お金の化身
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【PHOTO】カン・ジファン「お金の化身」インタビューで見せた“セクシーな目つき”
俳優カン・ジファンがSBS週末ドラマ「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)を終えた後、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでOSENとインタビューを行った。韓国で4月21日に放送を終了した「お金の化身」でイ・チャドン役に扮し、熱演したカン・ジファンは感性的な演技はもちろん、コミカルな演技まで完璧にこなして好評を得た。優れた脚本・演出・演技の3拍子そろった「お金の化身」は、見ていてすっきりするドラマとして好評を博し、視聴率の面では、ライバル作のMBC「百年の遺産」に押され20%台を超えられなかったが、作品に対する評価においては、「週末が待ち遠しくなる作品」という賛辞を受け、最後まで高い支持を得た。
「お金の化身」カン・ジファン“僕の演技人生の第2幕が始まった”
「デビュー11年目になって、演技人生の第2幕が始まった」SBS週末ドラマ「お金の化身」(脚本チャン・ヨンチョル、演出ユ・インシク)で主役を演じきったカン・ジファン(36歳)の眼差しからは、一息ついたかのような安堵感が感じられた。復讐劇ドラマにコメディ・スリラーの要素を加えた「お金の化身」は、しっかりした脚本と個性的な俳優の演技で好評を博し幕を下ろした。劇中では不公正な検事だったが、父を殺した相手への復讐へと乗り出したイ・チャドン役に扮した彼は、アクションと恋愛ドラマを行き来しながら、様々な姿を演じたことで良い評価を得ることができた。特に、コミカルな格好で女装したり、一変して凄絶な悲しみを表現するなど、撮影の間ずっと対照的な感情を巧みに使い分けた。個人的にも前の所属事務所との法的紛争に巻き込まれ、気苦労を経験した彼にとって今回の作品は、新たな演技人生を歩み始めるという特別な意味が込められていた。―「お金の化身」はしっかりした脚本で、久々に生き生きとした俳優の演技が見られる週末ドラマという評価を得た。カン・ジファン:第11、12話に渡り、他のドラマとは違うという認識を視聴者に与えることができたようだ。最初はそれほど期待されていなかったし、タイトルの雰囲気のせいで、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)ではないかと誤解されたが、ストーリーが進行すればするほど、良い評価を得ることができた。特に、中堅俳優の先輩たちの成熟した演技が作品を輝かせてくれた。―正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)とコメディ、そして恋愛とアクションを行き来しながら、これまで以上に多彩な演技を披露した。カン・ジファン:若干重く思われるかもしれないドラマの中で、とりわけ目立つ役柄だった。一人の人物の喜怒哀楽すべてを繰り広げるストーリーが好きだが、今回の作品がまさにそうで、まるでギフトセットのようだった。僕がオーバーに演じると先輩たちに迷惑をかけることもあるので、度合いを調節するのが難しかった。序盤の明るい姿から、復讐と怒りが最高潮に達したイ・チャンドンを表現するためにいろいろと工夫を重ねた。台本を分析しながら自ら起承転結構造を作り、作品を理解するという緻密さが必要だった。―劇中で、母親が入院した精神病院に入るために女装をするシーンが大きな話題になったが、自分で考えたアイデアだと聞いた。カン・ジファン:予想以上に上品で美しい姿に扮することができて、気持ち良かった(笑) 女装は初めてだったが、僕の中にお茶目な一面が秘められていたことに気付いた。―撮影現場では、自分のアイデアをよく出すそうだが。カン・ジファン:いつも台本を手離さない。同じ台詞を座って読んだり、横になって読んだりしていると、ある瞬間、頭の中に引っかかるものがある。それを撮影現場に行って、状況や場所に合わせて提案したりする。