Kstyle
Kstyle 14th

ペースメーカー

記事一覧

  • 不滅のキム・ミョンミンにおける演技の巨塔「ペースメーカー」

    不滅のキム・ミョンミンにおける演技の巨塔「ペースメーカー」

    全てのスポーツには全盛期がある。もちろん個人差があるだろうが、自然の摂理上10代後半から20代前中盤までが全盛期で、その後下降することが一般的だ。ところがマラソンは例外だ。42.195kmを休むことなく走るマラソンは、年齢が若いほど有利だと思われるが、本来新記録を出す有名選手は30代初中盤だ。力と持久力、そして経験と精神力が必要なので、中長距離選手として活動して30代になってマラソンに転向するケースが多い。俳優キム・ミョンミンの歩みもマラソンに似ている。1996年にSBSの6期タレントでデビューしたキム・ミョンミンは、20代の間は長い無名の下積み生活を経て、32歳になった2005年に大河ドラマ「不滅の李舜臣」を通じてはじめて表舞台に出ることになった。同作品でその年にKBS演技大賞を受賞した後、俳優として名を馳せはじめたキム・ミョンミンは、2007年に「白い巨塔」、2008年には「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」を通じて演技のプロメソッド演技の第1人者という絶賛を受け、粘り強い人気を得ている。キム・ミョンミンはとりわけ自身を追い詰めて演技に臨む俳優だ。苛酷なほどキャラクターと一体化する彼は、2009年に映画「私の愛、私のそばに」の撮影当時、実際のルー・ゲーリック病の患者のように見せるために4ヶ月で20kgを減量するプロ根性を見せた。病気の進行速度により徐々に痩せなければならないため、撮影の最後には何も口にせずに、健康を害するほどであった。そして最近またその当時のようにがりがりに痩せこけた姿で現れ、世の中を驚かせている。映画「ペースメーカー」で、一線から退いたマラソンランナーのチュ・マノ役でスクリーンに登場したのだ。「ペースメーカー」というのは、優勝が確実な選手のペースを調整する影の選手で、チュ・マノは生まれつきの身体的欠陥のために一線から退いたマラソンランナーで、突出した前歯からどもりがちな発音まで、見かけからしても負け犬であることが分かる。しかし一生他の人のために30キロだけを走ってきたチュ・マノが、生まれて初めて自分のために42.195kmの完走に挑戦する感動的なストーリーだ。演じる人物と徹底的に一体となってリアリティーを追求するキム・ミョンミンは、今回の撮影で一日中走ることにより実際のマラソン選手と似たスリムな体と馬のような筋肉質な太ももを持つようになった。発音、しゃべり方、声まで徹底して計算してチュ・マノに完全に変身し、やぼったい外観とは全く異なる繊細な演技で感動を提供する。マラソンランナーは体ひとつで自身とのすさまじい戦いに勝ち、42.195kmを完走しなければならない孤独な人であるが、その過程は俳優の仕事と似ている。特に先天的に足が不自由なチュ・マノのように、彼も2002年に「スタントマン」という映画の撮影で、負傷した過去がある。自身を完全に明け渡して、演じる人物になりきるキム・ミョンミンは、マラソンランナーのように出演する作品ごとに全力疾走して、最善を越えた最高を作った。作品を選択する時、一番最初に見るのがシナリオの真実性だというキム・ミョンミン。俳優15年目の彼は、毎朝ボールペンを噛みながら台詞の練習をして、新しい作品の撮影に入るたびにストレスで逆流性食道炎に苦しめられるほど、俳優人生に没頭している。精神より体がさらに正直で、世の中を説得するためにはまず自身を説得しなければならないという信念を持った不滅のキム・ミョンミンの演技の巨塔は、日に日に高まっている。

    マイデイリー
  • 実の姉弟オム・ジョンファVSテウンのスクリーン対決!初日の結果は?

    実の姉弟オム・ジョンファVSテウンのスクリーン対決!初日の結果は?

