ゴシップサイト 危険な噂
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Vol.2 ― 「ゴシップサイト 危険な噂」イ・チェウン“批判に傷付かないタイプではない、悪役を演じるのが怖い”
初めてスクリーンで出会った彼女はとても不思議な雰囲気を漂わせていた。冷たそうに見えて、また温かくも見える。その後、舞台挨拶で再会した彼女は毅然としていた。綺羅星のごとく並んだ大先輩の前でも堂々としている彼女。3度目に会った時はそろそろ彼女の正体が気になり始めた。不思議なことに何度もつい目で追ってしまうようになる彼女は、もしかして星から来たミス・キムではないだろうか? 犯罪アクション映画「チラシ:危険な噂」(以下「ゴシップサイト 危険な噂」、監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク)でミス・キム役を演じた女優イ・チェウン(33歳)。新人と言うには少し躊躇われる年齢と出演歴を持っているが、役の重さから見ると「ゴシップサイト 危険な噂」がデビュー作と言っても過言ではないため、堂々と新人リストにその名を連ねても良さそうだ。劇中で、記者を夢見ていたが、私設情報誌会社に就職することになったミス・キムは、とんでもないスキャンダルを接しても全く動揺することなくクールに文字を打ち込む。ペクムン(コ・チャンソク)の一方的な求愛にもブレない姿勢を保つクールな姿が印象的なミス・キムを、まるで自身の分身であるかのようにリアルに演じきった。イ・チェウンは「ゴシップサイト 危険な噂」について恩人だと語った。もう少し詳しく話すと、キム・グァンシク監督の力添えが大きかったという。新人なら誰もが口にするような感謝の挨拶だが、イ・チェウンは少し違う意味から感謝の気持ちを伝えていた。彼女にはもっと大きく、心に響くものがあった。 「キム・グァンシク監督とは、『私のチンピラな彼氏』(2010年)で初めて出会いました。多分、その時の縁でミス・キムに出会うことができたんだと思います。キム・グァンシク監督が私に『ゴシップサイト 危険な噂』のシナリオを渡し、『女の子の役を一度やってみては』と話したのが始まりでした。シナリオに登場する女の子の役は全てチェックしました。ミジン役は年齢が合わないからパス、ミス・キムは出番が多いのでパス。特に私が演じらそうな役はありませんでした。最初は『なぜ私にこのシナリオを渡したのかな?』と思いました。その後、キム・グァンシク監督が『ミス・キム役はどう?』と聞いてきました。キャラクターの雰囲気を聞いているのかなと思って『面白かったです』と答えたのですが、それがキャスティングの質問だったんです(笑) 信じられませんでした」今まで脇役だけを数えられないほど演じてきたため、「ゴシップサイト 危険な噂」でも誰かの秘書や誰かの友達になるだろうと思っていたという。助演だとは想像もしていなかったイ・チェウンに、重みのあるミス・キム役が与えられた。それが信じられなかった彼女はキャスティングが決まった後も安心できなかったという。十分取り消しになる可能性もあったためだ。「監督が気に入っても、投資家や主演俳優たちの契約条件の事情で役が変わることがあるんです。特に、私は知名度の低い新人ですので、そのようなケースは何度も経験してきました。『ゴシップサイト 危険な噂』もそうなる可能性があると思いましたが、いざキム・グァンシク監督は全く変更する気はなかったみたいです。私にとっては恩人ですね。商業映画にどう挑戦すればいいのかいつも宿題のように思っていましたが、『ゴシップサイト 危険な噂』のおかげで安心して足を踏み入れることができました(笑) さらにヒットの兆しも見えているので、色々な面で本当に特別な作品なんです」キム・グァンシク監督にとってイ・チェウンという女優はかなり信頼することのできる女優の一人である。独立映画で実力を培ってきただけに不安はなく、新人ではあるが信じて任せられる女優だった。実際、キム・グァンシク監督は「イ・チェウンという女優を人々にたくさん見せてあげたい」と伝え、並々ならぬ愛情を見せていた。キム・グァンシク監督の映画で熱心に演技を披露するしかない理由だ。独立映画では主演を演じて劇をリードしたが、商業映画に移ってから思うように活躍することができなかったイ・チェウンは、久しぶりの大役に悩んだ。主人公を輝かせたいと思い、初撮影の時はできるだけ自分の感情を抑えて演技をしたという。だが、助演だからと言ってただ背景に留まっているのではなく、ある程度自分の色を披露する必要があった。「本格的な助演の演技は初めてだったので、よく分からない部分があったと思います。初撮影の時は存在感を出さないよう、水が流れるような感じで演じようと思いました。普段から私は強烈に目立つよりも、映画の中に溶け込むようなタイプなので、いつも通りに演技をしました(笑) 当時、撮影監督が『オッキの映画』(2010年、監督:ホン・サンス)で一緒に仕事をしたことのある方でしたが、その方に撮影後に呼ばれました。撮影監督は、『元々演じていたやり方をここでもやってしまうと、完全に君が見えなくなる。もう少し表現をして、大げさな演技が必要な場面では確実に見せないと』とコツを教えて下さいました。これはキム・グァンシク監督も知らない話なんです。撮影監督と秘密の会議をたくさんしました(笑)」そこまで努力して演じた役への満足度はどのようなものだろうか。イ・チェウンは「全く満足していない」と歯痒い気持ちを表した。