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イ・スンギ&パク・キョンリムら、イ・スンジェさんを弔問「もうゆっくり休んでください」

OSEN
写真=共同取材団
俳優イ・スンジェさんの訃報を受け、芸能界の後輩たちなど多くの人々が葬儀場を訪れ、弔問の列が絶えない。

イ・スンジェさんは11月25日未明に逝去、享年91歳。葬儀はソウル・アサン病院の葬儀場にて執り行われ、喪主には妻チェ・ヒジョンと息子、娘の名前が記された。

同日午後2時から弔問が始まった葬儀場には、李在明大統領をはじめ、俳優のハ・ジョンウ、キム・ヨンゴン、ソ・イェジ、シン・ミナ、キム・ウビン、チャン・ナラ、チェ・ブルアム、パク・ヘミ、ソン・オクスク、ナ・ムニ、イム・ハリョンらから贈られた花輪が数多く並んだ。

このほか、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長をはじめ、俳優のペク・イルソプ、チェ・スジョン&ハ・ヒラ夫妻、キム・ヨンオク、キム・ハクレ、イ・ハンウィ、キム・ヨンチョル、チャン・ヨン、ユ・ドングン、ソン・スンホン、ジュリアン・カン、パク・キョンリム、チェ・ジョヌク、イ・ムセン、パク・スルニョらが弔問に訪れ、故人に最後の別れを告げた。特にパク・スルニョは、イ・スンジェさんの寿衣と遺族の喪服を手作りで準備したと語り、特別な縁を伝えた。

遺体安置所で取材陣と向き合ったイ・スンギは、「イ・スンジェ先生は、生前ずっと私が深く尊敬し、特別なご縁を感じていた方です。先生を思うたび胸が熱くなりましたが、今日はきっと良いところへ行かれたのだと思います。韓国の俳優として長く活動してくださったことは本当に光栄で、後輩たちもその精神を受け継いで誠実に歩んでいくはずです」と深い悲しみを語った。

続けて「先生のご病状が徐々に悪化していることは知っていました。今年初め、突然体調を崩された際に、私と妻(イ・ダイン)でお見舞いに伺ったことがあります。その時にさまざまなお話を交わす時間を持てたのは、本当に幸いでした。大変な中でも、健康な姿を見せたいとエレベーター前まで見送りに出てくださった姿が、今も鮮明に残っています」と振り返った。さらに「本当に残念でなりません。先生は私の結婚式で主礼(チュレ:結婚式で牧師や神父のような役回りを果たす人)も務めてくださり、最後の出演作となった『大家族』のオファーを受けた際にも、『スンギがやるなら必ずやらなければ』とおっしゃってくださったことを思い返すと、胸が締めつけられる思いです」と、故人との深い縁を噛みしめた。

また「あちらでは少しでも楽になり、幸せであってほしいです。先生は最後の最後まで一生懸命に演技に向き合い、『俳優はセリフを忘れてはならない』という信念のもと、記憶力を保とうと努力し続けた方でした。だからこそ、向こうではどうか楽で、幸せなことだけがあってほしいです」とし「皆さんにも先生を偲び、イ・スンジェ先生が歩んできた歴史を多くの方に記憶していただきたい」と呼びかけた。

キム・ソンハンは「タレントを始めたのも、先輩のためでしたので、なおさら胸が痛みます。タレントとしてだけでなく、芸能界では大人の中の大人でしたから、もっと悲しいです。よくお会いし、いつも温かく接してくださっただけに、思いもひときわ強くなります」と語った。続けて「おそらく芸能界すべての人が、イ・スンジェ先輩から学ばなければならないと感じているはずです。そのように正しく、誠実に生き、あれほど仕事に情熱を注いだ方は他にいないでしょう。本当に偉大な方でした。本当に大きな星です。もう向こうでは、台詞を覚える必要もなく、撮影で徹夜することもなく、どうか安らかな場所で元気に過ごしてほしいです」と故人をしのんだ。

