THE SOLUTIONS
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Apink チョン・ウンジ&I.O.I出身キム・チョンハら出演「Grand Mint Festival 2020」10月24日&25日開催
「Grand Mint Festival 2020」(以下「GMF」)が開催まで1ヶ月を切った。同フェスティバルは現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりイベント中止への懸念が高まっている中、主催者のMint Paperが公式サイトを通じて、現状や詳しい運営方法について発表した。Mint Paperが発表した新型コロナウイルス感染拡大防止対策によると、ソーシャルディスタンス第2段階となった場合は公演を行うことができないが、第1段階の場合は公演開催が可能であると知らせた。これは防疫機関の指示を基にした内容で、主催側は公演の際の入場者数を例年の「GMF」の35%、オリンピック公園が最近設けた基準の70%未満へ格段に下げたことはもとより、芝生広場のスタンディングゾーンをなくすとともに、ピクニックゾーンでソーシャルディスタンスを維持するため、レジャーシートのサイズと同行人数の制限を設けることを決定した。他にも検疫や防疫物品、便益施設の運営などと関連した具体的な原則を発表し、同方策は、ソーシャルディスタンスが第1段階となった場合に適用されると強調し、関連機関の協力が必要なだけに、協議・協力を通じて安全なイベントになるよう進めると説明した。また、秋夕(チュソク:日本のお盆に当たる韓国の祭日)の特別防疫期間とその後の政府の指針を予測するのは難しい状況であるため、あらゆる場面に備えた対策を準備しているとし、イベントの正式な進行などは、10月11日以降の政府の指針に従って最終的に決定する予定とのこと。主催側は「現在のコロナ禍や、今後発生しうる別の状況を見極めた防疫と産業が共存できる方策作りが必要であるため、海外では政府の参加のもと、様々な形で公演を行う例が増えている。心配ばかりするよりは、『GMF』を通じて最小限のテストとデータでも進行が可能であることを望む」とコメントした。「Grand Mint Festival 2020」は10月24日と25日の2日間、松坡(ソンパ)区芳夷洞(バンイドン)オリンピック公園で行われる予定で、3つのステージに出演する44組のアーティストが発表されて話題となっている。10月24日の「Mint Breeze Stage」にはポール・キム、パク・ウォン、赤頬思春期、Peppertones、Apinkのチョン・ウンジ、ユン・タンタン、BTOBのミンヒョク、「Club Midnight Sunset」にはユンナ、LOCO、I.O.I出身のキム・チョンハ、THE SOLUTIONS、Colde、Balming Tiger、Lacuna、「Loving Forest Garden」にはクォン・スングァン、J_ust、ホン・イサク、zairo、チェ・ゴウン、Baek.A、ジョンウ、チェ・ユリが出演する。10月25日の「Mint Breeze Stage」にはチョン・スンファン、ソヌ・ジョンア、キム・ヒョンチョル、チョクジェ、チョン・セウン、N.Flying、チェ・ナクタ、「Club Midnight Sunset」にはSORAN、10CM、Daybreak、DICKPUNKS、Thornapple、SURL、9.10000、「Loving Forest Garden」にはステラ・チャン、HYNN、MIND U、Martin Smith、Motte、チェ・イェグン、キム・スヨン、チョン・イェウォンが出演する。
f(x) ルナ&Punchら「THE STATION」8月のコンサートに出演決定
SMエンターテインメントとDREAM MAKERエンターテインメントが披露するミュージック・トークコンサート「THE STATION」の8月のアーティストラインナップが公開された。「THE STATION」8月公演は、今月25日の午後3時と7時にソウル三成洞(サムソンドン)SMTOWN COEX ARTIUM内のSMTOWN THEATREで開かれ「溶け込む駅」をテーマにf(x) ルナ、YESEO、THE SOLUTION、Punchが出演して多彩なステージを披露する予定だ。ルナは今まで、SMのデジタル音楽公開チャンネル「STATION」を通じて「Wave」「あなただから」「Lower」など多数の楽曲を発売し、実力派女性ボーカリストとしての一面を証明してきた。エレクトロニカ・ミュージシャンのYESEOも「STATION」シーズン2で自作曲「Privacy」を通して感性あふれる魅力を披露しただけに、今回のコンサートで披露するステージにも期待が高まっている。また、実力派バンドTHE SOLUTIONSは「STATION」シーズン2でロックジャンルの「All That You Want」で清涼感あふれる魅力を見せており、感性ボーカリストのPunchは「STATION」シーズン1で「ミッシングナイン」のOST(劇中歌)「私の寂しさがあなたを呼ぶ時」を公開し、温かい音色で音楽ファンを魅了した。「THE STATION」の8月コンサートチケット販売は、8日午後8時からインターネット予約サイトYES24とHana Card Cultureで行われるという。様々なアーティストのステージに同時に会うことができるだけに、視線が集まっている。「THE STATION」は、SMエンターテインメントのデジタル音源公開チャンネル「STATION」の高クオリティ音楽をオフラインで会うことができるミュージック・トークコンサートで、今まで「STATION」に参加した様々なアーティストたちが出演し、毎月異なるテーマの公演が披露される。
CRUSHから赤頬思春期まで「オーシャンミュージックフェスティバル」第1次ラインナップを公開!