撮影が終わり、声の収録をする時には嵐のように後悔が迫ってきたという。作品に迷惑をかけてしまったような気がして自信は消え去り、しばらくの間抜け出すことができずに苦しんだという。試写会の時も後悔に満ちた目で作品を見守った。「ゴシップサイト 危険な噂」で相手役だったコ・チャンソク先輩にこのような気持ちを打ち明けると、「もちろん、後悔して当然でしょう」という意味深な言葉で慰めてくれたという。初めての作品にはそのような後悔や歯痒さを感じて当たり前だという愛情のこもったアドバイスだった。映画のテーマである証券街チラシ(ゴシップ性の高い情報誌)、いわゆるチラシと呼ばれるものについて話を聞いてみた。実際にチラシを受け取ったことがあるというイ・チェウンは、女優として怖い部分もあると語った。親しい俳優たちの情報がチラシに出回った時には恐ろしさすら感じるという。 「実際にチラシを読んでみると、時々良い話もあるんです。『俳優○○は撮影現場で礼儀正しい』『周りの人に親切な俳優』などの褒め言葉もあるのですが、そのようなものに人々は関心がありません。もっと刺激的な部分に関心があるんですね。友人たちがチラシに取り上げられたことがありますが、事実ではなく、ここまで誤解されることもあるんだと思って怖かったです。ただ友達の傍で黙々と応援してあげるしかないですね。立ち向かって反論をしたからといって、噂が静まるわけもありませんし結局、時間が薬になると思います」「もし、自分が取り上げられたら?」という質問に、イ・チェウンは「想像しただけでも怖い」と答えた。自らを傷付くことのない剛鉄のような心の持ち主だと思っていたという彼女も危険な噂に耐える自信はないという。「チラシではないのですが、似たような経験として以前酷く悪質なコメントに悩まされたことがあるんです。『29秒映画祭(29 Second World Film Festival)』に私が出演した『韓国で親不孝者として生きること』(2013年、監督:ソン・ウォンヨン)という作品が出品されたことがあります。宅急便の仕事をする父親を会社で遭遇した娘が知らないふりをするという内容ですが、この作品がSNSでとても話題になりました。人々の悪質なコメントがもうすごいものでした(笑) 最初は『私の演技ってそんなにリアルだったのかな?』と思って嬉しかったのですが、どんどん批判が酷くなって傷付きました。演技なのに、まるで本当に私が親不孝者のようになっていたんです(笑) その時に気付きました。私は批判に傷付かないタイプではないんだと。それ以来、悪役が演じられないんです。パク・ソンウン兄さんはどうやってそういう悪役の演技ができるのでしょうか、本当にすごいです」
Vol.1 ― 「ゴシップサイト 危険な噂」イ・チェウン“独立映画出身の肩書き…時にはプレッシャーを感じます”
キム・ゴウン、イ・ジェフン、ユ・ヨンソク、ハン・イェリ、ヤン・イクチュン。最近韓国映画界を沸かせた新人俳優たちだ。豪華な超大作映画に出演したわけでも、スター監督の後光を受けたわけでもないが、主演に劣らぬほどの存在感で一気に注目を集めている。外見はもちろん、個性やカラーなど、それぞれ違った魅力で観客の愛を一身に受けている。そんな彼らには共通点がある。彼らは皆、独立映画出身だということだ。 商業資本に左右されることなく、制作者の意図を100%盛り込むことの出来る独立映画界は、スーパールーキーが何人も活躍する豪華な舞台だ。自由なグラウンドという利点から、才気に富んだ作品が多く、新鮮な俳優も溢れている。そのため、目の肥えた映画ファンたちは何百万人も見るヒット作よりも粒ぞろいの独立映画を好む。最近は多様性のある映画市場が注目を集め、独立映画の幅も広がりマニア層もかなり増えた。何よりも、独立映画の醍醐味は一生自分だけが知っておきたい俳優を選ぶ楽しみだ。独り占めしたくなる俳優が多いということだが、そのような俳優は案の定、商業映画界にデビューした瞬間に多くのファンができる。ライバルが多くなることは、ファンにとっては非常に面倒なことである。今はしばらく国に預けている(入隊している)イ・ジェフンがそうであり、国民的お兄さんとなったユ・ヨンソクもそうだ。一本の映画であらゆる新人賞を総なめにしたキム・ゴウンも欠かせない。レアアイテムが1つずつ消えていく気分で寂しいというのに、また一人の女優が只ならぬ反響を得てそんな寂しさは増すばかりだ。このままで良いのだろうか、最後のレアアイテムまで奪われてしまうなんて。正式デビューから数えて既に演技歴9年目を迎えた女優イ・チェウン(数え年34歳)。漢陽(ハニャン)大学演劇映画学科出身であり、短編映画だけで17本、長編映画は30本以上の作品に出演してきたベテラン女優だ。独立映画界では国民的女優と呼ばれるほど安定した演技力を誇る将来有望な女優である。色白の美肌に可愛い顔立ちの彼女は年齢が信じられないほど童顔だ。華やかな美しさよりは綺麗で優雅な感じが印象的であり、何よりも人工的な感じがしないところが良い。自然でリラックスした外見とは違い、力強い演技を見せる。新人女優イ・チェウンを甘く見てはならない強力な演技力だ。 商業映画にも多数出演したが、出番の多い役は犯罪アクション映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク、以下「ゴシップサイト 危険な噂」)が初めてだ。これまでは看護師1経理女性社員3など通りすがりの役が多かったが、「ゴシップサイト 危険な噂」では最初から最後まで「ミス・キム!」と121分にわたって呼ばれるようになった。