「警官の血」クォン・ユル“役作りのために体重を12kg増やした…優しい役より悪役が面白い”

信念が異なる広域捜査隊の2人の刑事、パク・ガンユン(チョ・ジヌン)とチェ・ミンジェ(チェ・ウシク)が捕まえたい犯人は、ナ・ヨンビン(クォン・ユル)だ。
ナ・ヨンビン役を演じたクォン・ユルは、強烈な眼差しを生かしながらも体重を増やし、悪い男の雰囲気を演出した。徐々に出演シーンを増やし、演技の幅を広げていく俳優に成長したクォン・ユル。彼と共に「警官の血」を準備した過程を振り返ってみた。
クォン・ユルは、最近行われたオンラインインタビューで「新型コロナウイルスの感染拡大で大変な時期、観客にお目にかかることができ、俳優として感謝しています」と語った。

犯罪者ナ・ヨンビンを演じたクォン・ユルは「台本がとても面白かったんです。この映画は絶対にやらなきゃと思いました」とし「二つの異なる信念に関する話を表現したいと思いました。ヨンビンはガンユンとミンジェの間で衝突を呼び起こすキャラクターで、重要でした。僕は断る理由がなくて、うまく演じたいと思いました」と出演を決めた理由を伝えた。
「出番が少なくて残念ではなかったか」という質問に彼は「映画は撮影したものが、編集の段階で完全に収められないことが事実です。助演だけでなく、主演も編集されることがあります。個人的には僕が撮ったシーンがすべて入っていてほしいと思いましたが、映画全体を見た時、ナ・ヨンビンの出番が多くなるよりは、作品が意図した方向に進んだ方が良いと同意しました」と答えた。そして「この映画が観客に愛されれば、後でDVDやディレクターズカットで編集された部分が公開されればと思います」とつけ加えた。

ナ・ヨンビンは、そのような2人の刑事が意気投合して検挙したいと思っている犯罪者。上位1%の人物らしく、ブランド品の衣装や小物を身につけている。
「ヨンビンのスーツはオーダーメイドです。その衣装室がすごく有名なところで、僕が個人的にスーツを作りたい時もなかなか行けないところですが、そこでナ・ヨンビンの衣装を全部作ったので驚きました(笑)。生地から仮縫いまで、他の作品で着る服より4~5倍も手間がかかりました。照明によるきらめきまで考慮して衣装を用意しました」と伝えた。

「ナ・ヨンビンは誰にも引け目を感じたりしない人物です。どんな状況でも揺らいだりしないので、法律の上にいるような人ではないかと思いました。(警察の前でも)慌てたり点でキャラクターに惹かれました」
クォン・ユルはナ・ヨンビン役に邪悪なカリスマ性を与えるため、体重を12kgも増やした。普段から小食で、食事の量を増やすのが容易でない彼だったが、近づけない雰囲気を演出したかったという。

映画を終えた後、普段の体重である70~71kgに戻ったという彼は「撮影当時、僕の体が重くて大きくなったので、演技も床につくような感じがしました」と伝えた。

クォン・ユルはこの日「僕たちが一生懸命に撮影した映画で観客に会うことができて感謝しております。この気持ちがうまく伝わってほしいです。韓国の映画に関心を持っていただき、ありがとうございます」と語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ボラ
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