パク・グンテ
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Gaho、ニューシングル「Home」を本日リリース…パク・グンテプロデューサーとコラボ
シンガーソングライターのGahoが、パク・グンテプロデューサーとタッグを組んだ新曲「Home」を本日(3日)午後6時に発売する。「Home」はシンプルなメロディーラインと、Gahoが直接インスピレーションを得て書き下ろした歌詞が調和をなした楽曲だ。大変な状況で心が折れたり、諦めたくなった時、真っ先に思い浮かぶ「自分の家」に関する内容を盛り込んでおり、深い共感と感動を与える楽曲に仕上がっている。昨年、韓国ドラマ「梨泰院クラス」のOST(挿入歌)「はじまり」を歌い、注目を集めて以降、活発な活動を繰り広げているGahoは、今回は音楽界のヒットメーカーパク・グンテプロデューサーとタッグを組み、もう1つのヒット曲の誕生を予告した。特に、彼がパク・グンテプロジェクトの2021年初のランナーという点で、より一層期待が集まっている。今回のシングルは、これに先立ってHYNN、サム・キム、ラッパーのPENOMECO、J_ustなど、様々なミュージシャンが参加し話題を呼んだパク・グンテプロジェクト第4番目の作品で、新たにGahoがそのバトンを繋げることになった。Gahoとパク・グンテプロデューサーは、辛くて大変な時期への反省と治癒を込めてリスナーたちに癒やしをプレゼントする予定だ。
LENA PARK、4月のカムバックを目標に準備中…“2年半ぶり”
R&B歌手のLENA PARK(パク・ジョンヒョン) が、4月のカムバックを目標に準備中だ。本日(2日)、LENA PARKの関係者はマイデイリーに「LENA PARKが4月にパク・グンテ作曲家の曲でカムバックを準備中だ」とし「正確な日程は決まっていない」と明らかにした。2014年にリリースしたミニアルバム「SYNCROFUSION」以来、2年半ぶりの新曲だ。LENA PARKは、MBC「私は歌手だ」や、SBS「神の声:ボーカル戦争」などの音楽バラエティ番組でトップの座を逃さず、多様なステージでファンに会ってきた。今回のカムバックと共に、4月にコンサートも開く予定だ。
I.O.I出身キム・ソヘ、Ra.Dの新曲ミュージックビデオの主人公に…3月3日に公開
ガールズグループI.O.Iのメンバーとして活躍したキム・ソヘがRa.Dの「目を見て話しましょう」のミュージックビデオのヒロインとして出演する。楽曲の制作を務めたMYSTICエンターテインメント(以下、MYSTIC) は本日(28日)、キム・ソヘが出演したミュージックビデオのスチール写真を公開し、以下のようなことを伝えた。写真の中でキム・ソヘは、清楚なビジュアルで遠ざかる恋人に対する切ない感情の演技を披露し、曲の悲しい雰囲気を表現した。先立って公開された、謎の女性の目が収められたコンセプトイメージの主人公がキム・ソヘであることが明らかになり、韓国で3月3日に公開される音源及びミュージックビデオに対する期待感が一層高まっている。キム・ソヘは先月I.O.Iの活動を終えた後、ソロアルバム制作プロジェクトの準備やバラエティなど、様々な分野で活躍している。甘い音色と特有の感性あふれる音楽で、着実に人気を得てきたRa.Dは、ボーカルグループV.O.Sのヒット曲「目を見て話しましょう」を独自のスタイルでアレンジして発売する。今回のカバー曲は、パク・グンテプロデューサーとMYSTICがコラボした「Produced by パク・グンテ」プロジェクトの一環として叶ったものだ。原曲を作曲したパク・グンテプロデューサーは、この曲がカバーされる場合、曲の雰囲気とよく似合って一番よく解釈しそうなアーティストとしてRa.Dを思い出し、彼に歌唱と編曲を提案し、コラボが叶ったという。13年が過ぎた今も韓国の国民のバラードとして愛される原曲の大衆性と、繊細な演奏や歌唱が調和したRa.Dの音楽性が合わさり、どんな曲にリメイクされたのか期待が高まる中、Ra.Dの「目を見て話しましょう」の音源とミュージックビデオは、来月3日に公開される。
f(x) ルナ&EXID ハニ&MAMAMOO ソラ、コラボ曲を19日に公開!
2017年、ガールズグループの豪華コラボが叶った。MYSTICエンターテインメントは12日、f(x) のルナ、EXIDのハニ、MAMAMOOのソラの写真を公開し、3人が参加したコラボ音源が19日0時に公開されると明らかにした。今回の音源は、昨年最高のデュエット曲であるmiss A スジ&EXO ベクヒョンの「Dream」を手掛けたパク・グンテプロデューサーの新曲で、ボーカルとパフォーマンスの実力を兼ね備えた3人のためのパワフルで明るいポップソウルジャンルの曲だ。パク・グンテプロデューサーは、今回のガールズグループコラボのために長い時間メンバー構成を工夫し、様々な才能と魅力を持つルナ&ハニ&ソラという最高の組み合わせを作ることになった。3人は今回のシングルを通じて、それぞれ所属しているグループで見せる魅力とは違う魅力を披露するものと期待される。またミュージックビデオにも3人揃って出演し、ファンの目と耳を楽しませる今年上半期最高のコラボ曲になるものとみられる。パク・グンテプロデューサーは昨年からMYSTICと新曲及びカバー曲プロジェクトを展開している。昨年1月スジ&ベクヒョンの「Dream」を皮切りに、2月にエリック・ベネイ(Eric Bene't) の「本当に愛したのだろうか」、4月にエディ・キムの「私の唇、温かいコーヒーのように(Feat.イ・ソンギョン)」、6月に10CMの「I Really Like You」を発売して、高い人気を得た。
f(x) ルナ&EXID ハニ&MAMAMOO ソラ、パク・グンテのガールズグループプロジェクトに参加!
