イ・ソンギュンさんの遺作となった『プロジェクト・サイレンス』新場面写真&メイキングをKstyle独占解禁!

同作で主人公ジョンウォン役を演じたのは、2023年12月に惜しまれながらこの世を去ったイ・ソンギュン。映画『最後まで行く』(14)や、『パラサイト 半地下の家族』(19)などで日本でも人気を誇る俳優だ。彼は『火車 HELPLESS』(12)や『僕の妻のすべて』(13)のほか、ドラマ『コーヒープリンス1号店』(07)、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(18)など、数多くの作品に出演している。

第72回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞し韓国映画初の快挙を成し遂げた代表作『パラサイト 半地下の家族』で演じたのは、誰もが尊敬するIT企業の社長役。温厚な性格だが、「度を越す人間が嫌い」と内心下の立場の人を見下す冷酷な一面を併せ持つ難役を怪演して話題を呼んだ。

昨年の第29回釜山国際映画祭では、韓国映画の地位を高め、世界的な成長に貢献した人に贈られる韓国映画功労賞を受賞するなど、韓国を代表する名優として活躍を続けていただけに、彼の突然の死は多くの人の悲しみを呼び、追悼のための特別企画プログラム『美しい人、イ・ソンギュン』が設けられ、多くの共演俳優が涙を流し、彼を惜しんだ。

生前のインタビューで「このような大作のオファーはあまり来ないんです」と笑いながら答えたイ・ソンギュンは、「自分でもこのような役は似合わないと思っていました。でもチャンスがあればやってみたいとはいつも思っていましたし、今作の台本は本当によく書けていてとても断れませんでした」と初めて大作の主演に挑戦した経緯を明かしていた。

今回、公開された新場面写真とメイキング写真では、愛娘ギョンミンを守るシーンや、国家機密計画『プロジェクト・サイレンス』の責任研究員・ヤン博士を問い詰めているシーンなど、強い覚悟が表情に滲むジョンウォンの姿を見ることができる。

遺作の1つとなった同作で見せるイ・ソンギュンの名演をぜひスクリーンで確かめてほしい。
■作品概要
『プロジェクト・サイレンス』
2025年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
【STORY】
360°海に囲まれた空港大橋—。国家安保室の行政官ジョンウォンは、留学に旅立つ娘を空港へ送る途中、濃霧の橋上で激しい玉突き事故に巻き込まれてしまう。タンカーの横転で有毒ガスが蔓延し、電波の喪失で通信障害が発生、さらには救助のヘリコプターさえ墜落してしまった。
爆発で崩壊の危機にさらされた橋の上に取り残された生存者は116人。そして、全方位逃げ場のない絶望的状況の中、移送中の軍事実験体<エコー>の脱走が判明する。一寸先も見えぬ霧闇の中、生存者全員が、いまや制御不能となった<エコー>の標的となっていた―
地獄絵図と化した橋で、“最悪”の連鎖が人々を襲う。ジョンウォンたちは、愛する人を守り抜き、この橋を生きて脱出できるのか? そして、国家の機密計画「プロジェクト・サイレンス」とは?
【CREDIT】
タイトル:『プロジェクト・サイレンス』
監督・脚本: キム・テゴン 『グッバイ・シングル』
共同脚本 :パク・ジュソク『新 感染』シリーズ 脚本、キム・ヨンファ 『神と共に』監督/脚本
撮影 :ホン・ギョンピョ『パラサイト 半地下の家族』『哭声/コクソン』
出演:イ・ソンギュン『パラサイト 半地下の家族』「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」
チュ・ジフン『神と共に』「キングダム」
キム・ヒウォン『声/姿なき犯罪者』「ミセン」
2024年/韓国/96分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子
原題:탈출: 프로젝트 사일런스/英題:PROJECT SILENCE/G
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【配給】
ハピネットファントム・スタジオ/ショウゲート
■関連リンク
・『プロジェクト・サイレンス』オフィシャルサイト
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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