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写真=CJ ENM
女優ソン・イェジンと結婚し、息子が生まれた後、「全てが変わった」というヒョンビン。彼は「子供が大きくなって『ハルビン』を観る年になったら、パパが安重根(アン・ジュングン)を演じたと話してあげたいです」と作品に対するプライドを示した。
映画「ハルビン」(監督:ウ・ミンホ)に出演したヒョンビンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区某所で行われたインタビューを通じて、作品について語った。
「ハルビン」は 1909年、一つの目的のためにハルビンへ向かう人々と、彼らを追う者たちの息の詰まる追跡と疑いを描いた作品だ。
安重根役を演じたヒョンビンは、その時代を生きる者の寂しさと独立運動による不安感、責任感など、多様な感情演技とアクションを披露した。
実在した人物を演じることに対するプレッシャーと重さを告白してきたヒョンビン。彼はこの日、インタビューを通じて「今まで出演した作品のうち、一番大変でした」と明かしながら、「身体的な厳しさではなく、精神的なものでした。体が大変なことは忘れていました。プレッシャー、重さもそうですが、何かを探さなければならないその過程が孤独で大変でした」と話した。
彼は「人物に関する資料を全て探して見ました。彼が大きな決心をするまで、どのようなことを考えたのか悩みました。考えと想像を通じて作っていかなければならない過程がありました」と回想した。
「ハルビン」は2022年11月20日にクランクインした。同年3月に結婚したヒョンビンとソン・イェジン夫婦には同作の撮影開始から1週間後の11月27日に第1子が誕生した。当時、ヒョンビンは「ハルビン」の撮影のためモンゴルに出国した状況だったが、出産前に帰国して息子誕生の喜びを味わうことができた。
するとヒョンビンは息子が生まれた後、撮影現場に戻らなければならなかった当時の状況を明かしながら、「その状況では妻も寂しかったでしょう」と話した。
しかしソン・イェジンが配慮してくれたおかげで撮影を無事に終えることができたという。ヒョンビンは「彼女も俳優なので、作品の特性上、容易ではない作業だということをよく知っていたと思います」とし、「終わった後に『ご苦労様』と言ってもらえたことが、僕には大きな力になりました。本人も大変だっただろうに、そのように表現してくれたこと自体が嬉しかったです」と話した。
「この作品のスタート直前に子供が生まれただけに、こんなことも考えたんです」と話し始めたヒョンビンは「後になって子供がこの作品を観れるようになった時に、こんな話をしてあげたいです。『君が生まれた時にパパが安重根を演じていた』と。子供ためにもこの映画をきちんとやり遂げたいと思いました」とつけ加えた。
「『ハルビン』だけですか。ソン・イェジンさんと一緒に撮影した『ザ・ネゴシエーション』と『愛の不試着』も見せなければならないでしょう」という言葉には笑いながら、「『ザ・ネゴシエーション』も『愛の不試着』も全部見せます。母親の作品を中心に見せたいです」と話したりもした。
彼は「(結婚、息子の出産の後)全てが変わりました。人は変わらなければなりません。結婚して子供ができて、変わっていく過程を皆さんにお見せしている気がします」と伝えた。