Kstyle
Kstyle 12th

チャン・ギュソン

記事一覧

  • 「私は王である!」チャン・ギュソン監督 ― チュ・ジフンと復帰作に懸ける思い

    「私は王である!」チャン・ギュソン監督 ― チュ・ジフンと復帰作に懸ける思い

    「復帰するために悔しい思いもした」映画の作品周期で言えば、5年と3年だった。「私は王である!」のチャン・ギュソン監督と、俳優チュ・ジフンが現場に戻るまでの空白時間のことである。公式的な催しで何回もチュ・ジフンへの信頼を見せてきたチャン・ギュソン監督は、今回の作品が監督自身はもちろん、チュ・ジフンにとっても大事な意味がある点を強調した。特に、今年の韓国映画において「火車」のピョン・ヨンジュ監督「ヨンガシ 変種増殖」のパク・ジョンウ監督など、韓国の映画界のベテラン監督の復帰作が続けてヒットしただけに、チャン・ギュソン監督にとって「私は王である!」はより切実な作品のようだった。復帰作という共通点あり切実だった「私は王である!」俳優チュ・ジフンも同じだ。兵役を終了して除隊した後「私は王である!」を映画復帰作にした彼は、最近「蒼のピアニスト」を通じて5年ぶりにドラマにも復帰した。麻薬事件で不祥事を起こした後、兵役のために入隊し、自粛期間を過ごした彼は、映画撮影現場で最も情熱に溢れていたという。誰よりもこの点をよく知っているチャン・ギュソン監督にとっては、チュ・ジフンは特別な存在だった。「共通点がありました。2人とも空白期間があったんです。私も同じく復帰と表現できます。それだけに切羽詰まっていたので、最善を尽くしてみようと言ったのです。最初、チュ・ジフンさんにシナリオを渡したとき、なかなか面白そうだと話していました。『本当に面白かったの?復帰しようとお世辞を言っているのでは?』と終わってからも問いかけてみたんです(笑) チュ・ジフンさんから『監督!僕をどんな人間だと思っているんですか!』と言われたりもしました(笑) 本当に本気でした。チュ・ジフンさんが演じた皇太子忠寧(チュンニョン)と奴隷トクチルは、俳優なら誰でも欲しがるキャラクターです。一人二役ってそれだけ魅力がありますから。しかし撮影に入るまで、コメディという部分で悩んでいたので『僕を信じて一緒に行こう、ただ演技に集中すればいいんだ』と話しました。映画は今年3月から撮影を開始しましたが、昨年12月から今年2月まで、コンテ作業の時にチュ・ジフンさんといつも一緒でした。お互い、何が上手で何が下手かを知っていく過程でした」心配があっただけに、互いに意見を交わす時間を増やし、準備をしてきた。チャン・ギュソン監督はインタビューの途中、チュ・ジフンに対して「彼の演技だけをきちんと見てください」と再度強調した。「俳優は演技で評価されるべきであり、その他の物差しは別問題」というのが、チャン・ギュソン監督の思いだ。「(チュ・ジフンさんは)非常に演技が上手で、才能のある人です。彼の演技が気に入ったら、好き!気に入らなかったら、嫌い!このように演技の面だけ見ていただきたいと思います。そういう風に彼が評価されたらと思います」入念に準備してきた映画の制作が台無しにそれでもチャン・ギュソン式の映画は続く空白に対して、チャン・ギュソン監督は誰よりも言いたいことが多い人だ。実はここ3年間、チャン監督はファミリーファンタジー映画を準備していた。それは「鬼」という映画だった。映画制作会社のBarunsonが手がけていて、直前までチョン・ヨンギ監督が引き継いでいたプロジェクトだった。実写とアニメ、3D技術まで入った作品だという噂が映画界に広く流れていた。「3年間準備してきたその作品が台無しになりました。序盤に制作と投資を強行する必要があったのですが、それができませんでした。今年の夏場の映画市場を見たら『マダガスカル』もそうですし、『サミーのアドベンチャー』『名探偵コナン』など、ファミリー映画の規模を集計すると約200万人は動員できそうでした。でも投資のほうでは、韓国の小学生の数が60万人だという根拠のみを持ってきて、話にならなかったんですね。そのような前提なら、『ホーム・アローン』シリーズはなぜ興行に成功したんでしょうか」今の時点でのチャン・ギュソン監督の言葉には、切実に感じられる面がある。チャン・ギュソン監督は「巨大な資本が自分の思い通りになる新人監督のみをデビューさせて映画を作れば、結局、韓国の映画は危なくなるのでは」と話し、現在の映画システムへの懸念を示した。映画への並々ならぬ愛情を持っているチャン・ギュソン監督の悩みだった。

    oh!my star
  • 「私は王である!」監督“チュ・ジフンのキャスティング、負担にはなったが…”

