応答せよ1997
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ファイブラザーズ、ドラマ「応答せよ」シリーズの脚本家と契約…制作会社としての基盤を固める
総合エンターテインメント会社のファイブラザーズ c&mがイ・ソネ脚本家と契約を締結し、制作会社としての基盤を固めた。ファイブラザーズ c&mは27日、イ・ソネ脚本家を迎え入れたことを伝え、ドラマ制作分野にさらに力を入れることを知らせた。イ・ソネ脚本家はKBSバラエティ番組「ハッピーサンデー-1泊2日」やtvNドラマ「応答せよ」シリーズをヒットさせた隠れた主役で、優れたセンスや実力を発揮して、手掛ける作品を相次いでヒットさせ、リュ・ジュンヨル、パク・ボゴム、イ・ドンフィ、Girls Day ヘリ、ユ・ヨンソク、ソ・イングクなど、出演した俳優たちをスターへと登らせたスターメーカーで、業界でも注目を浴びた。ファイブラザーズ c&mは、中国最大手のエンターテインメント会社を親会社にしており、韓国を始めとする海外マーケティングやセールスにおいても、他の制作会社よりも最適な環境が整っている。制作分野においてもこれから発展する可能性があり、イ・ソネ脚本家との契約によってさらに基盤をしっかりと固めることとなった。この会社は「仮面」「運勢ロマンス」を制作しており「猟奇的な彼女」も制作していく予定だ。ファイブラザーズ c&mはキム・ユンソク、ユ・ヘジン、チュウォン、キム・サンホ、キム・ジョンウン、カン・ジファン、イ・シヨン、イ・ドンフィ、イム・ジヨン、パク・ヘスなど、多数の演技派俳優が所属している。
Apink チョン・ウンジ「応答せよ1997」で親子を演じたソン・ドンイルとのツーショット公開
Apinkのチョン・ウンジが、俳優ソン・ドンイルと再会した。チョン・ウンジは21日、Apink公式ファンコミュニティに「昨日、久々に娘がお父さんに挨拶しに行きました。やっぱり変わりないうちのお父さん。ソン氏一家は愛です。The Luv. 応答せよ1988、ファイト! 風邪に気をつけてください!」という書き込みを掲載した。これと共にチョン・ウンジは、ソン・ドンイルと顔をくっつけて仲むつまじく撮影した写真も公開した。2012年に「応答せよ」の初のシリーズ「応答せよ1997」を通じて、親子として共演した二人が今でも交流を続けており視線を引き付けた。
Apink チョン・ウンジ、ソ・イングクとのキスシーンが話題「事務所代表に『初キスではないな?』と言われて…」
MBC「僕らの日曜日の夜-覆面歌王」で母は紫外線が嫌だったの正体がApinkのチョン・ウンジではないかと推測されている中、チョン・ウンジの過去の発言が注目を集めている。2012年、SBS「強心臓」に出演したチョン・ウンジは、tvN「応答せよ1997」でソ・イングクとのキスシーンについて周りの人々の反応を公開した。この日の放送でチョン・ウンジは「キスシーンが放送される日、メンバーたちと一緒にテレビを見た。私のキスシーンで皆がメンブン(メンタル崩壊の略語)状態に陥った」と明かした。また、「所属事務所の代表から『初キスではないな?』と言われて当惑した」と明かして笑いを誘った。
自分でレッテルを剥がした俳優ソ・イングクの力…「ターニングポイントは『応答せよ1997』ではなく『ラブレイン』」
ソ・イングクという芸能人の人生は面白い。2009年、Mnetのオーディション番組「SUPER STAR K」シーズン1で優勝し、芸能生活7年目に入った時、彼は水木ドラマ、しかも時代劇を引っ張っていく一人前の役者に成長していた。たまたま役者に挑戦したKBS 2TV「ラブレイン」で深い印象を残し、tvN「応答せよ1997」で俳優としての可能性を証明した。「応答せよ1997」以降、MBC「せがれたち」からSBS「主君の太陽」、映画「君に泳げ!」、tvN「ナイショの恋していいですか!?」に至るまで、ソ・イングクは休むことなく演技を続けてきた。その間、「笑って泣いて」「別れる男女」「BOMTANABA」など、歌手としても着実に声を聞かせてくれた。そして、KBS 2TV「王の顔」で初めての時代劇を成功裏に終え、ソ・イングクは絶えずに成長し続ける俳優兼歌手となった。ソ・イングクにはもうオーディションスターというレッテルも、アイドル俳優というレッテルもついていない。それを可能にした力は何だろう。ソ・イングクは彫刻のようなビジュアルではない。一見すると鋭くて冷たい外見だが、じっと見ると暖かさが感じられ、誠実な印象を与える。様々な感情が交差するビジュアルであるため、演技をするにふさわしい器だといえる。ソ・イングクはその良い器を努力や謙虚さ、何よりも周りを照らす明るいエネルギーで満たしている。「明るいふりをする必要がない人になりたい」という一人の人間としての彼の目標を聞いて、ソ・イングクの力を感じた。―2012年、KBS 2TV「ラブレイン」で演技を始めた。それから2年が経った昨年、「王の顔」で「2014 KBS演技大賞」の新人賞を受賞した。感想を聞かせてほしい。ソ・イングク:妙な気分だった。2年ぶりにKBSのドラマに出演して新人賞候補に挙がっただけでも不思議なのに、受賞まですることになって本当に不思議な感じだった。あの時、上手く対応しなければならなかったのに、MC中に突然受賞することになって。それでも、受賞の感想はそれなりに上手く話せたと思う。MCをしていたからか、一人ひとりに感謝の挨拶をするには時間が足りないのではないかと心配になった。一人ひとりについて話したら本当に重要な人の話はできないと思ってまとめて話したが、それが良かったと思う。―初の時代劇挑戦作でもある「王の顔」が終わったが、満足度は?ソ・イングク:自分に高い点数を与えたい。初めての時代劇なのに上手く演じられたという意味ではなく、大変だったのに文句の一つも言わずに最後まで楽しくやれたと思うからだ。―光海(クァンヘ)は実存の人物だ。