濱口竜介
記事一覧
ユ・アイン&蒼井優「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞に!今年最多受賞作は黒沢清監督の「スパイの妻」
俳優のユ・アイン、女優の蒼井優が「第15回アジア・フィルム・アワード」で主演賞を受賞した。10月8日、Asian Film Awards Academyは「第26回釜山国際映画祭」「2021 アジアコンテンツ&フィルムマーケット」と協業して開催した「第15回アジア・フィルム・アワード」18部門の受賞者を発表した。「第15回アジア・フィルム・アワード」の授賞式には80人の候補者が出席した。女優のキム・ギュリと映画専門YouTuberであるイ・スングクがMCを務めた今回の授賞式には、今年の審査委員長を務めたイ・チャンドン監督とアジア映画エクセレンス賞の受賞者である俳優のイ・ビョンホンをはじめ、俳優のユ・アイン、チョン・ジョンソ、パク・ジョンミン、チャン・ユンジュ、キム・ヒョンビン、コン・スンヨンと濱口竜介などが出席した。今年の最多受賞作は黒沢清監督の「スパイの妻」(日本)で、女優主演賞(蒼井優)と衣装賞(纐纈春樹)に輝いた。監督賞は映画「One Second」(中国)のチャン・イーモウ監督が受賞、「One Second」の新人俳優リュ・ハオチュンが新人賞を受賞した。韓国俳優たちも受賞で存在感をアピールした。映画「声もなく」で動作と表情だけで観客を没入させた俳優のユ・アインが男優主演賞を、映画「沈黙の森」(台湾)で耳が聞こえない男子学生役を演じた俳優のキム・ヒョンビンは助演男優賞をそれぞれ受賞した。デビュー作「声もなく」で「第41回青龍映画賞」監督賞、「第25回ファンタジア国際映画祭」で最優秀作品賞を受賞したホン・ウィジョン監督が、「第15回アジア・フィルム・アワード」でも新人監督賞を受賞した。助演女優賞は映画「True Mothers」(「朝が来る」日本)で説得力のある演技を見せた10代女優の蒔田彩珠、脚本賞はチャイタイナ・タムハネ監督の映画「授業時代」(インド)、撮影賞は映画「The Wasteland」(イラン)のマスド・アミニ・ティラニが受賞した。コロナ禍の状況の中でオン・オフラインで行われた「第15回アジア・フィルム・アワード」授賞式は、YouTubeとNAVERで生中継され、数千人の視聴者を動員するなど、注目を集めた。・【PHOTO】イ・ビョンホン&ユ・アイン&パク・ジョンミンら「第15回アジア・フィルム・アワード」レッドカーペットに登場・役所広司&蒼井優らと共にユ・アイン&チョン・ジョンソ「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞にノミネート
【PHOTO】濱口竜介監督&尚玄「第15回アジア・フィルム・アワード」レッドカーペットに登場
10月8日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区にあるパラダイスホテルグランドボールルームで行われた「第15回アジア・フィルム・アワード(AFA)」のレッドカーペットイベントに濱口竜介監督、尚玄が登場した。・【PHOTO】濱口竜介監督&尚玄「第26回釜山国際映画祭」開幕式のレッドカーペットに登場日本からも続々参加・【PHOTO】濱口竜介監督、映画「ドライブ・マイ・カー」&「偶然と想像」記者会見に出席
【PHOTO】濱口竜介監督、映画「ドライブ・マイ・カー」&「偶然と想像」記者会見に出席
8日午後、濱口竜介監督が釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区にある映画の殿堂の野外劇場で行われた「第26回釜山国際映画祭」ガラプレゼンテーションの招待作「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」の記者会見に出席した。濱口竜介監督は昨日(7日)、ポン・ジュノ監督とスペシャル対談を行い、話題を集めた。・「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督、10月に訪韓へポン・ジュノ監督とのスペシャルトークも開催・役所広司&蒼井優らと共にユ・アイン&チョン・ジョンソ「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞にノミネート
ポン・ジュノ監督×濱口竜介監督がスペシャル対談!黒沢清監督を巡ってライバル宣言!?「アジアのファンクラブを作るなら…」
「アカデミー賞」で4冠を達成したポン・ジュノ監督が、日本の濱口竜介監督と共に様々なトークを披露し、ファンを楽しませた。今月7日の午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区にある映画の殿堂の中劇場では、「第26回釜山(プサン)国際映画祭」イベントの一環としてポン・ジュノ監督と濱口竜介監督のスペシャル対談が行われた。濱口竜介監督は日本の新しい巨匠として注目されている演出家で、「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」の2本が「第26回釜山国際映画祭」のガラプレゼンテーション部門を通じて紹介されることになった。この日、ポン・ジュノ監督は「黒沢清監督は作品の世界観が良い。もし、アジアのファンクラブを作るなら、私と濱口竜介監督が会長の座をめぐり、死闘を繰り広げなければならない」とファン心をアピールした。