ソン・ジョンヒョク
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ハン・ソヒ&パク・ヒョンシクが描いた“友達以上、恋人未満”…『サウンドトラック #2』はリッチなCEOの元彼 vs 才能と愛嬌あふれる年下男子
ディズニーによる公式動画サービスDisney+(ディズニープラス)のオリジナル韓国ドラマとして2023年3月から配信され好評を得たハン・ソヒとパク・ヒョンシクの主演ドラマ『サウンドトラック #1』。その第2弾となるドラマ『サウンドトラック #2』が、2023年12月6日から世界同時配信スタート。本記事では、新感覚ミュージックラブストーリーと呼ばれる『サウンドトラック #2』の見どころを紹介していく。>>『サウンドトラック #2』視聴はこちら 『ヴィンチェンツォ』監督が#1に続き担当!美しく繊細な映像は必見『ヴィンチェンツォ』のキム・ヒウォンが監督を務めた『サウンドトラック #1』は、日本でも大人気の俳優ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが19年来の親友同士役で共演し、友情と恋の間の感情 友達以上、恋人未満というテーマを韓国ドラマに欠かせない美しい音楽に焦点を当て、新感覚ミュージックラブストーリーと言われた作品。そんな『サウンドトラック #1』が、アジア太平洋地域のディズニープラスオリジナルコンテンツ45作品の中で視聴数トップ3にランクインするなど多くの視聴者に愛されたことを受け、再びキム・ヒウォン監督が手がけ制作が決定したのが『サウンドトラック #2』なのだ。前作『サウンドトラック #1』では全4話という短い話数にも関わらず、美しい音楽(サウンドトラック)を効果的に使いながら、登場人物の感情に寄り添うような繊細な映像を駆使し友情と恋の間の感情 友達以上、恋人未満を見事に表現したキム・ヒウォン監督。今回の『サウンドトラック #2』では全6話で、復活愛=すれ違いから一度別れた恋人たちが再び運命的な出会いをしたら再び恋は始まるのか?、三角関係=SOMETHING SPECIALとSOMETHING NEWどちらを選ぶのかという、ラブストーリーで鉄板とも言えるテーマをどのように描くのかに注目が集まっている。 共に音楽を愛した元彼CEOと、才能と愛嬌あふれる年下ミュージシャンの間で揺れ動くヒョンソ(クム・セロク)と、スホ(ノ・サンヒョン)は大学のバンド仲間として出会い恋に落ちる。しかし大学卒業後、スホが投資で資金を失ったことをきっかけに2人の関係は終わりを迎える。別れから4年後、動画コンテンツ配信会社のCEOとして成功したスホは、過労が原因で耳鳴りに悩まされるように。医師の勧めでピアノによる音楽療法を受けることにしたスホのピアノの先生としてヒョンソが現れる。たった2人しかいない小さなピアノ教室を営みながら、飲食店の開業準備のため宅配アルバイトをするなどお金に苦労しているヒョンソと、CEOとして大きな富と地位を得たスホは再会当初からぶつかり合うのだが、ヒョンソに未練を残すスホは結局ピアノレッスンを受けることにー。メインストーリーは、以前と大きく異なる状況下で再会した2人が再び恋に落ちるかどうかなのかな?と視聴者が感じ始めたその時、ヒョンソの前に才能と愛嬌溢れるミュージシャンのケイ(ソン・ジョンヒョク)が現れ、2人のラブストーリーから3人のラブストーリーに風向きが変わるのだ。ケイはスホが動画を見て自身の会社のクリエイターとしてスカウトした人物であり、人気店の行列に並ぶアルバイトで偶然ヒョンソと出会い、夜通し行列に並んでいる間に即興で曲をセッションし、お互いの音楽性を認め合った間柄。