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チェ・ジョンヒョプ、初の日本人役にプレッシャーも…2度目の日本ドラマで見つけた“自分らしさ”とは?

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撮影:コウ ユウシエン

TBSドラマ「Eye Love You」で韓国人留学生のテオ役を演じ、日本でも大きな注目を集めたチェ・ジョンヒョプが、ABEMAオリジナルドラマ「バカンスの法則」で再び日本ドラマに出演し、話題に。本作で演じるのは、ミステリアスな別荘の管理人・西上(にしがみ)役。「Eye Love You」で見せた愛らしい青年像とはひと味違う、新たな魅力を披露している。

すらりとした長身と柔らかな雰囲気をまとった彼は、インタビューでも一つひとつの質問に丁寧に耳を傾けながら、慎重に言葉を選んで語ってくれた。



2度目の日本ドラマ出演が実現「現場にも自然となじんで…」

撮影:コウ ユウシエン
――2024年に出演されたTBSドラマ「Eye Love You」以来、2度目となる日本のドラマですが、撮影はいかがでしたか? 取り組み方や意思疎通など、変化を感じたことはありましたか?

チェ・ジョンヒョプ:作品に向き合う姿勢そのものは前回と変わりませんが、2度目の経験ということもあり、撮影の流れをある程度理解できていたので、前回よりスムーズに臨めた部分はあったと思います。現場で使う専門用語も少しずつ分かるようになったので、自然とその場になじめた感覚もありました。そして何より、温かく支えてくださったスタッフの皆さんや、常にサポートしてくださった通訳の方々のおかげで、無事にやり遂げられたと思っています。

――出演を決めた理由をお聞かせください。

チェ・ジョンヒョプ:登場するキャラクターや、作品の魅力に惹かれて出演を決めました。自分にとって、また一つ素晴らしい経験になりそうだと感じたことも理由です。

――台本を読んだ時の印象は、いかがでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:最初に台本を読んだ時、脚本・演出が漫画家の方ならではの個性豊かなキャラクターたちがしっかりと描かれていて、とても興味深く読むことができました。僕が演じる西上(にしがみ)というキャラクターも、とても魅力的に感じました。

(C)AbemaTV, Inc.
――西上は、謎めいたミステリアスな人物ですが、演じてみた感想をお聞かせください。

チェ・ジョンヒョプ:ミステリアスな役どころを、自分なりにどう表現すればいいのか、ずっと模索していました。悩みながら演じていたのですが、ご一緒したキャストの皆さんが、それぞれに際立った個性と魅力を持って演じてくださっていたので、それに引き立てられる形で、よりミステリアスな存在として見せることができたかなと思います。

――演じるうえで、何か意識したことはありますか?

チェ・ジョンヒョプ:ずっと考えていたのは、日本人ではない韓国人の僕がこの役を演じること、そしてチェ・ジョンヒョプが演じることで、作品にどのような相乗効果を生み出せるのか、ということでした。ミステリアスだからといって、何か奇をてらった表現をするわけではありませんし、僕が演じるからといって、それだけで特別になるわけでもないのですが、“自分ならではのカラー”をこの役にどう滲ませることができるか、その点を深く突き詰めようとしました。

――“別荘の管理人”という設定については、いかがでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:実は、もともと自分が思い描いていた管理人像と、日本で一般的にイメージされている管理人の役割が、少し違っていたんです。日本における立ち位置やイメージを学んでいくプロセスは、僕にとって新しい発見ばかりで、新鮮で面白かったですね。日本での管理人像を意識しながら演じること自体が楽しかったですし、「自分ならどう体現できるだろうか」と考えを巡らせる時間も、興味深い経験でした。


日本人役にプレッシャーも?撮影中の“楽しみ”とは

撮影:コウ ユウシエン
――日本のキャストのみなさんと共演してみて、いかがでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:みなさん本当に優しくて、親切に接してくださいました。演じている最中も、常に僕が演じやすいように細やかな気遣いをしてくださったので、とてもリラックスして臨むことができたと思います。僕は管理人という役柄上、一歩引いてみなさんを見守るポジションだったのですが、共演者のみなさんの掛け合いが面白すぎて(笑)、毎回、シーンを撮るたびに笑いをこらえるのが大変でした。キャストとして参加しながらも、半分は視聴者のような気持ちで見ていられたのも、楽しい思い出です。

――ヒロインの星野緑役を橋本環奈さんが演じられました。何かエピソードはありますか?