ソ・イングクが表現しようとした光海はどんな人だったのか?ソ・イングク:光海を演じながら最も力を注いで表現した部分がいくつかある。一つは成長期だ。光海の成長に伴ってその年齢に合う姿と行動、じっとしている時の息をする姿まで表現したいと思った。光海は実存の人物で、今になってようやく再評価されている人物だ。様々な評価を受ける光海の姿を見せたかった。彼については色んな話があるじゃないか。暴君だったという話や実利主義を追求していたという話もある。もちろん、僕が主人公だから良い話をするしかないが、自分の大切な人を守るために剣を抜く姿を視聴者が見た時、「本当に悪い人なのかもしれない」「荒々しい人なのかもしれない」と思わせたかった。光海の二面性を見せたかった。―二面性を見せるための感情表現はかなり難しかったと思う。ソ・イングク:その間の線を守るのが難しかった。どこまで表現するかが光海を演じる上でのカギだった。僕の表現が上手く伝わるだろうかという心配も強かったが、意図したことを視聴者がよく理解してくれた。―時代劇を撮影しながら大変だった点は?ソ・イングク:言葉では隠すが、眼差しで表現しなければならないような時代劇の妙味が演じる立場としては大変だった。感情が爆発しそうでもじっと我慢して話す姿や感情を極端に爆発させる姿が現代劇とは違って表現するのが大変だった。時代劇は笑いながら話す言葉の中に重みがある台詞が多い。どうやってその重さを伝えるかに対する境界についてもたくさん悩んだ。―イ・ソンジェとはドラマやバラエティで数回共演したので、息がぴったり合ったと思う。ソ・イングク:ソンジェ兄さんは演技を直接教えてくれるというよりは、アドバイスをたくさんしてくれるタイプだ。例えば僕が怒るシーンで王として大臣たちに怒る姿と一人で怒る姿の違いについて悩んでいたところ、ソンジェ兄さんが怒り方の色んな印象についてたくさんアドバイスしてくれた。ソンジェ兄さんは存在しないシーンに関して「ああしろ、こうしろ」と言わない。それよりも、僕の演技を尊重してくださる。―「王の顔」の記者懇談会で、「イ・ソンジェ兄さんはカメラの裏でも同じように演技をしてくれる。感情をずっと消費し続けるのは大変なはずなのに、同じようにやってくれて、僕も感情を維持することができる。本当に感謝している」という言葉が印象深かった。ソ・イングク:ソンジェ兄さんには本当にたくさんのことを学んだ。ドラマの中にソンジェ兄さんが死ぬシーンがある。そのシーンの僕単体が映る時もソンジェ兄さんは本当に目を開けて死んでいるかのように演技をしてくれた。カメラが撮っているわけでもないのに、僕の感情のために涙を流しながら目を開けたまま死んだふりをしてくれた。第3話でも泣くシーンがあったが、その時はソンジェ兄さんがカメラのすぐ後ろにいて目を合わせることもできなかった。それでもソンジェ兄さんはカメラの後ろからその感情をずっと演じてくれていた。だから、僕も涙を流すことができた。3時間ぐらい号泣する演技ができたが、すべて先輩のおかげだ。相手俳優が上手く演じられるように手伝う方法や、呼吸するという感じをソンジェ兄さんを通じて学んだ。―ヒロインのチョ・ユニも初の時代劇だった。一緒に挑戦する立場としてお互いにたくさん励ましたか?ソ・イングク:時代劇の口調について一緒にたくさん悩んだ。時代劇は言葉の最後のトーンを上げるか下げるかによって言葉の感じが全然違う。ドラマの前半は謹厳な姿を見せる前だったから、威厳というよりは軽い感じで表現したが、それでも王子なのでどうした方がいいだろうとたくさん話し合った。―「王の顔」の光海は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の前後で変わる。成長期を見せるために努力した点は?ソ・イングク:壬辰倭乱の前と後の光海についてたくさん考えた。その結果、壬辰倭乱の前は幼い感じがしつつも賢く優秀な雰囲気を出した。でも、壬辰倭乱の後は冷徹かつ断固とした感じを見せようとした。大変なことを経験した後の人は眼差しが変わるということを見せたかった。―「ナイショの恋していいですか!?」の次回作として「王の顔」を選んだのは意外だった。ソ・イングク:「ナイショの恋していいですか!?」の撮影が終わる前に「王の顔」のシノプシス(ドラマや舞台などのあらすじ)をもらった。何も考えず読み始めたが、本当に面白かった。早く次のページを読みたいと思うぐらいだった。だから、撮影が終わると急いで帰ってシノプシスを読み続けた。―時代劇であることにプレッシャーはなかったのか?ソ・イングク:プレッシャーはあった。時代劇に出演している自分の姿がまだ検証されていなかったので、他の人に色眼鏡で見られるのではないかと悩んだ。でも、心配よりもっと心を開いて僕を見てくれた視聴者が多く、第1話が放送された後はたくさん力をもらった。―多くの作品に出演し、様々な役を演じた。今後演じてみたい役は?ソ・イングク:本当に限りないと思う。だから、役者という職業は魅力的だ。でも、その中でも悪役を演じてみたい。時代劇の場合は普段感じられない感情を感じることができて楽しかった。先輩たちから今の僕の年齢にできる演技をすることが天運だと言われた。あと1年が過ぎたら、制服も着られなくなるだろう。一つの楽しみとして着ることはできるけれど今の自分の年齢に合うものを享受する特権も欲しい一方で、演じてみたい悪役もある。本当にサイコパスの感じがする役や、本当に平凡な人なのに好奇心をくすぐるような役を演じてみたい。―今まで演じたキャラクターの中で一番難しかったキャラクターと余韻が残るキャラクターは?ソ・イングク:掴むのが難しかったのはKBS 2TV「王の顔」の光海役で、役から抜け出せなかったのは「ナイショの恋していいですか!?」のミンソク役だ。実は、まだ光海役から抜け出せないままだ。ミンソクの場合、僕の性格と本当に似ていた。100%とは言えないが、ミンソクとヒョンソクの一人二役を演じながら、ロングテイクシーンがとても多かった。