暗数殺人
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チョ・ヨジョン&チュ・ジフン「第24回春史映画祭」で男女主演賞を受賞…「パラサイト 半地下の家族」は4冠王を達成
チョ・ヨジョンとチュ・ジフンが「第24回春史(チュンサ)映画祭」で男女主演賞を受賞した。18日の午後、ソウル三成洞(サムスンドン) のCOEX AUDITORIUMでは「第24回春史映画祭」が開催された。MCは神話(SHINHWA)ドンワンとイ・テリが務めた。「春史映画祭」は、春史ナ・ウンギュ監督の映画に対する情熱と人生に対する闘魂を称えるために開催された受賞式だ。そして春史ナ・ウンギュ監督の映画と人生に対する精神を基に、韓国映画の風土を新たに造成することを目標にする。特に今年、韓国映画100周年を記念する「第24回春史映画祭」は、春史ナ・ウンギュ監督が作った韓国映画の歴史と伝統を基に韓国監督たちの名誉をかけて、審査の公正性に万全を期した。審査は映画評論家5人(キム・ジョンウォン、キム・ヒョンソク、ナム・ドンチョル、ソ・ゴッスク、ヤン・ギョンミ)が「第24回春史映画祭」の候補作選定委員会を構成、受賞作品の候補たちを選定し、監督だけで構成された「第24回春史映画祭」の審査委員会が選定された作品たちの中で受賞作を最終決定する方式で行われる。このような厳正な審査を通じて決定されたグランプリである最優秀監督賞、脚本賞、技術賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人男優賞、新人女優賞、審査委員特別賞である新人監督賞など10分野の本賞と特別賞を授賞する。この日、チョ・ヨジョンは映画「パラサイト 半地下の家族」で主演女優賞を受賞した。特にこれは1997年にデビューして以来、23年で初めて主演女優賞を受賞したことで注目を集めた。彼女は「私が主演女優賞を受賞する資格があるのかなと思います。すでに映画現場で尊敬する先輩たちと一緒に過ごしただけでも光栄なのに、このように大きな賞を受賞することができ嬉しいです。それに韓国映画100周年を迎えた今年に、主演女優賞をいただきありがたいです」と感想を伝えた。続いてチョ・ヨジョンは「演技はすればするほど多くの方々の助けが必要な職業だと感じます。この映画でもソン・ガンホ先輩をはじめ愛する俳優の先輩方に助けていただきました。そしてこのように魅力的なキャラクターを与えてくださったポン・ジュノ監督にも感謝します。これからどういう風に演技すれば良いのか分からない時には、この場に出席した先輩の方々を思い出して素晴らしい演技ができるよう努力します」と伝えた。主演男優賞はチュ・ジフンが受賞した。昨年映画「暗数殺人」で「第5回韓国映画制作家協会賞」で主演男優賞を受賞して以来、2冠王を達成したのだ。彼は「キム・テギュン監督、キム・ユンソク先輩に心から感謝します。『暗数殺人』でこのように大きな賞を受賞し、監督との初めての出会いを思い出します。僕にできるのかと悩んでいる時、私を激励してくれた監督の姿本当に最善を尽くしました」と話した。続いてチュ・ジフンは「今後も皆さんと一緒に楽しみたいです」と付け加えた。「暗数殺人」のキム・テギュン監督は、新人監督賞を受賞した。彼は「尊敬する先生、クァク・キョンテク監督に感謝します。今後も覇気を持って、勇気を出して新人の心構えでよい作品を作ります」と話した。映画「パラサイト 半地下の家族」はチョ・ヨジョンの主演女優賞をはじめ監督賞、脚本賞、助演女優賞まで4冠王を記録した。ポン・ジュノ監督は「大変光栄です。監督たちは共にする俳優たち、スタッフたちがいないと現場でワンシーンも撮ることができないです。この場を借りて心から感謝していると伝えたいです」と話した。続いて彼は「カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞してから参加した記者会見で、このように話しました。私がある日、突然現れて受賞したのではなく、ここ100年間多くの韓国の監督の方々が存在したので(賞を受賞することが)可能だったということを全世界の記者たちに説明しました。当時、言及した監督の方々が、実際に私の目の前にいらっしゃいます」と伝えた。