美しすぎるSHINee テミンのこれ迄をプレイバック!気高くセンシュアルな「歴代級ソロ歌手」
「SHINeeの末っ子」から「歴代級ソロ男性歌手」へ
2008年5月、SHINeeのメンバーとしてデビューしたテミン。当時、14歳(中学3年生)だった彼が、所属事務所の門を叩いたのは小学校6年生の頃。彼は事務所主催のオーディションに参加し、「趣味はダンスです。僕が歌手になりたい理由はダンスと歌が好きだから」とハキハキと答える。小学生とは思えぬミラクルなポッピン・ダンスを披露し、見事に合格する。今でこそ、“全員がメイン・ボーカル&メイン・ダンサー”とも呼べるSHINeeだが、デビュー時のテミンはメイン・ダンサーとしてステージに立ち、ボーカリストとしての才能を温存していた。デビュー曲では「年上女性への愛を歌う、キュートな年下男子」を印象付けていたSHINee。そのイメージをリードしたのは、マッシュルームヘアの可愛い顔立ちと華奢なボディを持ち、「妖精」とも「天使」とも形容されたテミンで、彼はSHINeeの中で二重(ダンス&イメージ)の意味でセンターにいた。その後、ボーカリストとして飛躍的な成長を見せ、2013年の「Dream Girl」「Why So Serious?」ではボーカルの主軸を担うように。翌年のソロ・デビューを予感させる大車輪の活躍を見せたのだった。
2014年8月、テミンは1stミニ・アルバム『ACE』をリリースし、SHINeeから先陣を切ってソロ・デビューを果たす。チームでは2012年に探偵シャーロック・ホームズをテーマに採り上げたが、本作のタイトル曲「Danger」の主人公は怪盗ルパンだろうか。彼は、ブロンド・ヘア&スモーキーメイクで、新たなビジュアルイメージを導入。鍛え上げながらもダンスを優先するために抑制している細マッチョな上半身ボディを露わにし、女性のハートを盗む“危険な男”を表現する。SHINeeでは世界トップ・レベルの振付師にコレオグラフィーを頼んだが、今回はアメリカの人気ダンス・クルー、Mos Wanted CrewのIan Eastwoodを起用。Ianにとっても「Danger」が初めて手掛けるK-POPチューンとなり、初顔合わせとなる二つの才能がスパークし、新たなテミン像を創出する。またアルバム・タイトルと同じ「Ace」はアダルト&セクシーなスロー・ジャム系R&B。ステージングも濃密で、ラストは胸元のボタンを外す仕草でファンを胸キュン状態に! 本作で“SHINeeの末っ子”から、ソロ・アーティストとして大きく羽ばたくことに成功した彼は、スタートの時点から、彼の代名詞ともなる「ヨクソルナム(歴代級ソロ男性歌手)」な存在感を放っていた。
2016年2月23日、彼は1stフル・アルバム『Press It』を発売する。タイトル曲「Press Your Number」はグラミー賞の受賞歴を持つプロダクション・チーム、The Stereotypesと、グラミー賞の常連シンガー、Bruno Marsによる共作。そこにテミンの作詞参加で深みを見せた切ない物語、ミラクル&トリッキーなダンスが掛け合わさり、四つの音楽番組で1位の座につき“4冠王”を達成。のみならず、僅か3日後の26日には、日本語バージョンをテミン初の日本語ソロ曲としてデジタル・リリースし、話題に。またタイトル曲候補だったというフューチャーベースな「Drip Drop」ではセクシー&クールに演じ、アルバムは日本を含む世界7ヶ国でiTunesアルバム総合チャートの1位をゲット。ビルボードワールドアルバムチャートでも2位を記録し、世界的にも高い評価を得た。
菅原小春とのタッグで日本ソロ・デビュー
韓国での1stフル・アルバム発売から5ヶ月が経過した2016年7月、彼はここ日本でも「Press Your Number (Japanese Version)」を含む、1stミニ・アルバム『さよならひとり』をリリース。フューチャーベースなサウンドの表題曲には強く美しくも儚げな歌詞がのり、菅原小春が振り付けたコンテンポラリーなダンスは、決まった踊りを踊るというより、内なる感情を即興で表現するかのよう。その歌詞は「咲き誇れ」と聴き手を鼓舞し、メッセージ性の高い前衛的な美しさをパフォーマンスすることで、彼は大きくステップアップ! 翌月にはその韓国語バージョンを「Goodbye」と言うタイトルで発表し、テミンは韓国のファンにも新たな美しさを届けた。日本の本格ソロ・デビューから1年が経過した2017年7月、彼は日本2ndミニ・アルバム『Flame of Love』をリリースする。アルバム・ビジュアルでは蜷川実花がテミンの艶のある美しさを引き出し、表題曲では前作同様に菅原小春がコンテンポラリーに振付。菅原小春とタッグを組んだ二連作で、彼は歌手、ダンサー、アーティストといった枠を軽々と突き抜け、その表現力は豊かに、そして力強くなり、“格好いい”“セクシー”といった形容詞すら陳腐に思えたほど。佇まい、雰囲気を含め、夢幻的で気高い美を体現し、彼自身がアートと化したのだ。結果、この作品はオリコン週間アルバム・チャートで2位にランクイン。さらにリリースに先駆け、武道館での単独ライブを2daysで開催し、2日目のLINE LIVEは驚きの32万人が視聴。仲宗根梨乃が演出を手掛けた公演は“伝説”となり、その後も、「陳腐なコンセプト、退屈な公演、普通のパフォーマンスはsick of it(ウンザリ)! 退屈なものはすべてOFF」をテーマに単独公演「TAEMIN 1st SOLO CONCERT “OFF-SICK<ON-TRACK>”」をソウル、横浜、神戸で開催。圧倒的なライブパフォーマンスが彼の核となる。
同年10月、テミンは韓国で2ndフル・アルバム『MOVE』をリリースする。表題曲の振付には三度目となる菅原小春を起用し、過去2作にあった夢幻性はそのままに、ミニマムの動きでマキシマムな躍動感を表現するという離れ業をやってのける。そして妖しくも艶麗なパフォーマンスで、更なる進化を遂げた。
日本デビューから2年後となる2018年の秋、メンバーの入隊に伴い、チームは活動を休止し、テミンはソロ活動を加速させた。9~11月にかけ開催した初のジャパン・ツアー「TAEMIN Japan 1st TOUR ~SIRIUS~」は、全国18ヶ所32公演で約10万人を動員し、終盤は神戸、東京でのアリーナ公演をそれぞれ3日間! 彼はステージ上で「最も輝く星=シリウス」となり、さらにツアー中に、自身の名を冠した日本1stフル・アルバム『TAEMIN』をリリース。「Danger」「Press Your Number」「Drip Drop」といった韓国での代表曲の日本語バージョンも収録し、アーティスト、テミンの“今”をまるごとパッケージ。ツアーでの成長ぶり、経験値の積み上げが、オリコン週間アルバム・チャート2位という結果となって表れた。
エッジィなアーティストとして時代のアイコンに!