演劇のように呼吸が長かったので、余韻が残ったようだ。―「ナイショの恋していいですか!?」ではミンソクとヒョンソクの一人二役を演じたが、特殊な撮影法まで行った。ソ・イングク:一人で撮影に挑んだ。ハハ。これで良いのかなと疑問を抱いた。前に相手役がいなかったので。僕一人で演じ、その演技に合わせて台詞を言うことに違和感があったが、新鮮な経験だった。―「ナイショの恋していいですか!?」でプレゼンテーションをするシーンやギプスキスシーンがソ・イングクさんのアドリブだったことで話題になった。もともと瞬発力があるのか?ソ・イングク:ハハ。地の文にプレゼンテーションをするシーンと書いてあったので、音楽だけが流れるんだろうと思って何も準備しなかった。でもプレゼンテーションをした方が良いと思ったので、お笑い番組で出た男性が女性のショッピングについていくのは地獄に行くのと同じという言葉が思い浮かんだ。そのことが良い評価を得たようだ。ギプスキスシーンは、腕にギプスをしていて邪魔だったので、つり包帯を取り外したかった。包帯を外したらおかしいかな? 首の後ろに回そうかな? 色んなことを考えた末にあのキスシーンが生まれた。今回の「王の顔」ではアドリブができなかった。アドリブをやりたかったけれど、このドラマで甘草役(適材適所に登場し、潤滑油の役割を果たす俳優)は他にいたし、恋愛シーンも静的な感じに演じた。―ソ・イングクさんは才気あふれる俳優と評価されている。ソ・イングク:ドラマの撮影現場で雰囲気を盛り上げようとした行動で才気あふれる俳優と言われるようになったようだ。良く評価してくださった。だからなのか、これまでやってきた作品は常に楽しかった。―役者として自分を評価するならば?ソ・イングク:まだまだだ。演技の深みがまだまだ薄い。自分が表現したことに自信を持たなければならないが、自惚れてはいけない。僕は自分自身に課題をたくさん出す方だ。完璧主義者ではないが、自分のことに最善を尽くしている。―歌手ソ・イングクの姿はいつ見ることができるのか?ソ・イングク:先日、小さなミニコンサートを行った。対外的な活動はまだないが、最近自分のことを話したくなった。誰かの話を代弁する歌手ではなく、自分のことを歌う歌手になりたい。一人で作業をしている。僕の話を皆に聞かせるのは時間がかかるかもしれないし、逆に時間がかからないかもしれない。ファンたちに、待つことはできるけれど、あまり遅くならないようにと言われた。ハハ。―多くの方々がソ・イングクの人生のターニングポイントとして「応答せよ1997」を選んでいる。ソン・イングクさんが考えているターニングポイントは?ソ・イングク:僕が初めて挑戦した作品が「ラブレイン」だった。「応答せよ1997」は多くのことを感じさせてくれた作品だったが、「ラブレイン」が一番大きなターニングポイントだった。それまでは演技ができると考えたことはなかった。僕なんかが身の程知らずに演技を始めさせてくれたこと自体が一番大きなターニングポイントだった。―ソ・イングクさんの究極の目標は?ソ・イングク:いっぱい食べて元気に暮らすこと。ハハ。周りの人々とトラブルなく幸せに暮せたら楽しいと思う。近所の人とも仲良くして、もし今日パーティがあったら、近所の人に「パーティで一緒にお食事でもいかがですか?」と言える人生。人生自体が楽しかったらいいなと思う。そのような楽しさが顔に出てほしい。明るいふりをする人になりたくない。
“要注目の有望株”Apink チョン・ウンジの女優成長期
KBS 2TV「トロットの恋人」で初の地上波ドラマの主演に挑戦しているガールズグループApinkのチョン・ウンジの勢いが尋常ではない。たった2話まで放送されただけなのに、チョン・ウンジの演技に対する好評が相次いでいる。それもそのはず、「トロットの恋人」を見た視聴者はチョン・ウンジが披露する幅広い演技に驚き、その中で表れるチョン・ウンジの感情表現にもう一度驚くことになる。チョン・ウンジは「トロットの恋人」で歌手になるためにオーディションに参加するチェ・チュニ役に扮している。チェ・チュニはマラソン選手になることを夢見たが、持病があって夢を諦めなければならない挫折感を経験した人物で、借金を残して姿を消した父親の代わりに弟や妹たちの面倒を見なければならない重い荷を背負った人物である。だが、そんな中でも明るくて気さくな性格を見せ、辛い生活をしていることを全く感じさせないキャラクターだ。感情を爆発させるよりも、感情を抑える演技を披露する必要があり、そうしながらも明るい笑顔を見せなければならない複合的な人物である。このような複雑なキャラクターをチョン・ウンジは1シーンごとに異なる姿で表現し、カメレオンのような魅力で消化している。父親の最後の姿をCCTVで確認するシーン(第1話)、霊安室で確認した死体が父親ではないということを知ったシーン(第2話)、マラソンのコーチに自分の本音を話すシーン(第2話)では、切ないが切なすぎず、自分の感情を伝える姿を見ることができる。 チ・ヒョヌが地面に埋まっている危機的状況で、泣きそうな顔で歌を歌う姿(第2話)は可愛い。チョン・ウンジ特有の泣き顔をする演技が適材適所に登場し、ラブコメディの面白味を与える。必要な時はお笑い本能をアピールする。オーディションの前日にチ・ヒョヌの前で様々なアイテムを使って色んな歌を歌う姿(第2話)は、チョン・ウンジが持つ多様な魅力を代弁している。何より初の地上波ドラマの主演作のためプレッシャーを感じているはずなのに、余計な力が入ったり、過度な演技を披露しないところが良い。チョン・ウンジは18日に行われた制作発表会で「撮影現場で俳優やスタッフたちと親しくなるために努力した。撮影現場の空気が楽になることで、私が演技を自由に表現することができるからだ」と話した。このような努力があったからこそ、チョン・ウンジの魅力がそのまま表れるのだろう。チョン・ウンジはこれまでケーブルチャンネルtvN「応答せよ1997」とSBSドラマ「その冬、風が吹く」で演技を披露し人気を集めたが、これはチョン・ウンジ一人の力ではなかった。