「チャン・オクチョン」キム・テヒ、岐路に立たされた“CMクイーン”が生き残るには…
写真=マイデイリー DB俳優は代表作があると、出演するCMも増えるが、キム・テヒの場合は、謙虚な態度と完璧な美貌と共に、“ソウル大学出身”というプレミアムがついて、広告主が最も好むモデルとして認められた。
キム・テヒとCM契約を結んだ企業の数は、彼女が12年間という女優人生の中で出演した作品の数より多いほどなので、現役最高のCMクイーンと言っても過言ではないだろう。
一方、彼女が出演したドラマや映画の興行成績を見ると、CMに比べてはるかに劣っている。キム・テヒの演技力不足の論争を引き起こした映画「レストレス~中天~」は観客動員数が150万人にとどまり、映画「喧嘩-ヴィーナスVS僕-」では“1000万俳優”と呼ばれる俳優ソル・ギョングに興行惨敗の辱めを与え、キム・テヒにとっては、これまでにない壊れた演技を披露したにも関わらず、観客動員数50万人以下という屈辱的な数値を記録した。
それだけでなく、彼女が出演したドラマの場合、大ヒットを記録したものは、助演として出演した「IRIS -アイリス-」しかなく、「マイ・プリンセス」「ラブストーリー・イン・ハーバード」などは大ヒットとは言えない低い視聴率を記録した。
そして今回、キム・テヒが初の単独主演を務め、意欲的に始めた「チャン・オクチョン」の結果はあまりにもみすぼらしい。その中心として、主人公チャン・オクチョン役のキム・テヒの演技に視聴者が没入できていないという指摘が多い。
もちろん、他放送局のアイドル出身の俳優に比べて「キム・テヒの演技が上手」と評価する人もいるが、これは演技歴12年目の女優キム・テヒにとっては恥でしかない。演技歴3年目の、歌手活動も平行している20代前半の俳優と30代半ばの女優の演技を比べるのは理屈に合わない。それだけでなく、12年間ずっと演技力不足を指摘され続けていることも、また前例のないことだ。その演技力の向上については、彼女があるインタビューで明かしたように後で評価されるだろうが、“CMクイーン”のキム・テヒにとって、「チャン・オクチョン」の低視聴率は、順風満帆にきている彼女の女優人生の暗礁になりかねない。
実際、キム・テヒにとってドラマ「チャン・オクチョン」は、特別な作品であることは間違いない。それは、演技歴において初の単独主演作であると同時に、個人的には軍服務中である歌手RAIN(ピ、本名:チョン・ジフン)との熱愛発覚後の初作品であるからだ。
企業の広告主は非の打ち所のないモデルを望む。一部の企業はCMモデルに対し、スキャンダルをはじめ、CMに影響を与える可能性のある些細な問題が発生した場合でも、巨額の訴訟まで起こすことがある。実際に、過去のスキャンダルが浮上した歌手Aは、広告主からの契約解除はもちろんのこと、訴訟にまで巻き込まれた事例がある。
キム・テヒの場合、RAINとの熱愛説が出た時には大きなダメージを受けることなく、上手く潜り抜けた稀な例である。しかし、熱愛以前と以後のキム・テヒに対する広告主の選択肢は大幅に減ったというのが業界の見方である。
また、30代半ばに差し掛かっている“女優”キム・テヒにとっては、代表作が切に必要な時期でもある。最高の演技と美貌の両方で評価されている女優イ・ヨンエは、キム・テヒの年齢で「宮廷女官チャングムの誓い」という代表作を作り出した。さらにこれだけでなく、30代半ばには「親切なクムジャさん」という作品を通じて、スクリーンでも活躍できるという確信を与えた。
写真=南陽(ナムヤン)乳業最近は、女優の寿命が延びたとはいえ、これは“演技派”女優だけに該当する言葉である。女優キム・ヒエ、コ・ヒョンジョン、チョン・ドヨン、キム・ナムジュ、キム・ヘス、キム・ソンリョン、イ・ミスク、オム・ジョンファなど、今もテレビやスクリーンを行き来している40代の女優たちはどんな役を務めても人々が共感できる演技力を基本的に備えている。そして、その一方で、そういった演技力を備えていない女優は、既存のイメージから得たCMだけを転々としたあげく、知らないうちに消えてしまっている場合が多い。
キム・テヒが生きると「チャン・オクチョン」が生きると言われている。しかし、逆に言えば「チャン・オクチョン」の成功によって、キム・テヒもまた今まで保ってきた彼女の地位を守ることができるというのも確かである。岐路に立たされているキム・テヒにもまだ希望はある。これから悪女に変身する「チャン・オクチョン」の視聴率が小幅だが上昇したためである。これまで、何とか自分なりに役を演じてきたキム・テヒは、今まで見せたことのない、新しい演技を披露しなければならない。
「チャン・オクチョン」以後のキム・テヒは、今までのように“作品は失敗しても、キム・テヒは成功する”という公式が通用しなくなる見通しだ。芸能界にはそうそうたるライバルがあまりにも多いからである。キム・テヒが「チャン・オクチョン」を通じてどんなサイを投げるのか、これからの成り行きに関心が集まっている。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ギョンミン
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