カン・テオ(5urprise)、ドラマ「女王の花」を語る
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
カン・テオ:長編ドラマに出演するのは初めてだったので、とても意味深い作品になりました。力不足なところもありましたが、撮影では先輩方に助けていただいて、やり終えることができました。作品を通してたくさんのことを学びました。
―演じたホ・ドングの魅力は何でしょうか?
カン・テオ:ドングは愛するイソル(イ・ソンギョン) のために献身的に愛情を注ぎます。まるで、太陽に向くヒマワリのようにイソルだけを見ています。とても清純な愛を心に抱いています。そういったとても純情なところが、魅力ではないかと思います。
―ドングを演じる上で気をつかったところはありますか?
カン・テオ:ドングは結果的にはイソルと結ばれることはなかったので、多くの視聴者の方々が「かわいそうだ、残念だ」と思う可能性はあると思うのですが、ドングを演じる上で、そういった同情や残念だという思いを視聴者の方が抱かないように努力しました。愛する人と結ばれはしませんでしたが、これこそが、ドングだけにできる愛し方なのだと、ドラマを見てくださった方が感じられるように演じました。
―カン・テオさん自身とホ・ドングとは似ている面はありますか?
カン・テオ:僕も愛する女性ができたら、彼女だけを見つめる“ヒマワリ”のような男になると思いますよ。わぁ、口に出したら何でこんなに恥ずかしいんだろう(笑)。でもこう見えても、僕も1人の女性だけを愛し続ける純情な男なんです。
―ドングは父の借金を返すために一生懸命にアルバイトをして暮らしていますが、カン・テオさんにもそういった経験はありますか?
カン・テオ:僕は好きなことや、やりたいことがたくさんあるほうなのですが、やりたいことを我慢しなければいけなかったという経験は、これまでなかったように思います。父も「男は外で走り回っていたほうがいい」というほうで、運動場で走りまわって遊んでいましたし、やりたいことはやってきて、楽しかった思い出が多いので、ドングとはちょっと違いますね。
カン・テオ:イ・ソンギョンさんとは、今回の作品が初共演でした。最初の撮影で、最初のセリフをやり取りする時、目を見つめながら話したのですが、瞳が明るい茶色で、それがとても印象的で魅力的でした。イ・ソンギョンさんは社交的で明るくて、撮影現場の雰囲気もとても良かったんです。僕は人見知りする方なので、雰囲気になれるのにも少し時間がかかるのですが、イ・ソンギョンさんは「ドング!こっちで一緒に食べよう」とか気軽に声をかけてもらって、とてもありがたかったです。
―自身の気持ちを押し殺して、イソルとジェジュンとの恋を応援するドングについて、どのように思いますか?
カン・テオ:ドングが本当に望んでいるのは、イソルを自分のものにしたい、イソルの心を独り占めしたいということではなく、愛するイソルが幸せになってくれることなんですね。イソルの望みはジェジュンとうまくいくことでしたから、イソルの幸せのためにドングは応援したわけです。でも僕がもしドングの立場だったら、そういうふうにはしないと思います。愛する人がいて三角関係になったら、たぶん、決着がつくまで相手の男性と争うのではないかと思います。それが真の男、男とはそういうものだと思うのですが…。
―ユン・バクさんと共演してみていかがでしたか?
カン・テオ:ユン・バクさんとは、年齢がかなり離れていますし、僕には演技力や経験がまだまだ足りないということもあって、最初の頃は、ついていけなかったらどうしようかと心配もしました。でも、今は本当の兄のように思って、親しくしています。先ほどの写真撮影の際にも、ふざけて、いたずらしたのですが、楽しくリアクションしてくれました。今でも暇な時など、ビデオ通話やメールをしています。イ・ソンギョンさんともユン・バクさんとも共演できて本当に良かったと思っています。
―殴り合うシーンもありましたが、うまく演じきることはできましたか?
カン・テオ:ジェジュンを殴るシーンがあるのですが、撮影場所は家の前の坂道でした。坂道なのでアクションを合わせるのが難しいのですが、ユン・バクさんが、僕を気づかって坂の下の方に立ってくれて、僕がアクションをやりやすいようにしてくれました。それでうまく撮り終えることができました。本当にありがたかったです。
―台湾ロケでの思い出やエピソードはありますか?
カン・テオ:台湾での撮影シーンには、バナナ畑が出てきます。撮影しながら食べられるようにバナナを山のように積んであったのですが、とてもおいしくて新鮮なバナナを撮影の間ずっと食べていました。それで食べ過ぎてしまったのでしょうか、ホテルに帰ってきてからおなかをこわしてしまって大変でした。
―キャンプ場のシーンも印象的でしたが、何かエピソードはありますか?
