「#生きている」ユ・アイン“新人の監督に会って一緒にやっていく喜びを感じるようになった”

映画「#生きている」(監督:チョ・イルヒョン)に出演したユ・アインは、最近ソウル鐘路(チョンノ)区某所で行われたインタビューを通じて、ゾンビ作品に出演した感想から、バラエティ番組に出演した裏話まで明かした。

ゾンビ映画はユ・アインにとっても簡単ではない挑戦だった。さらに金髪坊主というヘアスタイルまで披露した。
破格のヘアスタイルに対してユ・アインは「投票もして、テスト撮影もしてから完成したスタイルです。キャラクターにぴったりだと思います」と満足気に話した。

キャラクターを設定する過程で意見をたくさん出したという。ユ・アインは「あいにく最近出演した作品がぜんぶ新人監督の作品でした。新人の監督と息を合わせながら積極的に参加しました」とし「元々は自分のキャラクター以外は全然意見を出さないタイプです。『生意気だ』と言われても自分のキャラクターに対しては『最後までやってみよう』と思って意見を出してアピールするするタイプですが、映画が作られる過程においては意見を出すのが越権になるかもしれないと思って意見を言いません。でも『#生きている』の場合は自分の出演分量が多いので責任感が大きく感じられて、いつよりもたくさん意見を出しながら悩みました。あるシーンは前もってリハーサルの映像を撮って監督に送ったこともあります。今まで1度もしなかったことです」と作品に対する愛着を伝えた。
ユ・アインは「僕は自己主張を積極的にするイメージがあると思いますが、仕事の現場ではみんな先輩で、父親ぐらいの年齢だったりするのでそれほど積極的になれないんです。怖いからです。年配の人なら自分の意見を話しても問題ないですが、若い人が言うと『このガキが!』となります。それが世の中が与える暴力なのかもしれません。そのような消極的な状態の中で過ごしてきてかなり息苦しかったけど、新人の監督に会って一緒にやっていく喜びを感じるようになりました」と説明した。

「#生きている」はジャンル物でありながらも、今までユ・アインが見せてきたものとは多少異なる、軽いイメージもある。ユ・アインは「前は真剣でディープなものが好きでした。若い時は『若い俳優』に期待しないことを表現したり、意外なイメージを見せたかったんです」とし「今は少し楽になったような気がします。30代になって背中を押され、『子役』『青年』という修飾語がつく時期を経て過去と別れてからは、今までなかった気楽な姿を力強くお見せすることができると思いました」と話した。
最近MBCバラエティ番組「私は一人で暮らす」に出演したことが話題になったりもした。ユ・アインは「以前のような控え目な考えもあまり感じられなくなったので、いまは様々な活動をしたいです」とし「大邱(テグ)の田舎者がソウルに来て持っていた単純で世俗的な欲望はほぼ全て叶いました。自分が目標にしていたことが叶ったと感じた後は面白くなくなりました。それで『どこへ向かうべきか』と悩む時間が長かったです。今はどんなことが起きているのか自ら観察し、感じながらただ前へ進んでいます」と話した。

作中ユ・アインが演じるジュヌは家に閉じこもってPCゲームを楽しむ人物だ。“一人で暮らす”ユ・アインはユ・アインは家でどのような風に時間を過ごしているのだろうか。
ユ・アインは「前は1人でいても1人じゃないような気がしました。人が家に来たり、友人も多かったけど、今は主に1人で過ごしています。家に来たいという友人を断るようにもなりました。以前は友人を呼んで自分で作った食事をご馳走したりしましたが、今は1人の自由と気楽さをもっとたくさん感じています。携帯電話の通知もオンにしないタイプです。自分が確認したい時のみ確認します。お酒を飲んだりすることは半分くらいに減りました」と告白した。
ユ・アインにとって「生きている」ということはどのような意味なのだろうか。ユ・アインは「生きていることを知ることが大事です。自分が生きていることを知ること、そして生きていても死んでいるような人にならないこと。ゾンビのように生きないことが大事だと思います」と強調した。

- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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