f(x) のルナ、EXIDのハニ、MAMAMOOのソラが、パク・グンテPD(プロデューサー) のプロジェクトに参加する。本日(11日) MYSTICエンターテインメントによると、ルナとハニとソラは今月中に発表されるパク・グンテ ガールズグループプロジェクトの音源収録に参加した。ジャンルはダンス曲で、レコーディングとミュージックビデオの撮影まで終えた。パク・グンテPDは昨年1月にmiss A スジ&EXO ベクヒョンの「Dream」をはじめ、2月にエリック・ベネイ(Eric Bene't) の「本当に愛したのだろうか」、4月に エディ・キムの「私の唇、温かいコーヒーのように(Feat.イ・ソンギョン)」、6月に10CM「I Really Like You」などのプロジェクト曲で人気を得てきた。
“EXO ベクヒョン&miss A スジの「Dream」作曲”パク・グンテ「ボーカリストとして潜在能力のある二人…ロングヒットしそうで嬉しい」
メロディ1つで人の心を動かすこと、またそれを実現している人に会うことは、心が震えるほど嬉しいことだ。ダンス、ロック、バラード、R&B、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)、ヒップホップなど、世の中には本当に多様な音楽が存在する。ある人はバラードを聞いて涙を流し、ある人はダンス曲を聞いてテンションを上げ、またある人はヒップホップに自分の話を盛り込む。このすべてのことは、作曲家がいなかったら楽しめないことである。無から有を作り出す作曲家の世界はどんなところだろう。音符を描いて感動を伝える作曲家たちに会ってきた。20日午前、miss AのスジとEXOのベクヒョンが歌ったデュエット曲「Dream」が300時間連続でチャート1位を記録したというニュースが伝えられた。二人の所属事務所は報道資料を配布して二人の活躍を広く知らせ、多くのファンは二人の歌唱力を褒め称えた。だが、「Dream」の成功の裏には隠されたが、最も重要な貢献者がいる。作曲家パク・グンテだ。パク・グンテはこの20年間、大衆歌謡を作曲して多くのヒット曲を作り出した人物だ。名射手と呼んでもいいほど、彼は百発百中でヒット曲を作る実力を誇る。イ・ヒョリ、神話(SHINHWA)、イ・ソニ、シン・スンフン、ペク・チヨン、s#arp(シャープ)、Roo'ra(ルーラ)、IU(アイユー)など、すべて列挙することが難しいほど、彼の手を経た歌手たちは多い。秘訣は警戒にあった。パク・グンテは厳しく、そして徹底に自己複製を警戒した。考えてみよう。「Timeless」の成功以降、多くの制作者が第2のTimelessを要求したはずだ。だが、パク・グンテは「Timeless2」の代わりに「Brand New」を出した。実に華麗な変身だ。そして、その底辺には「歌手の人生において重要な瞬間を作ってあげたい」という欲があった。―「Dream」がとてもいい成績を収めている。プロジェクトの出発が良いので、非常に鼓舞的な状態だと思う。パク・グンテ:まず、スジとベクヒョンがソロとしての地位を固めることになって、ファンが喜んでいるようだ。こんな組み合わせを作ったのに上手くいかなかったら、後に出てくる曲も危ない状況だったが、思った以上に上手くいって気分がいい。ロングヒットする感じがしてより嬉しい。―今回のプロジェクトについて紹介してほしい。パク・グンテ:作曲家が主導して曲を作ってみようという企画だった。アイドルであれ、インディーズミュージシャンであれ、才能を発見しさえすれば、可能性がある人はとても多い。そんなアーティストの隠された面を取り出し、あるいはマッチして組み合わせるプロジェクトだ。「Dream」の場合、「アイドルとアイドルの出会いはどうだろう?」という想像から始まった。「アイドルのメンバーのうち、ボーカリストとして潜在能力のある人は誰だろう?」と考えて、二人をマッチしてみた。SMエンターテインメントとJYPエンターテインメントは説得することが難しい会社だから、人脈だけで解決できるはずがなかった。皆が認めるほどの音楽が必要だった。―二人との作業はどうだったのか?パク・グンテ:スムーズに終わった(笑) 「こんな音楽もできるんだ」という可能性を見せたかったが、二人ともそれをよく把握していた。解釈も上手くてレコーディングがすぐに終わった。実は私はレコーディングを一日で終わらせることがない。だが、二人はそれぞれ2時間で終えた。「もう一度レコーディングしましょうか?」と聞かれたが、私が大丈夫だと言った。もう一度する必要がなかった。2時間後に望んだクオリティが出たということは、彼らの才能だ。―実力派アイドルという言葉がある。ひょっとしたら、それは「アイドルには実力がないだろう」という偏見を反証する言葉なのかもしれない。パク・グンテ:実際、実力というものは主観的な部分だ。テクニックを上手く習得することも実力で、生まれつきの声も実力だ。スジとベクヒョンは持っているトーンが良かった。「Dream」のジャンルは二人の声から発見した。音楽を先に作って、それを無理やり歌手に歌わせるのではなく、言葉通り自然な作業だった。二人の声からモチーフを探して発展させたため、ジャンルも、サウンドも自然に決まった。善男善女が出会ったから、歌詞も当たり前にロマンチックな内容が出て、それをベースにミュージックビデオが作られた。最初から最後まで一貫して行われた作業だった。―作曲家の名前を前面に出さなかったのも歌手の声をベースにして行うプロジェクトだからか?パク・グンテ:その通りだ。もちろん、プロジェクトが進めば進むほど、私が全面に出てくるしかない。でも、最初から前に出るつもりはない。