カン・テオ:キャンプは幼かった時に行ったきりで、久しぶりでした。「女王の花」の撮影でキャンプ場に行った時は、幼い時にやったキャンプの思い出もよみがえりました。また、キャンプと言えばバーベキューだと思うのですが、演出チームが雰囲気を盛り上げようと、夕食に焼き肉パーティーを開いてくれたのが、とても印象に残っています。久しぶりにキャンプ場で食べた焼き肉は、とてもおいしかったです。寒かったのですが、盛り上がってとても楽しかったんですよ。
カン・テオ:ロウン君はとても可愛いかったです。撮影現場の控室も一緒に使っていました。ご飯も一緒に食べていましたし、毛布をかぶって一緒に寝たりもしました。僕には、兄がいますが弟はいないので、年下の子にどのように接したらいいのかわからなかったのですが、ロウン君といつも一緒にいて、弟というのはとても愛おしい存在だということがわかって、色々なことをやってあげたいという気持ちになりました。彼は賢くて、優しいし、ユーモアもあります。とても魅力的な俳優です。大人になったら俳優として大成するだろうと期待しています。
―5urpriseのメンバーたちは、ドラマを見てどのように言っていましたか?
カン・テオ:「なんで、あんなに哀れなんだ。かわいそうで仕方がない。いつも振られてばっかりじゃないか」と言っていましたね。スケジュールが空いている時は、一緒に夜食を食べながら、本放送を見ました。メンバーたちが「ドングがかわいそうだ、かわいそうだ」と言っていたのを覚えています。「ドングを演じる時は、もっと彼の魅力をアピールしなくてどうするんだ」と小言も言われたように思います。
―NGシーンで特に印象に残っているシーンはありますか?
カン・テオ:初めてイソルを紹介するシーンで「お願いされていたお手伝いさんを連れてきました」と言わなければいけないところを「お願いされていたルームメートを連れてきました」と言ってしまってNGになりましたね。そのシーンは実はYouTubeで検索して見つけたのですが、映像を見た時は「こんなこと言っちゃったんだ」と思いましたね。
―NGシーンのほかに、印象に残っているシーンや気に入っているシーンはありますか?
カン・テオ:いつも遠くから見つめているだけで、積極的に自分の思いを表さなかったドングが、最後になって、イソルにはジェジュンがふさわしいんだなと、自分の思いをあきらめ、イソルに会って悲しみをこらえながら「イソル、イソル……、ジェジュンのところに行って、そのほうが君は幸せだ」と言うシーンがあります。それがとても印象に残っています。ドングはどれほどつらかったことでしょう。イソルのために自分を抑えて、そういうふうに言えるドングが、むしろ男らしいのではないかと思いましたね。
―特に思い出に残っているセリフはありますか?
カン・テオ:「イソル~」ですね。どうしようもない胸の内を吐露した言葉だったと思うのですが、その「イソル~、カン・イソル~」という一言に色々な意味が込められているように思いました。表に表すことのできない、自分の心情を表した一言だと思っています。
―今回、演じる上で最も難しかったところは、どういったところでしょうか?
カン・テオ:まだ学ばなければいけないことも多く、経験もありませんから、どのシーンでも撮影する直前まで、どのように演じたらいいか迷ってしまいました。自分なりに考えてきた演技はあるのですが、どういった感じで演じるのがいいのか? 作家の先生や監督にも相談もして、こうしようと決めたはずなのに、常に迷ってしまうんですね。このように演じたほうが、もっとよく表現できるのではないかとか、宿舎でモニタリングを見てみて、あぁ…、もっと、こうすればよかったのにと常に後悔をします。いつも、まだまだだなと思ってしまいます。
―カン・テオさんにとって、この作品はどのような意味を持つ作品になりましたか?
カン・テオ:これまで出演してきた作品で演じた役は、明るくてユーモアがあって、どちらかと言うと活発な感じのキャラクターでした。今回のドラマのように、まじめで物静かなキャラクターは初めてだと思うんですね。それで自分の新しい面を見出すことができたと思います。まだまだ十分ではありませんが、自分でも知らなかった一面に気づいて「自分にもこんな面があるんだ」というように、客観視できるようにもなったとも思います。このドラマは、これまでとは異なるタイプのキャラクターを皆さんにお見せでき、俳優としてワンランクアップするための契機を与えてくれたドラマだと思っています。
カン・テオ:ドラマが食堂などで流れていることが多く、食堂で働いているおばさんたちの僕に対する認知度がアップしましたね。それに周りの知人や友人もドラマをよく見てくれていたようで「これからどうなるんだ」とか「(イソルと) 結ばれなかったら誰と結ばれるんだ」とか、たくさん質問されましたね。「オレも知らないよ。最後まで見なきゃわかんないよ!」と答えていましたね。
―韓国とベトナムの合作ドラマ「今日も青春(原題)」で主演男優賞を受賞し「女王の花」でも多くの注目を集めました。今後どのような俳優になりしたいですか?
