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“30歳で死去”故パク・ボラムさんの遺作「私が横になっている時」共演者たちが生前の思い出に言及

Newsen
写真=シネマDAL
昨年4月に30歳の若さでこの世を去った歌手パク・ボラムさんの遺作「私が横になっている時」がベールを脱いだ。

21日午後、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールにて、映画「私が横になっている時」のメディア配給試写会および記者懇談会が行われ、オ・ウリ、チョン・ジイン、チェ・ジョンムン監督が出席した。

同作は、それぞれ異なる事情により眠れない夜を過ごしてきたソナ(チョン・ジイン)、ジス(オ・ウリ)、ボミ(パク・ボラムさん)が、お互いを理解する長い1日の終わりの物語を盛り込んだ作品で、韓国で28日に公開される。

今回初めての長編演出作を披露したチェ・ジョンムン監督は、映画の出発点に「哀悼」という感情があったと明かした。彼女は「単なる死に対する哀悼に限らず、人生を生きながらそばにいた人々が変わったり、別れたりする過程で感じる哀悼も含めた」とし「その感情が人物たちの関係の中から自然と表れてほしいと願った」と語った。

続いて「人々が生きていく姿、体を寄せ合っている姿を見せたかった」と、映画の企画意図を説明。また「3人がお互いの話を聞いてあげる方法を表現したかった」と語り、3人の人物の間で繊細な感情の交流を表現する演出を強調した。

チョン・ジインはソナ役に対して「自身の仕事の成功のために奮闘しながら走ってきたキャラクターだ。職場ではすぐに成長するものの、ある壁にぶつかって彷徨い、いつの間にか自分を見失っていく人物」と説明。韓国映画で比較的疎外されがちな30代女性を中心にストーリーを展開しながら、チョン・ジインは繊細な表現力でキャラクターの複雑な感情を伝えた。特に彼女は「人間として経験する成長痛に集中しようと思った」と明かし、存在の内面に注目した演技であることを示した。

ジス役を演じたオ・ウリは、初めての長編主演作である今作に「第一歩を踏み出す心」で臨んだ記憶を振り返った。劇中のジスという人物に対しては「周りの人々からもらう愛を信じ、その力でもっと強く行動できるキャラクター」と説明しながら、以前の作品とはまた異なるイメージを持ったキャラクターを通じて演技的な拡張を見せることを予告した。また「私たちが共感し、理解し、たくさん対話しながら一緒にやっていける『仲直り』のような映画だ」とし、観客にこの作品を慰めと繋がりの経験として感じてほしいというメッセージを伝えた。

写真=ジェナドゥエンターテインメント
ボミ役を演じた故パク・ボラムさんに対して、チェ・ジョンムン監督は「(初めての作品であるにもかかわらず)現場でもすごく集中してくれて、楽しんでくれた。誰よりもボミを大切にして、愛してくれた」と回想した。

チョン・ジインも「ボラムさんはボミとしてそこにいてくれて、私が大きなサポートを受けることができた」と言い、オ・ウリは「私を強くリードしてくれる感じ。一緒に撮影する時はいつも頼もしかった」と故人との生前の記憶を伝えた。監督と共演者たちの心からのメッセージは、故人に対する愛情と恋しさを感じさせた。

「私が横になっている時」は韓国で5月28日に公開される。

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元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・アルム

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