それと共に「映画『殺人の追憶』を準備するとき、今は連続殺人犯が刑務所にいるが、作成当時は未解決事件だった。事件に関連する刑事の方々に会ってインタビューしたものの、最も会いたい犯人と会うことができないのだ。頭の中で想像だけして、黒沢清監督の『CURE』(1997)に出てくる殺人鬼のキャラクターを見て参考にした。現実の世界で会うことができなかった殺人鬼を監督の映画を見て解消した」と述べた。また、濱口竜介監督から「俳優をキャスティングする基準が気になる」と質問されると、「演技が上手な俳優をキャスティングする」と答えた。そして「『演技が上手』という言葉には、数十、数百の定義があるだろう。そして僕自身がある矛盾した考えを持っているようだ。僕が計画して構想したこと、また想像したニュアンスを、俳優が正確に表現してくれればという気持ちがあると同時に、また僕が予想できなかった部分を披露して、僕を驚かせてくれればと思う、矛盾した欲を持っている」と告白した。続いて「全体的に振り返ってみると、俳優の方々には申し訳ない部分だ」とし「『ここではこのようにしてほしい』と言いながらも、ディレクションの通りにする姿を見て『ここで僕が予想できなかった何かを見せてくれればいいのに』と思っているから。だが今はなんと言うか、どうすれば俳優を気楽にしてあげるだろうと悩む。正直に言ってディレクションを名分に、監督が俳優にとんでもない要求をする時もあるじゃないか。役に立たないディレクションをする時がある。それでメイキング映像を見たくなかったり、恥ずかしかった経験がみんなあると思う」と述べた。最後に「あえて言わなくてもいいことを言って、後悔したり恥ずかしかった経験があったけれど、そんなことを減らそうとしている。最大に口数を減らして、俳優たちを配慮してあげたり。だが、僕も進みたい方向があるから、僕が見えない垣を設置するとしても、それを俳優が気づけない状態になればと思う」と語った。・【PHOTO】ポン・ジュノ監督&濱口竜介監督「第26回釜山国際映画祭」でスペシャル対談日韓2人の出会いに注目・ポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」の次は?作品の計画に言及
【PHOTO】ポン・ジュノ監督&濱口竜介監督「第26回釜山国際映画祭」でスペシャル対談…日韓2人の出会いに注目
7日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区にある映画の殿堂で開かれた「第26回釜山国際映画祭」でポン・ジュノ監督と濱口竜介監督のスペシャル対談が行われた。・「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督、10月に訪韓へポン・ジュノ監督とのスペシャルトークも開催・【PHOTO】濱口竜介監督&尚玄「第26回釜山国際映画祭」開幕式のレッドカーペットに登場日本からも続々参加
【PHOTO】濱口竜介監督&尚玄「第26回釜山国際映画祭」開幕式のレッドカーペットに登場…日本からも続々参加
6日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区映画の殿堂で「第26回釜山国際映画祭」開幕式のレッドカーペットが開催され、濱口竜介監督、日本俳優の尚玄が出席した。「第26回釜山国際映画祭」は、10月6日から15日まで10日間にかけて開催される予定だ。・「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督、10月に訪韓へポン・ジュノ監督とのスペシャルトークも開催・役所広司&蒼井優らと共にユ・アイン&チョン・ジョンソ「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞にノミネート
「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督、10月に訪韓へ…ポン・ジュノ監督とのスペシャルトークも開催
濱口竜介監督が「釜山(プサン)国際映画祭」のため韓国を訪問し、ポン・ジュノ監督と一緒にスペシャルトークを開催する。「第74回カンヌ国際映画祭」で脚本賞を受賞して話題を集めた映画「ドライブ・マイ・カー」が、韓国で今年12月の公開を予定している中、10月6日に開幕する「第26回釜山国際映画祭」のガラプレゼンテーション部門に公式出品され、濱口竜介監督が訪韓する。同作は、妻を亡くした喪失感を持つ家福悠介(西島秀俊)と専属ドライバーの渡利みさき(三浦透子)の物語を描いた映画で、2014年に発刊された村上春樹の同名の短編小説「ドライブ・マイ・カー」を映画化した作品だ。濱口竜介監督は「ドライブ・マイ・カー」と自身の別の作品「偶然と想像」が同時にガラプレゼンテーション部門に出品されて、国際的な存在感を確認させた。これに対して「濱口竜介スペシャル」として、2つの作品が相次いで上映される時間が設けられ、映画上映後に濱口竜介監督とポン・ジュノ監督が共にするスペシャルトークまで用意された。彼らは、日本で「寝ても覚めても」と「パラサイト 半地下の家族」で対談を行った経験があるが、今回は釜山でスペシャルトークが行われて、2人の監督がどのようなストーリーを繰り広げていくのか注目を集めている。濱口竜介監督の来韓イベントに対する詳細は、釜山国際映画祭公式サイトと共同輸入・配給会社のTRIPLE PICTURESの公式SNSを通じて、今後告知される予定だ。