光と影
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「太陽を抱く月」に「ゴールデンタイム」まで、すでに熾烈な戦いの“MBCドラマ大賞”
ドラマ王国の名声を再び取り戻したMBCで、どの俳優と作品が年末の授賞式の主人公になるのか、今から期待が集まっている。MBCは昨年から大賞を俳優に贈らず、作品に与えるドラマ大賞に変更した。俳優たちの演技力以外に演出、脚本など作品の全体的な完成度が重要視されたことで、ドラマ大賞を受賞するための戦いはさらに熾烈になった。◆ドラマ「太陽を抱く月」&「ゴールデンタイム」 ― 「光と影」&「キング~Two Hearts」今年のMBC最高の人気ドラマは、国民ドラマとして大ヒットした「太陽を抱く月」だ。朝鮮時代の仮想の王イ・フォンと秘密に包まれた巫女ウォルの切ない愛を描いた作品で、俳優キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン・イルが絡み合う愛を表現した。主人公たちの子役を演じた俳優ヨ・ジング、キム・ユジョン、イ・ミノは、若い年齢にも関わらず抜群の演技力を見せ、序盤の視聴者たちの関心を集めるのに一躍買った。40%を超える視聴率を記録し、ドラマの人気効果で原作小説もベストセラーになった。「ゴールデンタイム」は、医療ドラマの歴史を新たに作り上げたと評価される名ドラマだ。今までの医療ドラマが主人公たちのラブラインに集中するのに比べ、「ゴールデンタイム」は海雲台(ヘウンデ)のセジュン病院の外傷外科を背景に、韓国の医療システムの問題点を暴くことに集中した。クォン・ソクチャンPDを筆頭にした制作陣の感覚的な演出力に、俳優イ・ソンミン、イ・ソンギュン、ファン・ジョンウム、ソン・ソンミなどの俳優たちが繰り広げるリアルな演技が加わり、ドラマのバランスを完璧に見せた。視聴者たちがよく知らない医療界の現実を、ドラマを通じて問題提起したという点で、また別の意味を与えたドラマだ。その他、「光と影」は、カン・ギテ役の俳優アン・ジェウクとチャン・チョルファン役のチョン・グァンリョル、この二人の俳優が見せた演技対決が視線を奪ったドラマだ。韓国エンターテインメント産業の歴史に政治的な要素を加え、70~80年代を覚えている視聴者たちの哀愁を呼び起こした。「キング~Two Hearts」は、北朝鮮の特殊部隊の女性将校と韓国の王子の愛という特殊なテーマを扱った作品で、女優ハ・ジウォン、イ・スンギのカップル演技と、ユン・ジェムン、イ・ユンジなどの俳優たちが繰り広げた個性溢れる演技が絶妙な調和を見せた。敏感な問題を愛という大きなテーマを通じて描き、重すぎずに表現して視聴者の共感を得た。◆最優秀賞は誰の手に?MBCが大賞を作品に与えるようになったことで、俳優たちにとって最優秀賞が受賞できる最高の賞になった。最優秀賞はミニシリーズ部門と連続ドラマ部門に分かれ、男性俳優と女優にそれぞれ授賞される。男性俳優は、ミニシリーズ部門では「太陽を抱く月」のキム・スヒョン、「ゴールデンタイム」のイ・ソンミンとイ・ソンギュン、「光と影」のアン・ジェウクなどの対決が見られると予想される。キム・スヒョンは「太陽を抱く月」で悲劇的な運命の王を演じて視聴者の心を奪う涙のシーンを見せ、「ゴールデンタイム」のイ・ソンミンとイ・ソンギュンは師匠と弟子の関係で出会った医師という以前に一人の人間である、主人公たちの挫折と苦悩をリアルに表現した。「光と影」のアン・ジェウクは、全64作という大作を引っ張り、愛やアクションなど分野を問わずに体当たりの演技を見せたと絶賛された。連続ドラマ部門では、「Dr.JIN」のイ・ボムス、「武神」のキム・ジュヒョクが注目の俳優だ。イ・ボムスにとって「Dr.JIN」は、ドラマでは初挑戦となる時代劇だったが、抜群の演技力と高いキャラクター解釈力をベースに興宣大院君を今までの歴史的な解釈とはまた違った雰囲気に表現するのに成功した。「武神」のキム・ジュヒョクは、奴隷から最高権力者の座に就いたキム・ジュンというキャラクターを強烈なカリスマを持つ人物に表現し、自身の演技力を世間に再認識させた。女優は、ミニシリーズ部門では「キング~Two Hearts」のハ・ジウォンが、受賞する可能性が高いとして一歩前に出ている。ハ・ジウォンは「キング~Two Hearts」で北朝鮮の特殊部隊教官キム・ハンアを演じ、北朝鮮語の家庭教師までつけるほどの努力で、違和感のない北朝鮮語の演技を見せた。また、アクション演技に関して自他共に認める最高のアクション女優らしく、今回の作品でも期待以上のアクション演技を見せ、ハ・ジウォンの価値をさらに高めた。連続ドラマ部門では「Dr.JIN」のパク・ミニョンがイ・ボムスやソン・スンホンなどの俳優の間で自身だけの魅力を見失わず、ドラマの色を際立たせるのに一躍を買った。また、現在放送中のドラマ「メイクイーン」のハン・ジヘも、味のある全羅道(チョルラド)の方言をベースに、紆余曲折の人生を生きるチョン・ヘジュを切なく描いている。
「根の深い木」韓国放送大賞で栄誉の大賞受賞!