助演女優賞を受賞したイ・ジョンウンは「私が春史映画祭に出席すると伝えると、母さんが成功したねと言いました。いつの間にか50代になって、人生に対して欲を捨てたらこのようにチャンスが訪れました。もっと一生懸命に、大きな欲は持たずに作品に集中します」と伝えた。彼女は「私の永遠のパートナーであるパク・ミョンフンに感謝します。そしてイ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、ソン・ガンホ、パク・ソダム、チェ・ウシク、子役たちにも感謝します。いつも『ジョンウンさん、声がとてもいいです』と話してくれたポン・ジュノ監督にも感謝します」と伝えた。一生に一度しかもらえない新人賞は「エクストリーム・ジョブ」の5urprise コンミョン、「罪深き少女」のチョン・ヨビン、「リトル・フォレスト」のチン・ギジュが受賞した。男優新人賞のコンミョンは「先輩の方々の前でこのように賞をもらうことになって恥ずかしいです。僕が今年でデビューして7年目なのですが、初めていただく賞です。招待していただいただけでもありがたいのに、賞までいただき感謝します」と感想を伝えた。続いて彼は「『エクストリーム・ジョブ』で人気を受けましたが、制作会社の代表、イ・ビョンホン監督、そしてリュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ先輩にも感謝します。一緒に参加することはできませんでしたが、いつも僕の心の中にいます。いつでもどこでも先輩たちのことを思いながら頑張ります」と伝えた。共同女優新人賞を受賞したチョン・ヨビンは「『罪深き少女』の撮影は、この作業が最後になっていいと思うほど充実して熱い時間でした。もし私が作品の中で輝く瞬間があったとしたら、それは一緒に頑張ってきたスタッフの方々、俳優の方々、キム・ウィソク監督のおかげです」と伝えた。続いてチン・ギジュは「『リトル・フォレスト』は私が怖がっている時、世の中に公開された映画です。私にとって実際に慰めになり、力になってくれた作品です。私に大きな勇気を与え、小さい森が何なのかを教えてくれました」と話した。彼女は「このトロフィーが物理的にも心理的にも重いですが、心から感謝し、光栄に思っています」と付け加えた。特別人気賞は「ガール・コップス」のイ・ソンギョンと「安市城」のオム・テグが受賞した。まずイ・ソンギョンは「大変光栄です。映画祭の初出席であり、映画としては初めていただく賞です。人気賞も初めてで、このように特別な賞をいただくことができ感謝します。『ガール・コップス』を代表していただく賞だと思います。この映画をたくさん愛していただきありがたいです」と伝えた。オム・テグは「今後『もっと頑張って良い姿を見せて』という意味でもらったと思います。最善を尽くします」と感想を伝えた。 【『第24回春史映画祭』受賞者(作)リスト】◆最優秀監督賞:ポン・ジュノ(「パラサイト 半地下の家族」)◆新人監督賞:キム・テギュン(「暗数殺人」)◆脚本賞:ポン・ジュノ&ハン・ジンウォン(「パラサイト 半地下の家族」)◆技術賞:ピ・デソン(「王宮の夜鬼」特殊扮装)◆主演女優賞:チョ・ヨジョン(「パラサイト 半地下の家族」)◆主演男優賞:チュ・ジフン(「暗数殺人」)◆助演女優賞:イ・ジョンウン(「パラサイト 半地下の家族」)◆助演男優賞:スティーヴン・ユァン(「バーニング 」)◆新人女優賞:チョン・ヨビン (「罪深き少女」) / チン・ギジュ(「リトル・フォレスト」)◆新人男優賞:コンミョン(「エクストリーム・ジョブ」)◆特別人気賞:イ・ソンギョン(「ガール・コップス」)/ オム・テグ(「安市城」)◆特別作品賞:「原罪」(ムン・シング監督)◆アジアンアワード俳優賞:中国俳優リーイーシャオ(李依晓) / マレーシア俳優Dato"f Sri Eizlan bin Md Yusof◆アジアンアワード監督賞:中国監督ボーニン◆アジアンアワードドキュメンタリー部門:「A long way around」(イ・スンヒョン監督)◆功労賞:チョン・ジヌ監督◆観客が選んだ最高人気映画賞:「エクストリーム・ジョブ」
「2018 女性映画人祝祭」でハン・ジミンが演技賞を受賞…今年の映画人賞はキム・イルラン監督(総合)