「応答せよ1997」はその後、レトロブームになったほどジャンルブームを巻き起こした作品であり、「その冬、風が吹く」はチョ・インソン、ソン・ヘギョなど錚々たる俳優とともにキム・ギュテ、ノ・ヒギョンという才能が傑出した演出家と脚本家が一緒に作り出した作品だ。それに比べ、「トロットの恋人」の背景は少し普通な方だ。もちろん「トロットの恋人」の制作陣も錚々たるキャリアをアピールし、共に呼吸を合わせるチ・ヒョヌもラブコメディで頭角を現している立派な俳優だ。しかし、以前の出演作が見せたシンドロームに近い後光に比べたら、弱いのが事実だ。ひょっとしたらチョン・ウンジは「トロットの恋人」を通じて自分の中にある本物の役者としての力を見せられる機会を迎えたのかもしれない。そして、チョン・ウンジはその機会を逃さず、自身の才能を披露している。このように「トロットの恋人」は女優チョン・ウンジの成長を見ることだけでも十分な魅力を持つドラマだ。注目ポイント:Apinkのメインボーカルの威厳「トロットの恋人」はトロットを全面に押し出したドラマであるだけに、女性主人公チェ・チュニの歌の実力も最も重要である。チョン・ウンジはApinkのメインボーカルとミュージカルの経験で実力をすでに証明してきたため、これからチェ・チュニとして繰り広げる魅力も限りなく多い。第2話後半のオーディションシーンでチョン・ウンジが聞かせた歌は、歌手が歌を通じてどのように感動を届けるのかを感じることができたシーンだった。歌手としてのチョン・ウンジの経験がなかったら、見事に表現できないシーンだった。今、チェ・チュニは初のオーディションを終えたばかりだ。これから劇中のチェ・チュニはさらに成長し、トロットの女王になるはずなので、チョン・ウンジの歌唱力が爆発するその日を見守るのが注目ポイントである。残念なポイント:「応答せよ1997」が今も強い印象を残している一つ残念なポイントは、チョン・ウンジに対する視聴者の偏見だ。チョン・ウンジが現在演技ドル(演技+アイドル)として活躍できる背景には「応答せよ1997」が最も大きな役割を果たした。「応答せよ1997」でチョン・ウンジはリアルな釜山(プサン)方言を使い、気さくな魅力で視聴者から大きな声援を受けた。ドラマが終わった後もチョン・ウンジは釜山方言の少女と呼ばれ、スターダムにのし上がった。そのため、視聴者はチョン・ウンジを「応答せよ1997」のソン・シウォンとして覚えている。今回のドラマが始まる前にも、方言の直しが最大の課題として指摘されたほど「応答せよ1997」の影響は大きかった。これはチョン・ウンジがいくら完璧な標準語を駆使しても、常に彼女を付きまとうレッテルになるだろう。しかし、チョン・ウンジはこの課題から逃げず、正面突破を選んだ。チョン・ウンジは制作発表会で「方言使用の提案もあったが、今回は私なりの挑戦をしてみたくて標準語の演技をすることになった」と明らかにした。そして、彼女はその挑戦を成功的に行っている。それに、標準語独特の硬い口調ではなく、チョン・ウンジ特有の自然な口調が魅力を倍増させている。可能性のあるポイント:1993年生まれのチョン・ウンジ、依然として可能性に富むチョン・ウンジは1993年生まれで、まだ22歳だ。若い年齢でミニシリーズの主演を獲得しただけに、今後もチョン・ウンジはより大きな潜在力を持っている。特に最近、20代女優の飢饉現象が深刻になり、チョン・ウンジが活動できる領域がさらに広まっている。また、チョン・ウンジは美しいトップ女優のように優雅な演技を披露するタイプではない。キャラクターを完全にチョン・ウンジっぽく表現することから発散される魅力で視聴者を虜にしている。自分だけの個性で勝負するチョン・ウンジだからこそ表現できるキャラクターは多い。ガールズグループとして、また女優としてチョン・ウンジがどんな姿を披露するのか楽しみである。
「応答せよ1994」から「会いたい」「エンジェルアイズ」まで…初恋がまた叶った
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ドラマと初恋は切っても切れない関係である。幼い頃に経験する初恋は叶わず、思い出に残ることが多い。そのため「初恋は叶わない」という言葉が初恋の法則として知られているほどだ。ドラマはこのようなファンタジーを満たそうと、とりわけ初恋の物語を多く扱い、初恋が叶う結末を描く場合が多い。ドラマの中では初恋の相手が一番完璧なパートナーであり、彼らの運命的な愛はいつも視聴者の視線を虜にする。最近人気を博したドラマも初恋を題材にしたドラマがほとんどである。昨年再びレトロブームを巻き起こしたケーブルチャンネルtvN「応答せよ1997」は20歳の大学生たちの初恋の物語である。ドラマに登場した新村(シンチョン)の下宿で生活している学生全員の初恋が叶ったという点から注目を集めた。女性主人公ソン・ナジョン(Ara)は初恋の相手スレギ(チョンウ)と結婚にゴールインする。チルボン(ユ・ヨンソク)が最後までソン・ナジョンの夫候補として視聴者を混乱させたが、結局初恋の勝利で終わった。サムチョンポ(キム・ソンギュン)とチョ・ユンジン(Tiny-G ドヒ)はなんだかんだ喧嘩するキャンパスカップルだったが結婚にゴールインし、ヘテ(ソン・ホジュン)も彷徨の末に初恋の相手エジョン(ユンソ)とヨリを戻した。ピングレ(B1A4 バロ)も性的アイデンティティを置いて視聴者を混乱させたが、大学の先輩であるジニ(ユン・ジニ)と恋に落ちた。前作である「応答せよ1997」でも初恋が核心的なタイトルだった。ユン・ユンジェ(ソ・イングク)のソン・シウォン(チョン・ウンジ)に向けた初恋の始まり、シウォンが自身の兄と付き合うことを止めることができなかったユンジェの悲しい胸焼けのすべてを見守った視聴者たちは、2人の愛が結ばれることを切実に願った。最終的にユンジェとシウォンの愛が叶う結末で、初恋の法則を覆した。