カン・テオ:合作ドラマで、大きな賞をいただけたのは、とても光栄に思っています。今後さらに精進しなさいという励ましの意味から、賞をくださったのだと思っています。海外の皆さんだけでなく、韓国内のファンの皆さんにも、今回のドングのキャラクターとはまた異なる姿をお見せできるようがんばります。期待して待っていてください。
―今後、演じてみたい役はどのような役ですか?
カン・テオ:みんなやってみたい役ばかりなのですが、いくつか挙げるとすれば、まず、男のロマンとも言うべき、ノワール作品ですね。男としての魅力を作品にしてみたいという気持ちはありますね。それから「アベンジャーズ」のヒーローのような、自分にしかできない役を演じてみたいです。
―日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします。
カン・テオ:こんにちは。日本の視聴者のみなさん。「女王の花」ホ・ドング役を演じたカン・テオです。この度、「女王の花」が日本でもDVDでリリースされるということで、とても胸がドキドキしていますし、光栄に思っています。「女王の花」楽しんでご覧いただけたら幸いです。ドングも応援してくださり、僕たち5urpriseにもたくさんの関心をお寄せください。
(C)2015 MBC
「野王~愛と欲望の果て~」キム・ソンリョンの初主演作にして、韓国放送時には圧倒的な中毒性で同時間帯視聴率No.1を独走した2016年最もセンセーショナルな愛憎劇「女王の花」のDVD-SET1・2・3が好評発売中だ。
日本でも注目を浴びている俳優グループ5urpriseのメンバーとして活動しているカン・テオ。本作では、イ・ソンギョン演じる第二のヒロイン・イソルに想いを寄せ続けるながらも、優しく見守る幼馴染ドング役を熱演。長編ドラマ初挑戦だったという彼に演じた役柄や、撮影の裏話など、たっぷりと語ってもらった。
カン・テオ:長編ドラマに出演するのは初めてだったので、とても意味深い作品になりました。力不足なところもありましたが、撮影では先輩方に助けていただいて、やり終えることができました。作品を通してたくさんのことを学びました。
―演じたホ・ドングの魅力は何でしょうか?
カン・テオ:ドングは愛するイソル(イ・ソンギョン) のために献身的に愛情を注ぎます。まるで、太陽に向くヒマワリのようにイソルだけを見ています。とても清純な愛を心に抱いています。そういったとても純情なところが、魅力ではないかと思います。
―ドングを演じる上で気をつかったところはありますか?
カン・テオ:ドングは結果的にはイソルと結ばれることはなかったので、多くの視聴者の方々が「かわいそうだ、残念だ」と思う可能性はあると思うのですが、ドングを演じる上で、そういった同情や残念だという思いを視聴者の方が抱かないように努力しました。愛する人と結ばれはしませんでしたが、これこそが、ドングだけにできる愛し方なのだと、ドラマを見てくださった方が感じられるように演じました。
―カン・テオさん自身とホ・ドングとは似ている面はありますか?
カン・テオ:僕も愛する女性ができたら、彼女だけを見つめる“ヒマワリ”のような男になると思いますよ。わぁ、口に出したら何でこんなに恥ずかしいんだろう(笑)。でもこう見えても、僕も1人の女性だけを愛し続ける純情な男なんです。
―ドングは父の借金を返すために一生懸命にアルバイトをして暮らしていますが、カン・テオさんにもそういった経験はありますか?
カン・テオ:僕は好きなことや、やりたいことがたくさんあるほうなのですが、やりたいことを我慢しなければいけなかったという経験は、これまでなかったように思います。父も「男は外で走り回っていたほうがいい」というほうで、運動場で走りまわって遊んでいましたし、やりたいことはやってきて、楽しかった思い出が多いので、ドングとはちょっと違いますね。
(C)2015 MBC
―片思いの相手役のイソルを演じたイ・ソンギョンさんと共演してみていかがでしたか? 最初の印象と変わりましたか?カン・テオ:イ・ソンギョンさんとは、今回の作品が初共演でした。最初の撮影で、最初のセリフをやり取りする時、目を見つめながら話したのですが、瞳が明るい茶色で、それがとても印象的で魅力的でした。イ・ソンギョンさんは社交的で明るくて、撮影現場の雰囲気もとても良かったんです。僕は人見知りする方なので、雰囲気になれるのにも少し時間がかかるのですが、イ・ソンギョンさんは「ドング!こっちで一緒に食べよう」とか気軽に声をかけてもらって、とてもありがたかったです。
―自身の気持ちを押し殺して、イソルとジェジュンとの恋を応援するドングについて、どのように思いますか?