「私が主人だ」というプロジェクトではなく、(歌手と作曲家が)共存するプロジェクトを作りたかった。―事務所から依頼を受けて進行するのではなく、逆に歌手からインスピレーションを受けて作業を進めるプロジェクトだから、視野が広くなるような感じがすると思う。パク・グンテ:もちろん、制作の依頼は今も受けていて、今後も受けるつもりだ。だが、このプロジェクトの主な目標は私が主体になってアーティストの違う一面を引き出すことだった。今は一曲だけオープンにされた状態だが、実は膨大な量がある。多くのアーティストが参加して、今後オープンすることになるだろう。とにかく、準備も、企画も、交渉も長い時間がかかった。―デビュー23年になる作曲家だ。最初のスタートが気になる。パク・グンテ:幼い頃、ロック音楽が好きだった。ロック以外の音楽にはあまり興味がなかったが、あるきっかけで作曲を勉強して、デビューまでするようになった。でも、最初は好きな音楽があっただけで、市場が望むものに合わせられる人ではなかった。そんな才能がなかった。そうするうちに、初めて自分の名前を知らせた曲がRoo'raの「100日目の出会い」だった。その曲がヒットしてから曲の依頼が殺到した。でも、元々好きだったロックや「100日目の出会い」を作りながら勉強したレゲエのほかには、市場が望む曲をまったく作れなかった。衝撃を受けて1年ぐらい一人で楽曲制作を行った。ダンサブルな曲について勉強して、習作もたくさんした。ある程度、感覚を身に付けてから出した曲がソ・チャンフィの「別れる機会」、SECHSKIES(ジェクスキス)の「男の行く道」などだ。―今はかなり多くのヒット曲を保有しているが、初めてヒット曲が1~2曲ずつできた時は前作のヒットを超えなければならないというプレッシャーもあったと思う。パク・グンテ:2年目のジンクスのようなものがある。ヒット曲を出した歌手と再び仕事をする場合は、前作による負担が少しある。さらに、制作会社から「前回の曲のように作ってほしい」と要求されることが多いが、その仕事は絶対に受けない。前作の枠を破ることができないと思ったら、もう一度作ることはしないタイプだ。歌手と関係なく、前作のヒットについて話す場合は大きな負担はない。―ソ・チャンフィ、SECHSKIES、DJ DOCなどデビュー初期はダンス曲で多くの成功を収めた。その後はどうだったのか?パク・グンテ:その時も自分が作れる音楽だけだった。市場が要求する適当な音楽の場合、その適当さを乗り越えたいのに才能がなかった。だから、絶えず相関関係を探し始めた。音楽で一番大きく聞こえるのは声で、声から感じられる感情が人の心を動かす。その相関関係は何だろう、私は何ができるだろうと考え始めた。その答えを少し見つけたのは90年代後半ぐらいかな? Tashannie(タシャニー)の「警告」がその時にできた。それから、また1年間何もできなかった。―どうしてまた何もできなかったのか?パク・グンテ:スランプだった。現実と理想に乖離があった。欲はあるのに、体は訓練されていない時期だった。やることがたくさん溜まっているのに、一曲も書けなかった。そのうち、海外のソングキャンプに参加するために海外に出て、少し長い間滞在しながら考えを整理した。そして、歌手の声、トーンだけに集中することにした。歌手のトーンの音域で最も魅力的な歌い方を探求した。そこからあるイメージが出てジャンルが決まる。私ができないジャンルの場合は勉強して作った。その頃に作った曲がT(ユン・ミレ)の「As Time Goes By」、s#arpの「Sweety」、Brown Eyed Soul「本当に愛しただろうか」などだ。―ダンスとバラードはまったく違うジャンルなのに、両方ともヒットさせた。パク・グンテ:私はジャンルが広い方だ。理由は単純だ。ジャンルは歌手のトーンやイメージによって決まるものだからだ。今回の「Dream」も同じだ。実は私は経歴に比べて曲が少ない。普通、僕の経歴ぐらいだと、作品数が800~1000曲ぐらいになる。でも、私は200曲ぐらいしかない。その理由を説明するためには、音楽産業の構造について話さなければならない(笑)私はシンガーソングライターではなく、専門作曲家だ。だから、実は自分の音楽というものはない。もちろん、一人の歌手とデビューの時からずっと一緒に作業して、カラーを作っていくのも一つの方法だろう。でも、それには一曲がヒットしたらずっと似たようなスタイルの曲を作り続けなければならないという短所がある。いくら領域を分けようとしても限界がある。そして同じ音楽を続けると、その中に閉じ込められることもある。例えば、SG WANNABEの「Timeless」を作ってから、3~4年ぐらいは似たような歌があふれて出た。制作者からも「Timeless2」を作ってほしいと言われたが、私は断った。もちろん、SG WANNABEの次のアルバムに参加しなかった。そんなケースがとても多かった。創作者として制約が多い作業、「○○の曲のように作ってほしい」という仕事は断るしかなかった。自己複製に陥ると、その時代だけ流行した作曲家として残ってしまうと思った。ある作曲方法が作られると、それが何度も再生産されて人々は喜ぶ。でも、その作曲方法の流行が終わると、人々はそれを嫌がり始める。私の場合はそれに対する警戒心が大きかった。―今おっしゃった通り、「Timeless」の成功後、いわゆる牛追い唱法の曲が大きな人気を集めた。でも、時間が経つと、当時を韓国音楽シーンを最悪な時期に挙げる人も出てきた。パク・グンテ:その音楽が悪いというわけではない。ただ、あまりにも多くの制作者や商業作曲家が同じスタイルの音楽を作り過ぎた。実は私の曲の中にも似たようなスタイルの曲がある。自分のスタイルを一度だけ複製したわけだ。