チャ刑事
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カン・ジファン主演「チャ刑事」来年1/26(土)日本公開!
韓国で今年5月に公開されたカン・ジファン主演映画「チャ刑事」が2013年1月26日(土)よりシネマート六本木他にて公開されることが分かった。この映画は、映画「7級公務員」以来のシン・テラ監督と俳優カン・ジファンの再会で話題を集め、さらに、モデル並みの体型を誇っていたカン・ジファンが実際に太り、リアルな太っちょ体型を見せ、韓国公開当時から日本でも注目を集めていた。「チャ刑事」は、持っているのはDラインだけで、寝ても覚めても犯人を捕まえることしか考えていない、執念のチャ刑事が事件解決のためにファッションモデルを装い、ランウェイに参加することで展開される史上初のミッションを描いたコメディ映画。日本では、2013年1月26日(土) シネマート六本木他全国順次ロードショーとなる。■関連サイト・映画「チャ刑事」公式サイト
カン・ジファン「チャ刑事」日本試写会のため、14日に来日
俳優のカン・ジファンが、映画「チャ刑事」の日本プレミアム試写会の参加のため、14日に韓国を発つ。所属事務所のSPLUSは13日、報道資料を通じて「カン・ジファンが15日から20日まで、東京・横浜など日本の主要都市で行われる映画『チャ刑事』のプレミアム試写会の参加及び舞台挨拶のために日本へ向かう」と伝えた。これは昨年11月、ドラマ「私に嘘をついてみて」の日本プロモーションから約8ヶ月ぶりの来日で、15日の名古屋をはじめ、大阪・福岡・横浜・渋谷の順番で行われる5泊6日間のプレミアム試写会を通じて、およそ1万2千人あまりのファンや現地の観客たちに出会う予定である。今回の試写会の「チャ刑事」は、本格的に日本で公開される前に開かれるプレミアム試写会で、映画の主人公であるカン・ジファンとともに映画に関する様々な話題で話し合う時間も設けた。カン・ジファンは映画「チャ刑事」の中で、驚くべき体重の増量と減量はもちろん、ケガを恐れない見事な演技を披露した。
カン・ジファン、お酒の席ではどんな姿?
俳優カン・ジファンは酒の席ではどんな姿だろうか。カン・ジファンは、ドラマや映画で見る姿と同様に、酒席でも活発な性格だ。関係者によると、飲み会で人々をリードするスタイルだという。男性らしく伸び伸びとした性格のカン・ジファンは、酒席でゲームを提案したりもする。最近、映画「チャ刑事」の飲み会でもその力を発揮した。生ビールをがぶがぶ飲んだカン・ジファンは、バラバラに座っていた記者たちを集めてゲームを提案した。この日カン・ジファンは、順番に一気飲みなど、様々なゲームを提案し、特有の性格で雰囲気を盛り上げた。関係者は「『チャ刑事』の時は、出演俳優のうち本人が一番年上だったので、意識してリードしようとしたのもある。カン・ジファンは兄だから先にやろうと思っているところがある」と伝えた。その分、カン・ジファンは、イ・スヒョク、キム・ヨングァン、シン・ミンチョルをリードし、しっかり年長者としての役割を果たした。酒席を楽しむほど、お酒も楽しむというカン・ジファンの酒量は焼酎1本程度。最近は、漢江(ハンガン)で運動をしながら、たまに缶ビールを飲むと言う。カン・ジファンは「チャ刑事」以降は休憩しながら、次回作を準備している。
ソン・ユリの“デビュー以来初めての姿”
女優ソン・ユリのドレス姿が話題になっている。最近、あるオンラインコミュニティの掲示板には「ソン・ユリ、デビュー以来初めての姿!」というタイトルの写真が掲載され、注目を集めた。写真にはグリーンのロングドレスを着て、堂々たる目線で前方を眺めているソン・ユリの姿が収めれらている。大胆なスリットが入ったセクシードレスでネットユーザーを驚かせた。写真を見たネットユーザーは「ソン・ユリは魅力の塊!」「姉さん、いつからこんなにセクシーになったの?」「何を着てもきれい」「すごくセクシー」など、多様な反応を見せた。ソン・ユリは映画「チャ刑事」でデザイナーのコ・ヨンジェ役を演じ、変身に成功した。
My name is シン・ミンチョル「お客様、いい定期預金のご加入はいかがですか?」
第一印象は力強い。「I AM A MODEL」(Mnet)の優勝者としての第一歩を踏み出したシン・ミンチョルがファッション業界に飛び込むことができたのは、視聴者が最初から彼をモデルとして覚えていたからだ。しかし、映画「チャ刑事」でモデル役を演じるシン・ミンチョルを見つけ出すことは決して容易ではない。ツンツンとする表情やしなやかな身振り、ソプラノに近い声を持つヨ・ミンスンは、映画の中でランウェイでさえ彼独特の色っぽい姿を見せてくれた。憂鬱な少年の顔を持つモデル、落ち着いた青年の声を持つ27歳の姿を何度も繰り返し消すことで、ようやく描くことができたヨ・ミンスンの顔は、俳優シン・ミンチョルの第一印象として残された。「本当の性格は映画とは違うと何度も説明しなければならないけど、それくらい僕がミンスンをうまく表現できたと思うと、胸がいっぱいになります」はっきりしたキャラクターのイメージに固定されたらどうするかという悩みは、まだ彼の悩みではない。それは、「初めての配役なのに名前もあり、フィルモグラフィーの第一行がこれほど規模のある作品だということは本当に光栄です」と話すシン・ミンチョルにとって、今大切なことはホームランとヒットを区分することではなく、バットを振り回すことができるかを証明することだからだ。もちろん、運が良いと言えるかもしれない。友達が代わりに作成してくれた応募書類のおかげでモデルになり、写真を見た監督の提案で参加したオーディションで配役を得ることができたからだ。しかし、「僕は定期預金のような人なんです」と言うシン・ミンチョルにとって運というのは、ただチャンスというもう1つの名前なのだ。モデルになってからも学校生活を諦めずに努力し、俳優になるために50回以上もオーディションで脱落の痛みを味わった。断られる度に自信を失い萎縮したりもして、傲慢だった自分をコントロールしながら「最初は落ちた理由が分からなかったです。だけど結局、僕の演技力に問題がありました」と率直に話すことができるほど強くなった。そして、着実に積み重ねてきた時間は「第一歩に一喜一憂しない心」という大切な才能を彼に残した。自分が持っている分だけ得るという法則を理解する人にとって成果というものは、自分が準備した努力の反映だからだ。「ギャンブルはもちろん、株式やファンドも全て好きではありません。だけど、演技に対しては違うと思います。