女優イ・チェウンの第2幕が開けた。イ・チェウンは初めてのインタビューにも関わらず、緊張した様子もなく力強く説得力のある口調で感想を述べた。地方で舞台挨拶を行ったことも、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークサイトにアクセスしてみたことも全部初めてだったという彼女は、すべてが不思議で新鮮だと語った。言葉通り、初々しい新人のときめきであった。「公開されて間もないのに、すでに70万人の観客が私たちの映画を見たようです。3~5万人を目標にしている独立映画に出演してきたので、突然10万単位になると数字の実感がありません(笑) これまでは成績を確認しようとも思いませんでした。チョン・ジニョン、キム・ガンウ先輩が毎日映画振興委員会のサイトにアクセスして観客数をチェックしていましたが、その時分かったんです。こういうこともあるのだと。それからは私も毎日チェックするようになりました(笑)」ようやく「ゴシップサイト 危険な噂」を通して正式デビューを果たした気分だというイ・チェウンは、遅くなったスタートに恐れはなかった。独立映画と商業映画を分けることなく、自分という器に着実に演技力をつけてきただけだという。これからの将来の方がもっと重要だということだ。そう、これからがスタートなのである。「独立映画のチョン・ドヨンと言えば、ハン・イェリさんと私くらいでしょうか。冗談ですよ(笑) 独立映画に出演して本当にたくさんのことを得ることができました。映画祭で演技賞を頂くこともできましたし、私の情熱を披露できる基盤ができました。私は恵まれています。撮影現場に行くと『独立映画出身なんだってね』と言われ、とても期待してくださり非常に優遇してくださいます。独立映画出身というのはとても感謝すべきことであり良い肩書きですが、時にはプレッシャーを感じます」「演技力へのプレッシャーなのか」と聞くと、彼女はそれよりも商業映画には似合わない女優と認識されるのではと少し不安だという。知らず知らず偏見があるということである。映画のオーディションを受ける際に制約として作用する場合もしばしばあるという。偏見とは人々が思っている以上に乗り越えることが難しいものだ。 「幼い頃から素敵な女優になりたいと思い、学校で演技を専攻して自然に独立映画からスタートすることになりました。今はもう少し広い世界に羽ばたくために努力しないといけないですね。『ゴシップサイト 危険な噂』で70万人の方に顔を知って頂けたので、少しずつ馴染んでゆっくり進んでいきたいと思います。2本目、3本目になればもう少し成長しているのではないでしょうか。その頃は独立映画のイ・チェウンではなく、女優イ・チェウンになっていると思います」イ・チェウンは魅力をアピールしようと必死になるタイプの女優ではない。1分1秒を惜しみアピールに忙しい普通の新人女優とは全く違う。欲張るよりも自然の流れに身を任せるタイプだいうイ・チェウンは、今後も休まず走り続けるつもりだという。 「野心があるからこそ出世すると言いますが、私にはそれがないので大変です」と言いながら穏やかな笑みを見せるイ・チェウンに隠された自信を垣間見ることができた。それで十分ではないだろうか。超高速疾走も良いかもしれないが、ゆっくり走るマラソンも悪くない。本物の宝石は遅れたからといってその価値が下がることはない。むしろ苦汁の歳月に耐えた宝石こそより一層強度があり、輝く。これが正に映画界のレアアイテムイ・チェウンの将来が楽しみな理由である。
キム・ガンウ主演「ゴシップサイト 危険な噂」公開11日で観客動員数100万人を突破!
映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク、配給:CJエンターテインメント、以下「ゴシップサイト 危険な噂」)が観客動員数100万人を突破した。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、「ゴシップサイト 危険な噂」は2日に全国で7万7505人の観客を動員してデイリー興行成績5位を記録した。累計観客数は102万9699人で、先月20日に公開されてから11日目にして観客動員数100万人を突破した。「ゴシップサイト 危険な噂」は証券街に出回るゴシップ性の高い情報誌チラシによってすべてを失ったマネージャーのウゴン(キム・ガンウ)が私設情報誌の根源を追うストーリーを描いた作品で、誰もが一度は接したことはあるが、誰も知らない証券街のチラシの隠密な世界を描いて新しい見どころとリアルな面白さを与えている。キム・ガンウが熱血マネージャーのウゴン役を務め、チョン・ジニョンがチラシを作って売る流通専門家のパク社長役、コ・チャンソクはその情報を掘り出して確認する盗聴専門家のペクムン役、パク・ソンウンがスマートで完璧な解決家のチャ・ソンジュ役、パク・ウォンサンが巨大企業の行動派の実力者オ・ボンソク役、アン・ソンギはチラシの被害者である国会議員ナム・ジョンイン役で出演している。この日の興行成績1位は「ノンストップ」(24万1722人)だった。続いて「ポンペイ」が2位(9万7625人)、「怪しい彼女」が3位(9万1254人)、「アナと雪の女王」が4位(8万1963人)を記録した。
「ゴシップサイト 危険な噂」キム・ガンウ“噂を聞いた人々の考え方が変わってほしい”