チェ・ジョンヒョプ:橋本環奈さんはもちろんのこと、共演者のみなさん全員に感謝の言葉を伝えたいです。役柄の特性もありますし、日本語などの至らない点もあって、セリフ自体はそれほど多くありませんでした。ですが、みなさんが素晴らしい演技と絶妙な動きで、その余白を自然に埋めて、サポートしてくださったんです。緑のお兄さん役を演じた勝地涼さんも、コミカルな演技で盛り上げてくれましたし、環奈さんも繊細な演技で感情を自然に届けてくださったので、僕も引き込まれるように、安心して演じることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

(C)AbemaTV, Inc.
――西上は謎に包まれた人物として、その正体を隠しています。先の展開を考えて、切なくなったりしましたか?

チェ・ジョンヒョプ:僕が役としてもっとも意識していたのは、西上が「何百年もの歳月を生きてきた存在」であるということでした。果てしない時間を過ごすなかで、きっと数え切れないほどの愛や別れを経験してきたはずです。だから、そうした悲しみや喪失といった感情に対しては、ある程度「慣れてしまった」人物なのかなと。

ですので、別荘にやってきた緑たちに対しても、何か身構えて接していたわけではなく、最初はただ見守り、管理する対象に過ぎなかった人々が、同じ時間を重ねていくうちに、心の中で少しずつ特別な存在へと変わっていく。むしろ、その徐々に変化していく感情の機微を丁寧に表現したいと思っていました。

――前作「Eye Love You」では韓国人留学生という役でしたが、今回は日本人役ということで、セリフはどのように覚えたのでしょうか?

チェ・ジョンヒョプ:正直なところ、最初はものすごいプレッシャーでした。テオのイメージが、今でも視聴者のみなさんに強く残っていると思ったので、今回はそのイメージから離れて、新しいキャラクターとして見ていただけるように努力しました。

セリフに関しては、どうしても言葉の自然な区切り方が難しく、どこで分ければ自然に聞こえるだろうと、一つずつ確認しながら覚えていく作業がありました。韓国語には存在しない単語を覚えては口に出し、また覚えては口に出す……その地道な繰り返しです。もし、拙く聞こえる部分があっても、そこはぜひ、温かい目で見ていただけるとうれしいです(笑)。

(C)AbemaTV, Inc.
――日本と韓国のドラマ制作の違いで、何か感じたことはありますか?

チェ・ジョンヒョプ:そうですね……。本質的にはそこまで大きな差はないと感じています。僕自身、日本の作品はまだ2作目ですし、韓国でもそれほど多くの本数を経験しているわけではないので、両国を比較して「ここが違う」と一概に表現するのは難しいのですが……。

ただ一つ確信しているのは、日本でも韓国でも、一つの作品を創り上げるために、スタッフもキャストも全員が並外れた情熱を持って向き合っているということです。そのものづくりにかける熱意の大きさは、どちらの現場も全く同じでした。

――撮影中の楽しみはありましたか?

チェ・ジョンヒョプ:今回の撮影現場には、いつも温かくて美味しいケータリングを用意してくださる方がいて、そのご飯が本当に絶品でした。わざわざ外に食べに行かなくても、現場でご飯をいただく時間が、何よりの楽しみになっていました(笑)。

――合間に日本の観光などもできましたか?

チェ・ジョンヒョプ:実は撮影がない日は、韓国に戻って別のスケジュールをこなしていたため、日本と韓国を行き来する日々だったんです。ですので、ゆっくりと観光したり、グルメを堪能したりする時間はほとんど取れませんでした。

――食べることが大好きだと伺っていたのですが……それは残念ですね。

チェ・ジョンヒョプ:本当にそうですね(笑)。それだけが、唯一の心残りです。


理想の“バカンス”とは「何も決めずに、完全に自由になりたい」

撮影:コウ ユウシエン
――チェ・ジョンヒョプさんがこれまでに出演されてきた作品は、OTTサービスを通じて世界中で視聴できますが、海外でも人気と評価を受けているお気持ちは?

