ユ・ハ
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【PHOTO】イ・ミンホ&キム・レウォンら「江南ブルース」グローバルプレミア試写会に出席“ファイト!”
20日午後、ソウル三成洞(サムソンドン)MEGABOX COEX店で開かれた映画「江南(カンナム)1970」のグローバルプレミア試写会にユ・ハ監督、イ・ミンホ、AOA ソリョン、キム・レウォン、チョン・ジニョンが出席した。イ・ミンホ、キム・レウォン主演の「江南ブルース」は1970年代のソウル、開発が始まった江南を巡る二人の男性の欲望と義理、裏切りを描いた作品で、「マルチュク青春通り」「卑劣な街」に次ぐユ・ハ監督の街3部作の完結編だ。
【PHOTO】イ・ミンホ&AOA ソリョンら「江南ブルース」出演者、レッドカーペットに登場“ファンと記念撮影”
ユ・ハ監督と俳優ハン・ジェヨン、チョン・ジニョン、AOA ソリョン、イ・ミンホが18日午後、仁川(インチョン)市延寿(ヨンス)区東春洞(ドンチュンドン)のSquare Oneで開かれた映画「江南ブルース」のレッドカーペットイベントに参加した。「江南ブルース」は一攫千金が可能だった激動とロマンの時代である1970年、権力と暴力が共存する江南の権力争いの最前線で、成功に向けた欲望を追う二人の男の物語を描いた作品である。韓国で21日に公開される。
【PHOTO】イ・ミンホからキム・レウォンまで「江南ブルース」マスコミ試写会に登場“応援お願いします!”
13日午後、ソウルCGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「江南ブルース」のマスコミ向け試写会にチョン・ジニョン、イ・ミンホ、AOAのソリョン、キム・レウォン、ユ・ハ監督が登場した。「江南ブルース」は「マルチュク青春通り」「卑劣な街」に次ぐユ・ハ監督の街3部作の完結編で、1970年代に江南の土地の利権をめぐる二人の男の欲望と義理、裏切りを描いた。「江南ブルース」は、21日に韓国で公開される予定だ。
「整形していない、数少ない芸能人の一人」ユ・ハ監督、AOA ソリョンを抜擢した理由を明かす
ユ・ハ監督がガールズグループAOAのソルョンを映画にキャスティングした理由を明かした。8日午後、NAVER映画でアクション映画「江南ブルース」(監督:ユ・ハ、制作:モベラピクチャーズ・SHOW BOX)のムービートークが行われた。キム・ジョンデ(イ・ミンホ)が唯一守ってあげたいと思う、命より大切な妹カン・ソネを演じたソリョン。彼女は「江南ブルース」で初めての映画に挑戦した。ソリョンをキャスティングしたユ・ハ監督は「1970年代は整形手術がなかった。だから整形美人ではなく自然美人を探した。その時、ソリョンが入ってきた」と説明した。彼は「ソリョンは整形をしていない、数少ない芸能人の一人だ」と暴露し、笑いを誘った。「江南ブルース」は1970年代のソウル、開発が始まった江南の地を巡る二人の男の欲望と義理、裏切りを描いた作品だ。イ・ミンホ、キム・レウォン、ソリョンらが出演し、「凍える牙」「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」「卑劣な街」「マルチュク青春通り」「情愛」を演出したユ・ハ監督の新作である。韓国で1月21日に公開される予定だ。
「江南ブルース」10年かかったユ・ハ監督の“街3部作”は通じるか?
2004年「マルチュク青春通り」、2006年「卑劣な街」。そして今年「江南ブルース」(制作:モベラピクチャーズ、SHOWBOX)。ユ・ハ監督が10年かけて完成させた街3部作がいよいよ公開される。「マルチュク青春通り」で1970年代の江南(カンナム)マルチュク通りを舞台に制度圏の教育の外側に押し出された若者たちを描いてから10年。「卑劣な街」で一人の若いヤクザが身体一つで成り上がろうとすべてをかけて飛び出すも、結局彼のいる街は裏切りがはびこる卑劣な街であったことを見せてから8年。物語を完結させる「江南ブルース」が登場する。ユ・ハ監督は街3部作の完結編にあたる「江南ブルース」では、江南の開発が始まった1970年代に戻ってきた。江南の地を巡る利権争いの最前線で、それぞれ異なる利益のために命をかけて動く孤児出身の二人の若者ジョンデ(イ・ミンホ)とヨンギ(キム・レウォン)の姿を通じて、何も持っていない若者たちが作り出す欲望と裏切りのドラマを見せる予定だ。また何も持っていないがために、すべてを得たいと思う青春真っ只中の若者たちの物語という点で、これまでの二作品に続く青春3部作の要素も持っている「江南ブルース」は、「マルチュク青春通り」と「卑劣な街」でクォン・サンウとチョ・インソンをスターから俳優へと成長させた延長で、イ・ミンホとキム・レウォンの新たな姿を期待させる。これに加え、泥沼アクションシーンを通じて、代役なしのロングテイクで命をかけて衝突するアクションをリアルに見せるシーンは「マルチュク青春通り」の屋上アクションと「卑劣な街」の陸橋アクションを継ぐ街3部作のハイライトだ。190年代後半、教権という名で暴力を振る大人たちの卑劣な姿に似ていく子どもたちの暴力を描いた「マルチュク青春通り」。そして21世紀ソウルの卑劣な街を舞台に、ただきちんと暮らしたかっただけの一人の若者の夢がどのように裏切られ、壊されるのかをリアルに描いた「卑劣な街」。「江南ブルース」は欲望と義理、裏切りというテーマを持つ何も持っていない若者たちを通じて、ダイナミックに描写してきたユ・ハ監督の街3部作の完結編にふさわしく、江南開発という3部作の中でもっとも大きなスケールから出発した物語である。「江南ブルース」は1970年代のソウル、開発が始まった江南の地を巡る二人の男の欲望と義理、裏切りを描いた作品で、イ・ミンホ、キム・レウォンが出演し、「凍える牙」「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」「卑劣な街」「マルチュク青春通り」「情愛」を演出したユ・ハ監督の新作。韓国で11月に公開される予定だ。
