イ・ムセン、Netfix「あなたが殺した」で長髪姿を披露“女性の大変さが分かった”
写真=Netflixイ・ムセンは最近、ソウル龍山(ヨンサン)区のあるカフェで行われたNetflixシリーズ「あなたが殺した」放送終了インタビューで、自身が演じたチン・ソベクのヘアスタイルや中国語など、さまざまな裏話を明かした。
同作は、逃げられない現実に追い詰められ、殺人を決意した2人の女性が予想外の事件に巻き込まれるストーリーを描く。原作は、日本の人気作家・奥田英朗の傑作サスペンス小説「ナオミとカナコ」だ。
チン・ソベクはミステリアスな人物であるだけに、“曖昧さ”を重視して表現したという彼は「序盤は悪役だと思っていたのに、そうではなくて良かったという反応も多くありました。監督にも明確な意図があったはずです。一種のどんでん返しとも言える部分なので、そこに集中して演じたいと思いました。僕が以前悪役を演じたこともあり、視聴者の方々にもそのようなイメージがあったのでしょう。でも、悪役に見える人が思いがけず助けてくれる点に快感のようなものがあったのだと思います。そういった点については監督や脚本家さんともたくさん話し合いました」と振り返った。
写真=ALIEN COMPANYドラマの後半で髪を切る理由については「問題が解決した後、タバコもやめて髪も切ることで新しい人生を始めるタイミングだと感じました。髪が長かったのは、そうした部分にあまり関心を持たない人物だからです。デパートでスタイリングしたのが全てで、普段は自分だけのスタイルを貫くタイプでした。しかし、ウンス(チョン・ソニ)とヒス(イ・ユミ)に出会ってから心境に変化が生まれました。2人が『髪を切ってみてはどうか』と提案してくれたのです。それまではそのような考えはなかったのですが、切ってみようと思えたのです。社会のルールに従って生きる人ではない彼にとって、それは小さなことのようでいて大きな変化だったのではないかと思います」と語った。
長髪に対する周囲の反応について、彼は「最初は『どうして長髪にしたのか』と聞かれました。理由を説明すると、『そうなんだ、新しい姿が見られて良い』と言ってもらえました。台本読み合わせの際も好意的で、意外と似合うという意見をいただきました。監督から『台本読み合わせの時にその髪型をしてみたらどうか』と言われ、実際にやってみましたが、悪くないと言われました。僕ではないようで、ウィッグやゴールドチェーンが少しぎこちなかったのですが、そのぎこちなさも含めて受け入れ、役に没入して演じました。もし違和感があれば変えたと思いますが、結果的に気に入ったスタイルになりました」と語った。
ウィッグを使って挑戦した長髪については、「時間的にここまで伸ばすことはできなかったので、部分的にウィッグを使いました。撮影が終わって次の作品がどうなるか分からなかったので、少しだけ維持していましたが、他のスケジュールの都合で切った記憶があります。初めてだったので、シャンプーの量も多めになりました。耳にかけたりして、気を使うことも多かったです。女性の皆さんは本当に大変だなと思いました。多くのことを感じました」と語り、笑いを誘った。
ネイティブスピーカーのように話さなければならなかった中国語については「先生に多くの助言を求めました。意図したわけではなかったのですが、これまで日本人を演じたり、中国語を話す作品に多く出演してきました。口が脳であるかのように、ポンと叩けばすぐに出てこなければならないレベルだと思います。先生が聞かせてくれる言葉を、寝ていても起き上がって話せるほど練習するしかありませんでした。精一杯頑張りました。とはいえ、中国語だけの役ではないので、インパクトのある部分を中心に取り組みました。韓国語のセリフを中国語に変えたところもあります。劇中『僕が言った言葉のせいで』というセリフは独り言なので中国語が出てくるかもしれないと思いました。また、ウンスが中国語を理解できるので『文句を言うな』と言う時も中国語に変えてやりました。そういった部分がむしろインパクトを与えるのではないかと思ったんです。先生に確認して覚えた記憶があります。あまりにもミステリアスな人物で、中国人なのか韓国人なのか分からないキャラクターなので、その時々でどうすればセリフを活かせるか悩みました」と制作秘話を語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・スイン
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