音楽で生きることをどこか諦めきれていないヒョンソにとって、音楽の才能にあふれ、人懐っこく愛らしいケイとの出会いがどのような作用をもたらすのか、これからのストーリーが気にならない人はいないだろう。 主演2人はもちろん演技初挑戦のソン・ジョンヒョクにも注目!コンスタントに韓国ドラマを視聴している方以外には、『サウンドトラック #2』の出演俳優たちは、ハン・ソヒ&パク・ヒョンシクが主演した『サウンドトラック #1』に比べると地味に映るかもしれない。しかし、よく知っている俳優がいないからという理由だけで『サウンドトラック #2』を見ないのはとても勿体無い。一生懸命生きてきたつもりなのに、何もかも上手くいかずやり場のない思いを抱えている、根っからの現実主義者のヒョンソを演じたクム・セロクは、SBS演技大賞女性新人演技賞を受賞した『熱血司祭』での無鉄砲すぎる新人刑事や、『愛と、利と』で演じた全てを持っているお嬢様銀行員など、一歩間違えると現実には絶対いないと言われそうな個性の強い役柄でも、繊細な演技で現実感を加えることのできる俳優だ。また、モデル出身の恵まれた体格から放たれるオーラを漂わせながらも、仕事人間で偏屈なCEOスホを、どこか愛らしさを感じさせる演技で魅力的に演じたノ・サンヒョンは、『カーテンコール』『Pachinko パチンコ』などで見せた存在感を本作でパワーアップさせ、画面のどこにいても思わず追ってしまう、そんな目を引く演技をする俳優だと言える。そして今回個人的に注目しているのが、ケイ役を演じたソン・ジョンヒョクだ。2020年にDEMIANというアーティスト名でソロ歌手としてデビューしたソン・ジョンヒョクは、『サウンドトラック #2』がなんと初のドラマ出演。初演技にも関わらず3番手の役に抜擢されるのは異例中の異例だが、1.2話を見る限り演奏シーンや歌唱シーンはもちろん演技にも不自然さはなく、音楽で生きる夢を諦めきれないヒョンソにとって、自分をありのままに見てくれストレートに感情を表現してくれる、理想の年下男性ケイを実に魅力的に演じている。 新感覚ミュージックラブストーリーは音楽と癒しのドラマ『サウンドトラック #2』では、『サウンドトラック #1』と同様に、『ボーナストラック』と題した本編の時間軸とは異なるミニエピソードを毎回ドラマのラストに見ることができる。『サウンドトラック #2』第1話の『ボーナストラック』では、スホの映像配信会社に所属し、視聴者数が少なくクビ寸前の折り紙クリエイターの配信を意外な人物が見ていることが明かされ、ドラマの世界をより深く立体的に感じることができたりなど、後からなるほど!と思う仕掛けも満載だ。良質な映像と音楽が堪能でき、音楽療法がモチーフの1つにもなっている本作。『サウンドトラック #2』を見ながら音楽に癒される感覚もぜひ味わってみてほしい。執筆:平松道子(MIDUMU)■配信情報『サウンドトラック #2』2023年12月6日からディズニープラス スターで独占配信スタート(全6話/毎週水曜2話ずつ配信)>>『サウンドトラック#2』視聴はこちらクム・セロク『愛と、利と』『五月の青春』『熱血司祭』ノ・サンヒョン『カーテンコール』『Pachinko パチンコ』『エージェントなお仕事』ソン・ジョンヒョク【スタッフ】監督:キム・ヒウォン『サウンドトラック #1』『ヴィンチェンツォ』『王になった男』『愛の不時着』チェ・ジョンギュ『悪魔判事』『赤い月青い太陽』『オクニョ 運命の人』『華政』脚本:チョン・ヘスン【ストーリー】ヒョンソ(クム・セロク)とスホ(ノ・サンヒョン)は大学のバンドでボーカルとキーボードとして出会い、恋に落ちた。しかし2人が卒業すると、スホは新興企業への投資で資金を失い、やがてヒョンソを突き放すなど冷たい態度をとったことで、2人の関係は終わりを迎える。別れてから4年後、CEOとして成功したスホは、過労が原因で病気と診断される。医師の勧めで音楽療法を受けることにしたスホは、新しいピアノの先生であるヒョンソに出会う。2人は再び恋に落ちることができるのか?■関連リンクDisney+公式HP