キム・ガンウが映画「チラシ:危険な噂」(以下「ゴシップサイト 危険な噂」)で証券街に出回るゴシップ性の高い情報紙、別名チラシの根源を暴く。劇中でキム・ガンウが務める役は、マネージャーのウゴン役だ。一人の女優をスターにするために自分のすべてをかけた熱血マネージャーだ。しかし、ある日チラシによって変な噂が広がる。そして、その噂はウゴンが担当していた女優を死に至らせる。ウゴンは自分のすべてだった女優を死に追い込んだチラシの正体を暴く。ただ映画だというには現実と色んな面で噛み合っている。キム・ガンウもチラシでよく取り上げられる芸能人の一人ではないか。映画の中だとはいえ、チラシの根源を暴いた気分はどうだろうか。キム・ガンウに会ってチラシの実体を確認した感想を聞いてみた。―チラシを見たことがあるのか。チラシで自分の名前を見たことがあるのか。キム・ガンウ:見たくて見たわけではなく、最近はスマートフォンでそのような内容が出回っている。だから見たことがある。以前芸能人Xファイルで僕の性格について書かれたことがある。―チラシには、芸能人に関する内容がたくさん載っている。実際に芸能界で仕事をしている人としてそのような内容を目にした時、どんなことを思ったのか。キム・ガンウ:正直、あまり関心がなく、よく分からない。記者を含めて他の仕事をしている方たちは、どうしても組織の中にいるので色んな噂を耳にし、急速に広がるようだ。それに比べて俳優たちは、組織に属しているわけではないので、(チラシも)世間に出回った後に耳にする。たくさん知っていると思うかもしれなが、かえってあまり知らない。それにその内容に対する真実性や信頼性は非常に低い。―芸能人であろうがなかろうが、チラシに対する疑問や好奇心は誰にでもあるものだと思う。映画の内容が100%真実なのかは分からないが、非常に説得力がある。キム・ガンウ:レストランで隣の席で話していることを載せるという話もあって、美容院では言葉を慎むようにと言われている(笑) それに、最近はみんなカメラ付きのスマートフォンを持ち歩き、録音もできるのが今の現実だ。噂が広がるのは時間の問題だ。―チラシの製作及び流通過程が映画で出てくるが、事実と虚構の割合はどの程度なのか。キム・ガンウ:情報会議は映画と同じように行っていると聞いた。大手企業の社員たちがそうしているようだ。それに、流通業者も近所で見かける印刷所の社長だという。映画の中での状況が事実をベースにしている事件の状況であることは確かだ。―大手企業の社員たちがどうして?キム・ガンウ:自分が属している企業に害を与える噂が出回っているのかを事前に収集していると聞いた。その部署が本当にあるそうだ。―チラシによく載る芸能人がチラシの根源を暴くということは、劇中のキャラクターではあるが、それを演じる気持ちは微妙だったと思う。キム・ガンウ:考えたことはない。僕が努力して作り上げた芸術品が一瞬で壊れる状況だったので、ウゴンにとってその状況がどうだったのか、キャラクターとして考えたようだ。―もし、実際にチラシにキム・ガンウという名前が取り上げられた時はどう対応するつもりなのか。キム・ガンウ:事実でなければ法的に対応するつもりだ。それでこそ、後になって生じる被害を阻止することができると思う。―以前にもデマやチラシは出回っていたが、最近はその時よりも強硬に対応しているようだ。キム・ガンウ:以前よりチラシを見ることができる年齢層の幅が広くなった。だから波及効果が大きくなり、それに対して強硬な対応をしていると思う。それに噂というものは絶対に無くならない。(チラシを)を作って売る流通専門家がいなくなることがないのなら、少なくともこの映画を見る方々だけでも見方を変えてほしい。劇中のウゴンも話しているように95%が嘘だ。だけど、10個の中で1個だけでも事実と判明されると、その影響は非常に大きい。実際に10個の中で9個の噂は自然に消える。だから多くの人々はチラシを信じるのではないだろうか。―映画のようにチラシの根源を直接探し出すのではないだろうか。キム・ガンウ:この映画を見て、別のルートを作ると思う。心配だ(笑)―タイトルだけを聞いた時は扇情的で、何かを告発する映画のように思えた。だが、映画はスピード感のある娯楽映画だ。このような偏見を持っている人々が多いと思う。キム・ガンウ:題材やタイトルからそのような雰囲気をかもし出している。メディア試写会で緊張すると話したことも、意図したこととは違う意味で理解されるかもしれないので不安だという意味だった。幸いに多くの方たちが期待したよりはるかに面白かった娯楽映画と言ってくれて安心した。それとなくメッセージも盛り込まれている。―映画「サイコメトラー」の当時、映画を選択した理由が「共通した過去の痛みを克服しながら同じ悪を追いかける構図が面白かった」と話した。ある意味では「ゴシップサイト 危険な噂」も同じ構図だ。職業は違うが、ジャンルの特徴は似ている。キム・ガンウ:この作品が終わって映画「明日へ」(監督:プ・ジヨン)にキャスティングされたが、そこでは労働組合委員長として出演する。ある人からは党の一員になりたいのでは、と冗談交じりで言われた(笑) 意図したことではないけど、結果的にそのような気質があるようだ。権力、財力の全てを備えた人より、弱い人側に立つ人物が大きな勢力と戦う物語をよりドラマチックに感じるようだ。どうしてもそのような人物がより人間らしく感じるようだ。―この作品だけの魅力は何だと思うのか。キム・ガンウ:ウゴンの職業はマネージャーで、会わなくても良い人たちと予期しない事件に巻き込まれ、会うようになる。その中で結局僕は観客、大衆を代弁する立場だ。力がない人がサツマイモの幹を引っ張った時に、サツマイモが次々と土の中から出てきた時のその戸惑いではないだろうか。