神の贈り物(映画)
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映画「神の贈り物」キム・ギドク監督“大規模公開できず、制作者として申し訳ない”
キム・ギドク監督が「神の贈り物」俳優たちに申し訳ない気持ちを伝えた。4日の午前、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)往十里(ワンシムニ)CGVで開かれた映画「神の贈り物」(監督:ムン・シヒョン、制作:キム・ギドクフィルム)マスコミ向け試写会には、キム・ギドク監督、ムン・シヒョン監督ならびに俳優のイ・ウヌ、チョン・スジン、イ・スンジュン、キム・ヨンジェが出席し、花を添えた。「神の贈り物」は子どもを切実に求める女性と、望まぬ子どもを身ごもり、混乱する少女の運命的な出会いを描いた作品だ。「神の贈り物」の脚本と制作を担当したキム・ギドク監督はこの日「昨年、釜山(プサン)映画祭のときも僕の脚本らしくないということをたくさん言われた。同じ脚本でも誰が演出するかによって変わるということを感じた」とムン・シヒョン監督の演出を絶賛した。続いて「一方では良い演技をしてくれた『神の贈り物』を大規模で公開することが出来ず、制作者として申し訳ない気持ちが大きい」とし、「公開する映画館が多くはなく、2次版権(VODなど)に渡って公開されることになると思うが、たくさんの方々が『神の贈り物』を見てくれればと思う」と伝えた。「神の贈り物」はキム・ギドク監督の5作目となる脚本・制作映画で、キム・ギドク師団の唯一の女性監督ムン・シヒョン監督が演出を担当した。第18回釜山国際映画祭の韓国映画の今日-ビジョン部門に招待された。韓国で4月10日に公開される。
キム・ギドクが制作し演出する…2012年下半期に注目せよ
「嘆きのピエタ」公開に向けて本格始動今年はキム・ギドク監督の動きをいつにも増して注目したい。もちろん、去年もキム・ギドク監督は「アリラン」「アーメン」などの映画を発表し、活発な制作活動をした。しかし、当時は映画が公開されず、一般観客は彼の映画を見ることが難しかった。今年始め、キム・ギドク監督は、自身18番目の演出作となる映画「嘆きのピエタ」の存在を知らせた。「嘆きのピエタ」は去年、今までのキム・ギドク監督の作品とは違って、商業映画の配給会社であるNEWが配給を担当し、公開も一般の映画館で行われることになった。「嘆きのピエタ」の撮影準備から終了までは内密に行われた。そのため「嘆きのピエタ」は、債務者から金を剥ぎ取ることで生計を立てている極悪な男性と、彼に近づく中年女性のストーリーであることだけが知られており、その他の情報は公開されていないが、主演を演じるイ・ジョンジンとチョ・ミンスの共演で人々の好奇心を刺激している。「嘆きのピエタ」はまず手始めに海外から認められた。5月に開かれた第65回カンヌ映画祭のマーケットで静かなる成果を出したのである。しかし、当時、カンヌ映画祭への出品に関心が集まっていた状況でも出品することができず、その後「嘆きのピエタ」のニュースを聞くことはなくなった。しかし、「嘆きのピエタ」は、映画祭のマーケットが開かれる期間中に7ヶ国に売り出されるという成果を出した。それもアジアの国々ではなく、イタリア、フランス、イギリス、ロシア、トルコなど、ヨーロッパの国々に販売された。これに対して映画関係者は「キム・ギドクという名前をわかってくれる国が関心を示した」と現場の雰囲気を伝えた。「神の贈り物」がクランクアップキム・ギドク監督が制作を担当した映画として知られている「神の贈り物」も公開に一歩近づいている。映画「神の贈り物」は命を捨てなければならない女性と命を得なければならない女性の物語を描いた作品である。キム・ギドクフィルムの演出部出身、ムン・シヨン監督の初の演出作である。映画「神の贈り物」は、ケーブルテレビドラマ「TV房子伝」で春香(チュンヒャン)役を演じたイ・ウヌが主演を務めた。イ・ウヌの相手役は新人チョン・スジンが務める。2人の俳優が命をテーマに、重みのある深い演技を披露する予定である。同映画は、6月18日にクランクアップした。撮影終了後に行われたパーティーでも俳優やスタッフたちが集まり、映画について話し合ったという。現在「神の贈り物」はポストプロダクション(撮影後の作業の総称)中であり、配給会社を探している。静かに忙しいキム・ギドク、2012年下半期の観客を驚かせるのだろうかキム・ギドク監督は、この2本の映画以外にもシン・ヨンシク監督が演出する映画「俳優は俳優だ」の制作にも参加する予定だ。同映画は現在キャステイング中であることを考慮すると、キム・ギドク監督もさらに忙しくなりそうである。去年、映画「プンサンケ」の制作総指揮・脚本を手がけ、観客を驚かせ、続いて「アリラン」と「アーメン」で世界を驚かせたキム・ギドク監督。同監督が今年披露する映画は、どのようにして観客を驚かせることになるのかに関心が集まっている。また、映画「嘆きのピエタ」は、7月末に発表される第69回ベネチア国際映画祭のラインナップに含まれるかどうかも注目されている中、6月27日、映像物等級委員会(以下、映等委)から青少年観覧不可の判定を受けた。映等委は「センセーショナリズム(扇情主義)、台詞やテーマにおいても青少年に有害な内容を含んでいる映画」という理由でそのような判定を下したという。映画は韓国で8月に公開予定である。