70%は台本を見ながら、30%は撮影現場でアイデアを出す方だ。―精神病院で母の死を目撃した後、号泣するシーンも印象深かった。カン・ジファン:瞬間的に悲しい感情を集中させ、全身に力を入れて泣きながら台詞を言ったら、後になってけいれんが起きてめまいがした。夜の間、ずっと感情を爆発させるシーンを撮影したら、最終的に気を失ってしまった。 ―泣くシーンが多かったが、元々よく泣くタイプなのか。カン・ジファン:男だから泣いてはいけないとは考えていない。むしろ、普段我慢してきた感情を演技を通じて表現することができた。―本人自らをロマンス専門の俳優と称すると聞いた。カン・ジファン:僕が思うには、確かに恋愛物の俳優なのに、どんどんコミカルな演技で注目されている(笑) この先またすぐに、真剣な恋愛物の演技を披露することのできる日が来るだろう。―前所属事務所との対立で、この作品に合流する前に大変な時間を過ごしたようだ。カン・ジファン:訴訟を経て、自分にできることは演技で勝負することしかないと思った。果たしてこの作品に参加することができるのか、自分でも疑問に思ったが、最後まで信じて待ってくれた制作陣には本当に感謝している。久しぶりに演じることができて、今まで積み重なってきた恨みのようなものが一気に吐き出され、感情表現もうまく表現できた。思いっきり演じきることができたと思う。―休まずに次回作の撮影に入る予定なのか。カン・ジファン:おそらく次回作は映画に出演する可能性が高い。5月末から6月辺りには、準備に取り掛かるだろう。もっと歳を取る前に強烈なアクション演技にも挑戦してみたいし、正統派の恋愛ドラマにも挑戦してみたい。一つの扉が閉まるとまた新しい扉が開くので、厳しい状況を経験しただけに、今は休むことなく演技に打ち込みたい。
「お金の化身」カン・ジファン“役者になってよかったです”
※この記事にはドラマ「お金の化身」の結末に関する内容が含まれています。「不祥事で騒ぎになったときは、なぜ公人になってこんなことに耐えなければならないのかと思いましたが、『お金の化身』を終えた今は、役者になってよかったと思います」俳優カン・ジファンは、SBS週末ドラマ「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)が終了した感想を問う質問に、このように答え嬉しい表情を隠せない様子だった。それもそのはずで、「お金の化身」は実に久しぶりに出会った脚本・演出・演技の3拍子が揃った、爽快な作品だった。視聴率の面では競合作のMBC「百年の遺産」に押され20%台の高台に乗ることはできなかったが、作品内容面での評価において「お金の化身」は「週末が待ち遠しくなる作品」と褒め称えられ、最後まで熱い支持を受けた。「カン俳優を待った甲斐があった、それをモニターで確認した」カン・ジファンが「お金の化身」に出演できたのは、制作陣の並ならぬ信頼のおかげだった。当時、元所属事務所との専属契約トラブルで辛い日々を送っていたカン・ジファンにイ・チャドン役にぴったりだとし、ユ・インシク監督とチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン脚本家が粘り強い支持を送ったことで、カン・ジファンは出演までこぎつけることができた。「当初からイ・チャドン役に僕を考えていて、専属契約が満了する瞬間に連絡を取ったと言われました。監督と脚本家は立て続けに成功されていたので、自分たちの作品に出演させる俳優の選択幅が広い状況だったにも関わらず、最後まで待ってくださったことに驚きました。正直僕は、半分諦めかけていたんです」大変な状況に追い込まれた自分を待っていてくれた恩返しは、すぐに実現した。カン・ジファンは汚職検事イ・チャドン役に素早くハマり、これは第3話分の収録が終わる日ユ・インシク監督から「カン俳優を待った甲斐があった、それをモニターで確認したよ」という台詞で報われた。カン・ジファンは待つこととと恩返しという歯車が噛み合った「お金の化身」の出演について「運命だと思う」と表現した。しかし、イ・チャドン役を演じるのは容易いことではなかった。