身一つでぶつかったことがある人はカタルシス(解放感)を感じると確信している。ウゴンは身一つ以外には何もない。このように理解してくれたら、映画をより楽しく見ることができるだろう。―マネージャーという職業は見えないところで働く人だが、直接マネージャー役を演じた感想はどうだったのか。キム・ガンウ:マネージャーのことはよく知っていると思っていたが、違っていた。ある意味では、家族より一緒に過ごす時間の長い人がマネージャーだったけど、知らなかった部分が多かった。マネージャーの立場と俳優の立場はどうしても違うから。ウゴンのキャラクターのためにマネージャーの立場を理解するようになった。あらゆる状況でマネージャーはこのように行動できるのだろうか?その気持ちはよく分からない。だからマネージャーの性質と行動は研究しなかった。個人個人の性質と行動はあまりにも多様であり、これまで経験してきたこともそれぞれ違うから。だけど、彼らの気持ちに関する部分は気になっていた。マネージャーになって間もない人から経歴が長い人まで、色んな人と話し合いながら理解するようになった。―分からなかったその理由は何だったのか。キム・ガンウ:この映画を見た何人かの方々から家族でもなく、愛し合う人でもないのにどうしてそこまでやれるのかと理由を聞かれた。自分でもその点が分からなかった。ある人はこんなことを話してくれた。仕事が忙しくて、長い間会えなかった彼女と一緒に時間を過ごしている時に、自分が担当している女優から連絡が来ると、後ろも振り向かずに女優のところへ行くと話してくれた。その女優は自分の人生のすべてなのだ。ウゴンも同じだった。自分が作り上げた、全力を尽くして作り上げた唯一の女優であり、結晶体だったのに、それを奪われた時の怒りは言葉にできない。それが不思議だった。俳優が大スターになるからといって、大金を稼げるわけでもないけど、その満足度は非常に大きいと言っていた。自分が担当していた女優が結婚すると、まるで娘を嫁に行かせるような気持ちになるほど。―ガンウさんのマネージャーは、劇中のウゴンようにできるのだろうか。キム・ガンウ:それは分からない(笑)―以前「アイデアやアドリブもたくさん考えている」と話したことがあるが、今回の作品でもそのようなことを考えていたのか。キム・ガンウ:今回の作品でも同じだった。マネージャーと一緒に話せるきっかけを作り、100ウォンで契約するシーンもアイデアを出した。情報会議で携帯電話を氷の水に入れるシーンでも意見を出した。全体的にたくさん話し合った。―監督にパク・ソンウンの出演をお勧めしたと聞いたが、どうしてなのか?キム・ガンウ:ビジュアル的に僕を圧倒する人がいいと思った。飛びかかる勇気すら出ないほど強烈なカリスマ性を持つ俳優を考えた時、パク・ソンウンさんが頭に浮かんだ。それで、監督に話したら監督も同意した。―映画ではパク社長役のチョン・ジニョンと主に呼吸を合わせているが、彼と共演するのは今回が初めてではないか。キム・ガンウ:チョン・ジニョン兄さんは共演する前から、観客の目で見て人間的な俳優だと思っていた。そして、今回共演しながらさらに人間的な部分を感じた。それは、コ・チャンソク兄さんの場合も同じだ。また、次の作品で一緒に共演したいと思っているが、もし共演できないとしても一緒にお酒を飲んだり、ご飯を食べるような親しい関係になった。―ところで、パク社長はどうしてウゴンを助けてくれるのだろう?キム・ガンウ:パク社長はウゴンの切迫さを感じたんじゃないかな。パク社長は性格自体が人間味あふれるキャラクターだから、切羽詰ったウゴンを助けたと思う。そして、自分ができなかった復讐をウゴンはできるかもしれないという一抹の期待もあっただろう。―「サイコメトリー」のインタビューで、「当分は自分の枠を壊す作業をする」と話した。そして、「サイコメトリー」はキム・ガンウの枠壊しの始発点だという言葉も付け加えた。でも、今回の作品はその枠壊しとは少し違うと思うが。キム・ガンウ:この映画は枠壊しの作業とは全く関係ない。毎回枠を壊すことだけに挑戦しようとしたら、僕は食べていけない(笑) 僕が話した枠壊しとは、自分の強みを発揮できる作品をやっていくと同時に、比重が小さくても新しい挑戦ができる作品ならそれにチャレンジするという意味だ。「明日へ」もそのケースだ。―国民の義理堅い兄ではない、キム・ガンウを代表する違うイメージを作ることも重要だと思う。最近、なんとなく俳優キム・ガンウに対する評価が少し切り下げられた感じがする。キム・ガンウ:それは最近の僕の悩みでもある。「強烈なキャラクターを演じてイメージを固定化した方がいいのか?」「演技を始めてから12年になるのに、今イメージを固定化するのは果たして正しいのか?」などを考えている。映画が成功してイメージが固定化されるんだったら仕方ないが、ただそれを追求するのは愚かなことのようだ。今まで出演した他の作品がもし興行に成功したら、大衆的なイメージが付けられただろう。―数年前から演技が非常に面白いと感じていると話したが、今も面白いのか?キム・ガンウ:演技すること自体が面白い。昔は旅行したり、野球したり、サッカーを見る方がより面白かったが、今は演技するのがもっと面白い。それで、以前より多くの作品に出演するようになったようだ。―今後、どんな作品に出演したいのか?キム・ガンウ:やりたいことが常に変わる。甘いラブストーリーを演じたいとも思っている。でも、僕が望む通りの作品に出演できるわけではないから、その時の状況に合わせてやっている。もちろん、演じたことのないキャラクターを演じるのは面白いから、以前は興味がなかった作品に興味が湧いてきたりして、そうやって出演作品の数が増えていくようだ。演技をするために俳優の道を歩んでいるのだから、色んなことを考えすぎずにただ多くの人生を生きてみた方が面白いと思う。