昨年12月にハングルの利便性を広く伝えたSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)が、「第39回韓国放送大賞」で大賞を受賞した。「根の深い木」は3日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島洞(ヨイドドン)のKBSホールで開かれた「第39回韓国放送大賞」で大賞を受賞した。大賞は、作品賞と個人賞の受賞作、受賞者から選ばれた。この日の韓国放送大賞の結果は、MBCドラマ「太陽を抱く月」で一躍スターダムにのし上がった俳優キム・スヒョンが個人部門でタレント賞を受賞し、KBS 2TV「ギャグコンサート」で活躍中のキム・ジュンヒョンがお笑い賞を受賞した。また、MBCラジオ「ソン・ソッキの視線集中」を進行するソン・ソッキは、個人部門のラジオ賞を受賞し、MBC「私たちの日曜の夜」の人気コーナー「私は歌手だ」に出演したパク・ワンギュは歌手賞に選ばれた。作品賞では、長編ドラマTV部門でMBC「光と影」、中・短編ドラマTV部門でSBS「根の深い木」が選ばれ、児童・青少年TV部門でEBS「2012 ディンドンデン幼稚園」、ドキュメンタリーTV部門でKBS「ダルマ」、時事報道制作R部門でCBS「キム・ヒョンジョンのニュースショー:1ヶ月間の民生探訪」などが受賞した。その他、KBS「9時のニュース」のミン・ギョンフンアナウンサーがアナウンサー部門賞を、MBC野球解説委員ホ・グヨンは30年間、中継放送をした功労を認められて特別賞を受賞した。今年で39回目を迎えた韓国放送大賞では、個人賞24部門の24人と作品賞28部門の33作品が受賞の栄光を掴んだ。授賞式は、放送に携わる人々の創作意欲を高め、優れた番組制作の振興のために、1973年から始まった。以下、受賞者および受賞作品一覧作品賞◆長編ドラマ(TV)=MBC「光と影」、KNN「チョン・ティ・コム ウェルカム・トゥ・カオリ」◆中・短編ドラマ(TV)=SBS「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」◆芸能娯楽(ラジオ)=SBS「ラジオオーディション 国民DJを探します」◆芸能娯楽(TV)=KBS「ギャグコンサート」◆文化芸術(ラジオ)=CBS「オ・ミヒの幸せな同行」◆文化芸術(TV)=KBS「韓国の遺産」◆児童・青少年(ラジオ)=KBS「声の童話3部作-歴史上の障害偉人」◆児童・青少年(TV)=EBS「2012 ディンドンデン幼稚園」◆ニュース報道(ラジオ)=CBS「『カン・ホドン巨額脱税』単独報道」◆ニュース報道(TV)=SBS「8ニュース-ICカード入れ替えできず混乱」ほか、連続報道◆企画報道(ラジオ)=受賞作なし◆企画報道(TV)=EBS「学校の会計職を知っていますか?-学校の非正規職を集中取材」◆時事報道制作(ラジオ)=CBS「キム・ヒョンジョンのニュースショー:1ヶ月間の民生探訪」◆時事報道制作(TV)=KBS「特別企画-金正日3部作」◆国際報道=SBS「日米内の慰安碑・追悼碑の撤去要求」連続報道◆ドキュメンタリー(ラジオ)=国楽放送「3部作 境界に立つ人々-境界に咲いた歌の歴史」◆ドキュメンタリー(TV)=KBS「大蔵経千年特集4部作-ダルマ」◆教養情報(ラジオ)=円音放送「丸い声 丸い話」◆教養情報(TV)=KBS「6時私の故郷-5000回特集 走れ故郷のバス」◆地域取材報道(ラジオ)=CBS全北「現職郡守と候補たち、ブローカーにずるずると奴隷状態に」◆地域取材報道(TV)=大邱MBC「大邱中学生自殺事件-4枚の遺書で明かされた校内いじめの実態」◆地域時事報道制作(ラジオ)=京畿放送「ニュースの焦点-平澤・唐津港セメント粉塵、住民被害で訴え」◆地域時事報道制作(TV)=大田MBC「時事プラス-海辺の村の真実は?」◆地域ドキュメンタリー(ラジオ)=CBS済州「私たちは外国人の船員、奴隷ではありません」、釜山MBC「大陸に鳴り響くオペラ・アリラン」、済州MBC「ドラマチックな済州流配ストーリー3部作」◆地域ドキュメンタリー(TV)=KNN「グローバル大企画4部作-偉大な飛行」、KBS昌原「4部作 砂の逆襲」、光州放送「国辱100+1、開放されない魂 朝鮮従軍慰安婦」◆地域教養情報(ラジオ)=京仁放送「京仁放送グッドモーニング907」◆地域教養情報(TV)=大邱MBC「TVメディカル薬効-韓国最初の頭脳飲食プロジェクト」◆社会公益=大田放送「多文化希望プロジェクト 