    実の姉弟であるオム・ジョンファとオム・テウンの旧正月スクリーン対決に注目が集まる中、初日は姉が一歩リードするという結果になった。また自身の出演作二本が同時に公開されたアン・ソンギは、低予算映画「折れた矢」が公開初日に興行成績3位にランクインし、好調なスタートを切った。19日午前に発表された映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によれば、18日に公開された「ダンシング・クィーン」が4万5,779人を動員して、ボックスオフィスの2位にランクインした。「ダンシング・クィーン」はファン・ジョンミンとオム・ジョンファが主演を務める映画で、往年の新村(シンチョン)のマドンナであり、叶えることができなかった歌手の夢を実現しようとする主婦を熱演したオム・ジョンファの活躍が際立つ作品だ。興味深いのはオム・ジョンファの実弟であるオム・テウンも、同日に公開された映画に出演しているという点だ。しかし、姉が好スタートを切った反面、オム・テウンの「ネバーエンディングストーリー」は1万1080人の動員数を記録し、9位の興行成績となった。姉弟のスクリーン対決の初日は、姉に軍配が上がった。 また、アン・ソンギは、自身の主演作「折れた矢」と、出演作「ペースメーカー」が同時に公開された。裁判所を舞台に多少デリケートな主題を扱った「折れた矢」は、3万204人を動員して興行成績3位でスタートした。3億ウォン(約2042万円)の低予算映画という点と、興行成績5位圏の映画の中で最も少ない245ヶ所でしか上映されていない点から見ても、悪くないスタートだ。 一方358ヶ所で上映されている「ペースメーカー」は、2万2365人を動員して5位にランクインした。アン・ソンギにとって、「折れた矢」さらに特別な作品だろう。「ホワイト・バッジ」のチョン・ジヨン監督と20年ぶりに手を組んだ作品であることに加え、「折れた矢」をアン・ソンギの新しい代表作として記憶されるほどの演技を見せたという評価を受けているためだ。出演する2本の映画で対決を繰り広げているアン・ソンギは、公開初日から嬉しい結果を得ることができた。

    マイデイリー
  • Vol.2 ― キム・ミョンミン「僕も財閥2世を演じてみたい」

    Vol.2 ― キム・ミョンミン「僕も財閥2世を演じてみたい」

    俳優キム・ミョンミンというと、韓国ではリアルな演技をしっかり見せてくれる俳優の代名詞だ。彼は、19日公開の映画「ペースメーカー」で、もの寂しく貧乏ったらしいチュ・マンホというキャラクターに完璧になりきった。先天性の疾患でマラソンランナーの夢を諦め、影の立役者であるペースメーカーとして生きるチュ・マンホの人生を表現するため、彼はもう一度魂身の力を振り絞った。 キム・ミョンミンは4日午前、ソウル三清洞(サムチョンドン)で行われたインタビューで「チュ・マンホは、神様がくれたプレゼントのようだった。シナリオを読み終わった後、涙がとめどなく流れた。チュ・マンホと僕の共通点も多かった。『これは本当に僕がやらなくちゃだめなんだ』と思った。頭の中でチュ・マンホというキャラクターが走り回っていた。その時は、この作品がどれほど大変か、まったく分かっていなかった。2回読んでみて『本当に大変だな』と気づいた。ため息ばかりついたが、『それでもやらなくちゃ』と思って結局やった」と、この作品を選んだ理由について語った。チュ・マンホとの共通点について彼は、「たった一人で黙々と自分自身との戦いを続けながら完走する姿だ」と話した。俳優としてキャリアを積みながら一人孤独に戦ってきた人生とチュ・マンホの孤独な人生が、彼の頭の中でオーバーラップしたのだ。そんなチュ・マンホを演じるため、キム・ミョンミンは入れ歯まではめた。紳士的なキム・ミョンミンのイメージはまるでなく、汗をだらだらかきながらひたすら走り続けるチュ・マンホは、こうして誕生した。チュ・マンホになりきり過ぎたばっかりに「ビジュアルにもっと気をつければよかった」と冗談をいうキム・ミョンミンだが、そんな彼に「こうなるとキム・ミョンミンの財閥2世キャラも見てみたい」と告げたところ、彼は「僕もやってみたいです」と話した。「僕が持っているものを基盤にできるだけやってみないとだめだと思います。男の魅力は必ずしも顔ではないので、声をもう少し変えて服装や行動、話し方をハイクラスに合わせたらいけるんじゃないかと思います」キム・ミョンミンは、韓国ドラマでは欠かすことのできない財閥2世までも演じる気でいる。期待せずにいられない。財閥2世ではないが、キム・ミョンミンのハイクラスな変身は、近々お目にかかれるだろう。彼は、ヒョンビン、ハ・ジウォン主演の大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」を執筆した脚本家キム・ウンスクの次回作「紳士の品格」の主人公として名前が上っている。キム・ミョンミンの所属事務所関係者は、「現在、撮影中の映画『ハリガネムシ』の撮影が、3月に終わる予定だ。当初、『紳士の品格』の撮影スケジュールと重なって調整は難しいと考えられていたが、ドラマの撮影スケジュールが先延ばしとなり、出演可能な兆しが見えてきた」と前向きな立場を明らかにした。

