
写真=BELIFT LAB
ENHYPENが、圧倒的なステージ掌握力と強烈なエネルギーで、新たなワールドツアーの華々しい幕を開けた。すべての瞬間がクライマックスであり、“パフォーマンスキング”ENHYPENの真価を改めて知らしめる時間となった。
彼らは、5月1日から3日までの3日間、ソウル・松坡(ソンパ)区のオリンピック公園KSPO DOMEにて、4度目のワールドツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ‘BLOOD SAGA'」(以下「BLOOD SAGA」)を開催した。今回の公演は、3日間で約3万2000人のENGENE(ファンダム名)が会場を埋め尽くしたほか、日本、アメリカ、タイ、ドイツなど世界109の国と地域のファンがオンライン・ライブストリーミングを通じて熱狂を共にした。
公演名の通り、「君」と永遠の「血の叙事詩」(BLOOD SAGA)を分かち合うというヴァンパイアの強い意志が会場の至る所に散りばめられ、観客を壮大なダークファンタジーの世界へと誘った。コウモリの形に設計された突出ステージや構造物はもちろん、暗闇の中で赤く交差する大胆な照明演出、そして緊迫感を高めるバンドサウンドが加わり、現実とファンタジーの境界を崩す没入感を提供した。ENHYPENは、これまでに培った内功を惜しみなく注ぎ込み、160分間で計27曲を熱唱。密度の高いステージを完成させた。
すべてのステージが一編のダークファンタジー・ミュージカルのように有機的に繋がっていた。オープニングから、メンバー7人の猛烈な勢いが会場を圧倒。ENHYPENは「Knife」「Daydream」「Outside」で、世界の抑圧を突き抜け「君」のもとへ届こうとする執念を鋭く表現し、公演の始まりを告げた。続いて、幸せな未来を描きながら「Big Girls Don't Cry」「Sleep Tight」「Bills」を甘く歌い上げ雰囲気を一変させた後、「Blockbuster」や「Future Perfect (Pass the MIC)」などを息つく暇もなく畳み掛け、客席からは大きな合唱が沸き起こった。
会場全体を一つのステージとして活用した立体的な演出も際立っていた。ヴァンパイア追跡隊に変身した数十人のダンサーが赤いマントを羽織り、客席やステージの至る所を駆け巡ることで緊張感を高めた。不気味な雰囲気の中で披露された「Drunk-Dazed」「Bite Me」「CRIMINAL LOVE」は、情熱的な群舞で観客のアドレナリンを爆発させた。また、初公開となった「Stealer」のステージでは、難易度の高い振り付けをこなしながら、ファルセットと低音を自由自在に行き来するメンバーたちの安定したボーカル力が光った。
熱烈なアンコールの声に応えて再びステージに上がったメンバーたちは、「Knife」「Go Big or Go Home」「Paranormal」を観客と共に歌い、残されたエネルギーのすべてを燃やし尽くすような刺激的なフィナーレを飾った。
公演の最後に、ENHYPENは「3日間があっという間に過ぎたと感じるほど、ENGENEが幸せな時間を作ってくれた。皆さんにとっても忘れられない時間であったことを願う」とし「6人でENGENEと一緒に作り上げるコンサートにしたいという思いで準備したツアーだったので、共に楽しむことができたと思う」と伝えた。続けて「ENGENEのおかげで、今回のツアーのスタートを成功裏に切ることができた。『BLOOD SAGA』にたくさんの関心と期待をお願いしたい。ワールドツアーの期間、健康に過ごして巡って来る」と決意を語った。
ソウル公演を終えたENHYPENは、4回目のワールドツアー「BLOOD SAGA」の本格的な旅路に出る。7~8月に南米と北米を巡り、10月にはマカオ、そして12月から来年2月にかけては初の日本4大ドームツアーが予定されている。その後、来年3月までアジアやヨーロッパなど、世界21都市を巡る全32公演の規模でツアーを開催し、グローバルなENGENEと対面する予定だ。