カン・テオ:ドングが本当に望んでいるのは、イソルを自分のものにしたい、イソルの心を独り占めしたいということではなく、愛するイソルが幸せになってくれることなんですね。イソルの望みはジェジュンとうまくいくことでしたから、イソルの幸せのためにドングは応援したわけです。でも僕がもしドングの立場だったら、そういうふうにはしないと思います。愛する人がいて三角関係になったら、たぶん、決着がつくまで相手の男性と争うのではないかと思います。それが真の男、男とはそういうものだと思うのですが…。
―ユン・バクさんと共演してみていかがでしたか?
カン・テオ:ユン・バクさんとは、年齢がかなり離れていますし、僕には演技力や経験がまだまだ足りないということもあって、最初の頃は、ついていけなかったらどうしようかと心配もしました。でも、今は本当の兄のように思って、親しくしています。先ほどの写真撮影の際にも、ふざけて、いたずらしたのですが、楽しくリアクションしてくれました。今でも暇な時など、ビデオ通話やメールをしています。イ・ソンギョンさんともユン・バクさんとも共演できて本当に良かったと思っています。
―殴り合うシーンもありましたが、うまく演じきることはできましたか?
カン・テオ:ジェジュンを殴るシーンがあるのですが、撮影場所は家の前の坂道でした。坂道なのでアクションを合わせるのが難しいのですが、ユン・バクさんが、僕を気づかって坂の下の方に立ってくれて、僕がアクションをやりやすいようにしてくれました。それでうまく撮り終えることができました。本当にありがたかったです。
―台湾ロケでの思い出やエピソードはありますか?
カン・テオ:台湾での撮影シーンには、バナナ畑が出てきます。撮影しながら食べられるようにバナナを山のように積んであったのですが、とてもおいしくて新鮮なバナナを撮影の間ずっと食べていました。それで食べ過ぎてしまったのでしょうか、ホテルに帰ってきてからおなかをこわしてしまって大変でした。
―キャンプ場のシーンも印象的でしたが、何かエピソードはありますか?
カン・テオ:キャンプは幼かった時に行ったきりで、久しぶりでした。「女王の花」の撮影でキャンプ場に行った時は、幼い時にやったキャンプの思い出もよみがえりました。また、キャンプと言えばバーベキューだと思うのですが、演出チームが雰囲気を盛り上げようと、夕食に焼き肉パーティーを開いてくれたのが、とても印象に残っています。久しぶりにキャンプ場で食べた焼き肉は、とてもおいしかったです。寒かったのですが、盛り上がってとても楽しかったんですよ。
(C)2015 MBC
―ヨング役を演じた子役のチェ・ロウン君と共演してみていかがでしたか?カン・テオ:ロウン君はとても可愛いかったです。撮影現場の控室も一緒に使っていました。ご飯も一緒に食べていましたし、毛布をかぶって一緒に寝たりもしました。僕には、兄がいますが弟はいないので、年下の子にどのように接したらいいのかわからなかったのですが、ロウン君といつも一緒にいて、弟というのはとても愛おしい存在だということがわかって、色々なことをやってあげたいという気持ちになりました。彼は賢くて、優しいし、ユーモアもあります。とても魅力的な俳優です。大人になったら俳優として大成するだろうと期待しています。
―5urpriseのメンバーたちは、ドラマを見てどのように言っていましたか?
カン・テオ:「なんで、あんなに哀れなんだ。かわいそうで仕方がない。いつも振られてばっかりじゃないか」と言っていましたね。スケジュールが空いている時は、一緒に夜食を食べながら、本放送を見ました。メンバーたちが「ドングがかわいそうだ、かわいそうだ」と言っていたのを覚えています。「ドングを演じる時は、もっと彼の魅力をアピールしなくてどうするんだ」と小言も言われたように思います。
―NGシーンで特に印象に残っているシーンはありますか?
カン・テオ:初めてイソルを紹介するシーンで「お願いされていたお手伝いさんを連れてきました」と言わなければいけないところを「お願いされていたルームメートを連れてきました」と言ってしまってNGになりましたね。そのシーンは実はYouTubeで検索して見つけたのですが、映像を見た時は「こんなこと言っちゃったんだ」と思いましたね。
―NGシーンのほかに、印象に残っているシーンや気に入っているシーンはありますか?