韓国だけではなく、海外でも熱い反響を得ているSBS「星から来たあなた」は、宇宙人ト・ミンジュン(キム・スヒョン)と女優チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)の愛という異色の題材で話題を集めた。面白い点は宇宙人と女優の初恋物語という点だ。ト・ミンジュンは初めて地球に来た日に出会った少女を400年間も胸に抱いた。その理由で少女に似ているチョン・ソンイに関心を持つようになった。明確に確認されたことではないが、その少女がチョン・ソンイの前世だったという暗示が仕込まれていた。チョン・ソンイも幼い頃、交通事故に遭うところだった自身を助けてくれた男性を忘れていなかったが、その男性がト・ミンジュンだったのだ。宇宙人と人間の愛というだけでも驚くことだが、その愛が初恋という設定にまた驚いた。SBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)も高校生たちの初々しい初恋を描いたドラマだった。「相続者たち」は与えられた人生から抜け出せない10代の財閥の後継者たちの初恋を経験することで、大切なものを守るために熾烈に戦う成長期を描いた。猪突的な10代の初恋を童話のように美しく純粋に描くだけではなく、現実的な葛藤を加え、大人びた恋愛を繰り広げることで多様な年齢層の視聴者を虜にした。イ・ジョンソクはSBS「君の声が聞こえる」で幼い時に自身を助けてくれたチャン・ヘソン(イ・ボヨン)を想いながら生きてきた超能力少年パク・スハに扮し、女心を虜にした。父親を殺害し、自分も殺そうとした犯人から救い、法定では危険に陥ったにもかかわらず証言をしてくれたチャン・ヘソンに初恋の感情を抱いた。その後パク・スハは全力を尽くしてチャン・ヘソンを守るために超能力を使うと誓い、運命的な再会を通じて事件が解決され、愛を叶えることができた。2012年度最高の話題作「太陽を抱く月」も考えてみると、酷い初恋の物語だ。朝鮮時代の仮想の王であるイフォン(キム・スヒョン)と幼い頃に王妃になる運命だったヨヌ(ハン・ガイン)が死んだ後、心を閉ざした。しかし、2人は王と厄受け巫女として再会し、逆らうことのできない運命的な愛に落ちる。ヨヌは辛い試練を経験した末に王妃になり、本来の自分の座を取り戻す。MBC「会いたい」も14年ぶりに再会した初恋の相手とかくれんぼをするような愛を描いた。ハン・ジョンウ(JYJ ユチョン)はイ・スヨン(ユン・ウネ)と幼い頃、初々しい初恋に落ちるが、不意の事故で心の傷だけを残して離れ離れになった。時間が経ち、29歳になったハン・ジョンウは身分を変えたイ・スヨンと運命的な再会を果たす。過去の記憶のせいで苦しんでいるイ・スヨンは彼を無視するが、二人は最終的に心の傷を乗り越え、結婚にゴールインした。最近はSBS週末ドラマ「エンジェルアイズ」が初恋の物語を感性的に繰り広げて好評を得ている。「エンジェルアイズ」は星が好きな少女の光になってあげたかった少年が12年間離れ離れになり、運命的に再会してから繰り広げられる物語だ。イ・サンユンはアメリカで有能な応急外科となりディラン・パクと名前を変えて韓国に戻ったパク・ドンジュ役を、ク・ヘソンは初恋の相手パク・ドンジュの夢を叶えるために119救助隊員になったユン・スワン役を演じ、繊細な初恋演技を披露している。二人の熱演と繊細な演出、初恋の初々しさが滲み出ているストーリーは、30~40代の視聴者たちの視線を虜にするのに一役買った。視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計結果によると、先月28日に韓国で放送された「エンジェルアイズ」第6話は、30~40代の男性平均22.5%と女性平均28%を記録した。27日に放送された「エンジェルアイズ」の第6話では、ユン・スワン(ク・ヘソン)がパク・ドンジュ(イ・サンユン)の母親ジョンファ(キム・ヨジン)の碑石の前に置かれたMP3を聞き、今までパク・ドンジュが話したことが全部嘘だということを確認した。結局ユン・スワンはアメリカに戻ろうとするパク・ドンジュを引き止め、二人は抱き合いながら本格的な恋愛模様が始まり、期待が高まった。
Vol.1 ― 「応答せよ1994」 vs 「応答せよ1997」共通点と相違点
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。2013年冬、韓国の多くの視聴者たちを泣かせ、笑わせたケーブルチャンネルtvN金土ドラマ「応答せよ1994」が最終回まで残すところわずか2話となった。昨年夏に「応答せよ1997」を通じて1990年代の郷愁を呼び起こした制作陣が再び団結して作った「応答せよ1994」は、前作よりもさらに強力になったキャラクターとエピソードを披露し、視聴者の期待に応えた。同じ作家陣と演出陣によって制作された「応答せよ1997」と「応答せよ1994」。この二つのドラマの共通点と相違点を調べてみた。共通点1―「いったい誰? ソン・シウォンとソン・ナジョンの夫は!」手探り状態での夫探し「応答せよ1997」では、2012年の同窓会を背景に、主人公ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)の夫探しが始まった。ソン・シウォンのそばを一時も離れたことのない幼なじみのユン・ユンジェ(ソ・イングク)、高校教師でありユン・ユンジェの兄ユン・テウン(ソン・ジョンホ)、ソウルから来た転校生ト・ハクチャン(ウン・ジウォン)、ソン・シウォンと仲良く過ごしながら微妙な視線を送っているカン・ジュニ(INFINITE ホヤ)、おっちょこちょいなムードメーカーのパン・ソンジェ(イ・シオン)など、様々なキャラクターが登場してエピソードを展開しながら、ソン・シウォンの夫候補から一人ずつ外されていった。結局、ソン・シウォンの夫候補として最後まで熾烈な争いを繰り広げた人物はユン・ユンジェとユン・テウン。