チャートで2~3ヶ月ぐらい1位になったと記憶している。成績は良かったものの、個人的には好きではない曲だ。私は少し極端な方ではある。そこまでする必要はなかったと思う。でも、あの時、私が同じスタイルの曲を作り続けなかったから、新しいジャンルの音楽を作ることができたと思う。閉じ込められてはいけないと警戒しながら作った曲が、神話の「Brand New」、パク・サンミンの「ひまわり」、チョPDとインスニの「My Friend」のような曲だ。―すごいと思う。実際、ある程度のヒット曲が積み重なったら、「こんなスタイルで作ったら人々が喜ぶ」という要領ができてもおかしくないからだ。そんな誘惑に最初から簡単に勝てたのか?パク・グンテ:実は恥ずかしい曲も多い。でも、昔も今も変わらない考えは、この産業で必ず必要な人間になりたいということだ。制作者の依頼を受けて受動的に作業するのではなく、私との仕事を基点にその歌手にとって重要な瞬間が作られたら嬉しい。それによる努力は当たり前なことだ。「大変だ。やりたくない」とは考えたこともない。―今はこんなに気楽に話せるが、新しいジャンルを開拓する時は相当な時間と努力、苦痛が伴うと思う。パク・グンテ:そうだったものもあって、意外に簡単に作れたものもある。色んな考えがある瞬間、音楽の中に降りてくる気がする。私の作曲方法がそうだ。誰かに曲を提供する時、その人をインタビューして、声を聞いてみて、以前はどんな活動をしたのか調べて、2週間も、3週間もその人のことばかり考え続ける。そうしているうちに、突然何かが降りてくる。曲を書くこと自体は時間があまり長くかからない。ほとんどの曲が座ったその場で終わる。今は訓練ができているからいいが、この作曲方法を身につけるまでたくさん苦労した。―先ほど、歌手にとって重要な瞬間を作ってあげたいと話した。実際、ペク・チヨンは「恋しない」を通じて復帰に成功して、バラード歌手として新しい道を開いた。そんなことを見ると、曲の制作が人生の重みに感じられることもあると思う。そして、それだけ成功した時のやりがいも大きいだろう。パク・グンテ:自分個人の名誉や欲だけのために仕事すると言うには経歴が長く、後輩にとって手本にならなければならない。単純にクオリティが高いからといっていい音楽ではない。音楽的な完成度を考えるのは当たり前なことだ。作曲は人の未来を扱うことだと思う。音楽で人の人生を台無しにすることも、救うこともできる。それが成功した時の感動は言葉にできない。オク・ジュヒョンの場合もそうだ。以前、Fin.K.Lのデビューアルバムを一緒に作ったことがあって、オク・ジュヒョンがソロデビューをする時、私に助けを求めた。でも、ジュヒョンは声楽発声を使うから、冒険をしてみることにした。その時、できた曲が「亂」という曲だ。ミュージカルのような構成を持っている。歌謡曲ではそんなフリーテンポの曲はほとんどない。その曲は大ヒットはしなかったが、結局オク・ジュヒョンはミュージカルスターになった。ソロ歌手として自分の人生の重要な第一歩だったのに、それを上手くやってくれて本当に感心した。―そうかと思えば、新しい市場を開拓した例もある。「Anymotion」のようなCM音楽だ。パク・グンテ:以前からCM音楽に関心が高かった。広告主と楽曲制作者はいずれも広報効果を狙う。その両側のニーズ(needs)を繋げてくれるのが音楽だが、音楽はいつも広告の背景にあって、前面に出たことはなかった。それで、広告主と制作者のニーズの中間地点を探して市場を開拓してみようとした。その最初の作品がLANEIGEのCMに挿入されたソン・シギョンの「We Make A Good Pair」だった。「Anymotion」「Anyclub」「Anystar」シリーズはチェイル企画のチャ・ウンテク監督と一緒に作った。当時、Anycallは学生よりも会社員が多く使うブランドだった。それで、購買層の世代の年齢を下げるために文化を作って流行させようというアプローチだった。CM音楽だったのにチャートで1位になり、そのプロジェクトがSAMSUNGの主力商品の主力コンテンツになって、とても胸が一杯だった。だが、シリーズが続いたら音楽シーンで感じたジレンマを同じように感じ、第4弾からは手を引くことになった。―自己複製に対する警戒が本当に徹底している。しかし、作曲家にも自分だけのカラーというものがある。自分のカラーと自己複製の境界は非常に不明確だが。パク・グンテ:自分のカラーを持つことは絶対に悪いことではない。作曲家個人の選択であるだけだ。ただ、私は商業作曲家として歌手に歩む道を探して方向を変えてあげる人だと自ら考えている。でも、私が一つのスタイルだけこだわったら、歌手に道を探してあげられる確率は少なくなる。流行に便乗する歌手たちとだけ一緒に仕事をすることになるだろうし、長期的には歌手にとってあまり役に立たなくなるだろう。―そのおかげだろうか。パク・グンテ作曲家の音楽はトレンディながらも寿命が長い。個人的にs#arpの「私の唇温かいコーヒーのように」が本当に好きだ。発売から15年が経ったのに、依然として洗練された曲だ。パク・グンテ:その曲はイメージが上手く再現された曲だ。その前までs#arpはダンサブルな音楽だけ披露していた。それで、もう少し感情的なアプローチをしてみようと、つまり逆転の発想をしてみた。歌手が発散する感情とメロディーの感情が上手くマッチしたと思う。―似たような脈絡で、結局曲に命を吹き込むことは歌手の役割だ。最終段階では創作者の直接的なコントロールが不可能になるわけだ。それが作曲の難しい部分で醍醐味だと思う。それでは、想像していたほど、もしくはそれ以上に見事に曲を表現した歌手はいたのか?