スリラー、アクション、コミック、ロマンスを一つの作品の中で全て演じきることが、カン・ジファンに与えられたミッションだった。特に「お金の化身」は、社会で重要任務に就いている人たちの不祥事と汚職、そして彼らの貪欲により一つの家庭がこっぱみじんにされた、重たく暗い物語を描いている点で、各ジャンルのスリリングな綱渡りが求められるものだった。「色んなジャンルを求められていましたが、演じながら負担にはならなかったです。ただ、皆真剣にやっている状況の中で僕一人コミカルな姿で初登場しなければならなかったですし、そのためにコミカルとシリアスを行き来する演技のバランスが重要だという計算はしていました。一緒に出演したファン・ジョンウムさんの場合、扮装が伴っていたので僕よりはコミカルな演技が負担にならなかったと思います。でも僕は、シリアスなドラマの中で、それも検察官の役で出演していて、一人でコミカル演技をしなければならなかったことは、冒険でもあり挑戦でもありました」「お金の化身」で様々なコミカル演技を披露したが、その中でも視聴者の間で最も噂になったのは、イ・チャドンが明成(ミョンソン)皇后に扮し精神病院に閉じ込められるシーンだった。彼は当時白い韓服(韓国の伝統衣装)にアップにしたヘアスタイルという端正な姿で、男性看護師たちに過激な蹴りを入れ、激しく逃げまわるアンバランスな姿を見せることでコミカル演技にも優れていることを証明した。「実はそのシーンは、男女が一つの体に入っているあしゅら男爵(アニメ「マジンガーZ」に出てくるマジンガーZの敵役)のような設定になっていましたが、僕が脚本家に提案して明成皇后にしました。韓服姿を写真で撮って脚本家に見せたら、喜んでもらえました。そのあと現場で、手の上に被せる布も緊急手配して、刺繍するものまで合わせて面白いシーンを作ることができました」コミカルなシーンが所々あったが、「お金の化身」は結局イ・チャドンの復讐の対象者たちが銃で自殺したり息子を失うなど破局に追い込まれ、因果応報で終わった。張り詰めた緊張感は、「お金の化身」の最終回まで続いた。「多少ショックを受けたと言われる方もいますが、僕の考えでは十分妥当な締めくくりだったと思います。クォン・ジェギュ(イ・ギヨン)は、息子の死により罪を受け、チ・セグァン(パク・サンミン)とウン・ビリョン(オ・ユナ)は銃とヒ素で自殺、コ・ホ(イ・スンヒョン)はホームレスに成り下がったが、彼らのそれまでの行動を見れば、皆さんが納得できる結論です。脚本家に感謝しているのが、この作品がさらに話題を作り出して視聴率を上げるために、刺激的なシーンを入れる余地があったにも関わらず、そうはしなかったという点です。チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン脚本家はベテランなので十分そのような能力があったと思いますが、話題になるよりはやってきたものに対する初心を忘れない選択をしたんです。この作品は、マクチャン(非現実的で無理やり作ったストーリ)ではありませんでした」「専属契約のトラブル、カレンダーだけ見つめた」「お金の化身」で笑うまで、カン・ジファンは昨年下半期の元所属事務所との専属契約トラブルの件で辛い日々を送った。彼は当時について、「ただカレンダーだけを見ながら過ごした」とそれまで話せなかった気苦労を打ち明けた。「専属契約の満了日を待つしかなかったんです。その日が来るまで僕がやったのは、近所の友人とお酒を飲んだり、ネットが繋がらない山の中に行ったりするしかなかったです。顔が広い方ではないので、それまでの僕の知り合いと言えば、ほとんどがビジネス絡みの人でした。なので、事務所とこじれたら、ほとんど独りぼっちになったも同然でした。愚痴をこぼす相手もいなかったです」「もどかしくて仕方がなかった」という彼にとって「お金の化身」は、切実にすがりつくしかない作品だった。「やりたい演技ができないこと、それも自分の意思ではなく、他人の意思によってそうなることがどれほど苦しいことなのか、身をもって感じました。それで、さらに切実に作品にすがりました。