今になって思うんですが、ヨ・ミンスン役を演じてしまったこと自体が僕にとっては一種のギャンブルだったんです」確立が不透明なとき、それはギャンブルだけど、計算することができたら、それは数学となる。運を運命に変える力。第一印象を乗り越えて2度目の第一印象を作り上げる力。シン・ミンチョルの定期預金の満期日に、視聴者はモデルの名札から完全に自由になった俳優に出会うことができるだろう。My name isシン・ミンチョル。1986年5月25日生まれ。もう20代後半だ。映画「チャ刑事」の撮影の時も共演したモデルの中で僕より年上の人はほとんどいなかった。西江(ソガン)大学で新聞放送学と社会学を専攻しているけど単位を取ることが非常に難しいし、出席管理も結構厳しいので、モデル活動をしたときは本当に大変だった。だけど、浪人までして入学したから卒業証書だけは必ず手に入れたくて、モデル活動と学校生活を並行してきた。今、1学期だけ残して休学中だけど、次の学期には復学できないくらい仕事が増えて忙しくなったらいいな~ハハハ。普段、一番楽しくやっていることはサッカーである。サッカーなら見ることもすることも好きだ。特に、僕のサッカーチームは創団してから2週間で総長杯サッカー大会で準優勝したチームだ。最近は試合に出れなくて、ストレスが溜まっている。時間がある度にUEFA EURO2012やKリーグの試合も見ている。応援するチームはFCバルセロナだ!実力のあるチームを応援するから嬉しいときが本当に多い!だけど、このチームが上手くいかなかったときからずっと信じ続けて応援してきたという点が重要だ。前は選手によって応援するチームが変わったけど、今はチームに愛着ができて義理を立てている。モデルになってからびっくりしたことは韓国には背が高くかっこいい人が本当にたくさんいるということだった。僕と目の高さが合う人はもちろん、僕より高い人もとても多いし、みんな本当にかっこいい。僕は普段、あまりオシャレをするタイプではないので、もっと驚いた。僕は学校に行くときいつも小汚い感じの服ばかり着ているし、男友達とばかり遊んでいるから。僕が本物の男としてカッコいいと思っている人はチャン・ドンゴン先輩である。年を取っても、僕が思うハンサムな基準は未だチャン・ドンゴン先輩だ。モデルの中ではイム・ジュファン先輩が大好きで、インタビュー記事を何度も読んだり、写真も欠かさず見るほどだった。カン・ドンウォン先輩の作品もすべて見たし。本当にかっこいい男が多すぎる。俳優として僕が一番注目していた人はキム・ナムギル先輩だ。「善徳女王」の後もずっと注目していたけど、「愛の運命-暴風前夜-」や「赤と黒」も見た。誰にも似てない自分だけの雰囲気を作り出している点を本当に尊敬している。第2の誰みたいな修飾語が付かない俳優じゃないか。いつか新人俳優が女性っぽい男性を演じるとき、「チャ刑事」の僕の演技を参考にしてくれたら、本当に光栄だと思う。ハハハ。モデル活動をして稼いだお金のほとんどを貯金しておいた。モデルの仕事をしながらも高い服はあまり買わない方だったけど、それは僕の生活レベルより贅沢なことはしたくないと思ったからだ。親がいつも節約をするよう言っていたので、子供の頃からそんな生活習慣が身体に染みついているのかもしれない。そのおかげで今、就職した友達を見ても焦ったりしない。僕はすでに貯めておいたものがあるし、今は仕事があまりなくても2、3年で追い付けばいいから。僕が稼いだお金で買った一番高いものはスクーターである。しかし、あまり乗らなくなって、すぐに売ってしまった。それより、母にプレゼントしたもののほうが高かったと思う。結婚記念日に大型テレビを買ってあげたし、今度は映画を撮った記念で冷蔵庫を買ってあげた。14年間使った冷蔵庫が待っていたかのようにちょうど壊れたので。オーディションに落ち続けた頃、会社の飲み会でソン・チャンミン先輩にそのことを話したことがある。そしたら、「それくらいで気後れしたの?僕は君よりたくさん落ちたんだ。それにひどいことも散々言われた。君はまだまだだ」と言われ、正気を取り戻した。50回も落ちたけど、まだ100回落ちたわけではないから。撮影をする時、監督がまず僕の思う通りに演じさせてくれた。その中で最もいいシーンを選んで映画に使ってくれたと思う。カン・ジファン先輩も現場で具体的な部分までたくさん力になってくれたし、キム・ヨングァンさんも僕のモニタリングをきちんとやってくれた。このように多くの人々に助けられて作品をやり遂げることができたと思う。ミンスンはチャ刑事が解決する事件とは関わりのない人物だから、映画では編集されたシーンが多い。個人的には残念だと思うけど、仕方のないことだから。でも、監督がDVDが出たらミンスンのシーンをもう少し入れると言ってくださった。舞台挨拶に行くと俳優たちが挨拶をする度に歓声の大きさが違う。他の俳優さんはすでに人気スターだから、たぶん新人である僕だけが気にしていると思うけど、僕への歓声も少しずつ大きくなっていることが感じられる。そんな気分を味わうのが本当に好きだ。
Vol.2 ― キム・ヨングァン“彼女はいません。2年ぐらいスヒョクと遊んでいます”
俳優キム・ヨングァンは5月30日に公開された映画「チャ刑事」を通じて韓国映画界に存在感を放った。コメディ映画で最もユーモアのない、真面目なキャラクターを演じて映画に重みを与えた。彼は2008年、ドラマ「彼らが生きる世界」をはじめ、ドラマ「トリプル」「お嬢さまをお願い!」「見れば見るほど愛嬌満点」「ホワイトクリスマス」「チョンガー八百屋」「ラブレイン」などに出演してきたが、主役級で出演したのは今回が初めてである。彼は「初めは公開されて本当に緊張していたが、少しずつリラックスできるようになった。まず初めてだったので、嬉しい気持ちだったり、『どうすればいいのかな』と心配したりした。初めは負担に感じたが、リラックスできるようになった」と感想を伝えた。彼にとって撮影現場は楽しい場所である。映画「チャ刑事」を通じて撮影現場をさらに理解するようになり、ドラマよりは時間的余裕を持って撮影に臨むことができたとのことだ。彼は「映画『チャ刑事』を撮影して大変なことはなかった。最後のファッションショーのシーンの撮影とドラマ『チョンガー八百屋』の撮影が重なった。それでドラマは夜9~10時、夜明けに映画の撮影に臨んだ。肉体的にきつかったが、撮影中は気持ちよかった。撮影に行くのはいつも楽しかった」と語った。彼が楽しく撮影に臨めたのは、彼の親友イ・スヒョクがいてくれたからである。イ・スヒョクは映画「チャ刑事」でキム・ソンホ役に扮してキム・ヨングァンと共演した。