虹の教室、300日間の幸せ実験」◆ニューメディア=南仁川放送「美しい食べ物『韓菓』」個人賞◆功労=シン・オヌン(SBS)◆報道記者=ホン・サウン(KBS)◆スポーツ制作報道=ペク・チャンボム(MBC)◆カメラ記者=キム・テソク(KNBS)◆アナウンサー=ソン・ギヨン(KBS)◆ラジオ司会=ソン・ソッキ(MBC)◆TV司会=チ・スンヒョン(EBS)◆アナウンサー=ミン・ギョンウク(KBS)◆プロデューサー=キム・ヒョンジュン(EBS)◆地域放送人=チェ・ホニョン(春川MBC)◆ニューメディア放送=キム・ソンウ(MBC)◆美術=パク・ジョングォン(SBS)◆照明=ホ・ジュン(KBS)◆映像技術=チェ・ユンソク(MBC)◆音響技術=イ・チョネン(KBS)◆映像制作=ホン・ソンジュン(KBS)◆音楽=パク・スンヒョン(KBS)◆作家=キム・ミラン(EBS)◆声優ナレーション=キ・ジャヒョン(CBS)◆お笑い=キム・ジュンヒョン(KBS)◆タレント=キム・スヒョン(MBC)◆歌手=パク・ワンギュ(CBS)◆文化芸術人=ナム・サンイル(KBS)◆特別賞=ホ・グヨン(MBS)
「光と影」 vs 「光と影」ワンギュワールドに新しいヒーローが降臨
「光と影」VS「光と影」―チェ・ワンギュワールドに新しいヒーローが降臨。チェ・ワンギュは描こうとする世界が明確な脚本家である。SBSドラマ「オール・イン」、MBCドラマ「朱蒙(チュモン)」、SBSドラマ「マイダス」などを通して、あらゆる逆境と苦難を乗り越えて成功を握る男の一代記に固執してきた彼は、MBCドラマ「光と影」でも、やはりカン・ギテ(アン・ジェウク)という男性ヒーローを前面に出した。少ない掛け金をもって勝利をおさめる勝負師でありながら、ショービジネス界でいう朱蒙(高句麗初代王)であるカン・ギテは、チェ・ワンギュワールドの象徴であると同時に、心臓である。テレビ評論家のキム・ソニョン氏は、「カン・ギテの成功記はより一層強くなったチェ・ワンギュ式の男のファンタジー」とし、テレビ評論家のユン・イナ氏は「より多様化された欲望の報告書」として評価した。次は「光と影」を見る二つの視線である。/編集者注「光と影」の22話では、ドラマの中で「韓国最高のアクションスター」として登場するチェ・ソンウォン(イ・セチャン)が主演、監督した映画「復讐の血戦」が公開される。「男の義理と裏切り、復讐の中で芽生える悲恋の愛」という宣伝文句を使っているこの映画は、義理堅く、ケンカが得意な男性主人公の復讐劇である。そして、ジョンヘ(ナム・サンミ)が演じる歌手、クムオクは彼を愛する悲恋の女性であり涙の女王だ。要するに「復讐の血戦」は、このドラマから一歩進んでチェ・ワンギュワールドの中心を圧縮した劇であり、このドラマと同じ役割をしている。より一層、強固になったチェ・ワンギュワールドの男のファンタジー「男の義理と裏切り、復讐」のドラマ、そして男性主人公を信じて愛し、その男に献身する女性主人公とのラブストーリーは、チェ・ワンギュワールドの男のファンタジーを作り上げる主軸である。それは結局、主人公が復讐を通じて仕事と愛、両方とも成功を収める、男性版のシンデレラ物語りでもある。「光と影」は、現代劇でチェ・ワンギュ式の男のファンタジーが徐々に力を失っていたとき、新たに発掘した分野でもある。ドラマの背景である維新時代のショービジネス業界は、家父長的な権力と商業資本が結びついた空間として、男性的な野望と成功をドラマで表わすのに、これ以上ない舞台である。そしてカン・ギテ(アン・ジェウク)はその舞台の上で、まるで「復讐の血戦」のチェ・ソンウォンのように、正義感あふれるアクションヒーローと、二人の女性の愛を一身に受けるラブストーリーの主人公としての姿を自由自在に行き来しながら、最高の興行会社を成長させ、チェ・ワンギュワールドの最もエネルギーあふれるヒーローになる。ギテの成功記は、試練と逆境を乗り越えて、暮らしやすい街を作る指導者の話という維新政権の支配的な物語とさほど異ならない。問題は、この物語で政府の暴圧的な性格を隠蔽したように、ギテの成功記もやはり極めて男性中心な物語としての限界を貫くことができないところにある。ショービジネス業界を後ろで操作している権力者、劇場の主人、団長、そしてクラブを掌握しているチンピラまで、全部男性であるこのドラマは、まるで男だけの社会的関係で成り立った、ホモソーシャルの世界のように見える。ソン・ミジン(イ・フィヒャン)のようにカリスマ性のある人物も、後にはキム部長(キム・ビョンギ)という男性権力者の後援があって、チェヨン(ソン・ダムビ)とジョンヘをはじめとするショー・ガールも、やはり男性雇い主との契約関係を結んでいる。そして男性的な復讐ドラマもいっそう強化された。ギテはチェ・ワンギュワールドの歴代主人公の中でも最も戦わなければならない敵が多く、その勝負の方法も、物理的な戦いから経営戦略、政治の戦いをすべて含む全方位的な性質を持っている。彼がやり遂げなければならないミッションが増えることにより、男のファンタジーはよりいっそう強固になった。女性の欲望に「ダンスホールを許可する」このような男のファンタジーは、ギテと女性たちとの恋愛関係でさらに際立っている。ギテのことを同時に愛するジョンヘとチェヨンをそれぞれ独立した存在として見るよりは、ギテと戦わなければならない敵の世界と絡まって、劇的な葛藤をより濃厚にしている。