パク・グンテ:ユン・ミレの「As Time Goes By」という曲はユン・ミレにしか歌えないと思う。ユン・ミレの声に最適化されたメロディーとサウンドだ。聞く時は簡単そうに思えるが、歌うには難しい曲だ。トーン一つで勝負する曲なので、トーンが良くないとテクニックがいくら優れていても曲の感じを生かすことができない。メロディーが死んでしまう。その曲が私が想像していたよりはるかによかったケースだ。実際、曲を作る時間はあまりかからない。ただ、どんなディレクションをするか、歌手とどんな交感をするのかが重要で、その過程で完成度が変わる。―先ほど、レコーディングを1日以上行うと話した。パク・グンテ:ペク・チヨンの「恋しない」の場合は2ヶ月以上かかった。私は2ヶ月と覚えているのに、チヨンは4ヶ月かかったと言っている。 (―作業期間が?) いや、録音期間だ! 当時、ペク・チヨンは良くない状況に置かれていた。それを解決できる方法は真心を伝えることしかないと判断した。それで、ジャンルもバラードにした。たぶんその数ヶ月間、チヨンはとても大変だったと思う。OKトラックを数えられないぐらい作ったが、それを全部消して再び新しくレコーディングすることの繰り返しだった。そうしながら、感情が作られた。後は一度歌うだけで感情が込められた歌になった。結果的には苦労した意図とやりがいが証明されたので、胸が一杯だった。―90年代後半から2000年代半ばまではジャンルの区分がはっきりしていた。でも、最近はハイブリッドジャンルが流行している。作曲家はいつも先頭に立たなければならない立場だから。パク・グンテ:いや、必ず私が先頭に立つ必要はない。そんな音楽を上手く作る人はとても多い。もし私が引き受けた仕事でジャンル間の組み合わせが必要な場合はやるだろう。調べてやるしかないだろう。でも、作曲において私が最も重要に考えるのは、メロディーの圧縮力だ。短い一小節の歌でも感情が伝わる曲がいい曲だと思う。―それでは質問を少し変えてみよう。流行するスタイルが変わって、市場の流れも速くなったが、危機感は抱いていないのか? 例えば、私はこれからどう進めばいいだろうという悩みなどはないのか?パク・グンテ:音楽を上手く作らなければならないだろう。時代が望む音楽を上手く探すことも必要だろう。先ほど話したが、私はメロディーの密度が高い音楽を作りたい。ジャンルにかかわらず、心を引きつける音楽がやりたい。必要なら新しいジャンルも研究しながらその作業をやりたい。市場は急速に変わっていて、曲の寿命は短くなっている。そのため、多作だけが答えだと話す人もいる。私もそれを知らないわけではない。ただ、多作をすることが今の私にとっては意味がないように感じられる。まず、良い音楽を作れるコンディションにならなければならない。以前、1年間で40曲ぐらい書いたことがある。私にとっては多作だったが、仕事が多くて集中することができなかった。その後は多作に欲を出していない。良い曲だけ残せるように、最後まで検収している。そして、その姿勢を今後も維持したい。―最後の質問で、少し幼稚な質問だ。作曲家パク・グンテにとって音楽とは?パク・グンテ:小学生の時から音楽家になることを夢見てきた。そしてある瞬間、それが私の職業になっていた。他の職業は悩んだこともない。決まり文句は言いたくないが、音楽は私の人生と言えるだろう。
パク・グンテ作曲家、第一線で20年以上走り続ける秘訣…「今後より“ディープ”な音楽を披露する」
パク・グンテは多くの経験を持つ作曲家である。1992年にプロ作曲家としてデビューした彼は、現在まで20年以上を第一線で活躍してきた。イ・ヒョリ、神話(SHINHWA)、ペク・チヨン、T(ユン・ミレ)、Brown Eyed Soul、ソン・シギョン、s#arp(シャープ)、Roo'Ra(ルーラ)、SECHSKIES(ジェクスキス)、Jewelry、IU(アイユー)など、多くの歌手のヒット曲を手がけた。そしてその数は、手では数え切れないほどである。そのため、パク・グンテの経歴を見ると、ここ20年間の音楽界のトレンドが分かる。トレンドが急変する韓国の音楽界で、こんなに長い間音楽センスを維持することは決して簡単なことではないだろう。パク・グンテは単にヒット曲が多い作曲家ではない。神話の新たな全盛期を作った「Brand New」、ペク・チヨンにバラード歌手としてのイメージを初めて与えた「恋しない」、Tがソロ歌手として位置づけられた「時間が流れた後」など、歌手にとってターニングポイントとなった多くの曲が彼の手によって作られた。単純に曲を作るのではなく、歌手のイメージの構築に留意するというパク・グンテの作業方法が人々に通じたのだろう。また、彼はs#arpの「Sweety」「私の唇暖かいコーヒーのように」など、当時最も洗練されたアイドルグループの曲を作った主人公でもある。パク・グンテは今年7月、新しいレーベル「ライブラリ」の立ち上げを控えている。「ライブラリ」を通じて、ヒップホップをメインにするプロデューサーやアーティストの音楽を披露する予定だ。パク・グンテは「ライブラリ」の最年長として、後輩プロデューサーやミュージシャンが自分たちの曲を披露する中で彼らのアドバイザーとしての役割を果たすつもりだ。この他にも今年、様々なプロジェクトを企画しているパク・グンテに会って、彼の計画について聞いてみた。―曲の作業をずっと続けていると聞いた。近況が知りたい。パク・グンテ:一昨年から海外の作曲家との作業が増えている。グローバル共同作曲プロジェクトであるソング・キャンプを通じてヨーロッパの多くの作曲家たちと一緒に曲を作った。そうやって作られた曲は韓国の歌手にあげたり、海外のパブリッシング会社に供給した。