キム・ヨングァンはイ・スヒョクに対して「一緒にデビューした親友」と話し、「多くの人はスヒョクのことを勝気でクールだと思っているが、本当は可愛くていたずらも好きで、思いやりのある人だ」と語った。続いて「スヒョクはいつも面白いことが好きで、退屈なのが嫌いな人だ。スヒョクと一緒にいると楽しい。彼はむしろ仕事をしているときに無口で冷たそうに見える。仕事をしているときは目つきが変わる。僕も目つきや表情が変わる方だ。僕は普段ジャージを着て髪も洗わずに出かけたりする。でも、仕事をするときには『頑張るぞ』と気合を入れるので、表情や目つきが変わる方だ」と語った。モデル出身の俳優だけあって、ずば抜けたルックスの2人だが、彼女はまだいないという。ファンにとって幸いなことかもしれないが、2人にとっては残念なことである。彼は「彼女はいない。スヒョクと僕は付き合った経験があまりない。どうして彼女がいないのかは分からない。2年ぐらいスヒョクと一緒に遊んでいる。僕たちは思ったより知り合いが多くない」と明かした。さらに彼は「彼女がいない理由が分からない。腹が立つ。男2人が一緒にコーヒーを飲んだり、食事に行ったり、運動したりする。夜に会っては『何しようか?』と悩んだあげく2人で散歩する」と語って笑いを誘った。キム・ヨングァンの理想のタイプは、自分の仕事を一生懸命にやり抜く女性である。さらに彼を気遣ってくれる女性なら言うことなしということだ。彼は理想のタイプについて「常に心は開いているのに、彼女がいない。僕に新鮮なインパクトを与えてくれる方が好きだ。僕の知らないことを教えてくれる人、教わることの多い女性とか自分の夢に向かって進むかっこいい人に魅力を感じる。僕は、掃除などはできるけど、だらしないところがある。こういう僕を気遣ってくれる女性がいい」と明かした。彼はイ・スヒョクと同じぐらい仲が良い人気グループBIGBANGのT.O.PとG-DRAGONについても語った。彼は「スンヒョン(T.O.P)とジヨン(G-DRAGON)に会って一緒に飲む。特に何かすることはない。スンヒョンは隠れて飲むのが好きで、部屋を借りて美味しいものを食べて、お酒を飲みながら喋って家に帰る。僕とスンヒョンはお酒が好きで、スヒョクとジヨンは遊ぶのが好きだ」と明かした。
Vol.1 ― キム・ヨングァン“年上の女性ファンにも愛されたいです”
側に立っていられないこれは俳優キム・ヨングァンを表現する言葉である。キム・ヨングァンはモデル出身らしく、高い身長にがっしりした体つき、ずば抜けたルックスの持ち主である。さらに優れた演技力も兼ね備えている。キム・ヨングァンが自身にぴったりな役でスクリーンに復帰した。それはシン・テラ監督の映画「チャ刑事」のハン・スンウというキャラクターである。映画「チャ刑事」は、張り裂けそうな魔性のDラインを持つファッションブレイカーチャ刑事(カン・ジファン)が、ファッションモデルになりランウェイに潜入するミッションを受けたことで繰り広げられる話を描いた。このようなストーリーであるため、俳優の役割が重要なのは当然のことである。俳優は、ルックスはもちろん、演技力も兼ね備えなければならなかった。キム・ヨングァンは「スンウ(劇中のキム・ヨングァン)はモデルだ。僕は元々モデル出身なので、うまくやれるような気がした。スンウというキャラクターに似ているところもあったのでよかった。またユーモアがないが、そういうところがよかった。ユーモアがないからこそ慎重さが目立つと思った」と語った。続いて「モデル出身であることと劇中のスンウの台詞に強く共感した。スンウの台詞は僕がインタビューで話した内容と似ていたし、シナリオにモデルとしての苦労も見事に表現されていた。そういったところがよかったし、共感した。ファッションショーのステージに立ったときは本当に気持ちいい。喜びを感じる。以前インタビューで、ファッションショーは僕にとって麻薬のようなものだと言ったことがある。初めは怖くて緊張してステージが長く感じられた。でも、後になってより長くステージに立ちたくなった。またステージも短く感じられた。その瞬間がよかった」と語った。最近彼は、映画「チャ刑事」だけでなく、先月29日に最終回を迎えたドラマ「ラブレイン」で少女時代 ユナの初恋の相手として出演した。映画の公開とドラマの放送時期が重なりファンも増えた。彼は「僕は若い女の子のファンに愛されている。年上の女性ファンにも愛されたい」と語った。さらに、「若い女の子のファンのエネルギーがすごいと思う。舞台挨拶のときに、彼女たちが叫ぶと何も思い出せなくなるほどだ。舞台挨拶の前に考えておいた、話したいことも忘れてしまう」と語った。さらに「映画『チャ刑事』とドラマ『ラブレイン』に出演して、僕を愛してくれるファンが増えた。ラジオ番組に出演したときは、ファンがお弁当まで用意してくれた。本当に嬉しいし、感謝の気持ちでいっぱいだが、朝から用意してくれたと思ったらすまない気持ちだ」と付け加えた。キム・ヨングァンは新しいキャラクターへと変身を図っている。俳優としての彼の欲望は、誰もが言うような欲望ではないため新鮮である。彼は「おバカな役や殺人鬼の役を演じてみたい。アクションやロマンスにも挑戦してみたい」とし、「おバカな役や殺人鬼の役には共通点がある。自分の過去をすべて隠しているので、気になる。繊細で深みのある、明るくはない暗い一面を見せたい。これまで明るい姿を見せてきたが、トラウマを持っているキャラクターを演じてみたい」と意気込みを語った。
シン・ミンチョル「僕に訪れた3度目のチャンス」
「I AM A MODEL」は友達が勝手に応募したことがきっかけ「『I AM A MODEL』に出演したときはいつも『今週は脱落するだろう』と思っていたけど、毎週勝ち残って、自分でも慌てていました。だから家族にも優勝するまでは何も言えなかったんです。家庭の雰囲気がとても静かで、保守的でした。僕も10代の頃までは親の言うことをよく聞いて、勉強も一生懸命する学生だったので、周りは誰も僕がモデルになるとは思っていませんでした。大学を卒業して、いい会社に就職して結婚してそうなると思っていました。実際にモデルになってからは比較的早く現場に慣れました。テレビ番組に出演しながらすでに撮影の雰囲気や業界の人々に少し慣れていたからです。学校生活のせいでいいチャンスを逃したり、モデルの仕事のせいで学校で困ったこともあったけど、僕は本当にこの仕事を愛してます。公益勤務要員のとき、本当に仕事がしたかったです。特にファッションショーの直前に、ランウェイの後から感じる緊張感が好きです。だからできればファッションショーにはずっと出演し続けていきたいです」「チャ刑事」でヨ・ミンスンという役があることも知らなかったです「最初にオーディションを受けたとき、僕が応募した役はキム・ヨングァンさんが演じたハン・スンウでした。