「スプリング・フィーバー」イ・ジュビン“ラブシーンはアクションに近かった…アン・ボヒョンとは戦友に”
写真=キーイーストイ・ジュビンに春が訪れた。tvN月火ドラマ「スプリング・フィーバー」で、心に傷を抱えた倫理教師ユン・ボム役を通じ、女優人生における最高のキャラクターを更新した彼女。これまでの都会的なイメージを脱ぎ捨て、愛らしいヒロインとして視聴者の心をつかんだ。
「スプリング・フィーバー」は、心の扉を閉じた教師ユン・ボム(イ・ジュビン)と、熱い心臓を持つ男ソン・ジェギュ(アン・ボヒョン)の凍りついた心も溶かす、ピンク色のロマンスを描いた。
ショート動画の累計再生回数は4億回を突破し、人気の中で幕を閉じた「スプリング・フィーバー」は、彼女にとって特別な意味を持つ作品だ。「涙の女王」に続いて再び多くの視聴者から支持され、ヒロインとして存在感を見せた作品であるためだ。ユン・ボムとして温かい春風を届けた彼女が、放送終了後のインタビューで率直な思いを語った。
イ・ジュビン:名残惜しさも寂しさもありますが、私にとって意味の大きい作品なので、気持ちよく送り出せそうです。楽しくご覧いただけたなら、それが私の幸せです。感謝の気持ちをお伝えしたいです。
―― どんな点が一番寂しいですか?
イ・ジュビン:地方でのオールロケは今回が初めてでした。6ヶ月間、宿所を借りて第二の家のように長く過ごしていたんです。撮影がすべて終わった時、上京したような感覚で、少し寂しさを感じました。
――浦項(ポハン)での生活はいかがでしたか?
イ・ジュビン:ずっと浦項に滞在していたわけではないのですが、浦項は海がきれいですよね。休みの日には一人でレンタカーを借りて出かけたり、時間ができればスタッフとカフェに行ったりして、旅行しながら撮影しているような感覚でした。
――ショート動画で4億回再生を記録しましたが、人気を実感した瞬間はありますか?
イ・ジュビン:「涙の女王」の次に面白かったと言っていただき、私たちのドラマがたくさんの方に愛されているんだと実感しました。最近、グラビア撮影の際に、あるお母さんと娘さんが手作りのドゥチョンク(ドバイもちクッキー)をくださり、『楽しく拝見しました』と声をかけていただいたり、客室乗務員の方々からも『ドラマが終わって寂しいです』と言っていただいたりして、人気を実感しています。
――好反応の理由は何だと思いますか?
イ・ジュビン:やはり、アン・ボヒョンさんのキャラクターの表現力と、2人のフィジカル面でのケミストリー(相手との相性)が良かったのではないかと思います。重いテーマというよりは、笑えて気分が明るくなり、ドキドキできる要素が大きかったのではないでしょうか。
写真=tvNイ・ジュビン:ソン・ジェギュという人物にアン・ボヒョンさんを重ねてみると、台本がすらすら読めました。ボムも負けないくらい印象的なキャラクターだと思いました。ボムにも漫画的な要素は確かにありましたが、ジェギュがあまりにも強烈だったので、2人の相乗効果が生まれたと思います。ボムはコミカルな要素が強く、周りにいそうな人物という点で惹かれました。
――体格差を際立たせるために、外見面で気を使った点はありましたか?
イ・ジュビン:体格差が重要な作品だったのですが、痩せすぎると顔映りが良くないと思い、スタイリングに気を配りました。前半は暗いキャラクターなので、無彩色の衣装にまとめた髪、ナチュラルメイクという落ち着いた雰囲気でした。後半に進むにつれて春がやってきたようなイメージで、メイクや衣装を徐々に華やかにしていきました。スカートを履いたり、ウィッグをつけたりもしました。
――海辺のシーンでフラットシューズだったのは意図したものだったのでしょうか?
イ・ジュビン:過去のボムは“倫理の女神”というイメージから、ヒールをよく履いていました。ですが現在のボムは、一度傷を負い、より自分らしい自然体の姿を見せたいと思ったんです。自信に満ちていた頃よりも、ジェギュと一緒にいることで得られる安心感が大きくなっている状態なので、自然とフラットシューズを選びました。
――心の傷を克服する過程はどのように表現しましたか?