―国籍が異なる数人の作曲家が協業するソング・キャンプは、SMエンターテインメントを通じて韓国に知らされた。最近、このような作業が増えているが。パク・グンテ:ソング・ライティング・キャンプ、いわゆるソング・キャンプはそれぞれの国が海外の作曲家を招待して、自国の作曲家と連携させて作業するプロジェクトだ。それを通じてアメリカやヨーロッパなどの3~5人ぐらいの作曲家とチームを組んで曲を作っている。主にヨーロッパでこのような作業が活発に行われている。ソング・キャンプの作業が進んだら、各国のクライアントが所属アーティストに必要な曲を依頼することもある。―自分で経験してみて、従来の作業方法とどう違うと思ったのか?パク・グンテ:サウンドデザインをする人、自分で演奏する人、ボーカルのメロディを作る人、編曲を担当する人が一つのチームになって一つの結果を引き出すことである。海外にはまるでバンドのように組まれた正式な作曲チームが存在する。だが、ソング・キャンプはそんな作曲チームと違って、初めて会う人たちが集まるという点で意外なアイデアが出てくる可能性がある。現在すでに公開された曲もあるし、まだ作業中の曲もある。急がずに作業している。―ヒップホップのレーベルを準備中だと聞いた。パク・グンテ:7月頃に立ち上げる予定だ。従来の芸能事務所とは少し違う感じになりそうだ。黒人音楽のカラーを持った人、具体的に言うとプロデューサーとシンガーソングライター、つまり自分で音楽を作るアーティストのようなミュージシャンが集まって直接音楽を作る形になるだろう。僕は彼らの音楽に直接的に関与するよりも、先輩としてアドバイザーの役割を果たすつもりだ。優れた実力を持った後輩たちが集まることで、従来の多くの企画事務所とはカラーの違うレーベルに成長するものと期待している。―「ライブラリ」を設立したきっかけは?パク・グンテ:才能のあるミュージシャンたちが集まったので、スタートすることができた。ヒップホップだけ追求するというよりは、トレンディな黒人音楽をベースとして様々な音楽を聞かせられると思う。最近、アメリカ現地で流行っているPB R&B(エレクトロニカ、ロック、ヒップホップ、R&Bが混ざった ジャンル)系のアーティストもいる。韓国で披露されているR&Bよりもっとディープな音楽を披露できると思う。―ここ数年間、作曲家が企画事務所を設立してミュージシャンを育てる動きがあった。「ライブラリ」も似たような概念なのか?パク・グンテ:少し違う。僕たちは所属アーティストがプロデュースの能力を持っているので、彼らの個性を上手く生かしてあげる方法になるだろう。―以前もBrown Eyed Soul、T、フィソンなど、黒人音楽をベースにするアーティストと一緒に作業したことがある。だが、特定のジャンルにこだわってはいなかった。パク・グンテ:作曲をしながら黒人音楽、つまりR&Bの要素を借用したことはあるが、僕が完全にそのジャンルに夢中になって作業したことは多くない。フィソンはR&Bをやっていたが、僕に会って大衆的な曲に焦点を置くようになったケースだ。Tの場合、黒人音楽の感じを活かしつつ、それに偏ってしまうと大衆から離れる可能性があるのでポップスの感じを加えたケースだ。―作曲する時に一番気を遣う部分は?パク・グンテ:歌手が最も必要とすること、そして上手く表現できる方法を一番先に悩む。僕が得意で好きなものを追求したら、習慣に従って曲を作る過ちを犯す可能性がある。歌手の現在の状況、その前の状況、期待される状況の共通点を考えてみる。そうすると、歌手の長所を生かしつつ、新しい魅力を浮き彫りにすることができる。僕の音楽よりも歌手の長所が際立つ方が嬉しい。ペク・チヨンがバラードを試みた「恋しない」の場合、本来ダンス歌手だった彼女の新たな一面を浮き彫りにさせようとした。オク・ジュヒョンのソロデビューアルバムを作業する時は、彼女のミュージカルの歌い方を上手く生かそうとした。―神話のファンたちは神話が再跳躍するようになった決定的な曲に「Brand New」を挙げている。パク・グンテ:あの曲はテーマ、つまり曲のイメージを作るのに5~6ヶ月間くらいかかった。一つの曲にはメロディやリズムとは別に、聞いたとき直観的に感じられるイメージがある。僕の場合はそのイメージを探すのに時間が一番多くかかる。「Brand New」は男性的な魅力とセクシーなイメージがどうやったら共存できるだろうかと悩んだ。曲のテーマが出た後、メロディ作りは10分もかからなかった。―曲を依頼した歌手の長所を生かし、新たな可能性まで示すのは決して簡単な作業ではないと思う。パク・グンテ:2000年代初めにスランプを一度経験してから、作曲とプロデューサーの方法が変わった。その前までは僕が得意な音楽、やりたい音楽を中心に作った。だが、いつからかその結果物に僕自身が納得できなかった。歌手の魅力を上手く生かす曲を作るには、僕自身が勉強をたくさんしなければならない。歌手が持つ音域や歌い方を探して、それによく合うメロディを作り出すためには、情報収集をたくさん行わなければならない。僕を大変にさせる作業ではあるが、苦しい一方で楽しい。そのように作業方法を変えてすぐに作った曲がTの「時間が流れた後」、s#arpの「Sweety」などだった。―パク・グンテが作ったs#arpの「Sweety」「私の唇暖かいコーヒーのように」は同時代のアイドルグループの曲の中で最も洗練された結果物だった。「私の唇暖かいコーヒーのように」には素敵なギター演奏も入っている。パク・グンテ:「私の唇温かいコーヒーのように」のギターは僕が自ら演奏した(笑)―本当なのか?パク・グンテ:たまに、自分でギターの録音を行う場合がある。セッションのギタリストが演奏した方がきれいな音が出るが、「私の唇暖かいコーヒーのように」など独特な音が必要な曲は、自分で演奏した方がいい。