女優ハン・ジミンが女性映画人賞(2018 女性映画人祝祭)で演技賞を獲得し、女優として最高の1年を過ごした。今年の女性映画人賞は「共同正犯」と「二つの門」を手がけたキム・イルラン監督だった。12日午後、ソウル中(チュン)区の映画館で開かれた「第19回女性映画人賞」授賞式でハン・ジミンが演技賞を獲得した。今年の女性映画人賞には「共同正犯」を演出したキム・イルランが選定された。この日司会を務めたオム・ジウォンは、昨年女性映画人賞で演技賞を獲得した。オム・ジウォンは「昨年演技賞をもらって、司会がしたいと言って、その約束を守るためにこの場に来た。個人的にもこのような映画祭があることに感謝しているし、幸せなことだ。映画人の1人としてこの映画祭を応援し、参加することができて心より光栄に思っている」とコメントした。女性映画人の会チェ・ユニ代表とオ・ソックン映画振興委員会委員長の祝辞もあった。2人とも韓国映画界の男女平等のために努力する意向を表した。チェ代表は「男女平等の映画界のために努力する」と話した。オ・ソックン映画振興委員長も「男女平等小委員会を来年上半期に集中的に稼働させて、実質的な政策と支援が行われることを願う」と明らかにした。「1987、ある闘いの真実」「リトル・フォレスト」「工作 黒金星と呼ばれた男」などに参加したチェ・ウナ編集技師は、技術賞を獲得した。チェ・ウナ技師は「作業を何人かで一緒にやっているし、女性の作業者も多い。皆を代表してこの賞をもらうものだと思っている」とコメントした。ドキュメンタリー賞を獲得した「血の年代記」のキム・ボラム監督は「我々の映画は、代価もなしに自身の体と経験について打ち明けた方々の勇気で作られた。私は何もない人間だったけれど、スタッフが2年間力を合わせ、映画を完成させることができた。映画がたくさんの借りを作っているので、インターネットでたくさん観覧してほしい」とウィットに富んだ受賞コメントを残した。脚本賞の主人公は「小公女」のチョン・ゴウン監督だった。チョン・ゴウン監督は受賞後「シナリオを書くのが本当に嫌いなので、脚本賞をもらうことに良心の呵責を感じる。一生懸命に書いて、多様で面白い女性キャラクターを作る」と話した。新人演技賞を受賞した女優は「パク・ファヨン」のキム・ガヒだった。キム・ガヒは「前代未聞の新人女優を選ぶということだったけれど、私がやることになって不安があった。『パク・ファヨン』を際立たせるための女優たちの魂が詰め込まれている。挑戦的で危険かもしれないキャラクターのために手をとって走ってくれた方々に感謝する。この映画を40回以上観覧してくれたA列の方々に感謝する」と伝えた。演技賞の主人公は大胆なイメージチェンジを図ったハン・ジミンだった。ハン・ジミンは涙ぐみながら受賞コメントを伝えた。ハン・ジミンは「映画が公開されて、私がどれだけ運が良い役者だったか改めて気づかされている。女性のキャラクターが主体的に見える機会が少ないので、このキャラクターを務めることができるだけでも良い機会だったことを知った」と話した。また彼女は「このような機会をくださったイ・ジウォン監督に感謝している。この映画には多くの女性スタッフの方々が参加した。監督以下、プロデューサー、助監督、美術監督も女性なので珍しい現場だった。このような現場が珍しい現場ではなく、頻繁に見かける現場であってほしい。女性映画が多様性を持って制作されるように、女優として作品の中で黙々と演技する」とコメントした。監督賞は「探偵なふたり:リターンズ」を演出したイ・オンヒ監督が獲得した。イ・オンヒ監督は「私が『探偵なふたり:リターンズ』を演出すると決定した後、今司会を務めているオム・ジウォンさんが電話をかけてきて、本当かと聞いて喜んだ。『探偵なふたり:リターンズ』を演出したことだけでもどんな気持ちになるかお分かりかと思う」と伝えた。プロデューサー賞は強烈な映画「生き残った子供」のチェ・ジョンジュプロデューサーが受賞した。チェ・ジョンジュプロデューサーは「良いシナリオをくださったシン・ドンソク監督に感謝し、しっかり自身の役割を果たしてくれた俳優とスタッフたちに感謝する」とコメントした。今年の女性映画人賞は「共同正犯」「二つの門」のキム・イルラン監督だった。授賞式最高の栄誉に輝いたキム監督は「素敵な受賞コメントは思いつかないし、ただこの賞がすごく嬉しい賞であるということを申し上げたい。