演技で突破するしかないという考えで、ただ一生懸命に取り組みましたし、幸い当時の選択と決断が正しかったという結論になって嬉しい限りです」「結婚したいです」今年でデビュー12年目を迎えたカン・ジファンは、「お金の化身」を通じて第2の全盛期を作りたいと話した。何の問題もなかったならともかく、2度の専属契約トラブルを経て計画通りに俳優生活が続いていないという悩みにかられたからだ。作品の成功でそのような夢がある程度実現された現在、もう一つの願いがあるならば可愛らしい恋人に出会い家庭を作ることだ。「本当に結婚したいんです。特に、このように作品に力を注ぎながら苦労する場合は、これを一緒に分かち合える人がいたらいいと考えたりします。理想のタイプは、背が高くて肌が白いロングヘアの綺麗な女性だったんですが、最近はそこに料理も上手くて心も優しくて両親にも良くして欲しいということまで追加されました。まだ40歳にもなってないので、これくらいは大丈夫でしょう(笑)」恋人はいないが、カン・ジファンの隣を守る心強いファンの存在は変わらない。カン・ジファンがミュージカル舞台に立つ頃から一人二人とできはじめた彼のファンは、今回の「お金の化身」でも惜しみない愛情を注ぎ、カン・ジファンは彼らを実家と呼びながら感謝を示した。「実際最も辛い時に一緒にいてくれたのもファンの皆さんでした。僕は百人力という言葉をよく使うんですが、僕のファンたちって本当にそうなんです。それで僕はファンたちに『僕が活動しないときは他のところへ行ってもいいから、作品をする間だけ戻って来て欲しい』と言うほど、僕とファンの間には根強い何かがあります。僕が男なので似合わないかも知れない表現ですが、ファンたちは僕にとって実家も同然です」
イ・ギヨン、がん手術直後に「お金の化身」出演
俳優イ・ギヨン(50)が甲状腺がん手術を受けた直後にドラマに出演したことがわかった。イ・ギヨンの所属事務所のダホンエンターテインメントの関係者は、26日マイデイリーとの電話取材で「イ・ギヨンが昨年11月に甲状腺がんの手術を受けた後、SBS週末ドラマ『お金の化身』に出演した」と述べた。イ・ギヨンは「お金の化身」で、俗物な検事クォン・ジェギュに扮し、熱演した。この関係者によると、イ・ギヨンは手術からわずか3週後に撮影現場に登場し、4ヶ月間のドラマ撮影を全てこなしたという。イ・ギヨンが出演した「お金の化身」は、韓国で20日に最終回を迎えた。
「お金の化身」カン・ジファン、ドラマ終了後の近況を公開“3日間打ち上げパーティー”
俳優カン・ジファンがSBS週末ドラマ「お金の化身」の放送終了後、近況を伝えた。24日、カン・ジファンは自身のTwitterに「3日間打ち上げパーティーをして今日からハードなインタビュースケジュール!僕の愛犬ショリも応援しに来てくれました」という書き込みとともに1枚の写真を掲載した。写真のカン・ジファンはブルーの帽子をかぶってサングラスをかけている。カーキ色のジャケットとジーンズ、スニーカーを履いている彼の姿はドラマ「お金の化身」のイ・チャドン検事とは正反対の姿である。特に愛犬と仲むつまじいポーズをとっている姿が視線を引き付ける。写真を見たネットユーザーは「カン・ジファンさん、『お金の化身』でテレビドラマに復帰したから、今後も活発な活動を繰り広げてほしいです」「インタビュー頑張ってください。早くインタビューを読みたいな」「ワンちゃん、可愛い」などのコメントを残した。
「お金の化身」カン・ジファン、放送終了の感想を伝える“幸せでした”
俳優カン・ジファンがSBS週末ドラマ「お金の化身」の放送が終了した感想を伝えた。ドラマ「お金の化身」が21日に最終回を迎えた中、カン・ジファンは最後の撮影を終えた後「撮影が終わったということがまだ信じられません。『お金の化身』では俳優として悩み、たくさんのことを学ぶことができました。イ・チャドンが辛いときも彼を演じる僕は幸せでした。最後に一緒に苦労したスタッフたちや監督、脚本家に感謝いたします」と伝えた。カン・ジファンは「お金の化身」で検事イ・チャドン役を務め、コミカルな演技から怒りや悲しみ、そしてロマンスに至るまで、さまざまな演技を披露した。カン・ジファンの繊細な感情演技はドラマへの集中度を高め、ドラマの人気を引っ張った。「お金の化身」の最終回は視聴率16.8%でドラマ自己最高視聴率を更新し、有終の美を飾った。