「オーシャンミュージックフェスティバル」の第1次ラインナップが本日(24日)公開された。「オーシャンミュージックフェスティバル」 の第1次ラインナップにはCRUSHをはじめとして、赤頬思春期、Daybreak、SORAN、Ben、ホン・デグァン、チョン・スンファン、SBGB、ミギョ、THE SOLUTIONS、NeonPunch、イ・ヨハンなど合計12チームが名前を上げた。「オーシャンミュージックフェスティバル」は公演に先立ち、27日KSTARを始まりに8月1日と2日にAuction、InterPark、MelOn、Hanaチケットなど、韓国の多数のサイトを通じてチケットの先行販売を始める計画だ。両日券の価格は99,000ウォンだ。特に、第1次ラインナップ公開とともに、先行チケット購入者には「オーシャンミュージックのおごり」イベントで、ビール無料クーポン券4枚が提供される。KSTARでのチケット購入者には、ビール無制限クーポンが提供される予定だ。第1次ラインナップを公開した「オーシャンミュージックフェスティバル」は10月6日、7日釜山(プサン)港国際旅客ターミナル第2駐車場一帯で開かれる。
日韓競演ライブが実現!韓国実力派バンドTHE SOLUTIONSら3バンドが来日!日本からMOP of HEAD&TAMTAMが参戦
9月26日(火)、27日(水) の東京・青山にあるライブハウス月見ル君想フで、韓国インディーズを牽引するHAPPY ROBOT RECORDSに所属する3バンドが参加するHAPPY ROBOT RECORDS祭、「HAPPY ROBOT RECORDS & 月見ル君想フpresents ~PLAY LOUD」が開催される。9月26日(火) は「the 前夜祭」と題して、THE SOLUTIONS、Life and TimeのHAPPY ROBOT RECORDSの2バンドに加え、日本からレーベルの方向性に共感した2組、MOP of HEAD、そしてTAMTAMの強力2バンドが参戦する。双方のファンが楽しめるよう、盛りだくさんの内容となっている。 9月27日(水) はTHE SOLUTIONS、Life and TimeとTHE KOXXの3組だけのパフォーマンスを予定。HAPPY ROBOT RECORDS、そして韓国インディーズの今を発見できる注目のライブイベントとなる。 ■公演詳細「HAPPY ROBOT RECORDS & 月見ル君想フpresents ~PLAY LOUD the前夜祭」日時:9/26(火) Open 18:30 / Start 19:00チケット:前売り 3,000 / 当日券3,500 (ドリンク別) 月見ル君想フHPにて販売 (http://www.moonromantic.com/?p=35448)出演:THE SOLUTIONS(KR) / Life and Time(KR) / MOP of HEAD(JP) / TAM TAM(JP)「HAPPY ROBOT RECORDS & 月見ル君想フpresents ~PLAY LOUD」日時:9/27(水) Open 18:30 / Start 19:00チケット:前売り 3,000 / 当日券3,500 (ドリンク別)月見ル君想フHPにて販売 (http://www.moonromantic.com/?p=35448)出演 : THE KOXX / THE SOLUTIONS / Life and Time問い合わせ先:月見ル君想フ
THE SOLUTIONS、SM「STATION」16番目の主人公に決定…実力派バンドの楽曲に“高まる期待”
実力派バンドTHE SOLUTIONSがSMのデジタル音源公開チャンネル「STATION」シーズン2の16番目の主人公になる。THE SOLUTIONSの新曲「All That You Want」は14日午後6時、MelOn、genie、NAVER MUSICなど韓国の各音楽配信サイトを通じて公開される予定であり、音楽ファンの熱い反響が予想される。今回の新曲「All That You Want」は、繰り返される清涼感溢れるギターリフと洗練されたメロディ、徐々に加えられる楽器やコーラスが合わさったロックジャンルの楽曲で、歌詞は物質主義と見た目の華やかさだけを追う人々の姿を隠喩的に描く。特に、THE SOLUTIONSはパク・ソル(ボーカル)、ナル(ギター)、クォン・オギョン(ベース)、パク・ハンソル(ドラム) で構成された実力派4人組バンドで、2012年にデビューして3枚のアルバムを発売し、韓国単独公演と2014年ヨーロッパツアー、2016年アメリカツアーを開催し、2015年北米最大のミュージックフェスティバル「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」に参加するなど、韓国国内外で精力的にライブ活動を展開しており、今回のSM「STATION」シーズン2を通じて披露する新曲にも関心が高まっている。「STATION」シーズン2は、毎週さまざまなアーティスト、プロデューサー、作曲家とのコラボを通して完成度の高い音源とコンテンツを披露し、好評を得ている。
THE SOLUTIONS、デビュー初の全国ツアー開催…2千人以上のファンと会う
フューチャーポップ・ユニットTHE SOLUTIONS(ザ・ソリューションズ)がデビュー初の全国ツアー「STAGE-TOUR」に乗り出す。THE SOLUTIONSの今回の全国コンサートは、9月19日の春川(チュンチョン)公演を皮切りに、11月まで光州(クァンジュ)、江陵(カンヌン)、済州道(チェジュド)、全州(チョンジュ)、大邱(テグ)、釜山(プサン)、仁川(インチョン)まで計8つの都市で開催され、全国2千人以上のファンと会う。THE SOLUTIONSは今年6月、EPアルバム「NO PROBLEM」のリリースに先立ち、デジタルシングルとして先行公開した「STAGE」という曲から着眼してツアーのタイトルを決めた。「STAGE」はステージの上で感じる喜怒哀楽を表現した曲で、今回の全国ツアーはその感情をもらったファンの愛に報いるために準備した公演だ。今回のツアーは毎回同じ公演ではなく、地域ごとに公演会場の特徴に合わせて、似ていながらもそれぞれ異なる雰囲気を披露する予定だ。江陵、全州、仁川公演では普段は見れないアコースティック構成で準備し、全般的に新しいアレンジ構成とカバー曲、そしてボーナストラックなどで、初の全国ツアーを迎えて多様な姿をお見せする予定だ。