作品に対する賞でもあるけれど、なんとなくこの賞が女性として生きてきた時間に対する支持と応援の意味であり、これからもずっと現場で一緒に会おうという意味だと思えて嬉しい。感謝を言わなければならない人が多い。1ヶ月後には龍山(ヨンサン)惨事から10年になり、まだ真相は明らかになっていない。この賞をきっかけに龍山参事の真相が明らかになってほしい」と長い感想を述べた。【女性映画人賞受賞者リスト】◆今年の女性映画人賞:キム・イルラン監督(「共同正犯」「二つの門」)◆制作者賞:チェ・ジョンジュプロデューサー(「生き残った子供」)◆脚本賞:チョン・ゴウン監督(「小公女」) ◆監督賞:イ・オンヒ監督(「探偵なふたり:リターンズ」)◆演技賞:ハン・ジミン(「ミス・ペク」)◆新人演技賞:キム・ガヒ(「パク・ファヨン」)◆ドキュメンタリー賞:キム・ボラム監督(「血の年代記」)◆技術賞:チェ・ウナ音響編集技師(「1987、ある闘いの真実」「工作 黒金星と呼ばれた男」)◆広報マーケティング賞:エンドクレジット(「1987、ある闘いの真実」「工作 黒金星と呼ばれた男」「暗数殺人」)
「暗数殺人」チュ・ジフン“1年でこんなに多くの作品に…本当にありがたい”
ノーメイクの荒い肌、剃りあげた髪、がめつい釜山の方言に、厚かましく卑劣な表情まで。私たちが知っている俳優なのかと目を疑うほどだ。チュ・ジフンは映画「暗数殺人」で絶対的な悪党として帰ってきた。見栄とユーモアを兼ね備えた現世のヘ・ウォンメクと高麗を守ろうとした前世の武士ヤマネコ(映画「神と共に-因と縁」)、そして鋭い眼差しを持った原則主義者の北朝鮮の軍人(映画「工作 黒金星と呼ばれた男」)に続き、またしてもキャラクターの変身だ。今年に入って、3本の映画で卓越した演技を披露し、ヒット保証俳優として生まれ変わったチュ・ジフンに出会った。――「暗数殺人」という単語があまり聞き慣れないが、その意味を知っていましたか?チュ・ジフン:映画を通じて初めて知りました。タイトルだけ見て、非倫理、痴情、殺人劇だと思いました。台本を読んだマネージャーが、面白いと推薦してくれたので、僕も読んでみるようになりました。――予想していた内容とは全然違う内容で驚きましたか?チュ・ジフン:とても強烈でした。――実話を元にしているので、犯罪劇でもアクションシーンがありませんでした。アクションがあったとしたら、もっと気軽に視線と興味を誘発することができたのではないでしょうか?チュ・ジフン:ありふれたアクションや追撃戦なしに心理的緊張感でスリラーをリードしていくというのが、むしろこの映画の強みです。一見するとカン・テオ(チュ・ジフンが演じた劇中の殺人鬼)がただ狂っているようですが、実際はセリフの語節ごとにあごの角度まで一つ一つが計算されています。まるで演劇をしているようにです。劇中でテオとヒョンミン(キム・ユンソク)が接見室で駆け引きするシーンが7回も出てきます。同じ接見室で行われる駆け引きだが、シーン毎に違った感じを与えなければならないので大変でした。――モチーフになった事件をどれほど参考にしましたか?チュ・ジフン:最初から参考にしていませんでした。わざとではありませんが、監督がこの映画を企画することになったきっかけになった「それが知りたい」も見ませんでした。映画の準備段階で、監督と毎日のように会って、膨大な調査内容について話を聞きました。説明をきちんとしてくださったので、わざわざ実際の人物をそのまま再現する必要はありませんでした。――感情統制不可な殺人犯のキャラクターですが、演技が楽ではないキャラクターを選んだ理由は何ですか?チュ・ジフン:訳もなく衝動的に殺人を犯す完全な悪人キャラクターは初めてです。オフロードのように内面がでこぼこしたキャラクターが魅力的に感じられました。演技で遊び回ることのできる、多層的な人物を演じてみたかったんです。しかもユンソク先輩がキャスティングされたという知らせに、頼り甲斐があると思いました。心が動揺し、不安な時にユンソク先輩が隣でしっかりと支えてくれました。――外的にも大分変わりました。髪も剃り上げて、少し太ったように見えますが。チュ・ジフン:元々は牢屋に入ってから、短髪で現れるという設定でした。最初の撮影後にモニタリングをしてみたら、テオの雰囲気が生かされていなかったので、すぐに髪を丸剃りにしました。