Vol.2 ― 放送終了「お金の化身」ファン・ジョンウム&キム・スミ&オ・ユナ…ドラマを輝かせた女優たち
※この記事にはドラマ「お金の化身」の結末に関する内容が含まれています。21日、SBS週末ドラマ「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)が幕を下ろした。イ・チャドン(カン・ジファン)とポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)が家族たちの祝福の中で結婚式を挙げ、ハッピーエンドを迎えた。「お金の化身」にはカン・ジファン、パク・サンミン、イ・ギヨンの他にも多くの人物が登場し、ドラマを導いていった。その中でも女性キャラクターの活躍は、一層輝かしいものだった。「お金の化身」を豊かにしたキャラクターは誰だろうか。ファン・ジョンウム、海千山千の魅力的な演技ファン・ジョンウムはポク・ジェイン役を務め、ドラマの中心でストーリーを率いた。序盤には太っているキャラクターに変身を遂げ、体を張った演技で視線を独占した。やや重苦しく感じられるドラマに、活力を与えることにも一役買った。特にファン・ジョンウムは話が進むにつれて幅広い演技を披露した。世間知らずだった過去を整理し、母親のポク・ファスル(キム・スミ)の事業を継ぐために孤軍奮闘する中、全身に卵を投げられるシーンもあった。イ・チャドン(カン・ジファン)とのラブストーリーでは女性らしく愛らしい魅力でお茶の間を甘いムードに染めた。また、ファン・ジョンウムは人物間の絡み合った対立を深みのある演技で表現した。イ・チャドン、ポク・ファスル、キム・パルド(ユン・ヨンヒョン)、チ・セグァン(パク・サンミン)などとも見事に調和し、キャラクターを活かした。ファン・ジョンウムの真心のこもった演技が、キャラクターの説得力を高めたのだ。キム・スミ、名声通りの名脇役キム・スミは悪名高い闇金業者ポク・ファスルに扮し、熱演した。ポク・ファスルは闇金業界の大物であり、財界や政界はもちろん、文化界の有名人にも大きな影響を与える人物だ。キム・スミはオーダーメイドの洋服を着ているかのように絶妙な演技で脇役を演じ切り、ドラマのメインキャラクターとして浮上させた。認知症で少しずつ記憶を失っていく演技も逸品だった。強い性格を見せるも、家に帰りたいと子供のようにねだるなど、極端の感情を違和感なく表現した。ポク・ジェインへの母親の愛も輝いた。特有の強烈なカリスマ性が、キャラクターに一層注目させた。オ・ユナ、深い心理描写オ・ユナは元女優の事業家、ウン・ビリョン役で登場した。彼女は「お金の化身」第1話からパク・サンミンとの激しいラブシーンで視聴者の視線を独占した。イ・ジュンマン会長(チュ・ヒョン)の愛人だったが、チ・セグァンと恋に落ちたウン・ビリョンをリアルに演じた。何よりもオ・ユナは信じていたチ・セグァンに捨てられた後、復讐の刀を研いでいた。チ・セグァンを再び信頼し、か弱い女性の姿を見せることもあったが、すべての真実に気付いてからは怒りを隠せなかった。刑務所に閉じ込められた彼女の叫び声や涙も、人々の心を切なくさせた。そんな彼女も時には隙だらけの一面を見せ、笑いを誘った。このようにオ・ユナの感情表現はドラマの理解に大きな役割を果たした。「お金の化身」ではファン・ジョンウム、キム・スミ、オ・ユナの他にもチェ・ヨジン、パク・スンチョンなどの活躍も目立った。チェ・ヨジンは正義感溢れる検事チョン・ジフ役に変身し、鋭くも素直なキャラクターを完成させた。パク・スンチョンもイ・チャドンの実母パク・ギスン役をリアルに演じ切り、欠かせないキャラクターとしてドラマのクオリティを高めた。「お金の化身」の後番組としてはユ・ジュンサン、ソン・ユリの主演作ドラマ「私の10年の秘密」が放送される。
Vol.1 ― 放送終了「お金の化身」カン・ジファン報告書、悪の花は咲かない