合格の連絡は来ましたが、違う役を提案されました。本当に演技がしたいときだったので、詳しい内容も知らずにとりあえず引き受けました。だけど、あまりにも自分の性格とは違うキャラクターだったので、一人でとても悩みました。まったく違う性格にもかかわらず、僕がキャスティングされた理由は、ヨ・ミンスンが映画に登場するキャラクターの中で一番若い役だから、僕が最適だったとのだと思います。それにオーディションを受けたとき、『甘く、殺伐とした恋人』でパク・ヨンウ先輩が医者と相談するシーンを演じましたが、僕の演技が『他の応募者の演技とは違っていた』と言われました。応募者のほとんどは深刻な状況として解釈していたけど、僕はそれを面白く解釈しました。そこで僕の意地悪な面を見つけていただいたのではないかと思います」太った中年になりたいです「人生には3回チャンスが来ると聞きました。でも、僕はすでに20代のとき、2回のチャンスを使ってしまったと考えると先が見えません。ハハ。でも、2回目のチャンスを長く使えばいいんです。今は俳優になることだけを考えています。僕は自分自身のことを芸能人だとは思っていません。好きな俳優や歌手を実際に見たら、今でも緊張したり、『あなたのファンです』と言います。だからマネージャーから時々叱られたりします。今はまだ、他のことを夢見る余裕がないけど、年を取って余裕ができて、作品にもたくさん出演するようになれば、安心して太ってみたいです。幼いころからガリガリと言われてきました。よく食べて良く成長しているにもかかわらず、生活記録にはいつも栄養失調と書かれていたので、親が心配していました。だからいつか穏やかな印象をもった中年になりたいです。だけど、それも思い通りにはならないかも知れません」
イ・スヒョク「もっと人間らしい役が演じてみたいが、与えられたものはやり遂げる」
イ・スヒョクがインタビューの間、最も多く口にした言葉は「悔しい」だった。最初はおかしいと思った。悔しいということはある基準に満たなかったとき感じる気持ちだが、彼はこの世の一般的な基準など気にせずに生きていそうな、異世界の顔をしているではないか。しかし、偏見をなくすと、映画が本当に好きで俳優になりたくて、今まさにその夢を叶えようとしているが、願っていることとやらなければならないことは違うということを分かり始めている、新人俳優のときめきと悔しさがごちゃ混ぜになった顔があった。時には照れ、はにかむ、イ・スヒョクとの対話は、遠くでおごり高ぶって立っていた鹿に近付いて、頬をそっと触ってみるような感じだった。そしてその鹿は、意外に素直だった。-2011年にSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)とMBNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ヴァンパイアアイドル」などで、それぞれ違ったジャンルとキャラクターを演じる姿を人々に見せてきた。イ・スヒョク:俳優として、きちんとスタートを切った年だったので良かった。それに「根の深い木」も無事終了して安心している。-時代劇に出演するとは思わなかった。イ・スヒョク:実は時代劇はしたくなかったし、似合うとも思わなかった。だけど、撮影をしていたときと撮った後の気分が本当に良かった。以前は同じ年齢の人と仕事をするか、小規模映画の主人公だったので、思いのままにできて気楽だったけれど、周りの友達が先輩と仕事していることがいつも羨ましかった。今回、大先輩方と一緒に仕事をしながら学んだことが本当に多い。「チャン・ヒョク兄さんが読み合わせからアクションまでたくさんサポートしてくれた。」-例えばどんなこと?イ・スヒョク:幼いときから何かを習うことが苦手だった。所属事務所がさせるトレーニングもあまり受けてない(笑) 一人で悩んだり、現場で経験したりする方が好きだ。先輩たちは「こんな感じはどう?今回はこれがもっと良いと思う」と直接教えてくれることもあって、演技をしているところだけ見ても学ぶことが多い。誰もが認める素晴らしい方々だから、行動の一つ一つに理由がある。そしてたった一言でも、言ってくれたことが核心を突いた指摘だったので、戸惑うときも多かった。自分なりに一生懸命見て、考えたのにも関わらず、自分のキャラクターでもないのに、隣でそっと見て、アドバイスしてくれた一言でもっと鮮明になった。特にチャン・ヒョク兄さんがたくさんアドバイスしてくれた。最初の全体的な台本の読み合わせでは、トーンもよく分からなかったし、キャラクターの話し方も固くて、悩んでいたところ、兄さんが直接教えてくれた。アクション演技も兄さんがいなかったら、そこまで出来なかったと思う。もちろん上手くも出来なかっただろうけど(笑) -ユンピョンはセリフだけで表現できる役ではなかった。イ・スヒョク:客観的に見て難しい役ではないけれど、一歩間違えたらバカみたいに見えたかもしれない。容姿や声は現代劇では個性として見てくれるから、反感があまり無いけれど、時代劇は決まった枠組みが多くて、登場人物も多いから、僕が見ても非常に目立っていた。-徹底的にチョン・ギジュンを守り、忠実に従うように育てられた、一種の殺人マシーンだったが、重苦しくなかったか。イ・スヒョク:実は、最初はソイに対する感情があるという話を聞いてキャスティングされたので、演技をしながら少し紛らわしかった。前半ではわざと冷血な演技をした。後からソイに対する心を表現して、彼女のためにやむを得ず何かをするとき、ぱっと和らぐと感情がさらに劇的になると思ったから。ソイとのシーンは自分なりに考えて、微妙な感情を持って演技したけど、そのせいで視聴者たちには少し分かりにくかったようだ。それでも幸い最後の死ぬ場面ではでチョン・ギジュンを守るキャラクターとして印象に残って良かった。-「ここが私の死に場所です」と言ってにっこり笑うシーンが印象的だった。イ・スヒョク:本当はそのシーンを二回撮影した。非常に寒い二日間だったけれど、監督がドラマチックなことを望んでいたから、僕たちを小川に入れた(笑) 足を一度入れて出すと凍って、血を手につけて刃を握ると凍って刃が落ちないほど、凄く寒かった。だけど、撮影しているうちに時間が過ぎて夜になってしまった。個人的には初日の感じがもう少し良かった。「あ、これが最後の撮影なんだな」という気持ちもあってかうまく集中できた。二回目に撮ったときはそんなに多くを表現できなくて悔しかったけれど、結果的にそれが放送された。-武術の高段者といったとき、思い浮かべる丈夫さや重みよりは軽くていつも消えてしまいそうな感じだった。