チャン・ドンユン、監督として手掛けた長編映画「麹」が富川国際ファンタスティック映画祭でノミネート

彼は前作「僕の耳になって」に続き、今回の作品でも深い視線と感覚的な演出力を基に、自身だけの世界をより一層拡張している。
「麹」は、マッコリ醸造所を背景に家族間の葛藤や和解、そして伝統と現代の衝突を繊細に描いた作品だ。父親と共に醸造所を運営してきたヒロインのダスルが、長年保管してきた“麹”を巡る対立の中で経験する内面の変化を情緒的に描き出した。この作品は“過去との和解”というテーマを深く描き、観客に重い響きを与える予定だ。
「富川国際ファンタスティック映画祭」にノミネートされたことは、彼にとって短編を越え、長編映画の監督としての本格的な飛躍を意味する。特に、前作で好評を博した人物の心理描写は、今回の映画でさらに深く描かれることが期待される。
チャン・ドンユンは映画祭の期間中、観客との会話(GV)にも参加し、作品に込められた話と演出のビハインドストーリーを伝える予定だ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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