チョン・ジニョン「『ゴシップサイト 危険な噂』は格調のある娯楽映画」
俳優チョン・ジニョンが娯楽映画でも「さすがチョン・ジニョン」と思わせるほど人々を感心させた。単純な娯楽映画ではない。彼が表現したように「格調のある娯楽映画」だ。チョン・ジニョンは映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク、配給:CJエンターテインメント、以下「ゴシップサイト 危険な噂」)で前職が記者であるチラシ(ゴシップ性の高い情報誌)流通業者のパク社長役を務め、遊び心溢れた演技を披露している。だが鋭さと真剣さ、優れた頭脳を持っている人物だ。ウゴン(キム・ガンウ)と共にチラシの実態を調査するのにはぴったりな人物である。チョン・ジニョンではない他の人物が演じるパク社長は想像もできないほどだ。そのためか、チョン・ジニョンは「ゴシップサイト 危険な噂」に最初にキャスティングされた人物である。チョン・ジニョンは「初めてこの作品について話を聞いたのは映画『特殊捜査本部』の時だった。映画社スバクと一緒に『イテウォン殺人事件』を撮影した。大変な作品だった。予算も少なく、映画社スバク初の作品だった。その時、制作会社の代表と信頼を築いて『特殊捜査本部』に出演し、この話を聞いた。長期間待った作品である」と説明した。チョン・ジニョンの心を特に捉えたのは「ゴシップサイト 危険な噂」のシナリオである。映画バージョンは従来のシナリオより商業的な部分があるが、その前のバージョンも彼の心を捉えるのには十分だった。チョン・ジニョンは「面白いストーリーだった。結び付けたストーリーが関係のないストーリーではない。周りで起こりうる事件をうまくストーリー化し、適時性もあった。映画も思ったより面白く作られた。格調ある娯楽映画だと思った。監督は最初から娯楽映画として制作すると話していた。娯楽よりは重い映画になると思ったが、面白い映画に作られた」と明かした。チラシという題材を扱ったからと言って「ゴシップサイト 危険な噂」を社会告発映画、映画を見た後、怒りを感じる重い映画だと思ったら誤算である。十分楽しめるが単純に軽い映画でもない。何よりも俳優たちの演技力を見るのが非常に面白い。チョン・ジニョンも「社会批判の映画だと期待して観覧に来ると期待が外れるはずだ。すべての映画が社会的なメッセージを強烈に伝えるべきだとは思わない。チラシという題材は韓国社会全体の構造や不条理を盛り込むことはできない。この映画にそのような部分もあるが、社会批判的な映画という部分だけを期待して見ると期待が外れるだろう」と観覧する時の心構えを伝えた。これと共に共演俳優たちに対する称賛も惜しまなかった。俳優たちが効率的に配置されたこともチョン・ジニョンが選ぶ「ゴシップサイト 危険な噂」の長所である。チョン・ジニョンは「俳優たちと演技でうまく息が合った。(キム)ガンウは細かい部分も頑張って演技し、(パク)ソンウンも恐ろしくかつかっこよく演技した。(コ)チャンソクも可愛くて個性のある演技をうまくやった。俳優たちがそんなに多く出ていないようだがたくさん出ている。効率的に配置された映画だと思う」と話した。常に基本に忠実で、浅知恵やコツではなく心を込めて演技に臨んできたチョン・ジニョンは「ゴシップサイト 危険な噂」でも自身の信念に従って演じ、今後も同じだと語った。チョン・ジニョンは「演技はいつも基本が重要だと思う。誠実と情熱だ。演技を長くすればするほど技術が少しずつ発展するはずだ。最初の誠実と情熱を忘れないことが年をとった俳優たちの課題ではないかと思う。先輩俳優たちもそうする。僕もそのようなことを忘れずに演技をしたい」と明かした。また「運が良かったと思う。感謝している。もう50歳を過ぎた。俳優として生きながら今後も今の様であるとは思わない。俳優として運が良かった」と謙遜した態度を見せた。映画「ゴシップサイト 危険な噂」は証券街チラシですべてを失ってしまったマネージャーウゴンが私設情報紙の根源を追いながら繰り広げられるストーリーを描いた犯罪追撃映画である。キム・ガンウが熱血マネージャーのウゴン、チョン・ジニョンがチラシ流通業者のパク社長、コ・チャンソクが違法盗聴界のレジェンドであるペクムン、パク・ソンウンがスマートで完璧な解決家チャ・ソンジュ、パク・ウォンサンが巨大企業の行動派実勢のオ・ボンソク、アン・ソンギがチラシの被害者である国会議員ナム・ジョンイン役を演じる。韓国で2月20日に公開される予定だ。
「ゴシップサイト 危険な噂」興行ランキング1位を奪還!…「ポンペイ」をおさえる
映画「チラシ:危険な噂」(以下「ゴシップサイト 危険な噂」)が興行成績1位の座を奪還した。韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、「ゴシップサイト 危険な噂」は24日に7万1112人の観客を動員して興行成績1位を獲得した。累積観客数は60万7870人を記録している。「ゴシップサイト 危険な噂」は証券街に出回るゴシップ性の高い情報誌チラシによってすべてを失ったマネージャーのウゴン(キム・ガンウ)が、私設情報誌の根源を追うストーリーを描いた作品で、映画「ポンペイ」と1位の座を巡って激しい競争を見せている。公開第1週目の週末に興行成績1位を記録した「ポンペイ」は「ゴシップサイト 危険な噂」におさえられ、興行成績2位となった。この日「ポンペイ」は6万9401人の観客を動員し、累積観客数は61万456人を記録した。3位には5万6415人の観客を動員した「怪しい彼女」がランクインし、「アナと雪の女王」は5万331人の観客を動員して興行成績4位をキープした。「官能の法則」「ロボコップ」「神が送った人」「アメリカン・ハッスル」などがその後に続いている。