イ・スヒョク:チェユンが荒い感じの線だとしたら、ムヒュルはしっかりと安定した線で、僕が演じたユンピョンは少し女性らしくてやわらかい線が期待されていた。初めてアクションシーンの撮影に臨んだときは円を多く描いて、たくさんの人と対決する形で合わせたが、作品の中には含まれていなかったので少し悔しかった。-武術の覚えは早い方だったか?イ・スヒョク:よく覚えられないということよりは、最初、韓服(韓国の伝統衣装)も刃も何かぎこちなかった。実はマネージャーにはいつも、スーツを着る役がしたいと話している(笑) どうしても刃よりは銃が好きで、現代劇が似合っていると思ったから。作品やアクション演技の経験を積んだ後にこのキャラクターを引き受けていたら、違ったと思う。だから、初めて練習したときは自分でもぎこちなくて凄く大変だった。俳優が演技をするとき、自分でぎこちないと思えば、それが確実に映像に表れる。どうしても前半にはそれが表れてしまったはずだけど、チャン・ヒョク兄さんがたくさん教えてくれると同時に応援してくれた。僕のせいで怪我もいっぱいしたと思う。間違えて刀を振ってしまったけれど、痛そうな素振りをしなかったから「あ、大丈夫なんだな」と思っていた。でも後で見ると手から血が流れていた。「大丈夫ですか」と聞いたが、気を遣わず次のことに集中するように言ってくださった。それを見るといかにも先輩という感じがした。「最近ではユンピョン、密本(ミルボン)の悪いやつとして子供も僕のことを知っている」-そのような姿勢もやはり現場で習うことの一つだったのだろう。イ・スヒョク:俳優になるのがずっと夢だったけれど、まだ若くてモデル出身だから、漠然と俳優になりたいと考えるだけで、良い俳優になりたいとは考えていなかった。演技も下手で、器も小さかったから。自分なりに表現出来る俳優になりたいと思っただけだった。でも、今回の作品で良い俳優、大きい器を持つ俳優になりたいと初めて考えた。ハン・ソッキュ先輩やチャン・ヒョク兄さんが歩いていく後ろ姿を見ながら。-確かにお二人は良い俳優でもあるが、良い人というイメージも強い。イ・スヒョク:それも無視できない。俳優が演技するとき、コンセプトを持って、飾りながら作っていく面もあるけど、結局その人ができることをするから、その人の器から出てくるものが大きいと思った。-色々な楽しみと悟りを感じながら、長期間にわたって24話の撮影をやり遂げたが、物足りなさや限界もたくさん感じたと思う。イ・スヒョク:練習はしたけれど、中盤になってからより一層キャラクターを理解することができた。話し方も楽になってきた。プロなら撮影に入る前にすべての準備が整っていなければならないが、前半の第7、8話で自分が登場したシーンでの演技や表情はあまり見たくない。演技というよりは、その状況にだけ集中していた。前半から自分のキャラクターを明確に理解していれば、もっとうまく演じることができたが、経験が足りなかった。-「根の深い木」は視聴率も高かったし、今まで出演した作品の中で最も知名度が高かった。あなたの存在感を知っている人には強烈だったけれど、人々に広く知られたのは初めてだと思う。イ・スヒョク:このごろ、シットコムや映画の撮影現場に行くと、訪れていた子供たちに「ユンピョンだ、密本の悪いやつじゃないの?刃のアクション、一度やってみて」と言われる。だからこそもっと残念に思う。多くの方々に見ていただいた初めての作品だったのに、自分が満足する演技が出来なかったから。-子供たちが気づいてくれることは、また違う感じだと思う。イ・スヒョク:そうですね。今まで僕のことを知っていた方たちは僕に関心があったり、ファンであった場合が多かった。ファンは僕を長い目で見てくれている方々だから、スタイルや性格を知っている。幼い子供たちや高齢の方々が「根の深い木」を見て、僕に気づいてくれてありがたい反面、残念な姿がたくさんあったので、早くより良い姿をお見せしたいと思った。-「根の深い木」では「ホワイト・クリスマス」のときよりセリフの伝達や発声が安定していた。イ・スヒョク:「ホワイト・クリスマス」のユンスはあまりにも反抗的で不安定な子で、監督も荒れた感じを希望していたので、表現することよりは、感情的を自由にした部分が大きかった。だからユンスの姿を初めて見た方はあまりいい印象を持たなかったかもしれない。僕が見てもそうだから(笑) -容姿から感じる雰囲気のせいで不安な内面を持った少年という設定がよく似合っていたが、演技をする立場では簡単ではなかったと思う。イ・スヒョク:初めはユンスが気に入らなかったけど、中盤に入って魅力を感じた。どんなキャラクターでもキャラクターに対する設定を確実に説明して、まとまりが良いと演技することも簡単で、見ている方々も魅力を感じると思う。ユンスはその点で良かった。しかし1年前ということと、その間に色々なことがありすぎて、実はどんな演技をしたのかよく覚えていない(笑) -今は映画「チャ刑事」と、シットコム「ヴァンパイアアイドル」の撮影をしているが、どう?イ・スヒョク:映画は撮影が終わった。「根の深い木」の中盤からシットコムと映画を同時進行で撮影した。前半ではユンピョンに集中できたから良かったけど、後半では車で寝ているところをマネージャーに起こされて、韓服に着替えろと言われたら着替えて、また寝て起きたら、映画の撮影現場やシットコムの撮影現場だったので、頭がぼうっとしていた。一つに集中していれば、もっと良い表現ができたが、新人でチャンスがいつも来るものでもないし、事務所の立場もあるから。それに、全部の作品が良くて逃したくはなかった。-「チャ刑事」ではモデル役だと聞いた。イ・スヒョク:本当にわがままなモデルだ。最後の撮影は本当に気性荒く振舞うシーンだったけれど、うまくできなかった。僕、こう見えても、そんな行動は全然したことがなかったから、少し負担になった。「イメージ的にもう少し楽になる必要があると思う」-「What's Up」はどうだった?神秘的な天才作曲家という設定は負担になったと思うか。イ・スヒョク:本当に負担だった(笑) 放送が延期されたけど、ドラマとしては初めての作品で、映画のようにモニターを見たり、集中する時間がない状況だったので、そのときは演技の指導を少し受けた。だけど、一人でスビンはこうだろうと自分で考えたイメージで固まってしまって、トーンを変えるのが難しかった。演技の先生や脚本家の先生の前で演技をするときが難しかった。実は「What's Up」が一番悔しかった。演じたキャラクターが本当に好きだったけれど、僕の演技があまりにも下手で。そして「ホワイト・クリスマス」と同時期に撮影したことが凄く残念。