映画「凍える牙」緩んだ構成、力の抜けた狼犬の空しい鳴き声
出世には縁がなく、出世に繋がらない捜査ばかりを担当している警察強力第5班の後片付け専門の刑事・サンギル(ソン・ガンホ)は、同じチームになった巡察隊出身のウニョン(イ・ナヨン)が気に入らない。心を込めたアドバイスと言えるのは、「ここで男に勝とうとすれば、最後にはここにいられなくなる。時には加減したほうが良い」ぐらいだ。しかし、ウニョンは自身に任された都心の連続自然発火事件を黙々と捜査し、被害者の遺体に残された動物の噛み跡で、狼と犬の変種である狼犬が殺人兵器として使われていることに気付く。この事件の裏に麻薬を利用した未成年の性犯罪者がいることを突き止めたウニョンは、彼らを追いかける。昇進の評価点数を気にして、上司に報告をせずに捜査をするチーム長のサンギルとことごとく意見が合わないのも、ウニョンにはストレスだ。結局二人は強力班から孤立してしまう。サンギルはひとまず危機を逃れようと必死となり、ウニョンは犯人と内部の敵を同時に相手しなければならない二重苦を強いられる。捜査網が狭まると、犯人は予想外の場所で足跡を絶ち、ウニョンは罪悪感に悩まされている元警察犬訓練士がこの事件に介入されていることを知ってショックを受ける。映画「凍える牙」は、狼犬と冷酷な犯罪組織を一網打尽する二人の刑事の活躍を期待して見ようとすれば、少なからず「裏切られる」ような映画だ。残酷な犯罪者を裁く刑事のストーリーは、この映画のアウトラインにすぎない。「凍える牙」が伝えたいのは、どこにも属することができず、彷徨っているボーダーラインにいる人々の物語と、彼らとのコミュニケーションだ。小説「凍える牙」を脚色した映画「凍える牙」は、原作があるからこそ一層繊細に描くべきだった。ウニョンの心の変化や内面の声にもっと耳を傾けるべきだった。「強力班」という男社会に溶け込めずに空回りしているウニョンは、男性でも女性でもなく「中性」としての存在を強いられる。強力班の刑事にとってのウニョンは、捜査手法や犯人を逮捕するコツを教えるべき後輩ではなく、溜まっている捜査費用の領収書を片付けてくれたり、カラオケで一緒にブルースを踊れるような目下の人間に過ぎない。既婚でも未婚でもなく、バツイチで家族もいないウニョンは完璧な一人ぼっちであり、疎外された人物として描かれる。孤独な彼女だからこそ、殺人兵器として利用されている狼犬を見て、恐れるよりは狼犬の悲しい目にどこか自身と似ているという感情を抱くようになり、憐憫へと発展していく。野獣でもなく、ペットでもない狼犬と、疎外されているウニョンの境遇がまるでデカルコマニーのように重ね合わされるのだ。残念なことに、このようなウニョンの憐憫に馴染むことは容易でない。繊細な筆で描くはずの絵を、太い筆で描いたような鈍い感じがするのは、原作を生かせなかった脚色や演出のせいだ。あまりにも膨大なストーリーやソースを手に入れたために選択と集中に失敗し、シーンの繋ぎ合せのような印象を受けた。映画「マルジュク通り残酷史」「卑劣な街」で、疎外されている人物の寂しさを上手く演出してきたユ・ハ監督は、映画「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」の頃からどういうわけか自身の色を失っているのではないかという気がする。劇中でソン・ガンホが昇進した後輩に「初心を忘れるな」とベルトをプレゼントするシーンを言及したら言いすぎだろうか。「熱演はしない」という言葉の通り、イ・ナヨンを支えているソン・ガンホの演技は捨て所がない。わざと高い声を出したり、大げさな仕草をしなくても、彼の感情と心臓の鼓動は十分客席に伝わった。映画「義兄弟~SECRETREUNION~」「青い塩」に続き、後輩との共演に力を入れている彼の活躍は、演技以外の部分も含めて尊重したい。最近の興行成績はあまり良くなかったが、イ・ナヨンもウニョンというキャラクターを完璧に演じ切り、見応えがあった。いつ雨雲が雨を降らせるのか分からないという言葉の通り、イ・ナヨンを見ていると、いつその無表情から雷が落ちてくるのかが楽しみである。顔の筋肉を最小限に動かしながらも豊かな感情演技をこなす彼女は、ベテランといえる演技を見せてくれた。時間の関係で削除されたが、ウニョンの胸のうちをナレーションで表現していたのなら、映画がより一層輝いたのではないだろうか。そうすれば、言葉の話せない狼犬とウニョンのシンクロ度が一層高まったのかもしれない。「グエムル-漢江の怪物-」などいくつかの作品を除くと、韓国では動物のストーリーを描いた映画が良い興行成績を上げたことはほとんどない。「凍える牙」がこのジンクスを乗り越えられるのか、注目したい。映画「凍える牙」は、韓国で16日から公開される。