【PHOTO】クム・セロク&ノ・サンヒョン&ソン・ジョンヒョクら、ドラマ「サウンドトラック#2」制作発表会に出席
6日午後、、ソウル中(チュン)区アンバサダー・ソウル・プルマンホテルにて、Disney+オリジナルシリーズ「サウンドトラック#2」の制作発表会にが行われ、クム・セロク、ノ・サンヒョン、ソン・ジョンヒョクが出席した。同作は、ピアノの家庭教師ヒョンソが、熱く愛し冷たく別れた元恋人と、色褪せた夢を再び取り戻してくれた年下男子と一緒に、ミュージックプロジェクトのために同じ家に泊まることから繰り広げられる恋愛ドラマだ。・クム・セロク&ノ・サンヒョン&ソン・ジョンヒョク主演のドラマ「サウンドトラック #2」Disney+にて12月6日より配信開始・クム・セロク&ノ・サンヒョン&ソン・ジョンヒョク主演、新ドラマ「サウンドトラック#2」キャラクターポスター&予告編を公開
クム・セロク&ノ・サンヒョン&ソン・ジョンヒョク主演のドラマ「サウンドトラック #2」Disney+にて12月6日より配信開始
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」のコンテンツブランド「スター」にて、オリジナル韓国ドラマ「サウンドトラック #2」を12月6日(水)より独占配信開始する。本作は、「ヴィンチェンツォ」などの人気ドラマを手掛けているキム・ヒウォンが監督を手掛け、切なくも甘いストーリー、映像美、OST(挿入歌)の親和性の高さで話題となった新感覚ミュージック・ラブストーリーの第2弾。音楽大学に通い天才ピアノ少女と言われていたが、現実を突き付けられたことをきっかけに夢を諦めることになるも、また新たな夢に向かってピアノ教師とアルバイトを掛け持ちして働く主人公ヒョンソ。ある日、そんな彼女のもとにピアノの個人レッスンの相談が舞い込む。なんと、相手は音楽大学時代にバンドを通して出会い、6年間を共にした元恋人のスホだった。新興企業への投資で資金を失い、ヒョンソに冷たい態度を取るようになったことで破局となった2人だが、別れてから4年後、スホは世界中のインフルエンサーやクリエイターを起用するコンテンツ会社のCEOとして成功。しかし、過労で自宅療養を余儀なくされる。そんな中で偶然見つけた若き才能溢れるシンガーソングライターのケイに音楽コンテンツ制作のオファーをかけるが、偶然にも同時期にケイとヒョンソも出会い、協力しながらコンテンツ制作をすることに。ヒョンソへの未練が残っている様子のスホは2人の共同作業が気に入らず、自分の家で合宿することを提案するが。慣れ親しんだドキドキを感じられる元カレ vs 新たな出会いによって新鮮なドキドキを感じられる年下のカレの間で揺れ動くヒョンソ。果たして、最後にヒョンソの心を掴むのは誰なのか?この度解禁となったのは、大人のムード漂う夕暮れをバックに未練が残っているような視線を向けるスホ&ヒョンソと、爽やかな青空をバックに恋心を寄せるケイ&ヒョンソが映る本ポスター。対照的な雰囲気だが、音符のように揺れ動く恋心を表現したビジュアルとなっている。あわせて解禁となった予告編では、2人が別れる学生時代の回想シーンから始まり、なかなか思い通りにいかない人生を歩むヒョンソとCEOとして成功したスホ、そして、2人の6年ぶりの思わぬ再会と新たな恋の相手となる!? ケイとの三角関係を想起させる様子が映し出されている。