※この記事にはドラマ「お金の化身」の結末に関する内容が含まれています。 SBS週末ドラマ「お金の化身」は、台本と演技、演出という三要素がずれることなく相まって、危機の度に絶妙な対応で視聴者の共感を得た。人間の醜い内面を躊躇うことなく取り上げ、金や権力の前で限りなく卑怯となる群像のみすぼらしい欲望を思う存分果敢に描いた。善悪の構図がはっきりしていただけに、勧善懲悪の手本をそのまま見せたすっきりした結末だった。韓国で2月2日に放送開始となった「お金の化身」は、「ジャイアント」「サラリーマン楚漢志」のチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン脚本家とユ・インシクプロデューサーが再会し、期待を高めた作品だ。人々の興味のある言葉も多く問題も多い金と欲望、復讐そしてその中で咲く愛と許しを面白く描いた。序盤からスピーディーな展開と、必要以上の刺激的な設定で分かれる評価の中でもとりあえず視聴者を虜にすることに成功した。特にイ・チャドン役の幼い頃を演じたパク・チビンは、内面の感情の変化を隙のない演技で表現し、スムーズな出発の土台を作った。しかし、雷管もあちこちに存在していた。パク・サンミンとオ・ユナの入浴シーンやラブシーン、人物間の絡み合う陰謀と殺人事件、財閥の会長と女優との愛情関係など、どろどろ系ドラマの要素を兼ね備えており、批判を受けた。視聴者の刺激的な感覚は満たしたかもしれないが、限界を乗り越えることはできなかったという厳しい指摘もあった。そんな「お金の化身」が、劇の中盤から変わった。懸念は杞憂となり、劇への集中度は高まった。両親の復讐や社会の正義のために、カン・ジファンが快傑検事に変わった。ファン・ジョンウムとの恋愛も重くないタッチで描かれ、復讐も度を過ぎない程度で行われた。その過程で展開される徹底的な頭脳戦が、大きな見どころとして劇の起爆剤となった。パク・サンミンの卑劣な悪役の演技とオ・ユナの悔恨の眼差しの演技は逸品だった。愛と職業の良心の間で葛藤し、結局は法律を選ぶチェ・ヨジンの姿も印象的だった。他にもキム・スミ、イ・ギヨン、パク・スンチョン、ヤン・ヒョンウクなどの名品とも言える演技は、作品の完成度に大きく貢献した。韓国で21日に放送された最終回では、イ・チャドン(カン・ジファン)のハッピーエンドとして法律のほうが勝利した。悪の枢軸ウン・ビリョン(オ・ユナ)は、イ・チャドンの許しにも関らず、チ・セグァン(パク・サンミン)と共に自ら命を絶った。法の前にはみな平等であるという等式をそのまま見せてくれた。カン・ジファンのドラマ復帰は、この成績だとかなりの成功を挙げたと言える。元所属事務所との専属契約問題など出演をめぐって雑音もあったが、彼の活躍は合格点を手にした。期待を遥かに上回る結果だった。「お金の化身」の結末は、久しぶりに味わう山奥の氷水の味だった。
「お金の化身」自己最高視聴率を更新して放送終了“有終の美”
※この記事にはドラマ「お金の化身」の結末に関する内容が含まれています。 SBS週末ドラマ「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)が自己最高視聴率を更新して最終回を迎えた。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、韓国で21日に放送された「お金の化身」の最終回は視聴率16.8%(以下、全国基準)を記録した。これは前回の14.3%より2.5%上昇した数値であり、自己最高視聴率である。この日「お金の化身」では、チ・セグァン(パク・サンミン)の死によって復讐を果たした検事イ・チャドン(カン・ジファン)の姿が描かれ、視聴者に痛快さを届けた。またイ・チャドンはポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)と幸せな結婚式を挙げてハッピーエンドを迎えた。一方、同時間帯に放送されたMBC週末ドラマ「百年の遺産」は視聴率21.9%を記録して1位の座を守った。
「お金の化身」カン・ジファン&ファン・ジョンウムの逆襲の準備が通じた?“視聴率上昇”