-違う感じがするキャラクターを主に演じてきたと思う。違うということは違う顔をしているとも違った行動をするとも言える。あなたには前者の影響が大きかったと思う。イ・スヒョク:新人俳優で、僕が持っているものをまだ見せられなかった状況なのに、顔もそうだし、モデルのイメージが強すぎて、みんなからそう思われているかもしれない。最近はもう少し人間らしいキャラクターを演じてみたいと思っている。とりあえずおしゃれな役はあまりしたくない(笑) 結局それは当たり前なことだから。-実際に見たら画面より、かえって日常的な感じがする。イ・スヒョク:いつも違うキャラクターをしていたから。本当は僕、そんな人じゃないのに(笑) 以前、人間らしいキャラクターが一度回ってきた。平凡な痛みがあって、良い暮らしでもなく、おしゃれでもなく、ずっとトレーニング服だけ着ている。本当はおしゃれをするのが好きだし、ファッションに関心があるけれど、その姿は他のところで、違ったときに見せられるから。今はただ人間らしい姿が強いキャラクターを演じてみたいと考える時期みたいだ。-俳優として、自分だけが持っている存在感は経歴からも得ることができない、すごい武器でもあるが、新人にとっては束縛かもしれない。イ・スヒョク:「ホワイト・クリスマス」のとき、脚本家のパク・ヨンソン先生がおっしゃっていた。「見える姿や声が長所だけれど、難しい部分にもなり得る」と。そのときは聞きながら「はい?」と答えていたけど、「根の深い木」と「チャ刑事」を撮影しながらつくづく感じる。この長所を最大限に活かすには僕がもっと練習して、勉強しなければならないと深く考えている。-そんな意味で「ヴァンパイアアイドル」のスヒョクが興味深い。イ・スヒョク:以前だったら、所属事務所からいくら薦められてもシットコムを選ばなかったと思う。でもいくつかの作品に出演したことで考えが変わった。したいことやしたくないことなどの考えを捨てて、今しなければならないことが分かるようになった。周りの方が演技するとき、役に立つとアドバイスしてくれたし、自分でもイメージ的にもう少し楽になる必要があると思った。-「あ、この人、これを楽しんでいるんだ」という表情が見えるときがある。イ・スヒョク:シノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)やコンセプトが良かった。ヴァンパイアは格好つけることが重要視されたキャラクターだと思う。だけど、そんなイメージから面白い題材に変えたことが新鮮だった。共演している仲間と過ごす時間も好きだから、とても楽しく撮影をしている。-シットコムでの演技は瞬発力と集中力が必要だと思う。ひょっとするといい場面を逃してしまうかもしれない。イ・スヒョク:だから本当にきちんと準備をしなければならない。映画はモニターを見て、僕の立場が説明できるから、お互いに調整して最も良い状況を作り出せる。そして、ドラマはドラマの筋書き通りの枠が作られている。シットコムは一度撮れば、それで終わりだから笑える場面がたくさん映ったみたいだ。シットコムだから、許されるけど、少し自制しなくちゃ。だけど、シン・ドンヨプ先輩とキム・スミ先輩は本当に面白い。まだ画面ではあまり目立たないけど、状況判断や瞬発力、機転が利くところが本当に素晴らしい。このようにお互いに呼吸を合わせることはここでしか習うことができないと思う。-俳優になることを長く夢見てきたが、何がきっかけだったのか。イ・スヒョク:映画が本当に好きだ。映画の中で僕にできることは何か考えてみたら、俳優という夢を持つようになった。幼いとき、父とレンタルビデオ屋に行って「何見る?」と聞かれたら、「これとこれ」といいながら2、3本借りて、続けて2本全部見て寝たりした。映画館によく行ったわけではないけれど、映画を選んで見て、こんな内容だったんだなと思いながら、返却しに行くことが子供のときから楽しみの一つだった。少し成長して映像やビジュアルに関心を持ちながら、ある監督を詳しく研究して、その監督の作品を順番に見たこともあった。デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)、ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)、ティム・バートン(Tim Burton)のような監督。「ファイト・クラブ」「セブン」のようにカッコよくて男らしい映画が好きだけど、ミシェル・ゴンドリーの映画を見ながら、愛に対する可愛くて美しい表現もたくさん習った。俳優としてはジョニー・デップ(Johnny Depp)やエイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)も好きだ。だけど、いつからかブラッド・ピット(Brad Pitt)が一番になった(笑) -あらゆる事を経験した男だから(笑) イ・スヒョク:若いときから、出来ることとやらなければならないことをした後、今のブラッド・ピットが持っているような、飾らなくても自然に出てくる男の魅力が最高だと思う。僕は幼いときから「ホワイト・クリスマス」のカン・ミルや日本のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で窪塚洋介が演じた安藤タカシのように、男らしくて強い感じだが、少年らしいふざけた面も一緒に持っているキャラクターが好きだった。ところが人々が僕に望む役はユンスやスビンのような感じだ。願っていることとやらなければならないことは違うようだ。-ランウェイやカメラの前で感じる喜びは、生きながら経験できる刺激の強度から見ると、相当高いレベルのスリル感があると思う。俳優はモデルよりももっと強い刺激なのか、それとも違う刺激なのか。イ・スヒョク:全然違う。モデルは何も分からないときに始めて、気楽に仕事ができた。みんな可愛がってくれたし、チャンスもたくさん与えてくれた。服がとても好きだから、色々な情報もたくさん吸収できて、このようなときはこのようにすれば良いと分かるようになった。だけど、新人俳優の立場で仕事をするのはとても緊張する。スタッフもたくさん見ているから。うまくやっていることなら、自分でも堂々と出来るけれど、まだぎこちない部分もたくさんあるから緊張するときが多い。完全に違う刺激だ。-俳優はモデルより人々と会う機会が多くて、望まない部分まで露出されたりもする。やりたい仕事をするために、これからやりたくない仕事もやらなければならない瞬間が来ると思う。イ・スヒョク:今でもやりたくない仕事は表情に出ているのでバレバレ。代わりにやりたいことをするときは本当に努力して、深く考える。だけど、まだこれだ!という役をする立場ではない。その役のためにも、今、与えられたことを一生懸命に頑張ろうとしている。もちろんユンスやユンピョンも嫌だったと言ったけど、本当に嫌いだったら、してなかったと思う(笑) キム・ヨングァン兄さんとお酒を飲みながら話したことがある。そのとき、兄さんが言ってくれた。「与えられたことをすべてやり遂げることが本当に素晴らしいこと」だと。僕もそう思う。何よりもこの仕事をしていること自体が幸せだ。