彼らは2005年まで、ソン・シウォンを間にはさんで三角関係を展開したが、ユン・テウンの放棄によりソン・シウォンとユン・ユンジェが結婚することで幕を閉じた。「応答せよ1994」では、5人の男がソン・ナジョン(Ara)の夫候補として登場した。ソン・ナジョンに向けたひまわりのような純愛を見せたチルボン(ユ・ヨンソク)、ソン・ナジョンの実の兄のような存在であり、結婚まで約束したスレギ(チョンウ)、18歳よりも大人びた見た目に、愛する方法まで成熟しているサムチョンポ(キム・ソンギュン)、ソン・ナジョンよりも他の人を眺めている回数が多かったピングレ(B1A4 バロ)、ソン・ナジョンと息が合う友人ヘテ(ソン・ホジュン)まで。ストーリーが展開するにつれてサムチョンポを皮切りに、ピングレとヘテの結婚相手が明らかになっており、残すところ2話となった現在、序盤から強力な夫候補に挙げられていたスレギとチルボンだけが残っている状態だ。共通点2―「お兄さんと結婚するんだ!」追っかけのソン・シウォン&ソン・ナジョン&チョ・ユンジン「応答せよ1997」では、ソン・シウォンの追っかけの話がメインを成した。ドラマの中でソン・シウォンの夢は、H.O.T.のトニー・アンと結婚すること。彼女はファンクラブの幹部になるために血で書いた手紙を送ったり、トニー・アンの家の前で野宿をすることはもちろん、彼に対するファン心で大学に入学したりもした。アイドルブームの元祖であるH.O.T.のトニー・アンの熱狂的ファンであるソン・シウォンのエピソードを通じて、当時流行していた音楽とファッションなどを扱い、視聴者たちの懐かしさを刺激した。「応答せよ1994」では、ソン・ナジョンが当時高い人気を集めていたバスケットボール大会を背景に、延世(ヨンセ)大学バスケットボール部に所属するイ・サンミンの追っかけをして、チョ・ユンジン(Tiny-G ドヒ)がソテジワアイドゥル(ソ・テジと子供たち)の熱狂的なファンとして登場したが、ソン・ナジョンのエピソードよりもチョ・ユンジンのエピソードがより強調された。チョ・ユンジンもまた、ソテジワアイドゥルのすべての振り付けまで覚え、ソテジワアイドゥルの解散のニュースに、数日の間食べ物や飲み物を受け付けなくなるほどの無限の愛を見せて、当時のブームを紹介した。共通点3―「『応答せよ』にハマると残念だな~」ソン・ドンイル&イ・イルファ家族二作のドラマでは、ソン・ドンイルとイ・イルファが共通して主人公のソン・シウォンとソン・ナジョンの両親として登場し、特徴まで同じだった。ソン・ドンイルは話し方は荒々しいが親バカな、野球チームソウルツインズのコーチとして、イ・イルファは受け入れがたい量で分かち合いの絆を見せる主婦として、物語で大きな役割を担当する。特に、韓国で放送された第17話では、ソン・ナジョンの上の階に住む「応答せよ1997」で娘として登場したソン・シウォンが登場し、ソン・ドンイルとお互いに「どこかで会ったことがあるような」という意味深な発言をしたりもした。結局ソン・ドンイルは、ソン・シウォンの父親とソン・ナジョンの父親の一人二役をこなさなければならなかった。また主人公ソン・シウォンの姉ソンジュ(Jewelry キム・イェウォン)とソン・ナジョンの兄が死亡した設定になっており、二人の家族の傷として残っているのも特徴である。相違点1―「僕たち、愛し合っちゃいけませんか?」同性愛「応答せよ1997」ではカン・ジュニが、「応答せよ1994」ではピングレが同性愛者として登場した。「応答せよ1997」でカン・ジュニは、ユン・ユンジェに向けた片思いを続け、これをホヤが残念そうな眼差しと表情を通じてうまく表現してみせた。ドラマで扱うには多少難しい素材だったが、軽く表現せず、また人々に大きな拒否感を与えることなく受け入れさせることができた。「応答せよ1994」でも、ピングレを通じて同性愛を見せたが、先立ってのカン・ジュニよりはあまり大きく取り上げられなかった。カン・ジュニが自分の心を最初から確実に知っていたこととは異なり、ピングレは同性愛と異性愛の間で混乱している姿を見せ、最終的には異性と結婚した。相違点2―「そうそう、あの時そうだったよね」1997年の事件・事故「応答せよ1997」では、当時流行した小道具により当時の郷愁を思い出させた。当時流行した人気ドラマやゲーム、パソコン通信などを活用して、「東京大捷」と呼ばれる1998年FIFAワールドカップアジア地区最終予選での日韓戦と1992年の韓国シリーズに言及しているが、大きな比重を占めることはなかった。一方「応答せよ1994」では、放送回数が増えるにつれて、小道具・流行歌・ドラマだけでなく、当時起こった大事件を直接見せる方式を選んだ。三豊(サンプン)百貨店の崩壊事故に関する当時の傷と教訓を一つのエピソードで描き、通貨危機当時に大変だった韓国の経済状況をソン・ナジョンの青年失業を通じて表現した。相違点3―「これは分からなかったでしょ?」身の毛もよだつ伏線パレード「応答せよ1994」では、特に伏線が続いた。スレギのいとこであり、巫病(呪術者・巫(シャーマン)がシャーマンになる過程において罹患する心身の異常状態)を患っているキ厶・スルギの予言が一つずつ当たり、最も有力だったスレギとソン・ナジョンが別れを迎えた。特に、最も多くの人気を得た伏線は犬、オットセイ、そしてゴリラの人形だ。犬はチルボン、オットセイはソン・ナジョン、ゴリラはスレギを意味し、これから出会う三人の未来を予言した。三人の絡んだ三角関係をはじめ、ソン・ナジョンとスレギが手を握ったりキスをすること、チルボンが危機から無事に生きて帰ることなどを予告して、多くの人気を得た。以降、ネットユーザーたちはソン・ナジョンが読む漫画やソン・ナジョンの家で発見された医学書や野球のボールなどがまた別の伏線だと指摘したが、これは事実ではないことが明らかになった。この他にも「メー」いう羊の鳴き声のような効果音が「応答せよ1997」と「応答せよ1994」に登場して、多くの話題を集めた。特にこの効果音は、きまりの悪い状況で欠かさず登場して楽しさを倍増させ、携帯電話の着信音として大きな人気を得ることもあった。
