の感性がとても印象深かったです。すごく感激して自転車をレンタルして街を見てまわりました。

――食べ物は何がおいしかったですか?

チャン・テオ:日本食は嫌いな人いませんからね、なんでもたくさん食べましたよ。朝は丼物、お昼に寿司を食べて、ちょっとお腹が空いたら間食にラーメンを食べて、夕食に焼き肉を食べて、つけ麺も食べたし……。

――今回の来日もオフの時間はないと思いますが、行きたい場所や食べ物を教えてください。

チャン・テオ:ラーメンが好きなので今回も食べたいですし、おいしい寿司屋にも行きたいです。今、両親が韓国にいるので、今度両親を連れて大阪と京都に旅行に行く計画もしています。親戚が東京に住んでいるし、東京に住んでいる友人も多いので、おすすめの場所を聞いたりもしています。

――日本のカルチャーでほかに関心があることはありますか?

チャン・テオ:J-POP! 好きですよ。imaseさんとか米津玄師さんとか。以前、音楽のプロデューシングも勉強していたのですが、J-POPはコードの進行がユニークだから勉強するのにとてもいいソースになります。
 

「日本で居場所を作って演技をしてみたい」

――今後の活動目標を教えてください。

チャン・テオ:さっき話したように世界中を回って演技をしたいことと、僕ととても親しい俳優が今日本で演劇をしているので、そのお兄さんのように日本で居場所を作って演技をしてみたいという気持ちもあります。僕のSNSのフォロワーは日本の方々が一番多いので、とても感謝していますし、その感謝の気持ちに応えたいと思うので、日本で活動がしたいですし、日本語の勉強も頑張りたいです。

――親しい俳優さんはどなたですか?

チャン・テオ:日本でアイドル活動をした経験もある(2011年にデビューしたグループ「KINO」)イ・シガンさんです。昨日もお兄さんが渋谷を案内してくれてカレーうどんとビールをごちそうしてくれました。

――今日、日本で初の取材を受けていかがでしたか?

チャン・テオ:日本での取材だから日本語で話さなければいけなかったのですが(笑)。初めてでしたがとても楽しかったですし、これからも日本に来るのでまた呼んでください。その時は日本語で話します。

――楽しみにしています。では、最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

チャン・テオ:Kstyleにたくさんの愛を、チャン・テオにもたくさんの愛をよろしくお願いいたします。これから日本に頻繁に来ます。ありがとうございました!



(取材:安部裕子 / 撮影:前手秀紀)

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