挑戦に成功したチョ・ヨジョン vs 思いのほか残念だったカン・ジファン
6月の映画ランキングでは、二人の主演俳優の明暗が分かれた。14日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によると、チョ・ヨジョン、キム・ドンウク主演の「後宮の秘密」は、13日の一日で全国から8万6087人を動員し、ボックスオフィス(劇場でのチケット販売枚数)1位を守った。累積観客数は125万1343人。劇中で愛のために宮に入り、生きるために変わらなければならない女性、ファヨンを演じたチョ・ヨジョンは、前作「春香秘伝 The Servant 房子伝 」とジャンル、露出度、キャラクターなどが重なり、イメージが固まるのではないかと懸念されたが、映画は公開後1位を守り、大衆の関心を集めている。このような興行成績だけでなく、チョ・ヨジョンは「後宮の秘密」で一層成熟した姿と深くなった演技で物語を主導したという評価を受けている。再び、激しい露出が入るジャンルを選択した大胆な挑戦が成果につながっている。一方、カン・ジファン、ソン・ユリ主演の「チャ刑事」は、同じ期間中全国で2万3996人を動員し、累積観客数93万1515人で4位となった。ランキングだけを考えると悪い成績ではないが、カン・ジファンとシン・テラ監督コンビの前作の成績を考えると、残念な結果だ。2009年に公開されたこのコンビの「7級公務員」は、全国から408万人を動員し、歴代ラブコメランキング4位に上がっている。新鮮なキャラクターと斬新な発想で好評を受けたのだ。それだけに、彼らの二番目のタッグの映画、「チャ刑事」がもう一度ラブコメディの記録を塗り替えることができるのかにも関心が集まった。映画は、魔性のDライン(英字のDのようにお腹が出ているボディライン)のチャ刑事(カン・ジファン)が、ファッションデザイナーのコ・ヨンジェ(ソン・ユリ)の協力を得てランウェイに潜入し、事件を解決していくという内容。観客を笑わせるコメディというジャンルの特徴は確かに生かしたが、出来のいいコメディという評価を受けるには、今一歩足りないところがあるという反応がほとんどだ。また、このコンビが作っただけに、少なくとも200万人は超えると予想されていたが、現在「僕の妻のすべて」「メン・イン・ブラック3」より少ない306館で上映されており、損益分岐点を超えるかも確実ではない状況だ。
カン・ジファン「キツイと言われても演技をする時は、はっきりしたほうが良い」
「カン課長になってサムギョプサルでも焼いてるのではないでしょうか」10年前、俳優になろうと会社を辞めていなかったら今どんな姿になっているかという質問に対し、カン・ジファンは答えた。カン・ジファンはいきなりスターになった俳優やアイドル、演技派俳優の中でどのカテゴリーにも当てはまらない。5年もの時間を積み重ねて着実に名を知らせて、27歳という年齢で遅いデビューを果たした。それに演技だけで注目されるには容姿が持つ力も無視できなかった。ただし、その時の選択がなく、平凡な会社員として生きても何の問題もないほどの現実感は彼が持っている武器である。その年齢層の俳優の中で新入社員としての経験を持つ人は少ないし、その経験を跳び越えキャラクターに現実世界のおもりを付けられることもまた、彼の強みである。カン・ジファンだけが持ったもの、カン・ジファンだけができることに集中してフィルモグラフィーを積み重ねた俳優。そのため映画「映画は映画だ」のスターは、スターであるにも関わらず、典型的なくだらない男を演じたし、「7級公務員」のジェジュンもまともに見えるけど間の抜けた性格で愛らしい魅力を見せた。そのように彼に与えられたものが派手で輝くものではなくても、カン・ジファンはいつも自分だけの役割をやり遂げた。映画「チャ刑事」の非現実的と言えるほどに汚く太っている男から感じられる人間的な魅力は、彼が積み重ねた経験によるところが多い。肥満の刑事が筋肉質のモデルになるメイクオーバーが最も大きい原動力となった映画でカン・ジファンは特殊メイクなしでそれを成し遂げた。そして、信じられないくらいイメージが壊れていた前半の「チャ刑事」のハイライトとなった。以下はそんな彼が気になっていた、あるいは彼を取り巻いているイメージに関する6つの話だ。カン・ジファン映画「チャ刑事」でどうしようもないバカになった?「頭のてっぺんからつま先まで細かく設定して撮影に入った。バットマンのベルトからロン毛までコンセプトを事前に全部準備して、おやつソーセージも自分で設定した。いつも何かを食べている設定だったので、撮影現場でおやつが多かった。その中でおやつソーセージがあって、名前も面白かった。あまりにも面白かったのでソーセージのパッケージを見たら大都会の若い男女の栄養おやつと書いてあった。何これ!大都会の男女とソーセージはどういう関係なんだ(笑) それが面白くて重点的に活用した。人参酒から高麗人参を取って食べるシーンも本来はない設定だったけど、撮影現場で作った。そのような小さな要素を活用して、意地悪で汚い、非好感ながらも愛らしい男になるために細かな作業をした」カン・ジファンは俳優になっていなかったら、今でも会社に勤めていた?「たぶんその時、会社を辞めていなかったら、今では課長くらいになっていたかもしれない(笑) ちょうど1年間会社に勤めていたけど、職場生活とは言い換えれば組織活動だ。軍隊にいた時のように上下関係、先輩と後輩、その時僕がその位置ですべきことを習った。コピーからお茶を入れることまでお手伝いもしたし、後になっては営業に飛び回ることもした。社長の前でプレゼンをしたこともある。本当に色んなことを着実に経験してきたことが、今でも役に立つ。規則的に朝出勤して夕方に退勤し、金曜日の夕方に退勤して部長や社長の悪口を言ったり。焼酎を飲みサムギョプサルを食べて(笑)若かったけど、こんな一般的な経験は本当に貴重だと思う。もちろん会社に入りやっと安定したという時点で、俳優になると飛び出したことは不安でもあった。もしその時辞めることができなかったら、ずっと会社に勤めていたと思う。