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イ・ソンギュンさんの捜査情報を流出した警察官、罷免処分取消訴訟で敗訴

Newsen
写真=Newsen DB
イ・ソンギュンさんの捜査情報を流出して罷免された警察官が、罷免処分を取り消すことを求める訴訟を申し立てたが、敗訴した。

22日、仁川(インチョン)地裁行政1-3(部長判事:チャン・ユジン)によると、仁川警察庁所属していた30代の元警察官A氏が、仁川警察庁長を相手に提起した罷免処分取消訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

A氏は2023年10月、イ・ソンギュンさんの麻薬疑惑の事件捜査の進行状況、人的事項などが盛り込まれた報告書を写真で撮って転送する方式などで、記者2人に流出した疑いがもたれている。

あるメディアは、イ・ソンギュンさんの死亡翌日である2023年12月28日、該当報告書の編集本の写真と内容を報道し、仁川警察庁は懲戒委員会を開いて誠実義務と秘密厳守の義務などを破った責任を問い、A氏を罷免処分した。しかし、A氏は懲戒を不服とし、訴請審査(公務員が懲戒処分やその他、自身の意思に反する不利な処分や不作為に対して異議を提議する場合、これを審査し、決定する行政審判制度の一つ)を要求し、棄却されると今年2月に行政訴訟を申し立てた。

A氏は警察と記者の間の通常の関係を考慮すると、記者に情報を提供し、協力したことが大きく批判されることとは見られないこと、不正行為を深く反省していること、10年間警察官として誠実に勤務したことなどを考慮し、「罷免は過度に重く、違法である」と悔しさを訴えた。

しかし、裁判所の判断は違った。裁判部はA氏が高度の遵法性と職務倫理が要求される警察で、捜査中である事件の被疑者の個人情報と捜査内容保安の重要性を十分認識できる職位にいたという点、捜査対象者が立件されたかどうかが流出した場合、捜査に支障をもたらす可能性があるという点などを挙げ、権限なしに取得した情報を無断で流出し、捜査対象者の権利を侵害して、警察職務の公共性を棄損し、不正の程度が非常に重いと見た。

公務上秘密漏洩などの疑いでも裁判にかけられ、仁川地裁で裁判手続きが進んでいるA氏は、このような1審判決を不服として控訴し、ソウル高等裁判所仁川院外裁判部で控訴審が行われる予定だ。

これに先立って、イ・ソンギュンさんの捜査状況を地域新聞記者に教えた40代の仁川地検所属の検察官B氏も、A氏と一緒に裁判にかけられた。

イ・ソンギュンさんは生前、麻薬投薬関連の疑いで警察調査を受けたが、2023年12月27日に亡くなったまま発見された。故人の死亡により、麻薬投薬疑惑の事件は“公訴権なし”で終結された。
元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・アルム

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