監督も内心、丸刈りを希望していたところでした。殺人犯の威圧感を与えるために体重も5キロ増やしました。荒い容貌を表現するためにノーメイクで撮影しました。――髪を刈り上げて、ノーメイクで撮影しなければならないと決まったときに心配になりませんでしたか?チュ・ジフン:自分が自ら決めたことです(笑)。ハンサムで格好いい役は「神と共に」でやったので十分です。髪を刈り上げて、「神と共に-罪と罰」の広報活動の時はカツラをかぶっていました。かっこよく見せようとした訳ではなく、カン・テオというキャラクターを先に見せたくなかったからだです。かつら技術者に感謝しています(笑)。――ソウル出身ですが、関連検索ワードに「チュ・ジフンの故郷」「チュ・ジフン 釜山」と出てきます。それだけ釜山の方言も完璧に近い形で駆使したのではありませんか?チュ・ジフン:映画を撮影している間中ずっと、1日8~9時間ずつ釜山の方言を勉強しました。外国語に変わりありませんでした。中国語のアクセントのように、言葉使いの高低まで台本にチェックしました。制作者として参加したクァク・キョンテク監督が台詞を録音してくださったのですが、それを宝物のように持ち歩きながら、昼夜問わず練習しました。クァク監督だけでなく、ユン・ソク先輩、演出のキム・テギュン監督を含め、全スタッフが釜山出身だったのでさらに緊張しました。方言によるストレスで胃痙攣が起きて、救急室に運ばれたこともあります。――そのように熱心に練習したので、これからは方言の演技が楽になるのではありませんか?チュ・ジフン:いいえ、自信はありません。深刻に考えてみると思います。私が本気で勉強したのは「暗数殺人」の台詞です。また方言で演じなければならないとすれば、また同じ作業を行うことになると思います。――難しかっただけ、やり遂げた時胸がいっぱいになったのではないのでしょうか。チュ・ジフン:いろんな意味で面白かったです。映画「友へ チング」を見て似たようなジャンルの映画が好きになりました。方言を使う映画も前からやってみたかったんです。リハーサルまで自信がありませんでしたが、撮影に入って周りの反応がいいと自信がつきました。方言を含めてテオの姿を表現する時の反応です。まるで渓谷の水が冷たいことを知りながら足を踏み入れるが、一度水に入ってしまえば楽しく遊ぶようにです。初めての作品の時の胸騒ぎや緊張感も、今回の映画を通じて再び感じました。それから映画の中でユン・ソク先輩を手玉にとりましたよね。こんな機会はもうないと思います(笑)。――俳優キム・ユンソクと共に演技した感想はいかがですか?チュ・ジフン:評価そのものが無意味な先輩たちには理由があります。固くありながらも明らかでした。ものすごい内攻を持っていると思います。映画ではカリスマ性が溢れていますが、実際は怖くないし気楽に対することができました。――最近とりわけハードワークですが、体調管理はどうされていますか?チュ・ジフン:筋力運動をよくしまず。歩くのも好きです。あまりにも歩きすぎて、8年前に購入した車が新しいままです。中古車ディーラーたちがみんな自分に売ってほしいと大騒ぎです(笑)。――大型作品をしながら、演技のスペクトルが広がったと感じますか?チュ・ジフン:自分が意図した面もあるし、そうではない面もあるけれど、キャラクターの性格や職業が一つの分野に特化している俳優がいます。それが悪いということではないけれど、僕は多様でありたいんです。他のジャンルの他の役柄が入ってきたので、幸運だと思います。感謝しています。――「暗数殺人」は重いメッセージのある映画です。映画の中の刑事は苦痛を甘受しながらも、真実を明らかにするために本分を尽くします。観客に映画がどのように記憶されるよう望みますか?チュ・ジフン:自分の本分を守る人のお陰で、世の中が変わることがあるし、元に戻ることもあるという監督の言葉がよかったです。犯罪スリラーの緊張感がよく伝わりながらも、映画のメッセージが埋まってしまわないことを望みます。僕たちが知らなかった事件と被害者について振り返るきっかけになることを望みます。――では自身は大衆にどう記憶されたいですか?チュ・ジフン:親近感を感じて欲しいです。僕が撮った作品が出れば、人々が「嬉しい」と感じてもらうだけでもいいです。――「神と共に-因と縁」に続き「工作 黒金星と呼ばれた男」「暗数殺人」まですべてヒットしましたね。さらに12月にはNetflixのドラマ「キングダム」、来年1月にはMBC「アイテム」にも出演されますが、忘れられない年になりそうですね。チュ・ジフン:そうですね。1年にこんなに多くの作品をいつまた披露できるでしょうか。望んだからといってできる事でもありません。本当にありがたい思いでいっぱいです。