2013年 韓国ドラマの5大ニュース…ありえないストーリーから予想外の大ヒットまで
2013年の韓国ドラマ市場は波乱の連続だった。議論も多く、事故も多かったドラマ市場は、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)議論から予想外のヒット作まで、様々な作品で視聴者たちから関心を受けた。2013年の一年間、ドラマの5大ニュースを調べてみた。マクチャンの終着地はどこ? 議論へと続く2013年には特にドラマが多くの議論を巻き起こした一年だった。特に必然性のないストーリーや極端な展開によってマクチャンという汚名を着せられたドラマが多かった。中でも、SBS「野王」、MBC「オーロラ姫」、KBS 2TV「王(ワン)家の家族たち」が主な作品として挙げられている。自身の成功のために義理の父親を殺害したチュ・ダヘ(スエ)は、「野王」をマクチャンにさせた根本的な人物だった。彼女は義理の父親を殺害し、愛するハリュ(クォン・サンウ)を共犯にさせ、再び自身の成功のため、夫のペク・ドフン(東方神起 ユンホ)を殺し、ファーストレディーを夢見る人物だった。この過程を見せているチュ・ダヘの悪行は極端に描かれ、多くの酷評を浴びた。2013年最高のマクチャンと呼ばれている「オーロラ姫」は、オ・デサン(ピョン・ヒボン)の幽体離脱を始め、登場人物の突然死など12名の俳優が次々と降板した。108拝(自己修養のために108回拝むこと)をすることで同性愛を解決し、「がん細胞も生命だ」という非常識なセリフと展開で、2013年最悪のドラマとして連日のように議論が巻き起こった。8月にスタートした「王(ワン)家の家族たち」は、とんでもない事件だらけだ。一人息子チェ・サンナム(ハン・ジュワン)のために嫁を選抜する嫁オーディションを開く父チェ・デセ(イ・ビョンジュン)、金持ちの女性と出会い金の味を知り、妻ワン・ホバク(イ・テラ)と「よっしゃ」と離婚する夫のホ・セダル(オ・マンソク)、浮気した夫の心を取り戻すために自作拉致劇を繰り広げる妻ワン・ホバクなど、刺激的な人物を描いたファミリードラマで悪評を受けているのが実情だ。韓流に続き、これからは日本ドラマが人気? リメイクドラマの成功SBS「その冬、風が吹く」「怪しい家政婦」、MBC「女王の教室」、KBS 2TV「オフィスの女王」。これらの共通点は日本のドラマをリメイクした作品であることだ。マニアから愛されていた日本のドラマが今、韓国の作品として再現される傾向にある。「その冬、風が吹く」は2002年に日本で大ヒットした「愛なんていらねえよ、夏」の韓国版で、一度映画でリメイクされたが大きな反響を得ることはできなかった。厚いマニア層を持つ脚本家ノ・ヒギョンとソン・ヘギョ、チョ・インソンが手を組み、韓国版ドラマとして変身した。「オフィスの女王」は職場で起きるエピソードを描いた全10話ドラマ「ハケンの品格」を全16話にリメイクし、キム・ヘスならではの主人公を誕生させミス・キムブームを呼び起こした。甲乙関係(上下関係)が社会問題として挙げられたタイミングと重なり、韓国の乙を癒したという評価を受けた。「女王の教室」は同名の日本ドラマを原作にしたドラマで、気難しくて冷たい女性教師が小学校の担任先生として赴任してから広がる、ある小学校クラスのいじめ、成績至上主義などのエピソードを描いた。子役たちの優れた演技力とコ・ヒョンジョンのカリスマ性は好評を得たが、それほど人気は得られなかった。先日最終回を迎えた「怪しい家政婦」は、歴代日本ドラマ視聴率第3位を記録した「家政婦のミタ」の韓国版で、放送序盤から「原作をコピーしただけだ」という議論が起きたが、視聴率2位を記録して終了した。映画だけではなくドラマにもいる! スクリーンの俳優たち、ドラマに復帰映画を通じて姿を見せてきた俳優たちがドラマに復帰し、その役割を充実にこなした一年だった。前述した「その冬、風が吹く」のソン・ヘギョ、チョ・インソンが5年、8年ぶりにドラマに復帰し、大成功した。「オフィスの女王」のキム・ヘスも3年ぶりにカムバックし、前作の不振を乗り越えて良い成績を挙げた。また、デビュー13年ぶりに初めてドラマに出演したMBC「馬医」のチョ・スンウもいる。全50話の大長征を繰り広げ、彼は「馬医」で「MBC演技大賞」の大賞を受賞した。彼らとは異なり、期待よりも低調な成績を挙げた俳優たちもいた。3年ぶりにドラマに復帰したソン・イェジンとキム・ナムギルの「サメ ~愛の黙示録~」は好評を受けたが視聴率はそれほど振るわなかった。そしてコ・ヒョンジョンも「女王の教室」で2010年以降久しぶりにドラマに出演したが、ヒットには失敗した。一方、チョン・ジヒョンはSBS「星から来たあなた」で14年ぶりのドラマ復帰を果たし、今後の活躍に期待が高まっている。ベテラン脚本家たちを緊張させた新人脚本家の反乱2013年には新人脚本家の躍進が目立った。特にKBSは「ドラマスペシャル」を通じて選抜された脚本家たちの予想を越えた活躍で、話に花を咲かせた。イ・ヒョンジュ、コ・ジョンウォン脚本家が共同執筆した「ゆれながら咲く花」は、いじめや校内暴力、墜落する教権、私教育のブームなど、韓国の学校が直面している現実的な問題を赤裸々に描き、好評を得た。また、ユン・ナンジュン脚本家(仮名)が執筆した「オフィスの女王」は日本のドラマのリメイク作品で放送前から多くの懸念を受けたが、独特のセリフとキム・ヘスの演技力で韓国にミス・キムブームを呼び起こした。先日最終回を迎えた「秘密」の脚本家ユ・ボラも、一般的な正統派恋愛ドラマを緻密な事件構成と緊張感のある展開で成功に導き、ベテラン脚本家たちを緊張させた。