    マイデイリー
  • Vol.1 ― 映画「ペースメーカー」キム・ミョンミン「役作りのための入れ歯に反対も多かった」

    Vol.1 ― 映画「ペースメーカー」キム・ミョンミン「役作りのための入れ歯に反対も多かった」

    本物の演技と称される俳優キム・ミョンミンが、役作りの為に入れ歯をはめたと聞き、「そこまでやらなければならないのか」と、まず思った。彼ならば目立つために容姿を変えたりしなくても十分だろう。なのになぜ入れ歯まではめたりするのだろう、そう考えていた。だが、映画「ペースメーカー」を観た後、その入れ歯がどれほどキャラクターとマッチしているかということに気づいた。出っ歯になった顔は、マラソン選手の記録を縮めるためのペースメーカーである主人公チュ・マンホの、黙々と自分のペースで生きてきたイメージと良く合っていた。入れ歯をはめているせいで濁ってしまった発音も、彼のキャラクターにぴったりだった。4日、ソウル三清洞(サムチョンドン)で会ったキム・ミョンミンは、「入れ歯については、賛否両論があった。発音が一番大きな理由だったんだけど、僕はチュ・マンホという人物にハキハキとした発音は似合わないと思った。もちろん、そこまでしなくてもよかった。でも正解はないものだし、ただ自分の選択だと言うしか」と語った。 賛否両論の中で選択しただけに、彼の責任は大きかった。「こだわったのは僕だからすべての責任は、自分に返ってくると思った。それだけセリフを話すときに気を使わなければならなかった。たどたどしいけど何を言っているのか理解できる発音、それを探したかった。本当に緊張した。演じた後は、真っ先に音響スタッフのところに行って、『発音はどうだった?』と聞いてチェックしていた」彼は、見えないところまでとても細かく気を遣う俳優だ。わざわざ気を遣うというより、完全にその人物になりきって演じるから自然とそうなってしまうようだ。キム・ミョンミン主演の時代劇「不滅の李舜臣(イ・スンシン)」での有名なエピソードの一つに、「イ・スンシンは銃で撃たれた後、打たれたほうの肩を下げて歩いた」というものがある。監督が指導したわけでもなく、彼は座る姿勢にも気を遣っていたという。 これほどまでに役に入り込んでしまうと、役から抜け出すまでに時間がかかるのではないのだろうか。 「そうですね。熱い恋愛をしたのに愛する恋人と別れなくてはならない時のような空しさを感じる。うつ病になるときもあるし、精神的にも本当に辛い。でも、失恋には時間が一番の薬であるように、僕も時が経てば癒される。失恋の痛みを克服する方法が新しい恋人に出会うことであるように、僕もほかのキャラクターに出会うことで解消されるんです。」 恋人という言葉が出たのでお聞きしたい。この作品でキム・ミョンミンとAraの小さな恋もあるが、それについては? 彼は、「恋ってことにしなきゃいけませんか。この作品をきっかけにずっとこんな感じ(若い女優との恋愛)で行こうと思います」と冗談を言った。 本物の演技キム・ミョンミンの名演技を観ることができる映画「ペースメーカー」は、19日から公開。

