ファン・ジョンウム、4億円の横領容疑で執行猶予付き判決に…涙ながらに謝罪

済州(チェジュ)地方裁判所刑事2部(イム・ジェナム部長判事)は本日(25日)午前、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(横領)の疑いで裁判にかけられたファン・ジョンウムに対し、懲役2年・執行猶予4年を宣告した。
ファン・ジョンウムは2022年、フンミンジョンウムエンターテインメントから資金42億ウォン(約4億2,000万円)余りを横領した疑いを受けている。フンミンジョンウムエンターテインメントは、ファン・ジョンウムが100%の持分を所有する家族法人の企画会社で、所属芸能人はファン・ジョンウム1人のみ。
自身が実質所有主である企画会社から資金43億ウォン余りを横領した疑いを受けている。彼女は2022年7月、会社の名義で8億ウォン(約8,000万円)の融資を受けた後、会社の口座にあった7億ウォン(約7,000万円)を仮支給金の名目で自身の個人口座に移し、仮想通貨に投資した。その後、同じ方法で10月まで計13回にわたって会社の資金43億6000万ウォン(約4億3,000万円)のうち、42億ウォン(約4億2,000万円)余りを仮想通貨に投資したことが明らかになった。
さらに、自身に課せられた財産税と地方税を納める目的で、カード代444万ウォン(約44万円)と株式担保ローンの利子100万ウォン(約10万円)もこれらの横領金で納付したことが分かった。
これに関連し、ファン・ジョンウム側は裁判過程で容疑を認め、5月30日と6月5日の2回にわたって被害額を全額弁済し、関連資料を済州地方裁判所に提出したと伝えられた。
この日、裁判部は「被告人が投機的な投資や高価な個人用品を購入するために使った被害額が大きく、罪責が軽くない」としながらも「被害会社は被告人1人の会社で、損害が発生しても被告人に限定される点、横領した金額を全額弁済し、初犯である点などを考慮した」として量刑の理由を説明した。
宣告の過程で涙を流したファン・ジョンウムは、法廷を後にする際も涙を見せた。続いて、取材陣と会った彼女は「心配をかけて申し訳ない。これまで警察署の近くにも行ったことがなかったので、宣告結果を聞いて涙が出た」と短いコメントを伝えた。
また、ファン・ジョンウムの弁護人は「裁判所の決定を尊重する」と付け加えた。
一方、ファン・ジョンウムは43億ウォンの横領事実が明らかになった後、会社を通じて公式立場を発表し「この会社を育ててみようと思っていたところで、2021年頃に周囲の方々からコイン投資を通じて事務所の資金を増やした方がいいと勧められ、まったく知識のないコイン投資を始めることとなった。会社名義の資金ではあったが、私の活動を通じて稼いだ収益だった。未熟な判断をしたと思っている」と頭を下げた。
・ファン・ジョンウムに懲役3年を求刑…4億円の横領容疑
・“横領容疑”ファン・ジョンウム、約4億円を全額弁済「私有財産を処分した」
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- 記者 :
- ハ・スジョン
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