s#arpは描こうとする方向通りに表現できるグループだった。ボーカルやラップのテクニックが非常に優れたグループではなかったが、彼らが持った声のトーンはそれなりの魅力があった。それで、それまで音楽界であまり使われていなかったジャンルや和声などを試みることができた。―どの曲でプロの作曲家としてデビューしたのか?パク・グンテ:1992年、パク・ジュナの「君に初めて会ったあの時」だ。ロックバラード曲だった。80年代末まではバラードやトロット(韓国の演歌)が主流をなしていたが、90年代に入ってロックバラードが流行し始めた。―最近の音楽界はアイドルグループのダンスミュージックを中心に再編されている。非常に多様なジャンルを作り続けてきたが、今のアイドル市場に適応することは簡単ではなかったと思う。パク・グンテ:デビューしてからもう20年間が経った。その20年間、流行も、産業も本当にたくさん変わった。その中で分かった最も重要な事実は、良い音楽は通じるということだ。アイドルグループには独特なファンダム(特定ファンの集まり)文化というものがある。アイドルは音楽以外にも多様な方法でファンにアプローチし、それがそのグループのカラーになる。結局は複合的に上手く作られたコンテンツだけが生き残れる市場になった。―ヒットする曲の場合、その予感がぴんと来るのか?パク・グンテ:ぴんとくる時もあるし、そうじゃない時もある(笑) 僕は不特定多数の人々をターゲットにするため、曲を作るときに慎重に接近しなければならない。人々が望むものをそのまま作ってはならず、一歩前に立って新しいものを提案しなければならない。人々よりかなり前を歩いてもいけないし、非常に聞き慣れているような曲を作ってもいけない。その提案が受け入れられると、曲はヒットする。流行というものは、単に音楽のジャンルで説明できる部分ではない。社会的な情緒や文化的なものが複合的に作用するものである。―「ライブラリ」を通じても新しいトレンドを見せてくれるだろうか?パク・グンテ:あえて流行をリードするというよりは、独特で深みのある音楽を制作したい。単にヒットや収益だけを狙いたくはない。ミュージシャンたちが音楽を作る遊び場になることが目標である。才能溢れるクルーが集まったので楽しみだ。―自分の最終目標は?パク・グンテ:今後は「ライブラリ」の最年長として活動するようになるだろうが、作曲家としてはこれまでやってきた作業を頑張り続けるつもりだ。子供の頃から音楽以外に、他の職業を考えたことがない。一生音楽家として活動するつもりだ。20~30代は全速力で走ったが、40代半ばになった今の時点ではマラソンをやっているという考えで作業に取り組んでいる。クオリティの高い音楽を作るためには、休みも必要だということが分かった。着実に作業しながら、海外市場の挑戦も続けるつもりだ。―20年以上、第一線で活動できた秘訣は?パク・グンテ:特に秘訣はないと思う。あえて挙げると、歌手との共感が一番重要だ。自分が作曲した曲だからといって、自分だけの所有物ではない。曲を作る時は、それを歌う歌手と本当にたくさん話を交わさなければならない。歌手とどれくらい交感したのかによって、素敵な音楽が出るかどうかが決まる。実は、僕はどうしても多様な曲を作らなければならないと意地を張ったことはない。歌手の立場で呼吸をしているうちに、スタイルが多様化した。歌手に合わせて新たな音楽を作るのは非常に大変な作業である。また、新しいものを作るためには、従来の曲を踏襲することに対する非常に大きな誘惑にも耐えなければならない。それが原則である。―自分のアルバムを出したいとは思わないのか?パク・グンテ:今年中に僕の名前で作品集を出すつもりだ。今、色んな方法を構想している。
パク・グンテプロデューサー「Boys Republic、海外の大衆まで魅了する」
5日にデビューしたアイドルグループBoys Republicは、18日にデビュー曲「電話して家に(Party Roc)」をリリースし、当日タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどの4ヶ国のiTunesで1位となった。最初からグローバルを掲げたBoys Republicの戦略が通じた瞬間だった。たくさんのアイドルグループがデビューと同時にグローバルな展開に乗り出すが、Boys Republicは少し違う。レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、Maroon 5などのワールドスターが所属したユニバーサルミュージックが、K-POPの市場性を高く評価し、SMエンターテインメントの代表を務めたことがあるチョン・ヘイク代表と手を組み作った最初のチームである。ユニバーサル所属の海外作曲チームの作品に、韓国の情緒を被せる作業はヒットメーカー パク・グンテの役割だ。ペク・チヨンの「愛さない」イ・ヒョリの「Anymotion」など、かなりのヒット曲を持っている彼は、最近ユニバーサルの総括プロデューサーとして活躍しながらK-POP市場の評価が成功裏に続けられるよう、忙しい日々を送っている。「電話して家に」はパク・グンテと欧州の作曲家チームのDesign Musicが手を組んで作った初めてのプロジェクトだ。今や、海外の作曲家の曲を使うことは珍しいことではないが、この曲で韓国と海外のファンを両方とも満足させる結果を作ることは用意ではない。「我々が持っている背景をできるだけ活用しながらも、海外でも韓国でも違和感なく通用するクオリティを追及します。アイドルグループのファンはとても没入度が高いですが、より大衆的で広い音楽をするアイドルも可能なはずです。