自分が成功したさまをとにかく見せたいスホと、それを認めないヒョンソ。そんな中、共同作業をするシンガーソングライター・ケイとヒョンソはいい雰囲気を醸し出すが、「最高のコンビですよね?」というケイに対し、「いいような悪いようなどこか調和していない」と嫉妬心からなかなか認めないスホ。そして、「ダメだ、ちっとも大丈夫じゃない」とベッドの上でジタバタするスホの姿に、思わずくすっと笑ってしまうラブコメ感満載の予告編となっている。昔の恋人との再会、新たに想いを寄せてくれる異性との出会いの間で揺れる主人公ヒョンソを演じるのは、「熱血司祭」で2019年の「SBS 演技大賞」にて新人賞を受賞したクム・セロク。ヒョンソの元恋人でCEOとして成功を収めたスホ役を、モデルとしても活躍するノ・サンヒョンが演じる。ヒョンソに思いを寄せる才能溢れるシンガーソングライター・ケイを演じるのは、この作品で俳優デビューを果たしたソン・ジョンヒョク。そして、監督には「サウンドトラック #1」に続き、「ヴィンチェンツォ」「愛の不時着」などの人気ドラマを手掛けるキム・ヒウォンが続投。新星同士の俳優陣のケミストリーと、繊細な感情・人物描写の達人であるキム・ヒウォン監督が描く、誰しもが共感するリアルなラブストーリーから目が離せない。嘘や誤解ですれ違った2人を音楽が再び繋ぐ。切なくときめくロマンティックストーリーに期待してほしい。■配信情報「サウンドトラック #2」ディズニープラスにて12月6日(水) より独占配信開始(全6話/毎週水曜2話ずつ配信)【キャスト】ト・ヒョンソ:クム・セロク「愛と、利と」「五月の青春」「熱血司祭」チ・スホ:ノ・サンヒョン「カーテンコール」「Pachinko パチンコ」「エージェントなお仕事」ケイ:ソン・ジョンヒョク【スタッフ】監督:キム・ヒウォン「サウンドトラック #1」「ヴィンチェンツォ」「王になった男」「愛の不時着」チェ・ジョンギュ「悪魔判事」「赤い月青い太陽」「オクニョ 運命の人」「華政」脚本:チョン・ヘスン【ストーリー】ヒョンソ(クム・セロク)とスホ(ノ・サンヒョン)は大学のバンドでボーカルとキーボードとして出会い、恋に落ちた。しかし2人が卒業すると、スホは新興企業への投資で資金を失い、やがてヒョンソを突き放すなど冷たい態度をとったことで、2人の関係は終わりを迎える。別れてから4年後、CEOとして成功したスホは、過労が原因で病気と診断される。医師の勧めで音楽療法を受けることにしたスホは、新しいピアノの先生であるヒョンソに出会う。2人は再び恋に落ちることができるのか?■関連リンク「Disney+」公式サイト
クム・セロク&ノ・サンヒョン&ソン・ジョンヒョク主演、新ドラマ「サウンドトラック#2」キャラクターポスター&予告編を公開
「サウンドトラック#2」が、キャラクターポスターとメイン予告編を公開した。12月6日に解禁されるDisney+オリジナルシリーズ「サウンドトラック#2」(脚本:チョン・ヘスン、ソン・ウンジョン、演出:キム・ヒウォン、チェ・ジョンギュ)は、ピアノの家庭教師ヒョンソが、熱く愛し冷たく別れた元恋人と、色褪せた夢を再び取り戻してくれた年下男子と一緒に、ミュージックプロジェクトのために同じ家に泊まることから繰り広げられる恋愛ドラマだ。公開されたキャラクターポスターは、さまざまなキャラクターの魅力を表すカラフルな色合いが目を引く。ピアノの楽譜を手に持って遠くを見つめるヒョンソ(クム・セロク)は、彼女の後ろに沈む夕日ほど、おぼろげな雰囲気を醸し出して好奇心をそそる。