THE SOLUTIONSの関係者は「昨年は日本、タイなどアジアの大型フェスティバルの出演に続き、ヨーロッパまで海外活動を活発に行ったが、今年は韓国内の活動に主力し、できる限り多くのファンに会って疎通する予定だ」とし、「12月に全国ツアーの延長線にある公演が、ソウルで開催される。今回のツアーを通じて一層成長した姿をお見せするので期待してほしい」と伝えた。THE SOLUTIONSの全国ツアー「STAGE-TOUR」は、9月19日にKT&Gサンサンマダン(想像広場)春川(チュンチョン)にあるライブスタジオ、10月3日に光州のネバーマインド、10月10日に江陵の小さい公演会場、10月24日に済州道のGet space、10月31日に全州の創作視線センタードゥリム、11月7日に大邱のROCK KING、11月8日に釜山のライブスターOZ、11月20日に仁川の総合芸術会館の小公演会場で開催される。
THE SOLUTIONS、変化しても変わらないように…疑問符と感嘆符の間のギャップを繋ぐ音楽
「変化はあっても、変わりないこと」とは多くのバンドが目指す目標だ。そして、THE SOLUTIONSも同じである。「『THE SOLUTIONSがこんな音楽もやるの?』と感じながらも、『それでも、やはりTHE SOLUTIONSだね!』と言える音楽を作りたい」という彼らの望みは、実に実現が難しい課題だ。疑問符と感嘆符の間のギャップを果たしてTHE SOLUTIONSは繋げられるだろうか?変化はあった。8日に発売されたニューミニアルバム「NO PROBLEM!」を見ると、様々な変化がすぐに分かる。まず、メンバーの人数が増えた。ナル(ギター)とパク・ソル(ボーカル)で構成された2人組のバンドから、パク・ハンソル(ドラム)とクォン・オギョン(ベース)を迎え入れて4人組になった。また、前までは歌詞が英語だけで構成されたが、韓国語の割合が大幅に増えた。前作では多少重かったメッセージも、よりカジュアルなものに変わった。それでは、変わりはないだろうか?すぐに答えを出すことは難しいだろう。「それでも、やはりThe Solutionだね!」と言う判断は、大衆の役割だからだ。だが、音楽に盛り込まれた愉快さとエネルギーだけは以前と変わっていない。「音楽を楽しくやりたい」という心構えも相変わらずだった。結成3年目であるTHE SOLUTIONSのアイデンティティは非常にはっきりしたものだった。―アルバムの紹介をお願いする。ナル:1年ぶりにリリースするミニアルバムだ。アメリカで作業を始めた。マイアミで感じたエネルギーや雰囲気を盛り込んで、韓国で作業を完成した。―メンバーの追加が目立つ。実はクォン・オギョンとパク・ハンソルは以前からゲストメンバーとして一緒に作業してきた。今回、正式にメンバーとして合流することになったきっかけがあるのか?パク・ソル:2人はバンドの始まりから一緒に作業してきたメンバーだ。人間的にも心がよく合って、バンドの演奏においても相性が良かった。今後、バンド音楽に近づこうという計画がある。それに合わせて進んでいくためには、しっかりしたバンドの形を作らなければならないと思って、正式に一緒に活動することになった。―正式メンバーになって変わった点があるのか?クォン・オギョン:インタビューを行えるようになった(笑) 音楽的にはアイデアを一緒に出して、アルバムが完成していく過程に参加するようになった。個人的には、チームにとても大きな愛情が生まれた。パク・ハンソル:自分のバンドと考えるようになったから、愛情も大きくなるだろう。でも実は、僕は何が大きく変わったのかよく分からない。給料が多くなったことかな?(笑)―Future Popを志向すると言っていたが、その部分においても変化が生じるのか?パク・ソル:僕たちの音楽がバンド音楽に近くなるからといって、ロック音楽に近付くわけではない。実は、次のアルバムがどうなるかは、僕たちもまったく分からない。今までは2人で曲を書いたが、4人で一緒に作った曲や他のメンバーが書いた曲を歌うこともあるだろう。実はFuture Popというのはデビューした時、会社が作ってくれた表現だ。僕たちは今後も新しい音楽を試み続けるつもりだから、未来志向的なジャンルは悪くないと思う。―また、これまでと違う変化は韓国語の歌詞ができたという点だ。パク・ソル:英語の歌詞で2ndアルバムまでリリースしたが、残念な部分がたくさん生じた。僕たちは幼かった頃、ポップをたくさん聞いたから英語の歌詞に慣れていたが、それを気楽に受け入れられない人もいた。また、聞く前から拒否感を感じる人もいた。僕たちが熱心に作った音楽であるだけに、多くの人に聞いてもらいたいと思って韓国語の歌詞を試みた。韓国語の歌詞も音楽とよく調和を成すことに気づいた。ナル:以前は、僕たちの曲には英語の歌詞が似合うと自ら線を引いた部分があったと思う。でも、活動しながら曲のカラーが徐々に多様になって、韓国語の歌詞をつけても似合う気がした。―韓国語の歌詞は発音が硬い感じがすると聞いたが、歌を歌う立場で難しい部分はなかったのか?パク・ソル:韓国語の歌詞はパッチム(ハングルにおいて〈子音+母音+子音〉などで構成される音節(閉音節)で最後の音をあらわす子音)が多く、音節ごとに発音が切れる傾向がある。それで、発音がスムーズに繋がりにくく、メロディーを生かすことが難しい部分もあるが、だからこそ歌詞を書く時により気を遣って単語や表現を選んだ。―「NO PROBLEM!」というテーマは、感性的にアプローチすれば、非常に叙情的な曲を出すこともできたと思った。パク・ソル:アルバムの作業を始めたマイアミは、天気や雰囲気がとても明るかった。一緒に作業したジミー・ダグラス(Jimmy Douglass)もノリがいい人だ。おかげでレコーディングして作業する間、ずっと楽しい雰囲気を維持した。そのエネルギーが韓国に帰ってきてからも続いた。それで、全体的に明るくて軽快な感じのアルバムが出来た。今回の収録曲の中では「L.O.V.E」が叙情的な感じを与えると思う。―「Love You Dear」の場合、マイアミで作業したがどうだったのか?ナル:天気も、人々も良かった。良いエネルギーをたくさん得た。パク・ソル:可能であれば、毎回海外に出て作業したいと思ったほどだ。実際、韓国で作業する時と環境が違って、僕たちの気持ちも違ったと思う。