SBS週末ドラマ「お金の化身」の視聴率が小幅上昇した。15日、視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、韓国で14日に放送された「お金の化身」第22話の視聴率は、15.2%(全国基準)を記録した。これは前回の放送(14.2%)より1.0%上昇した数値だ。この日の放送では、イ・チャドン(カン・ジファン)が刑務所で無罪を立証し、出所するシーンが描かれた。これに先立ちイ・チャドンはチ・セグァン(パク・サンミン)の陰謀によって横領や殺人の疑いで刑務所に閉じ込められていた。刑務所でイ・チャドンは、自身に濡れ衣を着せたユ・ジェグクを圧迫し、自分の無罪を明かそうとする計画を立てた。結局パク・ソテ(イ・ムンシク)の助力で計画は成功した。また、自身を殺そうとしたひき逃げ犯の心も動揺させた。しかし、ひき逃げ犯はイ・チャドンに感謝の気持ちを伝えるも、最後まで誰が黒幕だったのかを明かすことは避けていた。イ・チャドンは出所して刑務所の前でポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)と再会し、ハグをすることでお互いの愛を確認した。特にイ・チャドンが刑務所から出所した中、ソウル市長候補として立候補したチ・セグァンにどのような逆襲をするのか、注目が集まっている。一方、「お金の化身」と同じ時間帯に放送されたMBC週末ドラマ「百年の遺産」の視聴率は22.8%を記録した。
「お金の化身」カン・ジファン、なぜ血まみれの囚人服姿に?…視聴者の関心集中
SBS週末ドラマ「お金の化身」でカン・ジファンが血まみれの囚人服を着ている写真が公開され、好奇心を刺激している。このドラマは放送終了まで4話を残している。13日公開された写真の中でイ・チャドン役を演じるカン・ジファンは、やつれた顔で囚人服を着ている。カン・ジファンの悲壮な表情や、腹部を掴んでいる手の奥から流れる血が人目を引く。彼は鋭くて厳しい目つきを見せている。現在「お金の化身」はイ・チャドンとチ・セグァン(パク・サンミン)の頭脳対決が、血の復讐につながるかどうかに、視聴者の関心が集まっている。「お金の化身」は、韓国で13日夜9時55分放送される。
「お金の化身」カン・ジファン、対照的な目の演技が話題“高まる関心”
俳優カン・ジファンの演技が話題になっている。SBS週末特別企画「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)のイ・チャドン役を熱演中のカン・ジファンが対照的な目の演技で注目を浴びている。 7日に韓国で放送された「お金の化身」でイ・チャドンは、ポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)を愛のこもった優しい目で見つめた。一方、チ・セグァン(パク・サンミン)には全面勝負を予告し、悪魔よりも冷たい目つきでカリスマ性を放った。イ・チャドンは酔っ払ったポク・ジェインを自身の車椅子に乗せて家まで送った。イ・チャドンは、酔っ払って自分に対する本音をこぼし、眠ってしまったポク・ジェインに自身の気持ちを告白し、秘かにキスをした。愛のこもった目でポク・ジェインを見つめるイ・チャドンの演技は抜群だった。また、チ・セグァンに濡れ衣を着せられたイ・チャドンは、自身が本当のイ・ガンソクであることを明らかにした。このシーンで見せたカン・ジファンの目の演技も印象的だった。正体を明らかにしたイ・チャドンの冷たい眼差しは視聴者までもぞっとさせた。表情に少しの変化もなく、不気味に微笑むカン・ジファンの目の演技により視聴者をさらにドラマに夢中にさせている。また、カン・ジファンとパク・サンミンの本当の勝負はこれから始まるということを暗示し、期待感を高めた。何よりカン・ジファンは、第1話で善と悪が明らかに区別される対照的な目の演技を披露し、視線を引きつけた。そのようなカン・ジファンの演技に視聴者からの賛辞が殺到しているという。女性視聴者たちはカン・ジファンのロマンチックさにより、一気に心を奪われてしまったとのことだ。 放送終了まで4話を残すのみとなった「お金の化身」は、カン・ジファンが繰り広げる復讐の結末に対して人々の関心が集中している。