イ・ジュビン:全ての出来事は、彼女のトラウマに関係していました。ドラマ全体のトーンは明るく軽快ですが、ボムは極端な選択まで考えるほどの深い痛みを抱えた人物なので、表現に関してはすごく悩みました。そこでトーンを3段階準備し、現場で監督に選んでいただきました。台本に忠実に演じることを心がけつつ、ジェギュの行動に巻き込まれていく立場でもあるので、むしろ流れに身を任せようと思いました。
――アン・ボヒョンさんは現場でどんな俳優だと思いましたか?
イ・ジュビン:繊細で責任感があり、「できません」と言わない俳優です。頼もしくて、安心感を与えてくれる存在でした。そして手が本当に大きかったです(笑)。現場でもずっとトレーニングをしていて、運動がすっかり体に染みついている人なんだなと思いました。それから、いつも私より背が高くて見上げることが多かったのも印象的です。ラブコメではありましたが、体をたくさん使う作品だったので、戦友のような気持ちも生まれました。
――ラブシーンが話題になりましたが、アン・ボヒョンさんと息は合いましたか?
イ・ジュビン:ただ抱きしめてキスするだけではなく、アクションに近いシーンでした。漫画のように抱き上げて一回転する場面だったのですが、「こんなことまでできるなんて」と驚きました。むしろスポーツ界に進むべき人材だったのでは、と思ったくらいです(笑)。金メダリストになっていたかもしれませんね。
――ユン・ボムとのシンクロ率はどれくらいだと思いますか?
イ・ジュビン:70%くらいでしょうか。外見はクールで気難しく見える一方で、中身は人が好きで、人を笑わせたいという欲もあるところが似ています。ただ、ボムはあの出来事が起こる前までは本当に人気者で、たくさん愛されて育ってきましたよね。私はどちらかというと、それよりも慎重なタイプです。

イ・ジュビン:そう呼んでいただけるなら本当にありがたいです。放送局に関係なく、どんなジャンルであっても挑戦したいです。
――主演としてのプレッシャーから、悩みがたくさんあったと聞きました。
イ・ジュビン:デビューから数年経ちますが、主演は全く別の感覚でした。重みや責任の大きさに戸惑い、「自分にその資格があるのだろうか」と何度も自問しました。それでも無事にやり遂げられて、少し自信がついたと思います。
――初主演作では成績面でやや物足りないという反応もありましたが、その後どのように気持ちを立て直しましたか?
イ・ジュビン:最初は一人で自分をすごく責めました。しかし、それもまた傲慢だったなと思ったんです。作品には多くの方たちの技術やキャリアが込められているのに、そう考えるのは傲慢ではないかと思い、気持ちを切り替えようとしました。今やっている作品とキャラクター、そして現場に集中しようと努めました。
――イ・ジュビンさんの写真が盗用され、詐欺に悪用されたという被害について聞きましたが、どのような状況だったのでしょうか。
イ・ジュビン:裁判所から事務所に連絡があり、私の証明写真を使って住民登録証を偽造した詐欺事件があったそうです。出頭して本人確認を求められました。その写真は一度や二度ではなく、今も東南アジアなどで使われていると聞いています。
――直接的な被害はありませんでしたか?
イ・ジュビン:最初は怖かったです。女優になる前からその写真が広く出回っていて、誤解を受けることも多くありました。SNSでファンの方から「中古車ディーラーが使っている」「虚偽の物件に使われている」と聞き、当時はとてもつらかったです。しかし、もう10年近く前の写真なので、今は受け流しています。
――今後挑戦したいジャンルはありますか?
イ・ジュビン:今回はコメディ色の強いラブコメでしたが、次はもっとロマンスの要素が強い作品をやってみたいです。医師、検事、記者などの専門的なジャンルや、体が大丈夫であればアクションにも挑戦したいです。
――デビュー10周年ですが、デビュー初期と変わった点はありますか?
イ・ジュビン:少し余裕が生まれました。以前は「うまくやらなきゃ」「失敗してはいけない」という思いが強かったのですが、今は物事には流れがあり、欲張りをしすぎるとかえってうまくいかないということが分かりました。現場の空気や流れ、そして人を信頼することが、もっと大切であり、必要だと感じています。
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