韓国では現場が近いせいか、時間に追われる感じがあったが、マイアミは韓国から離れているからなのか、旅行に行った気分で作業を行った。それで余裕もあった。クォン・オギョン:韓国はほとんどの録音室が地下にある。でも、マイアミは1階に録音室があった。まるで今までは半地下で住んでいたのに地上に出たような気がした。パク・ハンソル:マイアミにいるということだけでも、とても良かった。そこで暮らしたいと思った。クォン・オギョン:ハンソルはジミー・ダグラスにたくさん褒められた。パク・ハンソル:マイアミに到着した日にドラムのレコーディングがすべて終わって、その後からは毎日遊びに行った。―ジミー・ダグラスとの作業はどうだったのか?ナル:彼は基本的にノリがよくて、実力的にも莫大なノウハウを持った方だった。僕たちにとっては新しい経験だった。普通、作業する時は疲れたり、日程に追われる感じが強いが、マイアミに行った時はインスピレーションを得られて、ゆったりと一曲に集中して作業を行ったので新しい感じがした。その後、韓国で作業する時も、考え方を変えるきっかけとなった。実は、今までは作業に臨む時の心構えや細かい課程において、慣性的に行った部分があった。言葉通り、ただ作業を行うという感じがあったが、今回は楽しみながら音楽をやるという感じだった。―マイアミで録音したバージョンと韓国で録音したバージョンを比べて、鑑賞するポイントを教えてほしい。パク・ソル:韓国で録音したバージョンは、従来守ってきたTHE SOLUTIONSの基調がより強い。たぶん、バンドのサウンドがより強く感じられると思う。でも、マイアミバージョンの場合は、より即興的に作業が進行された。最初からジミー・ダグラスに多くのことを期待して行ったので、本当に簡単なスケッチだけ持って行った。ジミー・ダグラスのアイデアを多く参考にして、現場で即興で行われる部分も多かった。アメリカのポップのような感じが強いと思う。―最も愛着のある曲は?パク・ソル:「Love You Dear」だ。曲を集めている時、ナルが携帯電話で録ったバージョンを送ってくれた。それがその前まで作業したものを全部忘れるほど、とても良かった。それで、ナルにすぐに「これはタイトル曲だ!明日、作業してみよう」と言った。ナル:僕も「Love You Dear」だ。悩むことなく、スムーズに完成した曲だ。編曲やメロディを作る時、今まではたくさん悩んだが、この曲は作業しながら流れに乗っている気がした。パク・ハンソル:「L.O.V.E」だ。この曲はかなり前に作った曲だ。1stアルバムの作業を行った時から作っておいた曲で、その時から気に入っていた。今回、録音して世の中に出ることになって感慨深く、ライブする時も嬉しかった。クォン・オギョン:愛着がない曲はない。インタビューするたびに一番好きな曲が変わる。最近は「Stage」が好きだ。大きく叫ぶようなイメージの曲だが、街を歩く時に「Stage」が聞こえると、裸になってジャンプしたくなる。―世界最大の音楽祭の一つである「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」にも参加したが、どうだったのか?パク・ソル:本物のフェスティバルだった。特に6番街が有名で、そこには多くの飲み屋やクラブがある。そして、ほぼすべてのクラブでバンドがライブ演奏を行っている。街でも誰かがパフォーマンスを行って、人々が楽しんでいる。僕たちにとっては本当に新天地だった。公演を行ったのも楽しかった。ヨーロッパツアーの場合は、観客が僕たちのことを知って来てくれたが、SXSWの観客は僕たちに関する情報がない状態で来てくれた。そして、とても楽しんでくれた。音楽には境界がないと感じた。―SXSWやヨーロッパツアーなど、海外で多く注目を浴びている。秘訣は何だと思う?パク・ソル:K-POPの影響があると思う。アイドルをはじめ、多くの歌手が海外に知られて韓国文化が好きになった人々ができた。そんな人たちが検索してるうちに、僕たちのようなバンドも知るようになったんだろう。そして、僕たちの音楽は歌詞が英語で、ジャンル的にも異質感がないからより気楽に感じたと思う。―以前、10asiaのインタビューでTHE SOLUTIONSの音楽について「海外のトレンドを歌謡化せず、そのまま持ってくる感じ」と話した。異質感に対して悩みはなかったのか?ナル:最初はあまり悩まなかった。ただ僕たちが好きな音楽をやった。でも、むしろ音楽を続けているうちに人々の反応を見るようになって、「僕たちだけが楽しいというのは、どんな意味なんだろうか?」「持続的に続けられるのだろうか?」と考えるようになった。それで悩みがより多くなったが、一方ではその過程で経験を積み重ねて、音楽的な方向についても再び考えるようになった。そのような過程を上手く歩んでいけばいいと思う。―最近反応が良いバンドを見ると、ほとんどが似たような話を聞いている。また、外国のバンドを連想させるチームも多い。パク・ハンソル:実は、それは当たり前な話だと思う。音楽自体が外国から入ってきたジャンルだからだ。ナル:ジャンル的にはそうかもしれない。バンドサウンドを作ったり、シンセサイザーを活用する部分において、外国のバンドと似ているかもしれない。でも、特定のリファレンスは置いていない。僕たちは僕たちだけの音楽をやっていて、結果もそう出ている。パク・ハンソル:今はどの国の音楽なのかということよりも、どんな人がやる音楽なのかがさらに重要だと思う。 ―ハンソルは最近、SNSに「音楽をしながら大変なことは?」という質問に「話すことがたくさんある」と書き込んだ。パク・ハンソル:どんなことをしても大変な部分は必ずあるけど、とりわけ音楽をする人に対してそのような質問が多い。話すと長くなるが、根本的にどうしてそれが知りたいのか分からない。音楽をしていると楽しいこともたくさんあるのに。パク・ソル:考えてみれば、「音楽をしながら何が幸せなのか?」という質問より「一番大変だった時は?」という質問が多い。―それでは、音楽をしながら一番幸せだった時はいつだったのか?パク・ソル:歌う時が一番幸せだ。「僕はいつ幸せなんだろう?」と自分に問いかけた時、歌う時しか浮かばない。それを「Stage」という曲の歌詞に書いた。音楽をしながら一番大変な時は、どうすればもっと上手くなれるかと悩んだ時だと思う。―ナルさんはブログをやっている。ブログの書き込みを見ると、とても繊細で鋭敏なようだ。