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映画「私の名前は」ヨム・ヘラン“国民の母親?一つのイメージに固定されることを警戒している”

Newsen
女優ヨム・ヘランが、「一つのイメージに固定されたくない」と語った。

映画「私の名前は」(監督:チョン・ジヨン)に出演したヨム・ヘランは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区某所で行われたインタビューで、公開を控えた感想などを語った。

映画「私の名前は」は、自分の名前を消してしまいたいと願う18歳の息子ヨンオクと、1949年の済州(チェジュ)の痛ましい記憶と向き合おうとする母ジョンスンの軌跡を追った作品だ。今年、「ベルリン国際映画祭」のフォーラム部門に選出され、海外メディアや観客から高い評価を受けた。平和な済州の風景の裏に隠された、胸の奥に埋めていた78年前の悲しい約束が浮かび上がる中、ヨム・ヘランは済州の母ジョンスン役を演じた。

この日ヨム・ヘランは「済州島四・三事件にはこれまで他の作品を通じて触れる機会はありましたが、チョン・ジヨン監督は今作について、作家主義が込められた独立映画ではなく、多くの観客が観る商業映画であることを望んでいるとおっしゃいました。そのような点でどのようにアプローチするべきか、たくさん悩みました」と振り返った。

彼女は「済州の物語は、映画で扱うことが難しいテーマだとされていますし、済州の方たちにとっては鋭敏な問題です。私は物語を作る人ではなく、体で表現する人ですが、政治色が入っていないか、利用まではいかなくても、そのように消費している部分はないか気をつけながら、慎重にアプローチしました」と伝えた。

済州島民から「方言が上手だ」という賞賛を受けたというヨム・ヘランは、「すごく嬉しかったです」とし「監督が、字幕なしで多くの人々に観てほしいとおっしゃいましたので、明確な基準を定め、方言を準備しました」と話した。

続いて「済州島が持っている特殊な歴史性や情緒へのアプローチはとても難しかったですが、最大限努力しようという気持ちでやりました」としながら、「それまでは『私たちの国に済州島のような美しい場所があって嬉しい』という程度だったとしたら、今はそこに心が痛む悲しい部分が加わりました」とつけ加えた。

この日のインタビューで「主演はもうやめなければいけないのではと思います」と主演俳優としてのプレッシャーを明かしたヨム・ヘランは、「10年前の自分だったら、『ベルリン国際映画祭』や『ベネチア国際映画祭』に行けるとは思っていなかったと思います」と語った。

Netflixシリーズ「おつかれさま」などで母親役を次々と演じ、新たな“国民の母”と呼ばれていることについては、「私は悪役にも挑戦するつもりですが、その時も応援してもらえるかなと思うとプレッシャーも感じます」と率直な思いを告白。また、「これほどまでに大きな応援と支持を受けるキャラクターに出会えたことは、何物にも代えがたい大きな財産です」と語った。

続けて「一つのイメージに固定されることは警戒したいです」と語り、「以前とは違う自分を見つけて、さらに挑戦していきたいです」と意欲を見せた。積極的にバラエティ番組い出演をしないのも、そのためだという。「私に娘がいることも、結婚していることも知られないままでいたかったんです」と語ったヨム・ヘランは、「未婚の女性の役を演じるかもしれないじゃないですか。一人暮らしの楽しさや孤独を描く作品に出演するなら、できるだけ私生活について知られたくないと思うんです。情報が全くない“プラスマイナスゼロ”の存在として、女優としてだけ見てもらえたら嬉しいです」と率直な思いを明かした。

元記事配信日時 : 
記者 : 
ペ・ヒョジュ

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