俳優イ・ジョンソクとイ・ボヨン、チョン・ウンインの存在感を際立たせたSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」を執筆した脚本家パク・ヘリョンも、この作品を通じてミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)に足を踏み入れた。この他にも「応答せよ1997」から「応答せよ1994」まで、連続でヒットさせた脚本家イ・ウジョン、「イニョン王妃の男」と「ナイン~9回の時間旅行~」を執筆した脚本家ソン・ジェジョンなどがいる。体感視聴率はもっと高い! 地上波を超えるケーブルドラマのブーム昨年から反響が尋常でなかったケーブルチャンネルと総合編成チャンネルが、2013年に入り本格的に恐ろしい勢いで浮上し、地上波ドラマまで脅した。2013年上半期の話題作は、tvNの「ナイン~9回の時間旅行~」だった。20年前に戻ることができる9本のお香を焚いて過去を変えるというタイムスリップは、しっかりしたストーリーと融合し、独特のジャンル的な特性を乗り越え、視聴者たちをナイン病に陥らせた。名不虚伝(名声や名誉が広く知られるのにはそれだけの理由があるという意味)脚本家キム・スヒョンとチョン・ウリョン監督が再び手を組んだJTBC「限りない愛」は視聴率10%台を記録し、同じ時間帯に地上波で放送されたドラマの視聴率まで超えた。特にイ・スンジェ、ユ・ドングン、キム・ヘスク、ソン・スンファン、オム・ジウォン、オ・ユナなど名俳優たちが大勢出演し、地上波とケーブル、総合編成チャンネルの境界を越えたという評価まで受けている。ここに、2013年下半期に最高の人気を誇っている「応答せよ1994」がこれらの後を続き、毎回のように最高視聴率を記録している。前編「応答せよ1997」に続き、90年代の郷愁を呼び起こし、視聴者を魅了した。
INFINITE ホヤの男性ファンが話題…「『応答せよ1997』以降、メンバーの中でダントツの1位」
アイドルグループINFINITEのホヤに男性ファンが多いことが明らかになり、話題になっている。19日に放送されたSBSパワーFM「ヤングストリート」見えるラジオに、INFINITEがゲストとして出演した。この日INFINITEのメンバーたちは「男性もツアー公演にたくさんいらっしゃるのか」という質問に、一斉にホヤを指しながら笑った。それには理由があった。ソンギュは「ドラマ(応答せよ1997)以降、ずば抜けてホヤさんが男性の方々に人気が高い。もともとエルさんが男性に人気があったが、ホヤさんはドラマ以降、ダントツの1位になった」と説明した。INFINITEのメンバーたちは続いて「ホヤさんはダンスも踊れるし、男性から見てもどっしりとした魅力がある」とホヤの魅力を褒め称えた。ホヤの男性ファンのニュースを聞いたネットユーザーたちは「男性ファンにも人気があるんだ」「ホヤの人気が羨ましい」「『応答せよ1997』効果、すごい」などのコメントを寄せた。
Apink チョン・ウンジ&INFINITE ホヤ&イ・シオン&シン・ソユル…再集結した「応答せよ1997」の俳優たち
俳優イ・シオンがtvNドラマ「応答せよ1997」で共演したApinkのチョン・ウンジ、INFINITEのホヤ、女優シン・ソユルと一緒に撮った写真を公開した。イ・シオンは17日午前、自身のTwitterに「ウンチル(「応答せよ1997」)の子たち」という短い文章と共に1枚の写真を掲載した。公開された写真の中でイ・シオンはチョン・ウンジ、ホヤ、シン・ソユルと共にカメラに向かって笑顔でVサインをしている。4人は「応答せよ1997」を連想させる制服姿で関心を集めた。これを見たネットユーザーは「再集結した『応答せよ1997』懐かしい」「相変わらず仲良さそうでなによりです」「この組み合わせで新しいドラマを1本、撮ってほしい」など様々な反応を見せている。4人は13日に韓国で放送されたtvNドラマ「応答せよ1994」にサプライズ登場した。
「応答せよ1994」Ara、ソ・イングク&Apink チョン・ウンジと一緒に…“「応答せよ1997」は愛です”
tvNドラマ「応答せよ1994」と「応答せよ1997」のメンバーたちが一堂に会した。Araは16日、自身のTwitterに「『応答せよ1997』は愛です」という書き込みと共に写真を掲載した。公開された写真には「応答せよ1994」に出演しているAraとチョンウ、ユ・ヨンソクと、「応答せよ1997」に出演したApinkのチョン・ウンジとソ・イングクの姿が写っている。彼らはピースサインをしながら親しげな様子でカメラを見つめている。チョン・ウンジとソ・イングクは今月14日に韓国で放送された「応答せよ1994」にカメオ出演した。特に、チョン・ウンジは劇中でソン・ナジョン(Ara)の夫に関するヒントを与え、視聴者たちの関心を集めた。Araの書き込みを見たネットユーザーは「『応答せよ1997』と『応答せよ1994』の出会い、微笑ましいね」「チョン・ウンジとソ・イングク、久しぶり」「Araの夫は一体誰なの」「『応答せよ1997』メンバーと『応答せよ1994』メンバー、よく似合うね」などの反応を示した。
ソ・イングク「応答せよ1997」メンバーとの写真を公開…“故郷に戻ってきた感じ”
tvN「応答せよ1997」のメンバーが揃った。歌手ソ・イングクは14日、自分のTwitterにtvN「応答せよ1994」に特別出演した際の写真を掲載した。この写真には「応答せよ1997」の出演陣であるApink チョン・ウンジ、ソ・イングク、INFINITE ホヤ、シン・ソユル、イ・シオンが並んで座りVサインを作っている。ソ・イングクは「久しぶりに『応答』!個人的にノスタルジーを感じさせる作品。故郷に戻ってきた感じ」という感想を書いた。13日に韓国で放送された「応答せよ1994」は「応答せよ1997」のメンバーが総出動し、話題を集めた。特にチョン・ウンジ、ソ・イングク、INFINITE ホヤ、シン・ソユル、イ・シオンがバスに乗っているシーンは、この日最高視聴率を記録した。