「ゴシップサイト 危険な噂」2日連続で興行ランキング1位…週末も制覇か
映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク、以下「ゴシップサイト 危険な噂」)が興行ランキング1位を占めた。22日、映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワーク集計によると「ゴシップサイト 危険な噂」は21日、9万7792人の観客を動員し、興行ランキング1位を記録した。「ゴシップサイト 危険な噂」の累積観客数は19万3724人と集計された。「ゴシップサイト 危険な噂」は証券街に出回るゴシップ性の高い情報誌チラシによってすべてを失ったマネージャーのウゴン(キム・ガンウ)が、私設情報誌の根源を追うストーリーを描いた映画だ。キム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウンが熱演を繰り広げた。「私のチンピラな彼氏」(2010)で第31回青龍映画祭の新人監督賞を受賞したキム・グァンシク監督がメガホンを取った。韓国で今月20日に公開された「ゴシップサイト 危険な噂」は公開初日、連日興行ランキング1、2を守っていた「怪しい彼女」(監督:ファン・ドンヒョク、制作:イェインプレス)と「アナと雪の女王」(監督:クリス・バック、ジェニファー・リー)の興行独走に歯止めをかけ、1位となり興行への青信号をつけた。果たして「ゴシップサイト 危険な噂」が公開最初の週の週末興行ランキングでも1位の座を守り、観客を集め続けられるかに関心が集まっている。また、同日「ポンペイ最後の日」は9万1347人(累積17万744人)で2位に、「怪しい彼女」は7万5587人(累積738万3989人)で3位に、「アナと雪の女王」は6万5799人(累積930万5650人)で4位に、「官能の法則」は2万5813人(累積53万9447人)で5位にランクインした。
映画「ゴシップサイト 危険な噂」公開初日に1位を獲得…「怪しい彼女」&「アナと雪の女王」の勢いを止めた
映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク、以下「ゴシップサイト 危険な噂」)が公開初日の興行成績ランキングで1位となった。21日、韓国の映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によると「ゴシップサイト 危険な噂」は公開初日である20日に9万1301人の観客を動員し、興行成績ランキングで1位となった。「ゴシップサイト 危険な噂」の累計観客動員数は9万5932人と集計された。「ゴシップサイト 危険な噂」は「怪しい彼女」(監督:ファン・ドンヒョク、制作:イェインプラスエンターテインメント)とディズニー映画「アナと雪の女王」(監督:クリス・バック、ジェニファー・リー)をおさえて公開初日に1位となり、順調なスタートを切った。「ゴシップサイト 危険な噂」は証券街に出回るゴシップ性の高い情報誌チラシによってすべてを失ったマネージャーのウゴン(キム・ガンウ)が、私設情報誌の根源を追うストーリーを描いた映画だ。キム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウンが熱演を繰り広げた。「私のチンピラな彼氏」(2010)で第31回青龍映画祭の新人監督賞を受賞したキム・グァンシク監督がメガホンを取った。同日、「ポンペイ最後の日」は観客動員数7万6868人(累計7万9397人)で2位、「怪しい彼女」は6万7559人(累計730万8415人)で3位、「アナと雪の女王」は5万5579人(累計923万9862人)で4位、「官能の法則」は2万3496人(累計51万3634人)で5位となった。
映画「ゴシップサイト 危険な噂」危険な噂は誰が作り、どのように広まるのか
これまでニュースを通じてもたくさん聞いており、SNSやモバイルメッセンジャーにも登場するチラシ。誰が作っているのか、どのように広まるのか知らなかったチラシについて物語る映画「チラシ:危険な噂」が公開された。14日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)で開かれたメディア向け試写会を通じて、いわば証券街チラシ(ゴシップ性の高い情報誌)を描いた初めての映画「ゴシップサイト 危険な噂」(監督:キム・グァンシク)がベールを脱いだ。出処も、根拠も、実体も無いが、いつの間にか韓国社会を揺るがすイシューの真ん中に存在する危険な噂、チラシに関するすべてを2時間のランニングタイムに圧縮して見せている。証券街チラシですべてを失ったマネージャーが、その発信地を追撃しながら展開されるストーリーを描いたリアル犯罪追撃映画「ゴシップサイト 危険な噂」は、誰もが知っているがその実体は分からない証券街チラシが作られてから広まる中で繰り広げられる、リアルなビハインドストーリーを描いた作品だ。