その後
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ホン・サンス監督のカンヌ進出作「その後」7月6日の韓国公開を確定
ホン・サンス監督と女優キム・ミニの新作「その後」が7月6日の韓国公開を確定した。「その後」は2004年「女は男の未来だ」で「カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に招待された後、通算4番目にコンペティション部門に招待されたホン・サンス監督の作品だ。「女は男の未来だ」に続き、2005年「劇場伝」で2年連続「カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に招待されたホン・サンス監督は、2012年に「他の国で(IN ANOTHER COUNTRY)」でもう一度「カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に招待された。「その後」は出版社で働く主人公のアルム(キム・ミニ) が、既婚者である上司のボンワン(クォン・ヘヒョ) の浮気相手だと誤解されながら繰り広げられるストーリーを描く。ホン・サンス監督とキム・ミニの「Right Now,Wrong Then」「夜の海辺で一人」「クレアのカメラ」に続く4度目の作業となる。映画の国内公開とともにホン・サンス監督とキム・ミニがもう一度韓国内の公式席上に姿を現すのかにも関心が集まっている。2人は3月に韓国で行われた「夜の海辺で一人」のマスコミ向け試写会で「愛し合っている」と関係を認めた。今年の「カンヌ国際映画祭」の公式記者会見でも関係を再び明かした。
カンヌ国際映画祭、韓国映画の受賞ならず…最高賞パルム・ドールはリューベン・オストルンド監督の「The Square」
今年も、受賞はなかった。「第70回カンヌ国際映画祭」閉幕式は昨日(28日) 午後7時(現地時間) フランスのカンヌ・ルミエール大劇場で開かれた。「オクジャ」(ポン・ジュノ監督) と「その後」(ホン・サンス監督) の2本の韓国監督作品がコンペティション部門に招待され、期待を集めた韓国映画は、今年も受賞できなかった。イ・チャンドン監督の「詩」が脚本賞を受賞してから、7年間受賞がない。特に今年は、パク・チャヌク監督が審査委員になり、さらに期待が高かった。ストーリーミング用映画としては最初で最後にコンペティション部門に招待された「オクジャ」は、授賞式前から映画祭の最高の話題で、「その後」は、ヨーロッパ圏の媒体で絶賛され、受賞の可能性を高めた。さらに、二人ともカンヌ映画祭が持続的に新作を管理するカンヌファミリーであるだけに、受賞に対する期待を高めた。韓国映画がカンヌで受賞したのは、パク・チャヌク監督の「オールドボーイ」(審査委員大賞) と「渇き」(審査委員賞)、イ・チャンドン監督の「ポエトリー アグネスの詩」(脚本賞)、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨン(女優主演賞)、「酔画仙」のイム・グォンテク監督 (監督賞)、「アリラン」のキム・ギドク監督(ある視点賞)、「ハハハ」のホン・サンス監督、「サークルライン」のシン・スウォン監督(批評家週間Canal+賞) が全部だ。世界3大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン) まで視野を広げても、韓国映画の国際映画祭での立地が狭まったのは事実だ。キム・ミニが今年2月、ベルリン映画祭で「夜の海辺で一人」で、韓国女優では初めて女優主演賞を受賞し、受賞がない時期を解決した。今年、最高賞であるパルム・ドールは、スウェーデンのブラックコメディ映画「The Square」が受賞した。公式招待作発表後、20本目の競争作に選ばれた「The Square」は、広場で設置展示をする芸術家と広報会社の計画がすれ違ったことで繰り広げられるハプニングを描く。「フレンチアルプスで起きたこと」で、カンヌ国際映画祭にて注目する価値のある視点部門の審査委員賞を受賞した、リューベン・オストルンド監督の初めての英語映画だ。他にも映画祭期間の間好評された「BPM(Beat Per Minute)」が審査委員大賞を受賞した。同性愛者の人権とエイズ運動団体アクトアップの活動を描いた作品で、ロビン・カンピージョ監督は、初めてカンヌコンペティション部門進出に、審査委員大賞という大きな栄誉を手に入れた。審査委員賞も幅広く好評された「Loveless」が受賞した。「Loveless」は「裁かれるは善人のみ」で脚本賞を受賞したロシア出身のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督が演出し、離婚調停中の夫婦が子供たちを探しに出る物語を描く。