チュ・ジフン、映画「暗数殺人」キム・テギュン監督の“今、頭を丸坊主にしよう”という提案を快諾
チュ・ジフンが頭を丸坊主にした裏話が公開された。韓国で13日に放送されたSBS「接続ムービーワールド」では、「暗数殺人」でのチュ・ジフンが丸坊主になった裏話が公開された。「暗数殺人」初の撮影時、チュ・ジフンは眉毛を覆う長い髪の毛で登場した。キム・テギュン監督は、「チュ・ジフさんが撮影現場に現れたが、僕の頭の中にあるカン・テオじゃないようだった」と話した。キム監督は「今、頭を坊主にしてほしいと率直に打ち明けた。チュ・ジフンさんがとてもクールに『そうですね、監督。そうしましょう』と話した」と伝えた。チュ・ジフンは丸坊主とスッピンで、サイコパスの殺人魔カン・テオを表現した。特にふらふらとした歩き方と、鼻をぴくぴくさせる繊細なクセまで見せ、集中度をさらに高めた。
チュ・ジフン&キム・ユンソク主演映画「暗数殺人」チャート逆走で1位を獲得!SNS上でも話題に
映画「暗数殺人」が、口コミによってチャートを逆走している。本日(12日)、映画振興委員会の映画館統合ネットワークによると、昨日(11日)「暗数殺人」(監督:キム・テギュン、配給:SHOWBOX)は動員観客数8万6050人を記録した。今月3日に公開した「暗数殺人」の累積動員観客数は228万817人で、興行成績1位の記録だ。「暗数殺人」は、同日に公開した映画「ヴェノム」に追い抜かれて、2位に留まっていた。しかし、口コミで逆走に成功した「暗数殺人」は10日から1位をキープし、SNS上でも良い反応を得ている。「暗数殺人」は、刑務所で7件の追加殺人を自白する殺人犯と、自白を信じて事件を追う刑事のストーリーを描いた犯罪実話劇だ。俳優チュ・ジフン、キム・ユンソクが出演している。
【PHOTO】キム・ユンソク&チュ・ジフン&ムン・ジョンヒら、映画「暗数殺人」ショーケースに出席
1日午後、ソウル蚕室(チャムシル)ロッテシネマワールドタワー店で開かれた映画「暗数殺人」のショーケースにキム・ユンソク、チュ・ジフン、チン・ソンギュ、ムン・ジョンヒ、キム・テギョン監督が出席した。「暗数殺人」は未解決の殺人事件を追う刑事と殺人魔の対決を描いたアクション映画だ。キム・ユンソクが刑事の役を、チュ・ジフンが殺人犯の役の演じる。・チュ・ジフン&キム・ユンソク主演映画「暗数殺人」韓国映画で初めて扱う素材に注目集まる・刑事キム・ユンソク vs 殺人犯チュ・ジフンの息を呑むような対決映画「暗数殺人」予告映像を公開(動画あり)
映画「暗数殺人」モチーフにした事件の遺族から上映禁止仮処分申請…制作会社が謝罪
実話をベースにした映画「暗数殺人」が遺族から上映禁止仮処分申請を受けた中、制作会社が謝罪文を発表した。「暗数殺人」の制作会社フィルム295は本日(21日)、報道資料を通して「映画『暗数殺人』の上映禁止仮処分申請に関し、制作会社は映画がモチーフにした実話の被害者遺族の方々を傷つけたことについて、心からお詫び申し上げます」と伝えた。制作会社は「犯罪実話劇という映画のジャンルの特性上、『暗数殺人』は実話からモチーフを得て、暗数犯罪を暴く刑事を中心に制作しました」とし、「特定被害者を暗示する部分は、観客が実際と誤認しないよう、制作過程で取り除き、最大限脚色しました」と説明した。「暗数殺人」は2007年、釜山(プサン)で発生した殺人事件を描いた映画だ。ある被害者の妹が、映画が遺族の同意なしに該当事件を描写しているとし、20日ソウル中央地方裁判所に映画上映禁止仮処分申請書を提出した。「暗数殺人」は、この被害者の年齢を実際と同じく表記し、犯行の過程も元の事件と同じように描写したと知られた。・チュ・ジフン&キム・ユンソク主演映画「暗数殺人」韓国映画で初めて扱う素材に注目集まる・チュ・ジフン「『暗数殺人』が実話をベースにした映画と聞いて驚いた」【映画「暗数殺人」制作会社 公式コメント全文】映画「暗数殺人」の上映禁止仮処分申請に関し、制作会社は映画がモチーフにした実話の被害者ご遺族の皆様を傷つけたことについて、心よりお詫び申し上げます。