他の人が当たり前に受け入れることに対して悩みも多そうだが。ナル:ブログは僕に何かをさせる源である。他の人は簡単に考えることが多い。当然に受け入れることから何かを作り上げることもできる。そのようなことを僕の武器にして、音楽をやっている。バンド活動においても、セルフモニタリングをたくさんする方だ。疲れる時もあるが、天性を強みに変えて生かそうとしている。―もう一度歌いたいとは思わないのか?ナル:いつか歌う時が来るだろう。ゆっくりと曲を書くスタイルだ。ある部分を書いておき、それ以上浮かばない時は放っておく。そのうち良いアイデアが浮かんだら、また続けて書く。だからこそ、本当に自然な感性が表現できる。焦らない。―録音する時はどんなタイプなのか?ナル:即興的に雰囲気に任せる方で、アイデアをたくさん反映する。やりとりしながら作り上げていく。―意外だ。完璧主義者のようなイメージだったが。パク・ハンソル:几帳面だ。パク・ソル:大きな枠は即興的に作り上げ、だんだん細かくなると、ナル兄さんが整理整頓する。パク・ハンソル:僕が見るには、大きな枠はナルが作り上げ。細かいところはソル兄さんがまとめる。それぞれが得意な部分を分けて担当している。全体的な整頓はナル兄さんがやっている。―以前、ラジオでアコースティックバージョンのライブを聞いた。パク・ソル:おとといもアコースティック公演を行った。アコースティックでやる時は楽しい。演奏する人はどうなのか分からないけど。クォン・オギョン:できないと思う。ハンソルが手が痛いと言っていたから。パク・ハンソル:アコースティックライブは繊細でなければならない。楽しいけど、かっこよくはない(笑)パク・ソル:ベルギーで公演をした時、アコースティックライブを披露した。公演が行われた場所がギャラリーだった。絵が展示されている中で、アコースティックで演奏しながら歌った。その時の気分を忘れることができない。韓国でも独特な場所や雰囲気を感じることができるところで、アコースティックライブを披露してみたい。―THE SOLUTIONSは今後どんなバンドになりたいのか?パク・ソル:範囲が広いバンドになりたい。明るくて軽快な音楽でありながも、重みがあって落ち着いた音楽もやってみたい。また、温かくてロマンチックな音楽も作りたい。すべてを表現できるバンドになりたい。演奏しながら僕たちが感じた多様な感情を、観客にそのまま伝えたい。クォン・オギョン:Future Popというのは未来志向的な意味を持っている。僕がTHE SOLUTIONSが好きだった理由も、トレンディなイメージと音楽が新鮮だったからだ。これからもたくさん新しいことに挑戦するバンドになりたい。ナル:陳腐なバンドになりたくない。パク・ハンソル:どんな音楽をやっても、かっこよく楽しくやりたい。パク・ソル:「THE SOLUTIONSがこんな音楽もやってるんだ」と思いながらも「でもやっぱりTHE SOLUTIONSだね!」と言われる音楽を作りたい。THE SOLUTIONSのはっきりしたアイデンティティがありながらも、新しい何かを創造するバンドになりたい。
弘大が活気を取り戻す…「LIVE CLUB DAY」4年ぶりに復活“音楽で熱かった一日”
弘大(ホンデ)前が以前の活気を取り戻した。ここ最近、弘大付近はダンスクラブの前に並んでいる酔客の列だけが長い様子だった。しかし、4年ぶりに「LIVE CLUB DAY」が復活した先月27日、弘大前の風景は違った。KT&Gサンサンマダン(想像広場)、CLUB TA、CLUB FFなどミュージシャンの公演だけが行われるクラブを観客の列がぐるりと囲んだ。本当に久しぶりに弘大前が音楽で熱かった一日だった。この日は朝から「LIVE CLUB DAY」を見るために足を運んだ観客が弘大前の駐車場に設けられたブースに押し寄せた。中には釜山(プサン)から夜行列車で上京し、明け方からブースを訪れた観客もいた。午前11時から本格的に列が作り始められたため、主催者側は急いでバリケードと暖炉を設置した。公演は午後8時から開始した。GUCKKASTENがステージに立ったKT&Gサンサンマダンは約400人が押し寄せ、足の踏み場がないぐらいだった。久しぶりに弘大前のクラブのステージに上がったGUCKKASTENのハ・ヒョヌは「このような意味深いお祭りに僕たちが参加できて光栄だ。皆さん、呼吸困難になるかもしれないから、少しずつちゃんと呼吸しましょう」とウィットのあるコメントを投げた。観客はより盛り上ががり、一番後ろの列までジャンプを続けた。他のクラブも足の踏み場がない様子は同じだった。午後8時半頃に訪れたCLUB FFもクラブの入り口までたくさんの人が立っていた。最近、インディーズシーンの新たなスターとして浮上したHYUKOHがライブを行っていた。HYUKOHは未発表曲である「大きな鳥」を演奏し、雰囲気をさらに盛り上げた。同じ時間、すぐ隣にあるCLUB TAの雰囲気も同じだった。観客があまりも多すぎて、クナムグァヨライディングステラ(Goonamguayeoridingstella)の公演を入口の階段で見るしかなかった。主催側はスムーズな公演の進行のために入場客数を制限した。主催側は「最初、チケットの当日販売の数量は各クラブの最大収容人数を考慮して500枚に限定したが、入場できなかった観客の要請によって入場可能なクラブに限って約200枚の追加チケットを販売した。計700枚のチケットが完売するのにかかった時間はたった2時間だ」と伝えた。 落ち着いた雰囲気の公演も行われた。夜9時頃、VELOSOでは前日「韓国大衆音楽賞」を受賞したキム・サウォル×キム・ヘウォンの公演が披露された。キム・ヘウォンは幼い頃、父親が聞かせてくれたというチャン・ヒョンの「夕日」を素敵な編曲で聞かせた。この他にも、新人ReflexからTHE SOLUTIONS、Rock 'N' Roll Radio、yozoh×イム・インゴンなど多彩なジャンルのミュージシャンの公演を見ることができた。イ・スンヨルとアンニョンパダは一緒にステージに上がった。アンニョンパダのナムは「弘大で公演を行ってから一番悲しかった瞬間はCLUB SSAMが店を閉めた時と『CLUB DAY』がなくなった時だ。このように『CLUB DAY』が再開してとても嬉しい」と話した。Yellow Monstersの公演会場では、観客を頭上にあげて泳ぐように移動させるクラウド・サーフィングを行うなど、熱気がすごかった。