例えばジョンヘは、ギテの復讐の対象であり政界で実勢を握っているチャン・チョルファン(チョン・グァンリョル)と、彼の補佐官であり、ギテの友人であるスヒョク(イ・ピルモ)から関心をもたれ、彼らとギテとの葛藤をさらに強める決定的な役割をする。チェヨンも、ギテとはショービジネス業界の敵でありライバル関係であるノ・サンテク(アン・ギルガン)が育ててきたトップスターで、ギテに心を奪われた後、さらに二人の関係が悪化する原因をもたらす。このようにギテは、対決しなければならない敵との恋愛構図では既に優位を占めている。また、彼女たちは二人とも素晴らしい女性で、彼の品格も同時に高まる効果を得ている。もちろん、このような強固な男のファンタジーが最後まで続くのかは、もう少し見守らなければならない。ドラマの中盤以後では、チェヨンとジョンヘのキャラクターに大きな変化が予告されているからだ。受動的で至純至高だったジョンヘは「復讐の血戦」を通じて印象的なデビューをし、輝くスターとしての座につきながら、ショーガールの成長記を本格的に見せている。そして、チェヨンもまた、契約の鎖から開放され、自分がやりたいことができる権力を求め始める。そして、このショーガールたちが時代と舞台の限界まで貫き、自ら欲望の主体となって、この作品の強固な男のファンタジーにどれほどの亀裂を生じさせるかが、中盤以後の重要な鑑賞ポイントとなるだろう。「光と影」というタイトルを見たら、このドラマが描いている時代を光と闇で鮮明に分けたい欲求が生じるが、現実はそんなに単純ではない。「卑怯なことは短く、権力は甘い」と話すチョ・ミョンクク(イ・ジョンウォン)みたいな人間も、実はそのように信じたいだけだ。派手な照明に囲まれた舞台も、照明が消えればただ空っぽの空間であるように、現実で光と闇は共存して、輝きの後ろには影がある。「光と影」が描いている60~70年代という時代はもっとそうである。映画とショーを通じて大衆文化に初めて接した人々は熱狂するが、その後ろには、維新反対する在野(公職に就かず民間で活動する人物や団体)の勢力を静まらせるためにも、芸能界と映画界をお偉い方の要求に合わせて操作しようとするチャン・チョルファンみたいな人間がいた時代だったからだ。光と影が明確に区別できない世界そして、その時代を生きている一人の男、カン・ギテ(アン・ジェウク)がいる。彼はスンヤンでいちばんのお金持ちの家の長男であり、遊び人だったが、家が没落して時代の影の下で生きることになった。チャン・チョルファンの腐った政治権力に屈服しないようにしたところ、彼の機嫌を損なうことになって、結局父親は死んで、家が没落することになる。この作品の前半は、確実に典型的な不幸を作りあげた部分がある。そして、その時まで特別な対策もなく、男の勇ましい気性だけですべてのことを解決しようとした。実際に運があったギテは、英雄物語になりやすいキャラクターだった。そんなわけで、1年という時間が過ぎた後、実力よりも運がいいヤツであるギテが、自分に置かれた障害物を乗り越えて、時代の闇や個人の苦痛を、軽く克服する容易な道を選ぶこともできた。しかし、このドラマは運命の分かれ道で、ギテだけではなく、このドラマに登場するすべての人物に各自の欲望を付与し、自分の意志で選択して行動するようにしたことで、もっと容易な道ではあるが、落とし穴があるかもしれない道を避けていく。「光と影」の人物は、善と悪に明確に分かれていない。その時代の権力のありのままを象徴するように見えるチャン・チョルファンを除いたら、すべての人物は自分の欲望によって光や影であることを選択し、時にはその選択を変えたりもする。チャ・スヒョクは自ら権力の影になることを選択したが、以後もずっと狂ってゆく世の中であることを分かっていながら、それに背いて生きていくということがどんなことなのか悩む。実際にお偉い方を後ろ盾にしたチャン・チョルファンの世界とカン・ギテが身を置いているショービジネスの世界は、特に違ったことはない。ノ・サンテクだけが政治権力と結託しておらず、カン・ギテもチャン・チョルファンと対立するキム部長やソン・ミジンの方に立っている。光と影が明確に区別されない世界があって、人物にも光と影が共存している。政治と密接な関連を結んでいるショービジネスの世界を描きながら、これほど複雑に描写することは、そんなに簡単なことではない。チェ・ワンギュは「光と影」を通じて、より多くの人物の多様な欲望を共存させる世界を探したと見られる。カン・ギテのワンマンショーで終わらないためにだから「光と影」は、光と闇を強いて分けずに、人物中心に物語を展開しながら、一般的な時代劇を越えて、過去にだけとどまらずに生きている作品になることができた。それに加えて「光と影」は、実際その時代の名前をそのまま使う独特の方式で、また違う現実性を手に入れることができた。