一度思ったことは最後までやりつくす執念を持っているマネージャーのウゴン役を演じるキム・ガンウの視線を引き続き追っていると、いつの間にか握っていた両手から汗がにじみ出る。ウゴンがチラシを初めて流布した人を探すためにチラシの制作過程を遡っていく過程は、新しい犯罪世界への好奇心や隠れた真実への好奇心を刺激し、緊張感を急激に高める。ウゴンが直面したもどかしい状況に、観客も彼と一緒に怒り出す。社会が真実から目をそらすことを自分の目で見届けてきているだけに、誰よりもウゴンの心境を理解し、彼と真実へ向かっていく。その過程で情報マンたちが政治、経済、社会、文化にわたる高度な情報を生産、流通することを見れば裏切られているような気もする。情報がなければどのようにしてでも作り出す。それで思いもよらない被害者が量産される証券街チラシの両面性が一層ショッキングだ。映画は衝撃や面白みを同時に披露する。チラシの衝撃に加え、映画に登場するスペシャリストたちがさらに映画を面白くする。情報収集に熱を上げる起業家たちに、チラシを作って売る流通専門家のパク社長(チョン・ジニョン)、その情報を掘り出して確認する盗聴専門家のペクムン(コ・チャンソク)、チラシを利用した操作を実行し、それによって生じる問題を静かに武力で解決する解決専門家のチャ・ソンジュ(パク・ソンウン)を通じて観客がこれまで経験できなかった楽しさを提供している。特にストーリーを牽引しているキム・ガンウの熱演は映画「ゴシップサイト 危険な噂」をさらに強固なものにする。諦めない執念や義理を通じてタフで男らしい姿を見せながらも、軽くて馴れ馴れしい魅力を持っているウゴンに完全になりきって、観客たちの視線を奪ってしまう。一度でもチラシを見て好奇心を持っていた観客なら、映画「ゴシップサイト 危険な噂」がそれを解決してくれるのではないか。映画「ゴシップサイト 危険な噂」にはキム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウン、パク・ウォンサン、アン・ソンギなどが出演している。20日に韓国で公開される。
「ゴシップサイト 危険な噂」キム・ガンウ“僕たちも人間、正直ゴシップ誌を見ると面白い”
俳優キム・ガンウが証券街チラシ(ゴシップ性の高い情報誌)に言及した。14日にソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)で開かれた映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク、制作:映画社スバク)のマスコミ向け試写会にはキム・グァンシク監督、俳優キム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウンが出席し、花を添えた。「チラシ:危険な噂」で直進しか知らない熱血マネージャーウゴン役を演じたキム・ガンウは「実際にチラシを見たことがあるか」という質問に「もちろん僕たちも人間だからチラシを見ると面白い」と正直に答え、笑いを誘った。キム・ガンウは「映画のタイトルが『チラシ:危険な噂』だ。映画を見れば分かると思うけれど、チラシのすべての内容が真実だと信じてはいけないと思う」と自身の考えを語った。「チラシ:危険な噂」は証券街に出回るチラシによってすべてを失ったマネージャーのウゴン(キム・ガンウ)が私設情報紙の根源を追うストーリーを描いた映画だ。「私のチンピラのような恋人」(2010)で第31回青龍映画祭で新人監督賞を受賞したキム・グァンシク監督がメガホンを取った。2月20日に韓国で公開される。
【PHOTO】映画「ゴシップサイト 危険な噂」VIP試写会に出演陣&監督が登場“たくさん愛してください”
俳優パク・ソンウン、コ・チャンソク、コ・ウォニ、イ・チェウン、チョン・ジニョン、キム・グァンシク監督、俳優キム・ガンウが14日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)で開かれた映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。「チラシ:危険な噂」は人を見る目と根拠のないプライドしか持っていないが、成功に向けてひたすら走ってきたマネージャーのウゴンが証券街チラシ(ゴシップ性の高い情報誌)によって命を失った女優の死の真相を追うという物語を描いた映画だ。キム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウンなどが出演し、20日に韓国で公開される。
【PHOTO】JYJ ジュンス&ジェジュン「ゴシップサイト 危険な噂」VIP試写会に出席“揃って端正なサングラス姿”
グループJYJのジュンスとジェジュンが14日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)で開かれた映画「チラシ:危険な噂」(監督:キム・グァンシク)のVIP向け試写会に出席し、フォトセッションを行っている。「チラシ:危険な噂」は人を見る目と根拠のないプライドしか持っていないが、成功に向けてひたすら走ってきたマネージャーのウゴンが証券街チラシ(ゴシップ性の高い情報誌)によって命を失った女優の死の真相を追うという物語を描いた映画だ。キム・ガンウ、チョン・ジニョン、コ・チャンソク、パク・ソンウンなどが出演し、20日に韓国で公開される。