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“引退宣言”チョ・ジヌン、11年前に監督を暴行?一部ではいじめ被害者説、復帰を要求する声も

マイデイリー
写真=マイデイリー DB
ドキュメンタリー映画監督のホ・チョルが過去、俳優チョ・ジヌンから受けた暴行被害を告白しながらも、許すという意思を明かした。

ホ監督は7日、自身のSNSアカウントに「2014年ある日、私の顔を拳で殴った人がいた。反撃する隙もなく周りが止めて、一方的に短い時間にたくさん殴られた記憶」とし、「私を殴った人がチョ・ジヌンだ。隣に座っていた彼が何の理由もなくいきなり殴った」と長文の書き込みを掲載した。

続いて「マネージャーを通じて正式に謝罪を求めた。しかし、彼は謝罪しなかった。何の罪もないマネージャーだけが私の前で跪いて、どうしていいか慌てていた。その夜、他の若い俳優(今は有名俳優になった)に氷を被せ、殴ったそうだ」とし、「何日経っても謝らなかった。覚えていないと言って」と振り返った。

そしてすぐに「彼に関するニュースを見て、彼の過去の履歴を知った。ところでおかしなことに、自分の心の中で違う気持ちが芽生えた。初めて“そうだったんだ……”と許す気持ちがあった」とし、「この俳優に対する憤怒ではなく、世の中の人に対する怒りが上がってくる。引退に追い込む人たちの視線と指差し」と残念な気持ちを見せた。

ホ監督は「どうか、また演技活動をしてほしい。いつかまた会ったら、焼酎を飲んで私に一回だけビンタされてクールに振り払おう」と応援した。

チョ・ジヌンは5日、未成年時代に重犯罪を犯し、特加法上強盗強姦(1994年基準)で少年院に送致されたことが明かされた。無名時代、暴行の疑いで罰金刑処分を受けた。飲酒運転で免許取消処分を受けたことも明らかになった。

これに対し、事務所SARAMエンターテインメントは「未成年の時、過ちを犯していた」とし、少年犯疑惑を認めながらも「性的暴行に関する行為とは無関係だ」と公式立場を明かした。それでも世論は悪化し、結局、チョ・ジヌンは6日「本日付ですべての活動を中断、俳優の道にピリオドを打つ」と引退を宣言した。

一方では、彼がいじめの被害者だったという文章も登場した。あるネットユーザーはオンラインコミュニティに「後輩が書いたチョ・ジヌン高校時代の生活」というタイトルの投稿を掲載。

この投稿者は、自身が1995年に高校2年生だった時、同じ学校の演劇部でチョ・ジヌン(本名チョ・ウォンジュン)を初めて見たと明かした。彼は「当時の先輩の名前はチョ・ウォンジュンで、演劇部の3年生先輩だった」とし、「クラスに一人くらいいる、背が高くぽっちゃりしていて優しい先輩という感じだった」と回想した。

当時の学校の雰囲気を「今でも考えると地獄だった」と述べ、「演劇の練習をしていると、3年のいじめグループが何の理由もなく入ってきてウォンジュン兄さんを殴った。理由はなかった。後輩たちを見ているだけでも、理由なく揚げ足を取って殴った」と説明した。

続けて「ウォンジュン兄さんは実際にはいじめグループなどとは全く関係なく、むしろ彼らに苦しめられながら学校生活を送っていた。年齢はおそらく同じ学年より1歳年上だったと思うが、ただ殴られても反撃もせず、最近の言葉で言えば“パシり”のような存在だったと言える」と語った。

さまざまな疑惑に巻き込まれているチョ・ジヌン。韓国国務総理傘下の検察改革推進団のパク・チャンウン諮問委員長は、この状況をうけ「集団リンチ」と表現し、彼の復帰を望むという意見を示した。

パク・チャンウン委員長は「チョ・ジヌン氏の人生ストーリーは、我々の社会が歓迎すべき希望の物語だ。一人の人間の生涯を、少年時代の記録一行で断じることは、正義ではなく暴力である。非行少年期を過ごした人々に希望を断つ社会、大韓民国がそんな国であってはならない。私はチョ・ジヌン氏の復帰を望む」と述べている。

・チョ・ジヌン、学生時代に性的暴行・窃盗で少年院へ?DisPatchの報道に衝撃

・チョ・ジヌン、芸能界引退を宣言…過去の非行問題で謝罪 「シグナル」など多くの作品に出演

【ホ・チョル監督 投稿文】

中学のとき、友達と殴り合いをしてから大人になって誰かに初めて殴られた。2014年ある日、私の顔を拳で殴った人がいた。反撃する隙もなく周りが止めて、一方的に短い時間にたくさん殴られた記憶がある。それもすごく遅い時間でもなく、ある監督の映画の成功を祈る祭事をして車で移動していたところ、車の中で起きたことだ。

私を殴った人がチョ・ジヌンだ。隣に座っていた彼が何の理由もなくいきなり殴った。他の人たちが止めるといきなり泣き始める。困惑した。なんだろう? こんな呆れた経験はなんだろう。私はこの日、彼に初めて会った。全く理解できなかった。

マネージャーを通じて正式に謝罪を求めた。しかし、彼は謝罪しなかった。何の罪もないマネージャーだけが私の前で跪いて、どうしていいか慌てていた。その夜、他の若い俳優(今は有名俳優になった)に氷を被せ、殴ったそうだ。それも謝りに来ることを隣の店で私が待っている間に。

何日が経っても謝らなかった。覚えていないと。その後、画面から彼の顔が見えたら消した。あの日のことを思い出して怒りが込み上げてきたから。トラウマになった。ところが、周りの映画関係者たちに愚痴をこぼしてもみんな“どうしてだろう?”と笑って過ごす。だから、仕舞っておいたままにしてきた。ところが……。

今日、彼に関するニュースを見て、彼の過去の履歴を知った。ところでおかしなことに、自分の心の中で違う気持ちが芽生えた。初めて“そうだったんだ……”と許す気持ちがあった。この俳優に対する憤怒ではなく、世の中の人に対する怒りが上がってくる。引退に追い込む人たちの視線と指差しだ。

これまで私は何の脈略もなく、暴力を受けた、起きた現象に対して怒っていた。とても恥ずかしい。私はなぜあの人がそんな行動をしたのか気にしないで、理解しようとしなかったのだろうか?私も今、あのたくさんの指差している人たちと同じじゃないか。彼らに対する怒りは結局、自分自身に対する失望だ。

どうか、また演技活動をしてほしい。いつかまた会ったら、焼酎を飲んで私に一回だけビンタされてクールに振り払おう。

元記事配信日時 : 
記者 : 
カン・ダユン

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