「恋愛も仕事も簡単なことはない現実主義者」であるヒョンソは、元恋人のスホ(ノ・サンヒョン)と突然再会し、再びピアノ演奏を始めることから経験する成長痛で、人々の共感を得るものと期待される。一方でスホは、「別れを原動力に成功したヤング&リッチCEO」らしく、眼差しだけで格別な雰囲気を漂わせる。何事にも徹底しているように見える彼が、元恋人ヒョンソとニューフェイスの年下男子ケイ(ソン・ジョンヒョク)の前で、どのように揺れ動くのか好奇心をくすぐる。最後に爽やかな笑顔で人々を魅了しているシンガーソングライターのケイが「音楽にも恋愛にも正直」な姿で、彼らの関係に変化をもたらすことが期待される。同時に公開されたメイン予告編には、4年前に別れて以来、それぞれの人生を生きていたヒョンソとスホが、ピアノの家庭教師をきっかけに再会するシーンが描かれ、好奇心をそそる。彼らの関係を興味深くするのは4年前と180度変わった状況。ヒョンソは、現実にぶつかってピアノを諦めなければならない状況になったが、スホはすべてのYouTuberが入りたがる事務所の代表になっていた。4年前の別れに対する些細な復讐を続けていくようなスホの気難しく、茶目っ気のある態度は、2人の関係に面白さを加える。そこに、ヒョンソと彼女の演奏に心からの愛情と応援を送る年下男子ケイの登場は、もう一度変化する彼らの関係を予感させ、好奇心を刺激する。さらに「自分なしで幸せな元カノと、自分なしで成功した元カレの現実同居ロマンス」というフレーズは、3人が一つ屋根の下で音楽作業を続けることから繰り広げられる、多彩な感情と興味深い恋愛模様とSome(男女が付き合う前の段階)を予告し、今年の冬、恋愛ドラマファンを魅了する「サウンドトラック#2」への期待を高めている。
注目の新人歌手DEMIAN、新曲「LOVE%」でDAWNとコラボ“今後はIU、Zion.Tさんとも…”
歌手のDEMIAN(ソン・ジョンヒョク)のグラビアとインタビューが公開された。DEMIANは今回のグラビア撮影で様々な試みを行い、トーンオントーンのヘアスタイルとスタイリングで青く染まったり、青色の布を使ってシックな魅力を倍増させ、大胆なレイヤードとボールドなアクセサリーもカッコよく身に着けた。最近、4thシングル「A Blue not Blues」を発売した彼は「ある瞬間に人を信じられなくなって、人間関係に対する恐怖が大きくなった。今回は愛から拡張した関係に対するストーリーを扱っている。楽曲の主な情緒が孤独と憂鬱なので、髪色をブルーに染めてスタイル変身を試みた」と明かした。続いて、彼が目指す関係に対して「お互いに頼れるが、度を過ぎるのは好まない。自分の力で立つことができる人だけが、健全な愛を与えることができる。みんなが完璧じゃないから、ただお互いをより良い存在にさせる関係が理想的だと考えている」と話した。特に今回のタイトル曲「LOVE%」には、歌手のDAWN(元PENTAGONのイドン)がフィーチャリング参加している。彼は「歌を完成させて、DAWNさんのことを真っ先に思い浮かべた。中身が崩れれば崩れるほど華やかでひねくれたイメージが必要だった。レコーディングをそれぞれしたから直接は会えなかったけれど、送ってもらった最初の音源に満足して修正なしでそのまま使った」と感謝を示した。ずっと1人でやってきた曲作りとはどこが違うかと聞くと「最初はフィーチャリングを考慮していなかった。でも自分の声が細くて澄んだ感じだから、反対の雰囲気が加わったら歌がより豊かになると思って、途中で予定を変えたけど、予想通りさらに豊かで相乗効果が生まれた」と語った。このように、音楽制作に最善を尽くす彼にインスピレーションの源を聞くと「普通、コードを通じて楽想を思い浮かべ、歌や映画、自分の感情からソースを得る。