映画は公式な犯罪統計に集計されないまま忘れられていく犯罪に対する関心を喚起し、捜査過程について問題を提起するという趣旨から制作されました。犯罪実話劇という映画ジャンルの特性上、「暗数殺人」は実話からモチーフを得て、暗数犯罪を暴く刑事を中心に制作しました。特定被害者を暗示する部分は、観客が実際と誤認しないよう、制作過程で取り除き、最大限脚色しました。実話からモチーフを得る過程で、この事件に関係した方々が傷つくことを繊細に配慮できず、ご遺族の方の同意を求める過程で足りない部分がありました。足りないと感じてらっしゃる部分について申し訳なく思います。遅れましたが、制作会社は実際の被害者のご遺族の方と十分コミュニケーションをし、これからマーケティングおよび広報過程においてもご遺族の方に被害が及ばないよう、最善の措置を取ります。
【PHOTO】キム・ユンソク&チュ・ジフン、映画「暗数殺人」マスコミ向け試写会に出席
13日午後、ソウル江南(カンナム)区三成洞(サムソンドン)メガボックスCOEXで開かれた映画「暗数殺人」のマスコミ向け試写会にキム・ユンソク、チュ・ジフン、キム・テギュン監督が出席した。「暗数殺人」は未解決の殺人事件を追う刑事と殺人魔の対決を描いたアクション映画だ。キム・ユンソクが刑事の役を、チュ・ジフンが殺人犯の役の演じる。・刑事キム・ユンソク vs 殺人犯チュ・ジフンの息を呑むような対決映画「暗数殺人」予告映像を公開(動画あり)・チュ・ジフン「『暗数殺人』が実話をベースにした映画と聞いて驚いた」
刑事キム・ユンソク vs 殺人犯チュ・ジフンの息を呑むような対決…映画「暗数殺人」予告映像を公開(動画あり)
映画「暗数殺人」が、強烈なキャラクターを垣間見ることができるキャラクター予告編を公開した。実話をモチーフにした「暗数殺人」は殺人犯の自白を信じて事件を追う唯一の刑事キム・ヒョンミン(キム・ユンソク)と刑務所で7件の追加殺人を自白する殺人犯カン・テオ(チュ・ジフン)という、刑事と犯人という既存の概念を破るような設定が目立つ。今回公開されたキャラクター予告編は、2人のキャラクターの息を呑むような対決と、一歩も譲らないままお互いに主導権を取ったり取られたりする、キム・ユンソクとチュ・ジフンの演技が目を引く。周りが止めるにも関わらず、テオの自白だけを信じて暗数殺人事件に飛び込むヒョンミンは、テオが投げかけた7つの手がかりを元に捜査を進める。偽りと真実が混ざり合っているテオの自白の中に隠された被害者を探すために捜査を繰り広げる執念の刑事ヒョンミンを、重厚な存在感のキム・ユンソクが根気強く人間味溢れる刑事として表現する。一言で鑑定不可能、学術的にも分析が不可能な殺人犯カン・テオは捜査に協力する代価として、ヒョンミンにありとあらゆる物やお金を要求し、捜査を妨害する。チュ・ジフンはその心の内がわからない殺人犯カン・テオを演じ、キャラクターに溶け込んだ。「なぜよりによって自分のような刑事を選んだんだ」と言いテオを挑発するヒョンミンと、「お前がいくら頑張っても俺には勝てない」と言いヒョンミンを手玉にとるかのように捜査過程をリードするテオの、強烈で息の詰まる心理対決は「暗数殺人」の最も大きな見所の1つとなるだろう。映画「暗数殺人」は10月3日に韓国で公開される。
チュ・ジフン&キム・ユンソク主演「暗数殺人」韓国で10月3日に公開決定…第2弾ポスターを公開
キム・ユンソクとチュ・ジフンの犯罪実話劇「暗数殺人」が韓国で10月3日の公開を確定し、キム・ユンソクとチュ・ジフンの先鋭な対立を描いた第2弾ポスターを公開した。刑務所で7件の追加の殺人を自白する殺人犯と、自白を信じて事件を追う刑事のストーリーを描く犯罪実話劇「暗数殺人」が10月3日の公開を確定し、キム・ユンソクとチュ・ジフンの強烈な演技の相乗効果を確認することができる第2弾ポスターを公開した。公開された第2弾ポスターは、殺人犯の自白を信じて真実を暴く刑事キム・ヒョンミン役のキム・ユンソクと、刑務所で追加の殺人を自白するカン・テオ役のチュ・ジフンの間で流れる緊張感をリアルに表現している。