観客の行列は深夜まで続いた。夜0時に近い時間にも、観客たちは家に帰ろうとしなかった。Galaxy Expressのパク・ジョンヒョンが公演の途中に「皆さん、そろそろ終電の時間ですが帰らないんですか?」と聞いたが、観客は音楽に夢中になって公演を楽しむばかりだった。このような雰囲気は明け方まで続いた。 2001年3月に始まった「CLUB DAY」は2007年、ライブクラブを中心とした「SOUND DAY」と結合して規模を広げた。一時、毎週約1万人の観客を弘大前に集め、文化の象徴として位置づけられた「CLUB DAY」は、2011年1月の117回目を最後に暫定的に中断された。約10年間「CLUB DAY」は故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を追悼する期間を除いて毎月着実に開催された。当時、「CLUB DAY」が商業的に成果を収めていたのにも関わらず中断された理由の一つは、外部から流入した類似クラブや夜の文化と結合した梨泰院(イテウォン)、江南(カンナム)地域のクラブと大きな差別化を置けず、競争する状況になったからだった。当時のクラブ文化協会は「クラブ間で善意の競争を繰り広げながらもクラブ文化を共に作っていくクラブ共同体として生まれ変わるため、激しい内部の議論と反省を行う予定」と明らかにした。「CLUB DAY」が中断されてから約4年間、弘大前はまさにソドムとゴモラ(旧約聖書の「創世記」に出てくる、神の怒りを呼んで滅亡された都市=商業都市)のような現場になってしまった。そのため、これを変えなければならないという自省の声が高かった。今回、6ヶ所のライブクラブ(GOGOS2、Evans Lounge、CLUB Evans、CLUB TA、Freebird(Big Bird)、CLUB FF)と4ヶ所の公演会場(LezhincomicsVhal、KT&Gサンサンマダン、VELOSO、Prismhall)は新しく「ライブクラブ協同組合」を設立し、「LIVE CLUB DAY」を皮切りに、弘大前のライブクラブとインディーズ文化の発展に向けて様々なコンテンツを企画する予定だ。ライブクラブ協同組合のホン・セジョン組合長は「新しくスタートした『LIVE CLUB DAY』の初回を大きな事故なく盛況のうちに終了しただけに、今後のイベントも公演文化の発展のために健全な方向で進める予定だ」と話した。 「LIVE CLUB DAY」を見学した音楽評論家のキム作家は「復活した『LIVE CLUB DAY』は名前だけ変わって戻ってきたのではなく、すべてが数段階グレードアップされた。最近、この業界の人たちに会うと、弘大前が力を失ったという心配についてよく話し合っていた。素晴らしいグループが多く、素敵なアルバムも沢山あるのにムーブメントがないという話だった。でも、今日色んなクラブを歩き回って、すべての店の前に作られた長蛇の列、生まれて初めてクラブを訪れた少年少女の反応を見ながら、毎月最終金曜日が新たなムーブメントの自転軸になるという確信のようなものを感じた」と伝えた。
進化するバンドサウンド「THE SOLUTIONSの軌跡」
洗練された英語詞と未来的なサウンド、そして魅力的な2人のメンバー、パク・ソル(Vo.&G) とナル(G) による韓国のフューチャーポップ・ユニット、THE SOLUTIONS(ザ・ソリューションズ)。今年はSummer Sonic(サマソニ) のISLAND STAGE ~ASIAN CALLING~でクロージングステージを務めあげた。韓国ではすでにフェスの常連となりつつある彼らだが、日本でのフェス体験は今年のサマソニが初めて。初めて日本でフェスを体感した彼らに話を聞いた。―Summer Sonic 2014での初ライブはどうでしたか?パク・ソル:最近、僕たちもようやくライブを楽しめようになってきたと思うので、場所や人数の多い少ないに関わらず、とにかく楽しかったです。日本の観客はおとなしいと言われているけど、予想よりずっと盛り上がったので、また日本でライブをやりたいと思いました。僕たちのエネルギーや感情が伝われば、反応はあるんだということも確信しましたし。ステージの上からいろんな国の人が僕たちのライブを見に来てくれたのが見えて、僕たちのことを知って見に来てくれた人だけじゃなく、通りすがりの人が僕たちの音楽に興味を持ってやって来てくれたのを見るのはすごくうれしかったです。これから日本でも色々と挑戦してみたいですね。ナル:ステージの大小に関係なく自分たちのライブを楽しめました。僕たちの意図がちゃんと伝わったと思うし、観客にも楽しんでもらえたと思うので、僕たちの活動においても今回のサマソニは大きな原動力になったんじゃないかと思います。―歌詞がすべて英語なのは、海外での活動は視野に入れているからですか?パク・ソル:そういう質問は今までもよくされましたけど、そもそも僕たちはTHE SOLUTIONSとして活動できるかどうかもわからなかったんですよ。ナル:もともと僕たちはソロで活動していたので。パク・ソル:バンドを組むことになったのも、たまたま僕のソロ・アルバムのプロデューサーをナルさんが担当することになって、その時に仲良くなったのがきっかけ。それで2人で曲を書いてみようということになって、バンドをやってみようという話になったんです。だからこのバンドを始めてから、起きる出来事すべてが楽しくて仕方がないんですよ。韓国でフェスに参加できたのもそうだし、こうやって日本でサマソニに出ることになったのも、やろうと思ってやったことじゃないから。目の前の出来事を必死にクリアして行ったら自然と道ができていた、みたいな(笑)「初めて自分たちのバンドを作るという経験をしているところ」―では、2人ともそれまでバンドをやったことはなかった?ナル:複数のメンバーがいるバンドという形ではやったことがないですね。ギタリストではありましたけど。なので今、初めて僕たちは自分たちのバンドを作るという経験をしているところです。パク・ソル:ナルさんはモダンロック系のワンマンバンドとして曲作りも演奏も全部1人でやるスタイルでしたし、僕はフォークソングのソロ・シンガーでした。でも、子供の頃からロックバンドのフロントマンに憧れていたのもあって、今こうやってバンドとして活動するのはすごく楽しいですね。ナル:バンドとして音楽をやる利点は、確実に自分の負担が減ること(笑) 自分がやらなくていい仕事はやらなくて済むから、僕は自分がやるべき仕事に集中できる。