でも、そのままを曲に表現するより主観的に状況を解釈し、溶かす方だ。ストーリーがもっとドラマチックに感じられるように脚色に気を使っている」と答えた。最近はどんな感情を感じたかと聞くと「無難で無事に生きられる人生がどんなにありがたいことかを感じた。平凡な人になるために今までたくさん努力してきたことに最近になって気づいた」とし「子供の頃は円滑な人間関係を維持する友人たちが羨ましくて、自分をたくさん変えたり、直したりした。そんな過程があったから、今は欠乏や失敗に対する恐怖が少なくなったし、また現在の幸せに感謝するようになった」と付け加えた。また、彼の曲の所々には様々な色が共存する。「キース・ヘーリングは色を1つの記号のように使っている。集中するほど無言の力が感じられるから、それを歌に適用したら曲のメッセージ伝達と理解が一層簡単になった」と話した。しかし、全ての芸術家がそうであるように、創作には苦痛がつきもの。彼も止まる瞬間が時々あるという。「創作を絞るとすぐ分かるから、その瞬間に他のことをするのが生産的だ。もちろんそんな風に2~3日くらい消費すると、自責の念で苦しいけれど仕方がない」と笑顔を見せた。最も満足している作品に対して聞くと「歌手になる前にSoundCloudに初めてアップした『run away』という曲だ。好きだからこそ遠ざかるしかなかった経験から作った曲。自尊心が欠如された時に僕がどんなモーションを取ってきたかが分かる。だから今聴いても正確にその状況に戻してくれる愛憎の歌だ」と打ち明けた。もちろん、彼は突然夢を叶えることができたわけではない。当時の状況について「事務所から連絡をもらった時は、!よりは?の気持ちが大きかった。僕のどんなところが気に入ってもらえたのか分からなかったし、どんな重みのある連絡なんだろうと思った。音楽プラットフォームにいくつかの自作曲をアップしたのが僕の全てだったから。連絡があまり来なくなって諦めていたけど、最終打ち合わせの後に契約したいと言われ、本当に驚いた」と振り返った。名前が世に知られて1年ほどしか経っていない彼が注目を浴びている理由は、全てのミュージックビデオが100万回以上の再生回数を記録したからだ。その秘訣を聞くと「大衆歌謡よりは内的で、インディーズ音楽よりはコンセプチュアルだということ。境界が曖昧だけど、そんなところを愛してくれているようだ」と謙遜とした態度を見せた。そうしてファンを念頭においた音楽をするようになった彼は「以前は細かい気分を書く日記のような感じに止まっていたけど、今は『聞き手も果たして面白いだろうか?』という、アーティストとしての悩みをもっとするようになった」と成熟した面を示した。最終的にどんな歌手になりたいかと聞くと「自分の物語に興味のある方々がもっと深く理解できるように、余白を与えるアーティストになりたいし、僕のメッセージをよく分からない人でも楽しく聴くことができるアーティストになりたい」と語った。彼は一緒にコラボしたいアーティストとして、歌手のZion.TとIU(アイユー)を挙げた。その理由を聞くと「どんなアーティストになりたいかという質問の答えと一致する方たちだ。ただ聴くのもいいけれど、意味を知ってから聴くともっと豊かで面白い」と説明した。3月にデビュー1周年を迎えた彼に心境を聞くと「1周年の時には当然ファンミーティングをしていると思ったけれど、このコロナ禍で(1周年を)迎えることになって残念だ。それにもかかわらず多くの人々が応援してくれることに感謝し、安心している。今年はぜひステージに立ちたい。今後も、中身のある作業とかっこいい姿で関心と愛に報いたい」と覚悟を示した。