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「警官の血」チョ・ジヌン、共演したチェ・ウシクを大絶賛“最初は心配も…同じ役者としてかっこよかった”

マイデイリー
写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
俳優のチョ・ジヌンが映画「警官の血」に出演した感想を明かした。

彼は最近、マイデイリーとオンラインインタビューを行った。これに先立って1月5日、映画「警官の血」が韓国で公開された。

同作は、犯人を検挙するためには違法も厭わない広域捜査隊のエースであるパク・ガンユン(チョ・ジヌン)と、彼を秘密裏に監視する任務を担当することになった新米警官チェ・ミンジェ(チェ・ウシク)の危険な追跡を描いた犯罪捜査劇だ。日本の作家である佐々木譲の同名の小説を原作とした作品で、2011年に韓国で公開された「カエル少年失踪殺人事件」のイ・ギュマン監督がメガホンを取った。

劇中でチョ・ジヌンは、独自の検挙率を誇る広域捜査隊の班長パク・ガンユン役を演じ、熱演を繰り広げた。パク・ガンユンは出所不明の莫大な後援金を受けながら、捜査に臨む警察だ。

特に彼は、これまで披露してきた数多くの刑事役とは異なる魅力を披露し、観客を魅了した。従来の大雑把な姿から脱し、今回の映画「警官の血」では、高級外車に高級アパート、高級スーツまで着こなし、洗練された雰囲気の刑事に完璧に変身した。

写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
同作は2022年新年初の公開作で、先だって公開された「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が圧倒的な人気を博していた中、5日の公開初日、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」を破り、韓国のボックスオフィス1位となった。次の日は2位に下がったものの、ハリウッド大作と競争しながら、観客から熱い支持を受けている。

チョ・ジヌンは「映画撮影の際に、いつも丁寧にまた慎重に演じていますが、多くの関心を見せてくださるので、それほど幸せなことはありません。何よりも約2年ぶりの舞台挨拶だったので、とても幸せでした。本当に泣きそうになりました。特に昨年、釜山映画祭で観客の方々に会った時は『このために僕は役者の仕事をしているんだな』と思うほど、とても幸せでした。僕にとっては変わらず、いつも大切な観客の皆さんです」と感激した。

彼は「たくさんの関心に感謝し、現在撮影中の作品も本当に一生懸命頑張って、堂々と観客の皆さんの元へお伺いしたいです」と付け加えた。

写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
パク・ガンユンというキャラクターについては「イ・ギュマン監督が従来の刑事のイメージとは異なるキャラクターを構築してくださいました。監督がとても鋭いキャラクターにこだわっていたので、自分もそれに合った演技をしました」と話した。

また、確固たる信念を持ったパク・ガンユンとの高いシンクロ率をアピールした。彼は「パク・ガンユンは『犯罪の追跡に違法はあり得ない』と言って、最後まで暴くタイプではないでしょうか。僕と似ているところがあります。僕も演じる時は、何も考えずに最後まで集中し続けます。そうしないと、やりこなせたような気がしません」と話した。

さらに「たまに、こういうことを考える時があります。『この役は僕と合わないような気がするんだけど、このキャラクターとよく似合う俳優には誰がいるかな?』また、実際におすすめしたりもします。このような気持ちにならないように、キャラクターに没入します。これまで僕のほうから先に諦めたことはありません」と打ち明けた。

俳優としての信念については「安全に、皆で肩を組んで精進していきたいです。そこに僕が一助となれれば良いなと思っています。新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、すぐに終わるのではないかと思ったのが1年、2年になりました。実は、映画を観るために、2時間ずっとマスクをするということは容易ではありません。難しいことであり、不便なことであるにも関わらず、観客の皆さんがそのような不便に耐えながら観てくださって、大変ありがたいです。だから、もっと良い映画、良いコンテンツを作って、この大変な時期を少しでも耐えられるように、幸せになれるように、観客の慰めになるようなそんな作業をやっていきたいと思います。これからももっと『中途半端にはしない』と思って取り組んでいきます」と慎重に話した。

写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
チェ・ウシクとの初共演については「個人的にはチェ・ウシク君はとても少年のような雰囲気があると思いました。なので、最初はチェ・ミンジェというキャラクターをうまく演じることができるだろうかと心配しました」と打ち明けた。

続けて「ところがチェ・ウシク君は撮影を進めていくごとに、ますます成長する姿を見せてくれました。それは何かというと、チェ・ウシク君が本人のキャラクターに対する理解度が高く、深みのある演技を見せてくれたと言えます。その部分は他の俳優たちと比べて優れていると思います。キャラクターを演じる時の眼差しが、毎瞬、成長していました。同じ役者としてとてもかっこよかったです。お互いのシナジー(相乗効果)を生み出すことができて、非常に素晴らしかったと思います」と絶賛を惜しまなかった。

「チェ・ウシク君が映画『警官の血』をかなり輝かせてくれました。この映画は特に彼の演技が見どころです」と賛辞を送った。

写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
またチョ・ジヌンは「作家の佐々木譲さんが撮影現場に来てくださいました」と伝えた。続いて「直筆サイン入りの原作小説をプレゼントしてくれました。原作はとても分厚かったです。僕はそんなに分厚い本は読みません。本はそんなに好きではないので、まだ読んではいません。イ・ギュマン監督からかなり縮約された台本をもらったので、特に参考にはしませんでした。実は、印刷された活字を見ることほど辛いことはありません」と正直に告白し、笑いを誘った。

彼は「作家さんが現場にいらっしゃった時、映画に対して相当な愛着を持っていることを感じました。自ら訪問して様々な話をしてくださり、僕の作品も気に入ってくださって、僕も映画『お嬢さん』のDVDにサインをしてプレゼントしました。作家さんはとても穏やかな方でした。作家さんに感動し『僕らが映画をうまく仕上げて観客の皆さんに公開します』と言ったのですが、とても喜んでくださいました」と当時を振り返った。

写真=ACE MAKER MOVIE WORKS
「警官の血」シーズン2の可能性については「シーズン2の制作が決まったら、僕はとても幸せになると思います。撮影の途中にイ・ギュマン監督が、景観の条件に言及しながら意味深な話をしたことがあります。しかし、シナリオを執筆しているわけではないようです。まず、シーズン1の成績が良くないといけないのではないでしょうか。シーズン1の成績が悪かったら、シーズン2の制作まで繋がらないと思います」と語った。

続けて「まだお互いに話し合ったことはありませんが、もしシーズン2に出演することになったら、当然チェ・ウシク君も僕もまた幸せに作業すると思います。僕が思うに『警官の血』はかなり洗練された映画として仕上がっていると思います。とてもスピード感があって、僕はまだシリーズ物の経験がないのでとても楽しみです」と格別な愛情を表した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
キム・ナラ

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