受賞作(者) リスト(作品名はすべて原題)◆パルム・ドール:「The Square」(監督:リューベン・オストルンド、スウェーデン)◆審査委員大賞:「BPM(Beat Per Minute)」(監督:ロビン・カンピージョ、フランス)◆審査委員賞:「Loveless」(監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ、フランス)◆監督賞:ソフィア・コッポラ(「The Beguiled」フランス)◆脚本賞:「The Killing of a Sacred Deer」(監督:ヨルゴス・ランティモス、アメリカ)、「You Were Never Really Here」(監督:リン・ラムジー、イギリス)◆女優主演賞:ダイアン・クルーガー(「In the Fade」、ドイツ)◆男優主演賞:ホアキン・フェニックス(「You Were Never Really Here」、イギリス)◆カメラ・ドール:「Jeune Femme」(監督:レオノール・セライユ)◆短編部門パルムドール:「A Gentle Night」(監督:チウ・ヤン、中国) ◆第70回記念名誉賞:ニコール・キッドマン◆スペシャル・メンション(短編):「Katto」(監督:テッポ・アイラクシネン)◆エキュメニカル賞:「光」(監督:河瀬直美、日本)
【PHOTO】映画「その後」ホン・サンス監督からキム・ミニまで、カンヌ国際映画祭レッドカーペットに登場
22日午後(現地時間)、フランス・カンヌのリュミエール劇場で開催された「第70回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門の進出作映画「その後」(監督:ホン・サンス) のレッドカーペットイベントにクォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、キム・ミニ、ホン・サンス監督、キム・セビョク、キム・ヒョング撮影監督(左から) が出席した。
ホン・サンス監督、ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビュー内容が公開…キム・ミニについての言及は?
ホン・サンス監督がニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューを通じて、カンヌ国際映画祭に出品された「その後」と「クレアのカメラ」の制作過程について明かした。ニューヨーク・タイムズは17日(現地時刻)、ホン・サンス監督とのeメールインタビューを公開した。今回のインタビューで、ホン・サンス監督は「僕は新しいことをすることに対してあまり心配しない。僕は昨日とはいつも違う。だから僕はいくら小さくても、いつも反応して、集めて、結合させる」と強調した。ホン・サンス監督は、今年カンヌ国際映画祭で異例に2本の映画が同時に出品される快挙を成し遂げた。キム・ミニとクォン・ヘヒョが主演を務めた「その後」はコンペティション部門に出品され、フランスの国民的女優イザベル・ユペールが主演を務め、キム・ミニとチョン・ジニョンらが出演した「クレアのカメラ」は、スペシャルスクリーニング部門に公式出品された。「クレアのカメラ」は昨年カンヌ映画祭の期間中に撮影した映画だ。2週間という短い期間で撮影を終えた「クレアのカメラ」は、上映時間が69分に過ぎない。イザベル・ユペールをキャスティングしたことに対して、ホン・サンス監督は「直接電話をかけた。イザベル・ユペールに『僕はカンヌで映画を作ることに興味があるけれど、あなたも興味があるか』と聞いた」とし、キャスティング当時を振り返った。ニューヨーク・タイムズは最近キム・ミニとのプライベートをそのまま収めたような、自伝的な映画内容にも注目した。ニューヨーク・タイムズは3ヶ月間韓国で撮影された「その後」を紹介し、「『その後』の制作はカンヌでの2週間の撮影よりもっとバタバタしたかもしれない。ホン・サンス監督はここ1年間、自身の映画の特徴である複雑な関係を経験したことがある」とキム・ミニとの関係に言及した。ホン監督は「ソウルで『その後』を撮るとき、パパラッチに苦しめられたけれど、大丈夫だった」と明かした。ニューヨーク・タイムズはキム・ミニとの関係に注がれるマスコミの関心が彼の想像力に影響を与えたかを聞く質問に、ホン監督がこのような返答をしたと述べた。カンヌ国際映画祭に出品されたホン・サンス監督の映画「クレアのカメラ」と「その後」は21日と22日にそれぞれベールを脱ぐ。
ホン・サンス監督のカンヌ進出作「その後」ポスター&ストーリーが初公開