その時代はハ・チュンファとキム・チュザ(韓国の昔の歌手)がショーで歌っていた時代であり、マドロス・パク(韓国の昔の俳優)が健在だった時代だった。多様な方式で結びついて作られた複雑な現実に、単純でない人物が生きているなら、彼らの未来を予測することは容易ではない。結局、ギテが仕事と愛の両方で成功を収めることになるが、そこまでに至る方法が簡単に予想できないという点が、「光と影」の最も大きい長所だ。時代劇である全50話のドラマが、中盤に差し掛かりながらも次回が気になるような推進力を持っているということは、希望的なことである。残った宿題は、物語の中心にいる4人の中で、カン・ギテの影に遮られて、自分を表わす機会が少なかった3人に、さらに明るい光を照らすことだ。彼らの影がカン・ギテの影と出会う時、話はより一層興味深いものとなるだろう。
「光と影」アン・ジェウク”最後まで諦めなかった皆様に本当に感謝いたします”
※この記事にはドラマ「光と影」の結末に関する内容が含まれています。9ヶ月に渡る撮影を終え、放送が終了したMBCドラマ「光と影」の主演俳優アン・ジェウク、ナム・サンミ、イ・ピルモ、ソン・ダムビ、チョン・グァンリョルなどが、名残惜しい最終回の感想を述べた。4日、MBC「光と影」で熱演した俳優5人が、3日夜に放送された第64話を最後に放送終了を迎えた後の感想を述べた。まず、世間知らずの金持ちの家の長男からどん底の人生へと、そして精一杯努力した結果、ショービジネス界の大物になる野心いっぱいのショーマンカン・ギテ役を熱演したアン・ジェウクは「長期に渡る撮影でしたが、最後まで諦めず最善を尽くして下さった撮影現場のスタップと俳優、そして長い間『光と影』を応援してくださった視聴者のおかげで、無事に撮影を終えることが出来たと思います。皆様に本当に感謝いたします」と述べた。元々歌手になりたかったが、悲惨な運命に巻き込まれ、韓国映画界の代表女優となり、派手で危険な人生を送りたい人物イ・ジョンヘ役のナム・サンミは、「ジョンヘというキャラクターを演じながら、多くの方々からたくさん愛され、いつも感謝している。本当に長い間やっきたので、まだ実感が湧かない。名残惜しい気持ちも大きい」と話した。カン・ギテを数多くの危険に晒すが、最後には友情を選択した二つの魅力の持ち主チャ・スヒョク役のイ・ピルモは「チャ・スヒョクという素敵なキャラクターを演じることができ、光栄だった。現場の皆が一つになって、長い間頑張ったおかげで、良い作品として出来上がったと思う」と感想を述べた。引き続きソン・ダムビは、仕事にも恋にも全力で頑張る情熱溢れる当代最高のトップスターであり、ビジネス家ユ・チェヨン役を演じ、「久しぶりに正劇に挑戦したため、最初は非常に緊張したが、良い俳優さんと共に熱心に演技しながら、たくさんのことを見て、学んだ。皆様に本当に感謝する」と話した。最後に、過去カン・ギテの家を没落させた張本人であり、キテの宿敵であるチャン・チョルファン役に扮し、野心に燃えるカリスマ性溢れる演技を披露し、視聴者からの好評を得たチョン・グァンリョルは「長い時間と努力を注いだ作品であるだけに愛着がある。チャン・チョルファンを完璧に演じるため、たくさん努力してきたため、『光と影』と共にした時間は永らく忘れることができないと思う」と話した。「光と影」の最終回は、チャ・スヒョクの犠牲でチャン・チョルファンがついに死を迎え、カン・キテとイ・ジョンヘは映画「同行」でそれぞれ作品賞と主演女優賞を獲得し、仕事と恋など、全てを成し遂げたハッピーエンドで、長い間の終止符を打った。
「光と影」最終回…“反面教師”として記憶に残るドラマ
※この記事にはドラマ「光と影」の結末に関する内容が含まれています。有名な脚本家、視聴率1位が全てではない俳優たちの好演だけ残った殺しても絶対殺されない不死鳥のようだったチャン・チョルファン(チョン・グァンリョル)は、ついに虚しく死んでしまった。彼が犯してきた悪行に対しては、何の処罰も受けないままだった。彼を死に至らせたのは、チャ・スヒョク(イ・ピルモ)の拳銃一発だった。3日に韓国で放送されたMBC「光と影」(脚本:チェ・ワンギュ、演出:イ・ジュファン)は、64話に渡って描かれてきた大きな対立構造をそのように終わらせた。残りは決まりきっていた。チャン・チョルファンを暗殺してから自殺したチャ・スヒョクを哀悼するシーンが少し流れた後、次からはカン・ギテ(アン・ジェウク)が勢いよく成功するシーンが決まった順番のように描かれた。イ・ジョンへ(ナム・サンミ)は、奇跡的に歩けるようになった。映画「同行」は興行的には失敗であったが、好評を得て映画祭で女優主演賞と作品賞を受賞した。ユ・チェヨン(ソン・ダムビ)は、武器ロビイストという職業を学ぶために海外へ向かった。伝説の拳であるチョ・テス(キム・レハ)は幸せな家庭を作り、子ども思いの優しいパパになった。一言で言えば「めでたし、めでたし」ということだ。