安定しているその場所で早く代理になり、課長、そして部長まで昇進しなければならないことを悩んでいたから。でも、なぜか後悔するかもしれないと思った。男ならば湖ではなく海を見なければならない。そのような強くて勇ましいところもあったし、一応持っていたものが体力しかなかったので結婚する前に無謀な挑戦をしてみたかった。結果的にその時の選択が本当に良かった(笑)」カン・ジファンは演出にも関心を持っている?「関心もあったし、実際にしてみた。最近の日本のファンミーティングの時上映した『キラー』という短編映画を作った。演出はその時初めてしてみたけど、これ以上はできない。誰かが書いたものに俳優としての生命力を付与して息を吹き込むことはできるけど、その人を生き返らす手術はできない。とりあえずキューサインが入れば演技をしなければならない。笑ったり泣いたり、台詞を言わなければならないのに、照明はこうで、感情はどう表現すればいいのか取りまとめることが大変だった(笑) 僕はそんなに演技がうまくて力量のある人ではないので演技だけに集中しなければならない。僕に優れた才能があり、演技をする時にすぐ感情を捉えることができたなら違っていただろう。だが、そうではないから、ひとつのことだけに集中している。生まれつき素質があったならば、余裕を持って楽しみ、みんなから良い兄で、良い俳優だと言われたけど、世の中は本当に公平なのだ。僕にそのような才能は与えられなかった(笑)」カン・ジファンの魂は恋愛物語の俳優?「必ず恋愛物でなくても正劇(シリアスで深みのある内容を扱ったドラマ)や没頭する演技をした時は、解放感を感じる。まるで歌手がステージ上で歌った後、感じるように、何かを見せて相手からリアクションを受け取り、それを伝えれば、思わず解放感を覚えてしまう。そのように泣いた後は喜びが湧き上がってきて、それが本当に良い。登山家ではないが頂上に登った瞬間、その人が感じる気持ちがそんなものではないかな。俳優があるキャラクターに集中して単純にひとつのシーンだけではなく、作品全体でその人物として生きて、エンディングまで来た時に感じることがある。実は、『チャ刑事』は肉体的には本当に大変な映画だったけど、頭を悩ませる映画ではなかった。そんな理由から恋愛物語のように自分を悩ませ、頭を抱える作品にもっと接しなければならない。だから冗談半分で自分は恋愛物語の俳優と言っているのだ(笑)」カン・ジファンはキツイ?「自分でもキツイと噂されていることを知っている(笑) 当然、気になっている。『チャ刑事』が終わって、良くない噂も聞いた。撮影中にも感じた。スタッフが色々と気を使っていた。あえて何をしたわけではないけど、空気というか、近寄りがたい雰囲気だったようだ。でも、どうしようもなかった。僕は決まった日までに太らなければならなかったし、演技をしなければならなかった。そしてまた、痩せなければならなかった。最初の1~2回は体のコンディションが良くないと言っていたが、毎回そんなことは言えなかった。演技をしなければならないのに、体のコンディションまで悪かったので、自然に距離を置くことになったようだ。元々現場で鋭敏な方だったのに、今回とりわけそうだったのだ(笑) もちろん僕も我慢してスムーズに撮影して、良い俳優として認められたかった。しかしより重要なことはキューサインが入った時、うまく演じることだ。作品の視聴率が良いか悪いか、興行成績が良いか悪いかなどは関係なく、一度も演技が下手だと言われたことはない。100%ぴったり合うことはないけど、少なくとも集中をして撮影現場できつい面を見せても、撮影に挑んだ姿勢は正しかった。もちろんコツを掴んで、その上、余裕を持てれば良いだろう。今すぐには無理だけど、時間が経てばさらに良くなると思う」カン・ジファンは自分のファンだけに優しい?「僕がいつも言っていることがある。それは百人力という言葉だ。実は、僕のファンが100人いるとしたら、その中で1~2人を除けば、普通に僕のことを好きになっていると思う。しかし、何かあった時、その1~2人が僕の力になってまた、そのファンが一番近くで僕に手を差し伸べてくれるから、当然大切な存在だ。そのファンたちがいなかったら、本当に大変で苦しんで、途中で諦めていたかもしれない。もちろん今回、ファンたちが『チャ刑事』を団体で観覧した時、訪ねたことはファンサービスではなく、メッセージを伝えるためだった(笑) 静かにジファンさんとつぶやくのではなく、大きく叫んでくださいとファンたちにお願いをしに行った。『チャ刑事』の広報活動に行く時だけは、とりあえず大きく叫んでくださいと、その話をしに行った(笑) ファンたちがもっと大胆にならなければならない。まだ日本のファンたちも「ジファンさん」とつぶやいているが、これは違う!舞台挨拶に行く前にまた話さなくちゃ。今のところはファンたちとうまくいっているような感じがする」
カン・ジファン&ソン・ユリ「チャ刑事」のコミカルな恋愛模様
カン・ジファンとソン・ユリの主演映画「チャ刑事」が、上半身を脱いだカン・ジファンと彼の腹筋を触っているソン・ユリのセクシーだがコミカルな写真を公開した。べたついている髪と魔性のDライン(英字のDのようにお腹が出ているボディライン)と臭いを誇っていたチャ刑事(カン・ジファン)が、デザイナーのヨンジェ(ソン・ユリ)による過酷なトレーニングを受け、初めて受けることとなった仕事は下着の広告写真の撮影だった。 このシーンは特にカン・ジファンとソン・ユリの息ぴったりの共演が功を奏したシーンで、露出がある分恥ずかしくもなりそうな状況だったか、二人はそれぞれの笑いの才能を十分に発揮し、観客を爆笑させるシーンを作り上げた。上着を脱ぎ、下着だけを着て着替え室で不安になっているチャ刑事を訪れたヨンジェは、犯人を捕まえるためなら、命をもかけてきた彼の体に刻まれている刃物に切られたような傷を見て心が痛む。雑誌の広告写真の撮影を控え、傷を隠すためにソン・ユリがカン・ジファンの体にファンデーションを塗るシーンで、突然歌を歌いだすカン・ジファンの姿は、二人の間で異性間の緊張感を作り出し、観客に二人の関係の進展を想像させる。「チャ刑事」は、持っているのは張り裂けそうなDラインと息もできないほどの臭いだけの凶悪事件担当の刑事、チャ・チョルスが、ドジなファッションデザイナー、コ・ヨンジェのサポートで涙の滲む努力を経てファッションモデルとなり、ランウェイに参加することで展開される史上初のミッションを描いたコメディ映画である。映画「7級公務員」以来のシン・テラ監督の作品で、カン・ジファンとの再タッグでも注目を集めた。イケメンモデル役のイ・スヒョク、キム・ヨングァン、シン・ミンチョルも出演している。