また、コメディアンのチェ・ビョンソは「ニュースを見て驚き、すぐに駆けつけました。芸能界で分野を超え、本当に大きな師匠のような存在でした。お会いするたびに、心の奥まで響く言葉をたくさんかけてくださいました。ある雑誌のインタビューで尊敬する人物を尋ねられ、『イ・スンジェ先生』と答えたら、他の芸能人から怒られたこともありますが、信じられません。つい最近まで電話で元気な声を聞いていたので、まだ信じられません」と語った。「40年以上の間、お会いするたびに肩を叩いて励ましてくださり、本当に良い話をたくさんしてくださったので、本を一冊読むよりも勉強になりました」と振り返り、「どうか良い場所でゆっくり休んで、演技ではなく演技指導だけしてもらえたらと思います。ゆっくり休んでください」と追悼の意を表した。

故人と長く縁を結んできたチャン・ヨンも、「覚悟はしていましたが、実際に訃報を聞くと胸が締めつけられる思いです。兄さんとはTBC時代から約55年、ドラマで共演し、時には父のように、時には兄のように、いつも近くで支えてくれた方でした。一方で、とても長い間つらい闘病を続けてこられました。約1年ほど苦しまれましたが、むしろあの世には先に行った仲間がたくさん待っているでしょうから、寂しくはないはずです。どうか安らかに旅立ってほしい。心より冥福を祈ります」と語った。さらに「先生は常に『舞台で倒れるのが一番の幸せだ』とおっしゃっていました。しかし私たちはずっと、無理をなさっているのではないかと心配していました。それでも私たち後輩にとっては、いつも手本であり、メンターで憧れであり、本当に偉大な先輩でした。どうか向こうでは安らかに過ごされますよう、心から願っています」と故人への思いを込めた。

続けてパク・キョンリムは「いつも模範となってくださる大先輩であり、後輩たちに良い言葉を本当にたくさんかけてくださった方なので、胸が痛みます。最近、体調が優れないという話を聞いて心の中で応援していましたが、どうかあちらでは健やかでありますように。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と述べた。さらに「先生はこれまで、文化芸術に携わる人はこうあるべきだという姿を、言葉ではなく行動で示してくださいました。心から感謝申し上げます。先輩がそうであったように、私たち後輩もその道を歩んでいきたいと思います。どうか向こうではお身体を大切に、幸せでいてください」と深い思いを込めて語った。

キム・ハクチョルは「先日、私が出演した演劇『ゴドーを待ちながら』を先生が観に来てくださり、励ましてくださって本当に喜んでいました。それだけに、今日こうして訃報に接するのがまるで夢のようです」とし「生前、私は先生と『野人時代』や『夢の宮殿』、『張禧嬪[チャン・ヒビン]』などで共演しました。いつも励まし、支えになってくださったイ・スンジェ先生、本当にありがとうございました。どうかゆっくりお休みください。いつか天国で再びお会いできたら、そのときは一緒に素敵な舞台を作りましょう」と目を潤ませながら故人をしのんだ。

また、イ・スンジェさんと作品での共演こそなかったチェ・ヒョヌクも葬儀場に駆け付けた。取材陣の前に姿を見せた彼は、頭を下げたまま「ただ、一度でいいからお会いしたかったです」と言葉を絞り出した。さらに「(訃報を聞いて)本当に胸が痛かったです。どうかゆっくり休んでほしい。授賞式で先生が演劇の舞台に立たれた映像を拝見しましたが、それを思い返すと心が締めつけられるようでした」とし、「作品で一度もご一緒できなかったことが本当に残念です。どうか心から幸せでいてほしいです」と涙をこらえる様子を見せた。

この日の午後からは、KBS別館に一般弔問客のための追悼空間が設けられた。出棺は27日午前6時20分に執り行われ、葬地は利川(イチョン)のエデン楽園となっている。
元記事配信日時 : 
記者 : 
キム・ナヨン

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