それに、ライブ中にソルと息を合わせるのも楽しいです。たとえば僕がいつもとは違ったふうにギターを弾くと、すぐそれに合わせて歌い方を変えてきたりとか。そういう即興でのやりとりが面白いですね。―話を聞いていると、2人とも正反対の性格のように思えるのですが、どうですか?パク・ソル:そのとおりです(笑) 僕は直感的でストレートな性格だし。でも、おたがいにいい影響を与えてると思いますよ。僕の場合はあんまり深く突き詰めることが得意じゃないので、ナルさんがそういうところを一手に引き受けてくれるのは助かります。それに、いつの間にか僕もそういう考え方が身についたし。おたがいに刺激しあってる関係です。ナル:僕はもともと何かをやろうという時には、あらかじめあれこれ調べて準備をする性格なので、すべて自分で段階を決めて、それをこなしていくことが得意です。そうやって問題をすべてクリアしてから次のステージに行くという方法が好きなので、バンドとしてもそういうやり方を踏襲していますね。「僕たちはなんでも一歩一歩結果的サマソニにも出ることができた」―バンド結成から2年がたった今年の5月に、THE SOLUTIONSとして2枚目のアルバムをリリースしました。前作のアルバムはいろんなジャンルの音楽が収録されていたため、やや散漫な印象もありましたが、今回はバンドとしてのまとまりを強く感じました。バンドとしてはどんな変化がありましたか?パク・ソル:実は1枚目と2枚目には大きな違いがあるんです。1枚目のアルバムは、僕たちが1度もライブをしたことがない状態で作ったものだということ。1枚目のアルバムを作ってからライブをはじめたんですよ。ナル:そこから実践でいろんなものを身につけてきた2年だったと思います。たとえば、僕たちが自分たちの演奏に心酔する方法、観客に僕たちをいかによく見せるかという方法、それを超えたところで観客とコミュニケーションする方法などがそうですね。僕たちが大きく動いた時に観客も心が動くということがわかったし、そういうライブの一体感を生み出す方法を身につけていったように思います。パク・ソル:僕たちはなんでも一歩一歩ですね。もともとバンドを組んでいたわけではない2人が出会い、バンドとしての活動をはじめ、ライブを通じて少しずついろんなことを学んで、結果的に今年、日本のサマソニにも出ることができて。だから、次に何をやろうか? っていうのはあんまり考えてないんです。ナル:今、僕たちの目の前にある課題として考えてるのは、どんなライブ会場であっても、自分たちのサウンドを諦めないこと。当たり前のように思えるかもしれないけど、これが特に韓国では難しいことなんですよ。たとえば機材の問題、もしくは時間の問題で諦めざるをえない時が多いので。でもライブは目に見えるものも大事だけど、バンドにとってはサウンドが一番重要だと思うので、そこは譲れないですね。パク・ソル:サマソニのステージで驚いたのは、とにかくスタッフの人員が多くて、質も高いこと。初めはこんなに人数がいても無駄じゃないかと思ったけど、結果的に準備時間が短くて済むし、その分きっちりチェックができる。こうしたシステムの違いにも学ぶ点が多いですね。―THE SOLUTIONSとしての今後の目標は?ナル:今、自分たちに見えているバンドとしての隙間を埋めていって、バンドとして成長していきたいです。パク・ソル:他のバンドとは違う、僕たちだけのサウンドがあれば、自然に道は拓けるものだと思うんですよ。だから無理に目標を作ろうとは思いません。今の僕たちには力不足だと思うことを無理にやろうと思っても、取りこぼすことが多いばかりで、後になってそれがスランプという形になって現れるかもしれないですし。だから、何か目標を据えるというやり方ではなく、僕たちは自分のバンドをしっかりと築き上げることに力を注いでいきたいんです。それに、今はその過程を楽しんでるところでもありますしね。以前のTHE SOLUTIONSではできなかったことが少しずつできるようになること自体とても楽しいことだし、何よりステージの上でどんどん自由になれている気がします。なので、今はまだバンド作りに集中したいですね。9月23日にはHappy Robot所属のバンドが一堂に会するイベント「Happy Robot Band Tour in TOKYO」で再び来日し、熱いライブを見せてくれたTHE SOLUTIONS。今後は10月18日、19日にオリンピック公園で開催されるGMF(グリーン・ミント・フェスティバル) にも3年連続出演決定! ますます目が離せない彼らの今後の活動に注目したい。text by suhi yoon ■CD情報THE SOLUTIONS 「MOVEMENTS」ヴォーカル・ソルの伸びのある歌声と浮遊感漂うサウンドが冴え渡るタイトル曲「MOVEMENTS」をはじめバンドとしてのスタイルを確立したTHE SOLUTIONSの2枚目のアルバム。全10曲収録。
【韓国インディーズ】THE SOLUTIONS、未来的サウンドのフューチャーポップ ― 「Happy Robot Band Tour in TOKYO」特集
韓国インディーズレーベルの Happy Robot Records によるライブイベント「Happy Robot Band Tour in TOKYO」が9月23日(火・祝日) に東京・渋谷のTSUTAYA O-nestで開催される。今回このイベントに出演するのは、同レーベル所属のDaybreak、SORAN、THE SOLUTIONS、THORNAPPLEの4組。Kstyleでは、今熱いと話題の韓国インディーズシーンを引っ張るHappy Robot Recordsのアーティストを徹底紹介。今回、「Happy Robot Band Tour in TOKYO」の開催に向けて、出演する4バンドの中から「THE SOLUTIONS(ソリューションズ)」を紹介する。THE SOLUTIONSメンバー(写真左から):Guitar ナル、Vocal パク・ソルTHE SOLUTIONSの音楽には挑発的ながら伝統の美学が込められた90年代ブリットポップから荒いサウンドと充実したメロディーが対比されるアメリカのオルタナティヴを経て21世紀型日本大衆音楽まで多様さが混在している。2人は、Support Your Musicの対象者に選定されたパク・ソルの音盤をナルがプロデュースしながら始まった縁から自然にバンド結成に至り、THE SOLUTIONSを結成。