だが「めでたし、めでたし」のような結末の中で、ただ笑うわけにはいかない。暗かった現実の中での、華やかなショービジネスの姿を見せるという企画意図はなくなり、主人公のカン・ギテの成功ストーリーだけ残った。派手な衣装などは見所だったが、熾烈な人生を生きていたカン・ギテや、チャン・チョルファン、チャ・スヒョクなどから感じられるものは探せなかった。ドラマ全体に渡って展開されたチャン・チョルファンの悪行を思い出せば、3日の結末は取り急ぎのものであり、不自然な印象まで受ける。いずれにしても、「光と影」は長らく記憶に残るドラマになりそうだ。「スター脚本家を妄信してはいけない」という話の一例として取り上げられるだろう。また、「視聴率1位が全てではない」という話の強い根拠になりそうだ。結局、全64話という長期に渡って放送された「光と影」から人々が得たものは、アン・ジェウク、チョン・グァンリョル、ソン・ジル、アン・ギルガン、キム・レハなどの輝く演技力、ソン・ダムビやナルシャ(Brown Eyed Girls)など、歌手出身女優の可能性だった。「光と影」の最終回の視聴率は、19.6%(AGBニールセン・メディアリサーチの全国基準、以下同様)だった。同時間帯に放送されたSBS「追跡者 THE CHASER」は13.5%、KBS 2TV「ビッグ~愛は奇跡~」は8.1%だった。
「光と影」BIGBANGのV.Iやソン・ダムビなどの歌手が注目を集めた!
ドラマ「光と影」は主演俳優ソン・ダムビから助演俳優、カメオ出演者に至るまで、歌手たちの活躍が目立ったドラマである。3日夜放送されたMBC月火ドラマ「光と影」はエンターテインメント業界と政治界で、カン・ギテの波乱万丈な人生と韓国エンターテインメント業界の勃興を描いて、その幕を下ろした。ドラマ「光の影」はTVが広く普及する前の時代を背景に、映画制作の現場と全国を巡ったショー劇団を中心に繰り広げられるストーリーで、キム・チュジャ、ハ・チュンファ、ナム・ジンといった当時を代表していた歌手と流行、ファッションのスタイルなど、当時の文化を再現したドラマである。「光と影」は、ドラマの背景と登場人物にぴったりな実際の歌手が大勢出演してさらに注目を集めた。同作の制作陣は劇中の舞台で披露する歌と演技のためにドラマの企画段階から歌手出身の役者を考えていたと明かしたように、華やかな歌手のヒロインであるユ・チェヨン役に歌手ソン・ダムビを抜擢した。ソン・ダムビは、ドラマ「光と影」でショー劇団を代表する歌手ユ・チェヨンで、トップスターでありながらも、自分に満足できず、成功に執着していた。さらに目標は達成しないと気が済まない嫉妬深い姿で、自分が好きなカン・ギテ(アン・ジェウク)を巡ってイ・ジョンへ(ナム・サンミ)と対立していた。続いてソン・ダムビ自身と似た華やかな歌手を演じて、心の底の寂しさを見事に表現した。彼女は2009年SBSドラマ「MY DREAM」以後、2度目の演技への挑戦で、これまで提起されてきた演技力騒動を収めた。ガールズグループBrown Eyed Girlsのナルシャも、ドラマ「光の影」で初めて演技に挑戦した。彼女は劇中のカン・ギテがリードするショー劇団の新人歌手オーディションに参加したイ・ジョンジャ役を務め、熱演した。さらにナルシャは、歌手キム・チュジャの代表曲「あなたは遠くに」を見事に歌い上げ、倒産直前のショー劇団の再生に大きな役割を果たした。初めは彼女はカメオ出演だったが、チョ・テス(キム・レハ)を巡ってジエ(ホン・ジニョン)と対立する三角関係を見事に演じてさらにドラマに面白さを与えた。その結果、「光と影」の最終回まで出演するチャンスをつかんだ。ナルシャの愛のライバル役で出演したトロット(韓国の演歌)歌手ホン・ジニョンも「愛のバッテリー」や「私の愛」で大人気を集めた後、初めて正統派ドラマに挑戦した。彼女は「光と影」でカン・ギテのショー劇団に抜擢された大ヒット歌手を演じ、ドラマでも歌唱力を思う存分発揮した。歌手デビューを控えていたMBCスターオーディション「偉大な誕生2」出身のソン・ジニョンも、ドラマ「光と影」を通じて自身の才能と歌唱力を披露した。彼は劇中、興行業界の有名人ジョング(ソン・ジル)に協力して劇団を運営するホン・スボン役を演じた。またドラマの序盤には、人気グループBIGBANGのV.Iが「光と影」にカメオ出演し、方言演技を披露して「麗水(ヨス)のナム・ジン」で話題を呼んだ。続いて「偉大な誕生2」出身の2人組男性グループ「50kg」は、韓国では初めてドラマを通じて歌手デビュー舞台を披露した。アイドルグループ「男女共学」のジョングクもデビュー前に、劇中の歌手として歌唱力と演技を披露するチャンスをつかんだ。このように多くの歌手が大集合し、政治界とエンターテインメント業界の物語を描いたドラマ「光と影」は、9ヶ月間多くの視聴者から愛され、ついに最終回を迎えた。
2012年上半期「太陽を抱く月」「光と影」など、このドラマがこんなにヒットするとは!