ホン・サンス監督の「第70回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門進出作「その後」のポスターとストーリーが、本日(8日) 初公開された。ポスターは、俳優クォン・ヘヒョが食卓の前で夢中になって何かを考えている姿をモノクロで盛り込んだ。ストーリーは次のとおりだ。アルム(キム・ミニ) は、小さな出版社に就職する。アルムの上司ボンワン(クォン・ヘヒョ) は、出版社で仕事をしていた女性と愛し合ったが、最近別れたばかりだ。所帯持ちのボンワンは、今日もうす暗い夜明けに家を出て、出版社で仕事をする。別れた女性に対する記憶がボンワンを辛くさせる。ボンワンの妻はボンワンの恋愛ノートを発見して、出版社に走っていく。彼女はアルムをボンワンの浮気相手だと誤解する。「その後」のストーリーは、「あなた自身とあなたのこと」と繋がっていると考えられる。「あなた自身とあなたのこと」でイ・サンウォン(クォン・ヘヒョ) は、ジョンミン(イ・ユヨン) に以前出版社で会ったことがないかと尋ねるシーンが出てくる。「第70回カンヌ国際映画祭」は、17日から開催される。
ホン・サンス監督&キム・ミニ、カンヌ国際映画祭に出席…制作会社側がコメント“出席は当たり前のこと”
第70回カンヌ国際映画祭に作品を出品したホン・サンス監督と女優キム・ミニが来月一緒に出席する。映画制作会社側の関係者は24日午前、OSENとの取材で「ホン・サンス監督とキム・ミニの作品がカンヌ国際映画祭に出品されたので、出席するのは当たり前のことだ」と明らかにした。この関係者は「2人が現地でレッドカーペットイベントや観客との対話(GV) に出席する予定だ」と付け加えた。ホン監督の20作目の長編映画「クレアのカメラ」は、非コンペティション部門のスペシャルスクリーニングに、21作目の長編映画「その後」はコンペティション部門に出品された。これに先駆けて2012年ホン・サンス監督の「他の国で(IN ANOTHER COUNTRY)」がコンペティション部門に出品されたことがある。これでホン・サンス監督は5年ぶりにもう一度カンヌのレッドカーペットを踏むことになる。その他にもポン・ジュノ監督の映画「オクジャ」がコンペティション部門に出品され、ピョン・ソンヒョン監督の「名もなき野良犬の輪舞」とチョン・ビョンギル監督の「悪女」がミッドナイトスクリーニング部門に公式招待された。長編映画だけではなく、短編映画部門でも「キム監督」「インタビュー:謝罪の日」など2本の映画が公式招待され、韓国映画の底力を見せつけた。カンヌ国際映画祭はベルリン、ベネチアと共に3大国際映画として最高の権威を認められている。毎年5月2週間にわたって開催され、授賞部門はパルム・ドール、審査委員特別グランプリ、男優賞、女優賞、監督賞、脚本賞などのコンペティション部門と、非コンペティション部門、ある視点、ゴールデンカメラ、シネフォンダシヨンなどで構成されている。
「第70回カンヌ国際映画祭」ポン・ジュノ監督「オクジャ」&ホン・サンス監督「その後」がコンペティション部門に進出
ポン・ジュノ監督の「オクジャ」とホン・サンス監督の「その後」がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に進出した。昨日(13日) 午後(韓国時間)、カンヌ国際映画祭の組織委員会は第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に進出した作品のリストを発表した。同映画祭の組織委員会は、韓国映画の優秀性について言及し、特にホン・サンス監督の独特な撮影技法について伝えた。続いてホン・サンス監督の「クレアのカメラ(Claire's Camera)」は、スペシャルスクリーニング部門に招待されたと明かした。「クレアのカメラ」はフランスの女優イザベル・ユペール、キム・ミニ、チョン・ジニョン、チャン・ミヒなどが出演した作品だ。続いて組織委員会は非コンペティション部門であるミッドナイト・スクリーニング部門にピョン・ソンヒョン監督の「名もなき野良犬の輪舞」、チョン・ビョンギル監督の「悪女」が上映されると明かした。発表直後「名もなき野良犬の輪舞」は「尊敬する先輩監督らが招待された部門に招待していただき、とても光栄だ。『名もなき野良犬の輪舞』は既存の犯罪アクションスタイルを脱ぎ捨て、新しい試みをやってみたが、それを高く評価していただけたようで、感謝している」と伝えた。また「悪女」は、デビュー作「私たちはアクション俳優だ」で第27回バンクーバー国際映画祭をはじめ、国内外の多数の映画祭に招待され、映画界の期待を集めたチョン・ビョンギル監督の新作だ。特に「悪女」の主演俳優キム・オクビンとシン・ハギュンは2009年パク・チャヌク監督の「渇き」に続き、2度目のカンヌ国際映画祭に参加するということで、さらに意味がある。特にこの日、コンペティション部門の発表では、ホン・サンス監督とポン・ジュノ監督が言及され、注目を集めた。委員会は韓国映画のうち、ポン・ジュノ監督の「オクジャ」とホン・サンス監督「その後」をコンペティション部門の進出作として発表した。第70回カンヌ国際映画祭は5月17日から28日まで開かれる。