チェ・ジョンヒョプ:僕は評価を得るために作品を選んだり、成功するために作品をやるという感覚でもないのですが、温かい評価や良いお声をいただけるのはとてもうれしく、力になります。たとえ評価いただけないとしても、それはすべて自分の糧になるので、ありがたいことです。

――「バカンスの法則」にちなんで、ジョンヒョプさんにとって、これまでの人生でもっともリフレッシュできたバカンスは、どんなことでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:以前、別の場でも話したことがあるのですが、人生でつらい時期があったとき、ふらっと一人で旅に出たことがありました。そこで過ごした時間こそが、僕にとって最大の休息で、今振り返ると人生でいちばんの“バカンス”だったと思います。

撮影:コウ ユウシエン
――今、自由な時間ができたら、何をしたいですか?

チェ・ジョンヒョプ:実は、僕自身“バカンス”の正確な定義がよく分かっていないんです(笑)。ですから、「もし自由な時間ができたらこれがしたい!」という具体的な計画は特になくて。むしろ、事前に何も決めておきたくない、というのが本音ですね。あらかじめ決められたスケジュールや枠組みに縛られずに過ごしたいです。

――なるほど、無計画でいたいということですね。

チェ・ジョンヒョプ:少し怠けているように聞こえるかもしれませんが、ただのんびりしたいです。家で静かに過ごすのもいいですし、何一つ計画を立てずにふらっと出かけるのもいいですね。普段はどうしても、運動して、食事をして、寝る、起きて役の勉強をする、という規則正しいルーティンの中で生活しているので、そうした日常のルールを一度すべて手放して、完全に自由になってみたい気持ちがあります。

撮影:コウ ユウシエン
――では、ジョンヒョプさんにとっての、癒しの時間はどんな時ですか?

チェ・ジョンヒョプ:うーん……。布団に入って眠りにつくときと、朝、目が覚めた瞬間でしょうか。朝起きた直後って、自分でも驚くほどスッキリした心地よい気分になれるんですよ(笑)。

――今日はありがとうございました。最後にメッセージをお願いします。

チェ・ジョンヒョプ:今回のドラマ「バカンスの法則」は、みなさんの忙しい毎日の中に、ホッと一息つけるような休息を届けてくれる作品です。ぜひ肩の力を抜いて、たくさん笑って、リラックスしながら楽しんでいただけたらうれしいです。今日は本当にありがとうございました!

(取材・野田智代)



■作品情報
ABEMAオリジナルドラマ「バカンスの法則」
2026年7月27日より、毎週月・水・金に無料配信中
1話15分 / 全18話
※Netflixでは7月31日(金)より世界配信中
・ABEMA作品ページはこちら
・Netflix作品ページはこちら

〇キャスト
橋本環奈
チェ・ジョンヒョプ 山下美月 加納愛子 桜田通 / 勝地涼 他

〇スタッフ
原作・脚本・監督:東村アキコ
エグゼクティブプロデューサー:谷口達彦(ABEMA)
プロデューサー:中村好佑(ABEMA)、和田波望(ABEMA)、門馬直人(and pictures)、川原伸一(and pictures)
制作プロダクション:Tyken / and pictures
制作協力:トライアムズ
製作・著作:ABEMA

<あらすじ>
美容クリニックで忙しなく働く日々に疲弊していた主人公・星野緑(橋本環奈)は、クリニックの倒産により突如として“無職”になってしまう。途方に暮れる緑に兄・紺太が提案したのは、亡き祖母の残した別荘で過ごす、「人生のバカンス」だった!
別荘にやってきた緑を待っていたのは、美しい海、庭にたわわに実る夏みかん、そして、どこか浮世離れした雰囲気を纏うミステリアスな管理人・西上(チェ・ジョンヒョプ)との出会いだった。
西上に助けられながら、充実したバカンスの日々を過ごすも、時折、西上の眼差しには切ない影がよぎる。
彼がこの別荘を守り続ける「本当の理由」とは? 夏の終わりの足音とともに、緑と西上の運命を大きく揺るがす嵐が近づいていた……。

■関連リンク
「バカンスの法則」公式X

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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