今年上半期はいつにもましてお茶の間を沸かせた。お茶の間で最も歓迎されるジャンルである時代劇を始め、70年代の時代劇、日本統治時代を背景にした時代劇、警察の捜査劇、ロマンティックコメディ、復讐劇など、多様なジャンルのドラマが視聴者を笑わせたり、泣かせたりした。その中で40%を越える視聴率を記録し、国民ドラマと呼ばれたドラマ「太陽を抱く月」も誕生し、また8ヶ月以上、月曜日と火曜日のお茶の間を虜にしたドラマ「光と影」もある。また、ユン・ソクホ、イ・ジェギュなど、有名なプロデューサーが久しぶりに意気込んだ作品が、残念な成績で終わったこともあった。それでは、放送序盤の予想を覆して、視聴者から愛された作品は何か。2012年上半期はMBC「太陽を抱く月」のショックから始まった。「トキメキ☆成均館スキャンダル」の原作者であるチョン・ウングォルの同名ベストセラー作品を原作にしている「太陽を抱く月」は、放送序盤に話題を集めていた。だが、大人の俳優として足を踏み入れたばかりのキム・スヒョンと、久しぶりにドラマに出演するハン・ガインの組み合わせは確信を与えなかった。特に、2人とも時代劇は初めてで、放送業界の内外から心配の声があったのも事実だ。このような憂慮にもかかわらず、「太陽を抱く月」は子役俳優への好評が相次ぎ、上昇し始めた。初回の放送で18%を越える視聴率となり、視聴者の期待感が裏付けられた。子役俳優の牽引、また大人俳優へのバトンタッチがうまく行われ、第8話で30%突破、第16話では40%を超える気勢をあげた。期待の中で始まってはいるが、「太陽を抱く月」が40%以上の視聴率を記録する大ヒットドラマになるとは、誰も予想できなかったことだ。MBC「光と影」も10話以上延長し、8ヶ月間もの間月火ドラマのトップの座にある。序盤では1桁数の視聴率で始まった「光と影」は、当時の同時間帯の1位だったKBS「ラブレイン」が終了した後、最大の受益者となった。毎回視聴率が上昇し、右肩上がりを見せた「光と影」は、3月中旬に20%を突破し、現在まで同時間帯1位の座を守り続けている。アン・ジェウクのお茶の間への復帰が話題になっていたが、それほど注目されていなかった「光と影」は、政治的な色合いが濃くなるにつれて、視聴者の目を引いており、もたもたしていた展開にも俳優たちのうまい演技のおかげで人気を維持した。まもなく終了となる「光と影」も、序盤の予想を覆して上昇したドラマとなった。KBS「赤道の男」も視聴者の予想を覆した。「太陽を抱く月」の終了後、地上波3社は、同じ日に新作品を出しており、3作品とも派手なキャスティングで視聴者の関心が集まった。MBCはイ・ジェギュプロデューサー、ホン・ジナ脚本家がタッグを組み、イ・スンギ&ハ・ジウォンのキャストで話題になった「キング~Two Hearts」、SBSはJYJ ユチョン&ハン・ジミンの組み合わせにタイムスリップという素材を描く「屋根部屋のプリンス」を出した。これに対してオム・テウン&イ・ボヨンの組み合わせ、やや重い素材である復讐を扱った「赤道の男」は、先ほどあげた作品に比べると、期待感が弱かった。その期待感からか、「キング~Two Hearts」は初放送で16%の視聴率になったが、「赤道の男」は7.7%という成績で振るわなかったため、同時間帯のビリだった。だが、オム・テウンの鳥肌が立つような演技、よく練られたストーリーのおかげで、「赤道の男」は半ばから大逆転の成果を成し遂げた。予想外の活躍で、視聴者に楽しさを与えた3作品のように、下半期にも我々の予想を覆すドラマが多く登場することを期待したい。
「光と影」ナム・サンミ“男たちに愛されたので、女性たちと温泉に”