1+1=3以上のシナジーを生み出し、音楽シーンの注目を浴びた。2012年デジタルシングル「Sounds of the Universe」でリスナーの耳を捕らえたTHE SOLUTIONSは、その後1ヶ月ほどでに2番目のデジタルシングル「Talk, Dance, Party For Love」でもう一度強い印象を残した。2012年8月、セルフタイトルアルバム「THE SOLUTIONS」を発表して本格的な活動を始めた彼らは、「Grand Mint Festival 2012」や数多くのクラブ公演などで大きな反響を獲得すると、「Grand Mint Festival 2011」アワードで最高のルーキー、Mint Paper Awards 2012で今年の新人に選ばれ、活発な活動を繰り広げている。2014年5月には、新しい方式と試みでTHE SOLUTIONSだけのカラーをより鮮やかではっきりと集約し出した2ndアルバム「MOVEMENTS」を発売した。公演を繰り返す度により一層強固なっていくTHE SOLUTIONS、彼らは新しい音楽を渇望するリスナーたちに良い答え(solution) を聞かせてくれるだろう。【関連リンク】オフィシャルサイト:http://www.bandthesolutions.com/オフィシャルFacebook:https://www.facebook.com/thesolutionsmusicオフィシャルTwitter:https://twitter.com/The_solutions1 THE SOLUTIONS 「MOVEMENTS」(2014)2014年5月にリリースされた2ndアルバム「MOVEMENTS」に収録された楽曲。 THE SOLUTIONS 「Talk, Dance, Party For Love」(2012)2012年、リスナーの耳を捕らえた「Sounds of the Universe」から約1ヶ月でリリースしたデジタルシングル。
韓国インディー最大手「Happy Robot Records」が9/23に渋谷でライブイベント開催!
韓国インディーズレーベルの Happy Robot Records によるライブイベント「Happy Robot Band Tour in TOKYO」が9月23日(火・祝日) に東京・渋谷のTSUTAYA O-nestで開催される。今回このイベントに出演するのは、深遠な音楽世界で観客を魅了するライブバンド「DAYBREAK(デイブレイク)」、確かな演奏力が作り出すスタイリッシュなサウンド「SORAN(ソラン)」、アバンギャルドとノスタルジアを融合させた新時代的ユニット「THE SOLUTIONS(ザ・ソリューションズ)」、夢幻的かつサイケデリックな光を放つ、刺を持つリンゴ「THORNAPPLE(ソーンアップル)」の同レーベル所属の4組。Happy Robot Recordsは弘大音楽シーンをリードするレーベルで、今回の「Happy Robot Band Tour」は韓国国内のソウル、釜山(プサン)、大邱(テグ)、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)、春川(チュンチョン) を周り、9月には東京公演を行う。9月東京公演のチケットは、7月26日から発売予定。「Happy Robot Band Tour in TOKYO」日時:9月23日 (火・祝) 17:30開場 / 18:00開演会場:TSUTAYA O-Nestチケット:All Standing ¥3,800 (税込)※ドリンク代 ¥500 別途必要 / 3歳以上チケット必要<7月26日 (土) チケット一般発売開始予定>・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:627-072) http://pia.jp/sp/happyrobot14p/・e+(イープラス) http://eplus.jp (PC・携帯共通)・TSUTAYA O-Nest 店頭のみ主催:Happy Robot Records / PROMAX Inc.制作・招聘:PROMAX Inc.
「SUMMER SONIC」第20弾アーティスト発表!今年も韓国から気鋭のアーティストがラインナップ!
今年で4年目を迎えるアジアの気鋭アーティストたちが集う、ISLAND STAGE の~アジアンコーリング~。今年も中国、韓国、台湾、タイ、マレーシアとアジア各国から選りすぐりのバンド、アーティストが並々ならぬ意気込みで参戦する。韓国からは、SULTAN OF THE DISCO、THE SOLUTIONS、Gateflowers、Hologram Filmの4チームが参加。ソウル&ファンク&ディスコ・バンドのSULTAN OF THE DISCO(スルタン・オブ・ザ・ディスコ) は、ヴィンテージ・ディスコサウンドをメインに、グループダンスをリンクさせたユニーク&ダンサブルなショーを繰り広げてくれるだろう、90年代UK ポップから、US オルタナティブ、日本のポピュラーミュージックまで多彩なサウンドを放つ、フューチャーポップのツインユニットTHE SOLUTIONS(ザ・ソルーションス) は、耳に心地よい未来志向のエレクトロ・ポップで盛り上げる。2011年にKBSのバンドオーディション番組「TOPバンド」に出演、4強まで勝ち残り大きな話題となった4ピースバンドのGateflowers(ゲートフラワーズ) は、社会批判的なリリック、ブルースにルーツを持ったギターが、グルーヴ感あふれるドラム、重厚なベースラインでロックの本質を忠実に再現。そして韓国コンテンツ振興院(KOCCA) 主催の新人アーティスト発掘プロジェクト「K-ROOKIES」を代表する1 組としてサマソニへ初登場するのが、エレクトロ・ロックとシンセポップをベースに、ダンサブルで強烈なサウンドとエネルギーのライブパフォーマンスを⾒せる、新鋭5 ピースバンドのHologram Film(ホログラムフィルム)。さらに、邦楽からのニューエントリーは、THE BAWDIES、FOLKS、cinema staff、FUZZY CONTROLの出演が決定。どのステージも目が離せない!SUMMER SONICオフィシャルサイト:www.summersonic.com