B.I、3rdフルアルバム「WONDERLAND」を発売“Heizeのおかげで楽曲が豊かになった”

B.Iが、3rdフルアルバムでカムバックした。

今月1日、B.Iは3rdフルアルバム「WONDERLAND」を発売。全11曲が収録された今作のタイトル曲「Ferris wheel」は、B.IとHeizeの感性的なボーカルが調和した楽曲で、過ぎ去った人生と夢、そして愛に関する回顧が込められている。

その他にも「PARADE」「Free fall」「To the moon」など彼の内面と青春の終わりを歌う楽曲が多数収録され、リスナーを魅了している。

――3rdフルアルバム「WONDERLAND」は、B.Iさんの青春についての告白であると説明されていました。このアルバムを制作することになったきっかけや、インスピレーションを受けたものはありましたか？

B.I：一番好きな気持ちの一つが“童心”なのですが、ある瞬間からその童心というものが薄れてきたんです。完全に消える前に童心を音楽で表現し、大事にしたいと思いました。歌詞を考えていたら、ファンの皆さんに伝えたいことを書いていました。そのようにしてスタートし、完成したアルバムです。

――「WONDERLAND」を一文で定義し、説明するならどのように表現できますか？

B.I：「忘れていた童心の再構築」です。

――タイトル曲「Ferris Wheel」の歌詞には、過ぎ去った人生と夢、愛についての回顧が込められているとおっしゃいました。この曲を制作する過程で、感情面において一番ターニングポイントになったことは何ですか？

B.I：時間が経つにつれて、何をしなければならないのかより、何をしてはいけないのか、あるいは何をしたいのかより、何をしたくないのかを先に考えるようになりました。それによって想像の幅が狭くなり、夢が単調になる経験をする中で感じた気持ちや、変化した考えの結果と言えるでしょうか。ただ、その結果を悲しい色に染めたくはないと思ったので、美しい童話のように表現してみました。

――「Ferris wheel」でHeizeさんとコラボした感想を教えてください。2年ぶりのフルアルバムのタイトル曲をHeizeさんと一緒に歌うことになった理由も気になります。

B.I：とても素晴らしいアーティストなので、コラボはとてもスムーズに進みました。歌をより豊かにしたいと思って、淡泊でありながらも切ない声を持つアーティストを探していましたが、その時にHeizeさんが思い浮かびました。

―― 今回のアルバムには「PARADE」「Free fall」「To the moon」など、感性的なタイトルが多いですが、これらの曲を通じて伝えたいメッセージは何ですか？

B.I：込めたいと思ったメッセージは童心でした。曲を聴いてみると、ちょっと幼稚かもしれませんが、その幼稚さを隠そうとはしませんでした。

―― 最近の音楽界でフルアルバムの発売は珍しいですが、2年ぶりのカムバックをフルアルバムにした理由はありますか？

B.I：ほぼ毎回フルアルバムを発売してきましたので、当然そうしなければならないと思いましたし、そうしたいと思いました。特に今回のアルバムはフルアルバムでなければなかなか伝わらないだろうと思いました。

―― 2年ぶりの公式カムバックです。これまで音楽においてどのような変化や成長がありましたか？

B.I：変化や成長があったという自覚はありません。変化や成長があったのなら、リスナーの皆さんの方が感じられるのではないかと思います。僕はただ最善を尽くして僕が感じた気持ちや考えをきちんと伝えたいと思いました。

――「WONDERLAND」を通じてファンの皆さんに一番伝えたかったメッセージは何ですか？

B.I：世の中に永遠なものはないと言うじゃないですか。全ていつかは別れるし、消えます。そのいつかが近づいた時、僕が少しでも安心したくて、ファンの皆さんに「それでも面白かった」という確認をしてほしかったのだと思います。

―― 最近、ソウルを皮切りにアジアの主要都市やヨーロッパの14都市など、世界各国をまわるツアーを成功裏に終えましたが、いかがでしたか？

B.I：とても楽しい経験でしたし、良い思い出になりました。公演を通じて成長しましたし、自分に足りない部分も確認できる時間になりました。

―― アーティストでありプロデューサーでもありますが、今回の3rdフルアルバムをプロデュースする過程でのエピソードと、これからチャレンジしたいことを教えてください。

B.I：約3年前から平昌（ピョンチャン）、釜山（プサン）、済州島（チェジュド）などあちこちを旅しながらこのアルバムの制作を始めたのですが、見た目を取り繕うことなく完成させた作品だと思います。また、挑戦したいことというよりは、最近ツアー中に作った歌を公演ですぐに流してファンの皆さんに共有したのですが、それが本当に楽しくて、最も意味のある時間だったと思います。

―― 他のアーティストとも様々な楽曲制作をしていると聞いています。アーティストとして自身の楽曲を作ることと、作曲者として参加することに違いはありますか？

B.I：作る過程に大きな違いはありませんが、僕ではなく、他の人の声で曲が満たされた時、感性が豊かになるような嬉しさがあります。

―― これまで変わらぬ愛を送ってくれたファンの皆さんへのメッセージや、今後の計画について一言お願いします。

B.I：いつもありがとうございます。今回のアルバムは特に皆さんに伝えたかった気持ちを込めた曲で構成されていますので、皆さんの感性を刺激することができれば嬉しいです。これからも皆さんとコミュニケーションしながら、素敵な記憶を一つでも多く作っておきたいと思います。