パク・ソンフン「イカゲーム2」でトランスジェンダー役に挑戦“キャスティングしてくれた監督に感謝”

俳優パク・ソンフンが「イカゲーム2」でヒョンジュ役を演じた感想を明かした。

パク・ソンフンは最近、ソウル鍾路（チョンノ）区のあるカフェで「イカゲーム2」のインタビューを行った。同作は、復讐を誓って再びゲームに参加したギフン（イ・ジョンジェ）と、彼を迎えるフロントマン（イ・ビョンホン）の激しい対決、そして再び始まる本当のゲームを描いた。

この日のインタビューでパク・ソンフンは、「ヒョンジュ役に僕をキャスティングしてくださったことが不思議で、驚きました。一方ではプレッシャーもあって、俳優として新しく大きな挑戦になるだろうと思いました」と話した。

彼は劇中、性別適合手術を受けるためにお金を必要としているトランスジェンダーのヒョンジュ役を演じた。ヒョンジュは誰よりも強く、リーダーシップを見せる。さまざまな偏見をなくし、かっこいい姿を見せてくれる。パク・ソンフンはボブカット、濃いアイライン、口紅などでキャラクターのビジュアルを表現して熱演を披露し、好評を得た。

彼はヒョンジュのオファーを受けた時を思い出しながら、「この役を本当に大切にして、かっこよくて魅力的な、誰もが愛するキャラクターにしたいという思いを抱きました」と話した。

そして、キャラクターが戯画化されてはいけないと考えたとし、「利他的で正義感があり、配慮のできる、そういった部分に集中して演技をしようと思いました。それでもヒョンジュの女性性は現れたと思っています」と説明した。

パク・ソンフンは、もし自分なら、1ラウンドに参加してすぐに家に帰っただろうと話しながら、「ヒョンジュのように決断力やリーダーシップのある人ではないので、難しかったと思います。ヒョンジュというかっこいいキャラクターを与えてくれた監督に感謝しています」と伝えた。

また彼は劇中の銃撃シーンに言及し、「みんな銃を上手に扱っていることに驚きました。みんなが一時は、実際に軍人でしたから、銃を扱えない俳優はほとんどいなかったと言えます」と話した。

先立って彼は、SNSに「イカゲーム」をパロディしたAVのパッケージ写真を誤って投稿し、物議を醸した。彼は「スケジュールがあって出かける準備をしていたところ、問題の写真をDMから見つけました。作品が公開されて第一週目で、数日しか経っていない状況だったので、（関係者の方々と）視聴者たちの反応をずっとモニタリングしていました。写真を見つけ、問題になるかもしれないと思ってこの写真を送りました。その過程で操作のミスがあったのか、自分でも納得しにくい状況なのですが、少し経ったらストーリーにあがっていました」と話した。

当時の状況について、「すごく慌てて、担当者にすぐに電話し、問題が深刻なようだと伝えました。その写真はすぐに削除しました。（関連映像は）見ていません」とし、「『サブアカウントに掲載しようとしたのではないか』とも言われましたが、サブアカウントは持っていません。一つだけです」と強調した。

ファン・ドンヒョク監督には電話したが、連絡がとれなかったとし、「監督のスケジュールがありました。大きなスケジュールが終わり、問題が一段落してから電話するべきだと考えました。僕の気持ちそのものは、会社を通じて伝わった状態です。申し訳なくて電話する勇気が出ませんでした」と明かした。

彼は「多くの方々にご迷惑をおかけしました。事態の深刻性を感じ、このようなミスが発生しないよう、慎重な気持ちで、常に言動に気をつけます」と謝罪した。そして、「最近、素晴らしい作品であまりにも大きな愛をいただきました。今回の件を通じて、自らを再整備し、成長する時間になればと思っています」とつけ加えた。