G-DRAGON&IVE ウォニョンに李在明大統領まで!APEC首脳会議のプロモーション映像に登場…全員ノーギャラで出演

イルカ誘拐団はこれまで、独創的な発想とストーリーテリング、型にとらわれない新しい形式のコンテンツで、同制作会社ならではのジャンルを築いてきた。イルカ誘拐団が制作した作品は、「探してみたくなる広告」「広告に見えないコンテンツ」と好評を博しており、同社のシン・ウソク監督が今回の広報映像の演出を担当することが伝えられると、大きな期待が寄せられた。
シン監督は、独自のクリエイティブと濃密なストーリーで、従来の韓国主催行事の広報映像とは一線を画した、新鮮で新たな魅力を伝えた。特に、李在明(イ・ジェミョン)大統領やAPEC広報大使を務めたBIGBANGのG-DRAGONをはじめ、監督のパク・チャヌク、サッカー選手のパク・チソン、シェフのアン・ソンジェ、IVEのウォニョン、DJ兼プロデューサーのペギー・グー(Peggy Gou)など、韓国各分野の代表者を多彩な役でキャスティングしており、大きな注目を集めている。
今回、同映像の主な舞台は韓屋の食堂に設定され、各分野を代表する多彩な韓国セレブがカメオ出演した。また、彼らと共に、韓国の伝統文化が息づく慶州(キョンジュ)の姿が見える構成になっている。
続いて、APEC参加国のパイロットたちが座っている姿が映り、イ・ジェミョン大統領がマーシャラー(航空機を停止位置まで誘導する人)として登場。各国の航空機を韓国の航空機の横に整列させ、映像は終わる。誰もが理解しやすいストーリーの中で、多彩な象徴や比喩を用い、各国の代表が集うAPEC首脳会議が韓国・慶州で開催されることを、大胆に表現している。
これについて、シン監督は「イルカ誘拐団が制作するというニュースを受けて、ある人はコメディーを、ある人は斬新なクリエイティブを期待したかもしれません。それぞれからの異なる期待を意識しながら、演出の提案を検討しましたが、それよりもまず、目的と趣旨に集中することに決め、制作に参加しました。私たちが持つ創造性を土台に、最大限効果的な映像を作ることこそが私たちの役割だと考え、それを唯一の目標として制作を進めました」と趣旨を伝えた。

今回の映像は、一堂に会するのが難しい豪華キャストの出演という点でも話題を集めた。すべての出演者はもちろん、イルカ誘拐団の制作陣もギャランティ無しで参加し、特別な意味を加えている。シン監督は「メッセージを効果的に伝えるためには、韓国の大衆文化を代表しつつ、国際的にも知名度の高い人物が必要でした」と語り、キャスティングの過程での苦労を明かした。
G-DRAGONはニューヨーク公演直後に帰国して撮影を行い、その後すぐにラスベガスに出国するというハードな日程をこなした。パク・チャヌク監督も、多忙な映画のプロモーションスケジュールの合間を縫って、帰国時に合わせて撮影に臨んだ。
また、IVEのウォニョンとパク・チソン、アン・ソンジ、DJペギー・グーなど、すべての出演者が忙しいスケジュールを調整して快く参加してくれたと、シン監督は感謝の意を表した。
李在明大統領は、APEC参加国の航空機を誘導するマーシャラーの役割でサプライズ登場し、注目を集めた。監督は「開催国を代表する人物として、李在明大統領には必ず参加していただく必要があると考えました」と語り、「ただし、権威的に描きたくはなかったため、参加国の航空機を誘導する駐機係の役割をお願いしました。容易ではない選択にもかかわらず快く引き受けてくださり、感謝しています」と述べた。
また、シン監督は「このプロジェクトの主な目的は、APEC首脳会議が慶州で開催されることを知らせるとともに、国民が国家行事の開催に対して誇りや高揚感を感じられることだと思いました。私自身も参加できて感謝しています」と感想を語った。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・スンギル
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