韓国だけでなく海外、ファンだけでなく大衆が一緒に楽しむ音楽をするために努力しています」今まで数回ノルウェイ、スウェーデンなどの作曲家に会い、Boys Republicに似合う音楽を注文し、これらを韓国のファンも簡単に楽しめるように修正を繰り返した。その結果、パク・グンテの携帯の中には、Boys Republicの今後の活動を担う様々なジャンルの完成度の高い曲が既に確保されている。「作業の時に重点を置くのは、新しいサウンドです。それをK-POPに似合う形に調整することが僕の役割でもあります。単純にプロデューサーとしてだけでなく、韓国と海外の感性のバランスを取る作業をしています。バランスを取ることが簡単ではないいくつかの曲は、英語のみでローンチする計画も持っています。もちろん韓国のローンチ曲も準備しています」既にSMエンターテインメントなど、既存の芸能事務所が海外の作曲家の曲でヒットさせたことがあるが、ユニバーサルの戦略は多少違うと言う。「我々は世界の60ヶ国にそれぞれオフィスを持っているだけに、一緒に協業できる部分が多いです。現地のインフラを上手く活用し、プロモーションも同時多発的にできます。更にユニバーサルの作曲家たちがファミリーシップを持ってアプローチするので、単純に曲を売るのではなく、一緒に作っていくと言えます」「電話して家に」でデビューしたBoys Republicは、今年の夏に2ndシングルをリリースしてから、10月中にフルアルバムをリリースし、休まず活動する予定だ。他のアイドルグループが韓国のファンとのスキンシップを増やすことで、ある程度基盤を築いてから海外に進出する一方、最初から海外活動を兼ねる計画を持っているBoys Republicは、その代わりにモバイルプロモーション等を積極的に活用し、できるだけ空白を埋めるとの覚悟だ。「K-POPが新たな時代を迎えただけに、新しいマーケティングツールを活用しようと研究しています。海外への投資時間と国内への投資時間のバランスを取ることが重要になると思います。まず、アジア地域で基盤を築くことが目標で、その後のもっと大きい絵も描いています」2年前から企画された同チームは、ウォンジュン、ダビン、ソンジュン、ミンス、スウンで構成された5人組だ。グループの名前のように70億の世界人口をBoys Republicの国民にするとの抱負だ。パク・グンテはBoys Republicを皮切りに、K-POPの様々な試みが続くと見込んだ。この試みが成功に繋がれば、今後更に大きい投資が行われるはずとのこと。「ファン以上のファンを確保したいです。ユニバーサルの海外インフラを活用し、世界市場でより幅広く通じるK-POPになれるように努力しています」
10月、有力作曲家が総出動…新曲で“プライドをかけた戦い”
メガヒットメーカーたちが10月、そろって新曲を発表し、プライドをかけた戦いを繰り広げる。最近、音楽業界を二分した勇敢な兄弟とシンサドンホレンイ(S.TIGER)から、パク・グンテ、キム・ドフン等、錚々たる作曲家にパク・ジニョンまで名前を挙げている。次々と発表される新曲がどんな成果を得るかをめぐり、歌手だけではなく作曲家たちのプライドをかけた競争となっている。まず、JYPをリードしているパク・ジニョンは、miss Aで久しぶりに新曲を出す。10月15日、8ヶ月ぶりにカムバックするmiss Aは「INDEPENDENT WOMEN」Part 1~2を発表したことのあるデスティニーズ・チャイルドにオマージュを捧げ、「INDEPENDENT WOMEN Pt.III」を披露する予定だ。タイトル曲「男なしでも生きていける」はパク・ジニョンが作詞・作曲した楽曲で一生懸命に働き堂々として生きていく若い女性たちを描いた。勇敢な兄弟は、4Minuteのキム・ヒョナとタッグを組んだ。キム・ヒョナは17日、勇敢な兄弟が作った新曲「アイスクリーム」を発表する予定だ。その延長線上でアルバム名も「MELTING」だ。所属事務所は「甘く挑発的な想像力にもとづいて、アイスクリームまたは心が溶ける絶妙な瞬間にポイントを置いている」と述べた。「アイスクリーム」は、ヒップホップのカラーを強化した曲に、勇敢な兄弟特有の大衆性まで備えた曲と知られている。シンサドンホレンイは、Jewelryをバックアップする。Jewelryは11日に公開されるシンサドンホレンイの新曲「LOOK AT ME」を発表し、1年5ヶ月ぶりにカムバックする予定だ。迫力溢れるビートに聴きやすいサビが印象的な曲だ。先に公開された予告映像では、メンバーのハ・ジュヨンが単独で登場して華やかなラップを披露した。11日には、キム・ドフン作曲家も新曲を発表する。長い間、一緒に作業し、多数のヒット曲を出してきたパートナーK.willの新曲だ。K.willは、この日新曲「こんなことしないで(Please don't)」を発表する予定。ヒップホップリズムにレトロなフォークギターのパターンが妙に調和したこの曲は、実際に別れまでの時間順に歌詞が進められ、1人の女性に会って別れを予感し、別れた後、彼女を引き止める瞬間の哀切な気持ちまで、生々しく感じることのできるユニークな曲の進行と構成を見せる。パク・グンテ作曲家も久しぶりに新曲を出す。彼が手を組んだのはMnet「the Voice of Korea」の優勝者のソン・スンヨンだ。ソン・スンヨンは23日、デビューアルバム「醜いアヒルのはばたき」を発表するが、タイトル曲「胸よ、胸よ」は、パク・グンテが野心的に打ち出すバラード曲だ。この曲は、ペク・チヨンの「愛さない」、IVYの「こうするなら」に続くパク・グンテのバラード3部作の完結版として期待を集めている。片思いの悲しさや切なさを歌った曲と知られている。