女優のナム・サンミがMBC「光と影」の最終回の感想を述べた。ナム・サンミは、2日午後ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)汝矣島洞(ヨイドドン)のあるレストランで開かれた「光と影」の打ち上げパーティーに参加した。カジュアルな洋服に帽子をかぶって登場したナム・サンミは、これまで苦楽を共にしてきたスタッフたちと記念写真を撮り、お酒を飲みながら楽しい一時を送った。この日参加した取材陣に挨拶したナム・サンミは「実感が湧かない。本当に長い間やってきたので、(最終回を)受け入れがたい」と感想を述べた。続いて「(撮影)スケジュールがなく、台本のプレッシャーがなくなってから、2週間ほど経てば(最終回を)実感できそうだ」と話した。去年11月から今年7月まで、9ヶ月に渡る撮影を終えた彼女は、まずは休みたいと言う。ナム・サンミは「家族とともに時間を送ることになると思う。母の世話をできなかった。ドラマで男たちからたくさん愛されたので、母、姉、義理の姉、姪とともに温泉でも行ってこようかと思っている」と話した。ナム・サンミは「光と影」でショー団の歌手としてデビューし、韓国映画界の代表女優となる主人公イ・ジョンヘ役を演じた。「光と影」最終回は韓国で3日午後9時55分に放送される予定である。
ソン・ダムビ「光と影」の俳優陣と写真…最後の撮影
歌手と女優で活動しているソン・ダムビが、MBC月火ドラマ「光と影」の俳優たちと仲良く撮った写真を公開した。ソン・ダムビは1日午後、自身のTwitterに「光と影」最後のロケ撮影記念。一人だけヒールを履かず、背が小さくなったユ・チェヨン(自身の役名)。明日は本当に最後の撮影」との書き込みとともに写真を掲載した。公開された写真では、ソン・ダムビを初め、女優チョ・ミリョンやソン・ジル、アン・ジェウクが横に並びカメラを見つめている。明るく笑っている彼らは、ドラマの衣装姿のままで、親しそうな姿を見せた。写真を見たネットユーザーは「『光と影』明日が最終回!とても残念だ」「最後の撮影とは。延長して欲しい」「和気藹々な撮影現場の雰囲気が伝わる」などとの反応を見せた。MBC月火ドラマ「光と影」は、韓国で3日に最終回が放送される。
Brown Eyed Girls ナルシャ「名脇役賞」受賞の喜びショット
話題のドラマMBC月火ドラマ「光と影」(脚本:チェ・ワンギュ、演出:イ・ジュファン、イ・サンヨブ)で、イ・ジョンジャ役で視聴者の視線を引きつけたBrown Eyed Girlsのナルシャが、授賞を記念する写真を公開した。ナルシャは27日の午後、自身のTwitterに「名前も可愛い。ありがとうございます」という短いツイートとともに写真1枚を掲載した。写真のナルシャは賞牌を持ち上げ、唇を突き出して意気揚々とした表情している。彼女のピンクの唇は男性ファンの視線を独占した。賞牌はこの日の午前に韓国で放送されたMBC「気分の良い日」の中で、「光と影」に出演した俳優を賞賛するためのアワードで渡されたものである。カン・ギテ役のアン・ジェウクは「最高の輝き賞」を授賞した。
Brown Eyed Girls ナルシャ、アヒルの着ぐるみ姿でも“セクシー”
Brown Eyed Girlsのナルシャが、アヒルの着ぐるみを着たコミカルな写真を公開した。ナルシャは16日、自身のTwitterに「リュ・ダム兄さんが写真を駄目にした。うはは」というコメントと共に1枚の写真を公開した。公開された写真には、ナルシャがアヒルの着ぐるみを着てキム・リハとコメディアンのリュ・ダムの間でセクシーなポーズを取っている。ナルシャが着たアヒルの着ぐるみは、11日に放送されたMBCドラマ「光と影」で公開されたもので、劇中でヘビン(ナルシャ)はアヒルのトッカルビ(四角い餅の形をした肉料理)の宣伝モデルに抜擢され、このような姿になる。写真を見たネットユーザーは「アヒルの着ぐるみを着てもセクシーだ」「可愛い」などの反応を見せた。
ソン・ダムビ、バービー人形より輝く美貌
ソン・ダムビがバービー人形のような美貌をアピールした。MBC月火ドラマ「光と影」(脚本チェ・ワンギュ、演出イ・ジュファン、イ・サンヨプ)でピンナラ企画のトップスターであるユ・チェヨン役を演じているソン・ダムビがユニークな衣装を完璧に着こなした。最近、話題となっているのは劇中でユ・チェヨンが大麻騒ぎに関わっているとして濡れ衣を着せられ警察に連行されるシーンである。ソン・ダムビは黄金比率のボディで人形のような魅力を見せつけ、バービー人形のピンクのジャケットまで完璧に着こなすなど、ソン・ダムビ流のバービースタイルを披露した。このシーンを見たネットユーザーは「バービー人形よりきれいだね」「華やかな服もお似合い」「『光の影』楽しみにしています」などのコメントを残した。