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ヨム・ヘラン、様々な役を演じることへの感謝「私の世界を広げていく過程」

Newsen
写真=「COSMOPOLITAN」
ヨム・ヘランが、今まで見せたことのない表情を見せた。

「COSMOPOLITAN」は9月、女優ヨム・ヘランと撮影したグラビアを公開した。

韓国で9月に公開を迎え、下半期最高の期待作として挙げられている映画「仕方ない」。ヨム・ヘランは劇中で、オーディションに落ちても自信を失わない芸術家気質のイ・アラを演じた。

ヨム・ヘランの今回のグラビアは、いつも強力でパワフルな存在感を見せる彼女の魅力を収めたコンセプトで行われた。ヨム・ヘランは、各カットで驚きのビジュアルと存在感で完成させ、撮影現場を圧倒した。

グラビア撮影後に行われたインタビューで、ヨム・ヘランは公開前に絶賛を受けたベネチア国際映画祭のワールドプレミアの後日談から伝えた。「私は少し緊張しながら観ました。非常に韓国的な表現をどう翻訳されたのか、『仕方ない』という言葉の綾がある作品ですが、それをどう受け止めてくださるのか、どこを面白がってくださるのか? そういったことが気になったんです。あらゆる不安と緊張を抱えていました(笑)。それでも映画が終わった時、一つの山を無事に越えたと思い、胸がいっぱいになりました。俳優として光栄な瞬間に立ち会えたのです」と振り返った。また、ヨム・ヘランは自身が演じた「アラ」について、「アラにはイブのイメージがあります。物事をそのまま受け入れるのではなく、好奇心を持って積極的に開拓する人物だからです。今は望んでいることに失敗を繰り返していますが、それでももう一度立ち上がる女性です」と説明した。

「アラ」と女優ヨム・ヘランの似ている点について、「アラと私は、全然違う人物だと思いました。最初にシナリオをもらった時は少し不思議に思いました。私がこれまで見せてきた姿ではないのに、パク・チャヌク監督はなぜこの役に私を選んだのか気になったんです。だからこそ、俳優として今回の仕事は非常に貴重でもありました。私の中にないものではなく、しばらく隅に置いていた感情や、人前では見せまいとしていた姿をつい呼び起こす作品でした。今まで自らタブー視したり否定的に考えていたことも、改めて見つめ直すきっかけになりました」と語った。続けて「今までは表に出しても良い欲望について語ってきたとすれば、この作品で向き合った欲望は、他人に見せてはいけないような、あるいは少数だけが知っている欲望ではないかと思います。もしかすると映画をご覧になる観客の皆様には、そんなヨム・ヘランの姿が新鮮で違和感があるかもしれませんが、それだけに自分の領域を広げてくれて、観点を変えてくれた人物です」と付け加えた。

これまでヨム・ヘランが演じてきた人物は、それぞれ強烈な野心と鮮烈なストーリーを持っていた。女優として多彩な女性の物語があることについて、「こんなに様々な女性に出会えるなんて、驚きと感嘆の念に打たれます。この素晴らしく魅力的な女性を演じることは、結局私自身を愛するようになる過程であり、私の世界を広げていく過程だと感じます。ある人物を演じることになった瞬間、私はその人物を愛さずにはいられないんです。そうやって激しく掘り下げながら演じ終えると、まるで自分がその人物を完成させたような気分です。まるで心強い財産みたいです。主体的な女性を演じられるということは、本当に貴重で幸せなことなんです」と語った。また、ヨム・ヘランは演じる役柄だけでなく、「私も次世代を育てる立場として、自分がどの部分を教え、身を持って見せなければならないかについて責任感を持っています。自分がどんな人生を生きているのかを常に自覚しています。一人の女性であり女優として、作品の中で女性が語れる物語が増えていくことを夢見ています。機能的に消費されるのではなく、生き生きと動くキャラクターが存在する物語です」と語った。

最後に、作品の中で新たに披露したい姿について、ヨム・ヘランは「女優として、また違う姿をお見せできれば、何でも構いません。数千数万もの仏像を見て、ある僧侶が『これらは全て自分の中にある姿だ』とおっしゃったそうです。私も演技は数えきれないほどの“自分”を見つけていく過程だと考えています。まだどれほど多くの姿が自分の中にあるのか、そこからどんな新しいものが生まれるのかと思うとワクワクします」と答えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・アルム

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