キム・セロンさん、学生時代にいじめ被害も?中退や芸能活動について語っていた過去に再注目
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子役出身のキム・セロンさんは、かつて精神的な苦しみの中でも演技に対する楽しさとやりがいで乗り越えることができたと明かしていた。
彼女は韓国で2018年に放送されたJTBCバラエティ番組「知ってるお兄さん」に、親友であるAKMUのイ・スヒョンと一緒に出演し、学生時代について語った。
当時の放送で彼女は、小学校時代にいじめられていたとし、「学校は高校1年生まで通って中退した。高校の友人とは今でも関係を維持しているけれど、他のことをもっと学びたいと思い、中退を決めた」と明かした。
キム・セロンさんは2016年に高校を中退し、ホームスクーリング(学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うこと)を始めた。当時、中退を決めた理由について「演劇映画科に進学するつもりだけれど、そうなると6~7年間は演技の勉強しかできないことになる。高校3年間は、語学や別の勉強をしたかった」と話した。
また彼女は「映画『アジョシ』がとても人気を博した。その映画の公開後に転校したので、新しい学校の生徒たちは、私を芸能人として認識していたようだ。それでひどくいじめられた」と告白した。
当時、キム・セロンさんの通学路にある公園の滑り台に悪口が書かれていたり、学校で毎日使う下駄箱から靴がなくなったことも多かったという。彼女は「誕生日パーティーに招待されて、行ってみたら誰もいないこともあった」と打ち明けたりもした。
これに対して「女優業をしたことを後悔したことはなかったか?」と質問されると、キム・セロンさんは「最初は本当に大変だった。しかし、演技をするのが本当に好きだった。女優を続けようと思ったのは、映画が公開され、劇場でエンドロールが流れた時、自分の名前があるのを見て、喜びがとても大きかったからだ」と語った。
2009年に映画「冬の小鳥」でデビューしたキム・セロンさんは、2010年に俳優のウォンビンと共演した映画「アジョシ」で大きな注目を集めた。その後、映画「俺はパパだ‐終わりなき復讐‐」「隣人-The Neighbors-」「私の少女」「悪魔は闇に蠢く」「守護教師」、ドラマ「ファッション王」「女王の教室」「レバレッジ:詐欺操作団」などに出演し、演技の幅を広げてきた。
キム・セロンさんは16日、自宅で遺体で発見された。享年24歳。彼女と会う約束をしていた友人が自宅で倒れている彼女を発見し、警察に通報したという。
彼女は2022年に飲酒運転事故を起こして罰金2,000万ウォン(約210万円)を言い渡され、活動を自粛した。昨年4月に演劇「トンチミ」を通じて約2年ぶりに活動を再開しようとしたが、世間からの否定的な反応が少なくなく、健康上の理由により降板した。
最近では名前をキム・アイムに改名し、カフェ開業と芸能界復帰を準備していたことがわかった。
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- 記者 :
- チェ・イジョン
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