    マイデイリー
  • 「ペースメーカー」キム・ミョンミン、メソッド演技で引っ張る124分

    「ペースメーカー」キム・ミョンミン、メソッド演技で引っ張る124分

    対象と同一化を追求する極寫實主義的演技(役に入り込み、その役と全く同じように身も心も演じること)をすることをメソッド演技と言う。韓国内ではなんといってもキム・ミョンミンが演技の大御所と言われている。「私の愛、私のそばに」で死を宣告された患者を演じ、驚くほどに体重を減らしたキム・ミョンミンは新映画「ペースメーカー」でも大変な思いをした。ランナー、そして他人のペースの調節のために30kmまで走ることができるペースメーカーのジュ・マノとして、初めから終わりまで走り、また走り汗を流さなければならなかった。きついランナーだが、他人のために走らなきゃいけない人生なだけに落ち着き、時には貧乏くさいジュ・マノを演技するために、キム・ミョンミンは口の中に入れ歯までつけた。そこまでしなくてもいいのではないかという考えもあったが、そのおかげでキム・ミョンミンよりはジュ・マノという人物に見えた。映画を撮るたびに大変苦労をしている理由について彼は、「走るシーンがメインで、そのシーンの中でジュ・マノの辛い心情、切なさと真剣さをどう表現するか考え、言葉を発しながら走る姿を思い出した。入れ歯はそこでアイディアを出した。また特別痩せようとは思わなかった。食べものもたくさん食べたが、練習量が多く太らなかった。どっちにしろ最善を尽くしてランナーになろうと思った」と語った。ストーリー全体はスポーツ映画特有の起承転結に加え、ジュ・マノの胸がジーンとするような家族話まで加わり、古臭いという評価をなくすのは難しそうだ。だが、キム・ミョンミンのメソッド演技自体が与えてくれる感動はやはり強く余韻を残す。心温まるスポーツ映画だ。公開は19日、ランニングタイム124分。

    マイデイリー
  • “入れ歯”のキム・ミョンミン「ただひたすら走り抜く、病気の馬になりきる為に」

    “入れ歯”のキム・ミョンミン「ただひたすら走り抜く、病気の馬になりきる為に」

    俳優キム・ミョンミンが入れ歯をはめて演技したきっかけについて「ただひたすら走り抜く、病気になった馬の気持ちになりきる為だ」と語った。 20日午前、ソウル市広津区(クァンジン)紫陽洞(ジャヤン)にあるロッテシネマ建大入口店で、映画「ペースメーカー」の制作発表会が行なわれた。劇中、主演のペースメーカーチュ・マノを演じたキム・ミョンミンは入れ歯をつけ、不自然な口元を演出した。これについて、キム・ミョンミンは「初めて台本を読んでチュ・マノという人物について考えた時、病気の馬が休むことなくただひたすら走り続ける姿が頭に浮かんだ。馬が走るシーンにおいて最も強調されるのは、まさに目と口。休まずに走る時に歯茎がむき出しになる口元や激しく呼吸する様子は痛ましい」「実際口の部分を強調してみようと何度か試みたが、ランナーたちはほとんど無表情。激しい表情がひとつも出てこない。私に唯一できたことは、呼吸を表現する口に重点を置く事だったので、そこで入れ歯というアイデアを思いついた」と語った。共演したアン・ソンギは「あそこまで演技する姿を見て正直胸が痛かった。むしろ私が苦労した方がいいんじゃないかとも思ったりした」とそばで見守る側の苦しい心境も語った。ペースメーカーとは、マラソンや水泳などの競技で優勝候補の記録を更新させるために戦略的に投入される選手で、ひたすら他人の栄光のために走らなければならず、決してメダルを首にかけることのない国家代表選手のことを言う。来年1月19日に韓国で公開する。

    マイデイリー
Kstyle 特集・タイアップ一覧