刑務所に収監された殺人犯が投げる手がかりを信じて被害者を探しながらしつこく真実を追う刑事と、自身が犯した殺人を自白しながら捜査過程をリードしようとする殺人犯という皮肉な関係で出会ったキム・ユンソクとチュ・ジフンは、映画の中で互いに衝突し合う緊張感溢れる神経戦を描く予定だ。特にポスターの中の、必ず真実を暴くという執念が感じられるキム・ユンソクの鋭い眼差しと、真実なのか嘘なのか分からない殺人を自白するチュ・ジフンのぞっとするような無表情は、二人の間の先鋭な対立を予告しながら期待感を高めている。ここに「7つの殺人の自白、通報も遺体も捜査もない」というキャッチコピーが加わり、韓国映画界で今まで描いたことのない未知の題材暗数殺人を扱う映画に対する好奇心をさらに刺激する。「暗数殺人」は韓国で10月3日に公開される予定だ。
チュ・ジフン&キム・ユンソク主演映画「暗数殺人」韓国映画で初めて扱う素材に注目集まる
キム・ユンソクとチュ・ジフン主演の「暗数殺人」が、韓国映画界では一度も扱われたことがない素材である暗数殺人を本格的に初めて扱い、関心を集めている。「暗数殺人」は15年の刑を受けて服役中だった殺人犯テオ(チュ・ジフン)が、事件発生自体が知られていなかった追加の殺人を自白し、誰も信じていなかった告白を信じて真実を暴く刑事ヒョンミン(キム・ユンソク)の物語を描く。犯罪実話劇で、2012年にSBS「それが知りたい」でも放送された事件をモチーフにしたものだ。暗数殺人とは、被害者はいるが、通報も、死体も、捜査もない、世の中に知られていない殺人事件を指す言葉だ。偶然放送を見たキム・テギュン監督がすぐに次の日、取材のために釜山(プサン)に行き、実際の主人公である刑事に会って犯行の痕跡がまだ生々しく残っている事件現場に向かった。その後5年間にわたる粘り強いインタビューと綿密な取材の末に、最終的に韓国映画の中で一度もしっかりと扱われたことのない未知の素材である「暗数殺人」が作品として世に出てくることになったのである。これに対し、俳優たちも新鮮な素材、実話が持つ力に惹かれて出演を決心した。キム・ユンソクは、「実話をモチーフにしたという点がこのシナリオの中で最も惹かれる点だった」と明らかにした。チュ・ジフンはまた「タイトルから強烈な好奇心が沸いただけでなく、シナリオを見てからも非常に驚いた。実話をベースにしているが、『本当にこんな映画のような話がありえるのか?』と思うほどだった」と伝えた。殺人犯テオが、なぜ多くの刑事の中でヒョンミンを選んで追加の殺人を自白したのか、彼の言葉の中で、どこからが本物でどこまでが偽物なのかなど、始終ずっと多くの疑問を投じる「暗数殺人」は、いつでも私たちの日常で起こりそうな生々しさと強烈な劇的なリアリティで、これまで水面下に隠されていた暗数殺人事件の中心に観客を引き寄せる予定だ。「暗数殺人」は韓国で10月に公開される予定だ。
チュ・ジフン「『暗数殺人』が実話をベースにした映画と聞いて驚いた」
チュ・ジフンが「暗数殺人」に惹かれた理由を公開した。28日午前、ソウルCGV狎鴎亭(アックジョン) 店では映画「暗数殺人」の制作報告会が開かれた。キム・テギュン監督をはじめ、主演を務めるキム・ユンソク、チュ・ジフンが出席した。シリーズで連続して観客1千万人を突破した「神と共に」と「工作 黒金星と呼ばれた男」で個性的な演技はもちろん、高い人気を得たチュ・ジフンは殺人犯カン・テオに扮し、強烈な変身を披露する。テオは、殺人容疑で収監された状態で刑事のヒョンミンを指名し、彼にだけ事実か、嘘か分からない追加殺人について自白する人物だ。善悪が共存する強烈なイメージで多彩な人物を演じてきたチュ・ジフンは、殺人鬼の通念を破るテオ役で観客を再び驚かせる見通しだ。チュ・ジフンは「初めてシナリオを読んで実話だということに驚いた。僕が演じた役が本当に緻密で、ある部分はよく読み取れなかった。『これが実話?』とずっと思った。実話が与えるストーリーの力がすごくて引き込まれた。色々な意味でシナリオを楽しく読んだ」と作品の第一印象について言及した。「暗数殺人」は2010年釜山(プサン)で起きた実際の事件をもとにし、刑務所で7件の追加殺害を自白する殺人犯テオ(チュ・ジフン)と彼の自白を信じて事件を追う刑事ヒョンミン(キム・ユンソク)の話を描く犯罪映画だ。10月初めに韓国で公開される。