「スウィング・キッズ」EXO ディオ“メンバーたちにタップシューズがうるさいと言われても練習した（笑）”
EXOのディオは10日午前、ソウル八判洞（パルパンドン）のカフェで行われたインタビューで、これからの計画や夢を伝えた。成功した”演技ドル（演技＋アイドル）”としてステージと現場にいる瞬間が1番幸せで楽しいと答えた。
アイドルだからといって型にはまった答えをしたり、口下手という偏見を壊して、ディオは明るい冗談交じりの答えもしたり、インタビューの雰囲気を盛り上げた。まだ幼い年齢といえるが、同年代の子よりも真剣な魅力を感じた。
また、彼は「（作品に出演すればするほど）徐々に現場で緊張しなくなることが変わった点だと思います。映画『明日へ』に出演時はヨム・ジョンア先輩、ドラマ『大丈夫、愛だ』に出演時にはチョ・インソン兄さんの前でセリフを忘れるほど緊張していた。しかし、時間が経つにつれて現場で一緒に撮影していると、先輩たちの良い点を探して学ぶ姿勢に変わったと思う」と話した。
ディオは19日韓国で公開される映画「スウィング・キッズ」（監督：カン・ヒョンチョル、提供・配給：NEW、制作：アンナプルナ・フィルム）で観客に会う。「神と共に2－因と縁」（監督：カン・ヨンファ）から4ヶ月ぶりのスクリーン復帰作で、tvNドラマ「100日の郎君様」終了から2ヶ月ぶりの次回作だ。
カン・ヒョンチョル監督の4年ぶりの復帰作「スウィング・キッズ」は、1950年代の巨済島（コジェド）捕虜収容所で国籍と身分、理念を乗り越えて、ダンスに対する愛情で集まったスウィングキッズダンス団の胸躍るステージを描く。
朝鮮戦争という痛ましい歴史がダンスという楽しい題材に出会い、全く予想できなかった楽しさと感動を与える。朝鮮戦争当時、収容所で覆面をかぶってダンスを踊っている捕虜たちの姿が収められた1枚の写真から始まったミュージカル「ロ・ギス」（2016）をモチーフにして監督が新しく脚本を書いた。
彼は「初めは僕も他の俳優たちと同じく運動音痴だった。タップダンス、北朝鮮語など、難しいことが多かったけれど、学びながら難しいことを克服していった。監督と俳優、北朝鮮語の先生にすごく助けてもらった」と謙虚に伝えた。
また「歌手活動中にタップダンスを練習した。（EXOアルバムやステージ準備中）休憩時間が短ければ、履いていた靴を履いたままタップダンスの足の動作をし、時間が長くなればタップダンスシューズに履き替えて練習した。EXOのメンバーたちに『お願いだから履かないで』『うるさい』と言われたこともあった（笑）しかし、僕は練習しなければならないので、一生懸命に準備した」とエピソードを伝えた。
劇中でカン・ビョンサム役を務めた俳優オ・ジョンセは、ディオと会うたびにタップダンスの実力が上達していたので、緊張しながらも、刺激となったと明かした。ディオの隠れた努力がロ・ギスというキャラクターをより一層魅力的で、立体的な人物にすることができたのだ。
巨済捕虜収容所の中にできたタップダンス団スイングキッズというストーリーを描いたカン・ヒョンチョル監督特有の演出は、性別、年齢を関係なく通じる共感と楽しさがある。社会思想を超えて自由と夢を追求した若者たちが本当の勝者だというメッセージを伝える。
ディオは「僕はマスコミ向け試写会で初めて観たけれど、本当に楽しく観た。カン・ヒョンチョル監督ならではの笑いのコードが表れていて、最後は涙が出た」と感想を伝えた。ディオはロ・ギスのキャラクターについて「シナリオの上に僕だけの解釈はつけていない。監督と話しながらなるべく台本通りにした。当時、ロ・ギスの写真を見ながらキャラクターを理解し、準備することができた」と人物分析の過程を説明した。
韓国、北朝鮮、アメリカ、中国など異なる国籍を持つ人物たちの出会いから完璧なステージを披露する姿は、涙腺を刺激し、時には大きな笑いを誘う。ただただダンスに対する情熱1つで足取りを合わせていく彼らの成長期がドラマチックな展開で劇的な楽しさを与える。
ディオは作品選択の基準についても打ち明けた。「心を打つシナリオが好きで、キャラクター的には自分が今の年齢にできるかどうかを見る。『スウィング・キッズ』のロ・ギスは僕が今の年齢じゃないとできなかったので、本当にやりたかった」と伝えた。
また「EXOの活動をしながら俳優として衝突した部分はない。歌手として活動する時はEXOに集中し、歌手のスケジュールが少ない時は作品に集中する。大きなトラブルはなかった」としながら、「僕はド・ギョンス（本名）、ディオより作品の中の人物に見えてほしい」とコメントした。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ボラ
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