    「私は王である!」監督“チュ・ジフンのキャスティング、負担にはなったが…”

    映画「私は王である!」のチャン・ギュソン監督が、俳優チュ・ジフンをキャスティングすることに負担を感じたと率直に明かした。チュ・ジフンは2008年、大麻使用の疑いで調査を受けた。判定結果は陰性反応だったが、使用を認め、軍隊に入って自粛する時間を持った。「私は王である!」はチュ・ジフンの3年ぶりの復帰作だ。チャン・ギュソン監督は、最近OSENとのインタビューを行い、チュ・ジフンのキャストが負担ではなかったかという質問に対して、「どんな監督であれ、負担はあったはずだ。(大麻事件は)モラルの問題が関わっている事件ではあるが、だからといって才能のある人物が永遠に機会を得られないことには反対だった」を話した。また、「キャストに負担があったのは事実だが、外見や演技の面から見ると、チュ・ジフンがぴったりだった」と話し、「本人もすごく頑張ってくれたし、私も満足した。正直に言って、このキャラクターは誰がしても大変な役だ。チュ・ジフンが最善であり、ベストだった。一言で言えば、縁だ」と話し、チュ・ジフンの演技に満足感を示した。コメディ映画の主人公としてコメディ演技の経験がまったくないチュ・ジフンを選択した理由も明かした。チャン監督は、「コメディをうまくこなせる俳優が20代にはいない。よくできる俳優は既に40代になった。チュ・ジフンは、「宮~Love in Palace」「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」「魔王」「キッチン~3人のレシピ~」を通じて、コメディとは関連のないイメージを持ち続けてきており、だからこそ、こんな俳優がコメディをするとより効果的だと思った」と説明した。「私は王である!」は、王になりたくない皇太子の忠寧(チュ・ジフン)が、自身にそっくり似ている奴隷トクチルと身分を取り替えて、一度も経験したことのない時間を過ごしながら、次第に徳と知恵を備えた王として成長していく過程を描いた作品だ。今回の作品を通じて、コメディ演技に初挑戦したチュ・ジフンは、頭脳明晰だが、どこか間抜けな皇太子と、義理はあるが、無知な奴隷を同時に演じる。韓国で8日に公開され、上映中である。

    OSEN
  • 「私は王である!」チャン・ギュソン監督“チュ・ジフンはコメディにもってこい”

    「私は王である!」チャン・ギュソン監督“チュ・ジフンはコメディにもってこい”

    映画「私は王である!」のチャン・ギュソン監督が、俳優チュ・ジフンがコメディにもってこいだと述べ、注目を集めた。「私は王である!」は気が小さくて柔弱な皇太子から韓国で最も尊敬される君主である世宗(セジョン)に成長する秘話を描いた作品である。チュ・ジフンは、劇中で皇太子である忠寧(チュンニョン)と奴婢(奴隷階級の男女)の一人二役に挑戦し、期待を集めている。チュ・ジフンは、コメディに初挑戦する。また、時代劇への挑戦も初めてであるチュ・ジフンを「私は王である!」の主人公にキャスティングし、話題を集めていた。チャン・ギュソン監督は「チュ・ジフンがコメディをした時に与えられる新鮮さと面白さがあるので、ぴったりもってこいだと思った」とキャステイングの理由を述べ、チュ・ジフンが披露する斬新な変身に対して自信感を示した。また、チャン・ギュソン監督は、自身のデビュー作「面白い映画」で知り合ったキム・スロ、イム・ウォニをキャステイングして相性ぴったりのコンビを作り、特に疲れた様子もなく終始続くキム・スロのアドリブのため、監督は「編集するときに苦労した」と頭を振ったという。また、チャン・ギュソン監督のデビュー作から「私は王である!」に至るまで、4番目に共演したピョン・ヒボンは、監督への厚い信頼で、映画では初めて時代劇に挑戦し、野心的なシン・イクの役を演じて、映画の完成度を高めた。シナリオ執筆の段階からパク・ヨンギュを念頭に入れて書いたという監督の話のように、パク・ヨンギュは空前絶後の二段蹴りをする太宗(テジョン)を演じこなし、映画に活力を与えた。唯一の紅一点イ・ハニは、チャン・ギュソン監督が膝まずいて来てくれてありがとうと言うほど、撮影中に格別な愛情を受け、主演俳優から嫉妬を買ったという。「私は王である!」は、韓国で8月公開される予定である。

    OSEN