カン・テオ:いつも遠くから見つめているだけで、積極的に自分の思いを表さなかったドングが、最後になって、イソルにはジェジュンがふさわしいんだなと、自分の思いをあきらめ、イソルに会って悲しみをこらえながら「イソル、イソル……、ジェジュンのところに行って、そのほうが君は幸せだ」と言うシーンがあります。それがとても印象に残っています。ドングはどれほどつらかったことでしょう。イソルのために自分を抑えて、そういうふうに言えるドングが、むしろ男らしいのではないかと思いましたね。
―特に思い出に残っているセリフはありますか?
カン・テオ:「イソル~」ですね。どうしようもない胸の内を吐露した言葉だったと思うのですが、その「イソル~、カン・イソル~」という一言に色々な意味が込められているように思いました。表に表すことのできない、自分の心情を表した一言だと思っています。
―今回、演じる上で最も難しかったところは、どういったところでしょうか?
カン・テオ:まだ学ばなければいけないことも多く、経験もありませんから、どのシーンでも撮影する直前まで、どのように演じたらいいか迷ってしまいました。自分なりに考えてきた演技はあるのですが、どういった感じで演じるのがいいのか? 作家の先生や監督にも相談もして、こうしようと決めたはずなのに、常に迷ってしまうんですね。このように演じたほうが、もっとよく表現できるのではないかとか、宿舎でモニタリングを見てみて、あぁ…、もっと、こうすればよかったのにと常に後悔をします。いつも、まだまだだなと思ってしまいます。
―カン・テオさんにとって、この作品はどのような意味を持つ作品になりましたか?
カン・テオ:これまで出演してきた作品で演じた役は、明るくてユーモアがあって、どちらかと言うと活発な感じのキャラクターでした。今回のドラマのように、まじめで物静かなキャラクターは初めてだと思うんですね。それで自分の新しい面を見出すことができたと思います。まだまだ十分ではありませんが、自分でも知らなかった一面に気づいて「自分にもこんな面があるんだ」というように、客観視できるようにもなったとも思います。このドラマは、これまでとは異なるタイプのキャラクターを皆さんにお見せでき、俳優としてワンランクアップするための契機を与えてくれたドラマだと思っています。
(C)2015 MBC
―ドラマを見た周囲の人々の反応はいかがでしたか?カン・テオ:ドラマが食堂などで流れていることが多く、食堂で働いているおばさんたちの僕に対する認知度がアップしましたね。それに周りの知人や友人もドラマをよく見てくれていたようで「これからどうなるんだ」とか「(イソルと) 結ばれなかったら誰と結ばれるんだ」とか、たくさん質問されましたね。「オレも知らないよ。最後まで見なきゃわかんないよ!」と答えていましたね。
―韓国とベトナムの合作ドラマ「今日も青春(原題)」で主演男優賞を受賞し「女王の花」でも多くの注目を集めました。今後どのような俳優になりしたいですか?
カン・テオ:合作ドラマで、大きな賞をいただけたのは、とても光栄に思っています。今後さらに精進しなさいという励ましの意味から、賞をくださったのだと思っています。海外の皆さんだけでなく、韓国内のファンの皆さんにも、今回のドングのキャラクターとはまた異なる姿をお見せできるようがんばります。期待して待っていてください。
―今後、演じてみたい役はどのような役ですか?
カン・テオ:みんなやってみたい役ばかりなのですが、いくつか挙げるとすれば、まず、男のロマンとも言うべき、ノワール作品ですね。男としての魅力を作品にしてみたいという気持ちはありますね。それから「アベンジャーズ」のヒーローのような、自分にしかできない役を演じてみたいです。
―日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします。
カン・テオ:こんにちは。日本の視聴者のみなさん。「女王の花」ホ・ドング役を演じたカン・テオです。この度、「女王の花」が日本でもDVDでリリースされるということで、とても胸がドキドキしていますし、光栄に思っています。「女王の花」楽しんでご覧いただけたら幸いです。ドングも応援してくださり、僕たち5urpriseにもたくさんの関心をお寄せください。
■作品情報
「女王の花」
DVD-SET1・2・3 好評発売中
DVD-SET4 9月2日(金) 発売
DVD-SET5 10月4日(火) 発売
※レンタルDVD:Vol.Vol.1~30 好評レンタル中
Vol.31~38 9月2日レンタル開始
価格:各¥15,000+税
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2015 MBC
■関連サイト
公式ホームページ:http://kandera.jp/sp/joounohana/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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