2019年2月、テミンは2ndミニ・アルバム『WANT』でエッジィに深化する。表題曲のモチーフはアダムとイブの物語で、PVにはイブを唆した蛇もウネウネ。振付は4度目のタッグを組む菅原小春が手がけ、彼はテミン史上最高とも言える官能的かつセンシュアルなパフォーマンスを見せ、相手を挑発しながら誘惑するデンジャラスなテミンが、ここに極まれり。ライブでもスリリングさを極め、ソウル、横浜、大阪で開催された単独公演「TAEMIN 2nd CONCERT [T1001101]」では傾斜のついたスロープステージを設置。見事なバランス感覚でフラット・ステージと変わらぬパフォーマンスを披露すると同時に、スロープを最大限に利用することでホット&エンターテインメント性の高いステージを演じたのだった。また、6月から8月にかけ日本でのアリーナツアー「TAEMIN ARENA TOUR 2019 ~X™ ~」を開催。前回のツアーはホール&アリーナ公演だったが、今回は全国のアリーナを巡る17公演にスケールアップし、15万人を動員する。そして最終日から約二週間後には日本3rdミニ・アルバム『FAMOUS』を発表し、タイトル曲「Famous」ではメドゥーサの神話をモチーフに、中国発のグローバルグループ、INTO1のメンバー、RIKIMARUが振付を担当。テミンだけが放てる妖しくもセクシーな世界が全開となり、自身初のオリコン週間アルバム・チャート1位にランクイン! 世界12ヶ国のiTunesアルバム・チャートでも1位に輝き、世界を制す。しかも、10月からはSuperMとしても活動を開始し、テミンの活躍の幅は広がり続ける一方だった。
2020年は3枚目となるフル・アルバム『Never Gonna Dance Again』を3部作としてリリースする注目の年となった。まずはポップな「2 KIDS」をデジタル・シングルで発売し、その後、『Act 1』『Act 2』をフィジカル・リリース! 『Act 1』のタイトル曲「Criminal」は拘束と悦楽をテーマに、見るものに恍惚をもたらし、彼の美しさは耽美の領域にまで突入する。この曲はビルボードが選ぶ「Best K-Pop Songs of 2020」の12位にランクインし、CDの初週売り上げも自己最高記録を樹立するほどの大ヒットに! ここまで創世記(アダムとイブ)やギリシャ神話(メデゥーサ)を引用してきた彼が『Act 2』のタイトル曲「IDEA:理想」でモチーフとしたのはギリシャ哲学だった。テミンは一人の哲学者として立ち現れ、プラトンのイデア論をベースに、この曲で自己を新たな地平へと解き放つ。そしてこの作品はタイム誌が選ぶ“2020年を代表する10枚のK-POPアルバム”に選ばれ、同時にSuperMの1stアルバム『Super One』もベスト10に選出。自身の作品がダブルで2020年を代表する作品に選ばれることで、彼は時代のアイコンとなった。
入隊へのカウントダウンは毎日がテミン記念日
曲に合わせて、幾通りもの美しさを表現し、その美しさのレイヤーで一つの芸術を創り上げたテミンは、賞レースでも結果を残している。「Mnet Asian Music Awards」では、ベスト・ダンスパフォーマンス・ソロ賞を2016、2017年の2年連続で受賞し、2020年にはフェイバリット・ダンスパフォーマンス・男性ソロ賞を受賞。ステージ上でのパフォーマンスだけではない。日本テレビ系「しゃべくり007」出演時には、百戦錬磨の芸人に囲まれながらも、臆することなく、自然体で対等にわたりあって、天才的なバラエティ・センスを発揮。歌、ダンス、トーク、バラエティ・センス、すべてに秀でた彼は、後輩の憧れとなり、テミンをロールモデルとする後進の歌手が続出。「テミンがまた(ト)、ロールモデルだ」を略した「テムトロール」という言葉が生まれたほどだ。入隊していたメンバーが帰還し、チームが復活を遂げた2021年、今度は彼が入隊する番となった。それを前にし、少しでも多くの時間をファンに捧げようと活動中のテミン。ソロでは5月2日に「Beyond LIVE – TAEMIN : N.G.D.A(Never Gonna Dance Again)」と題したオンラインライブを開催し、18日には3rdミニ・アルバム『Advice』をリリース。表題曲ではラップするように歌うシンギング・ラップで新たなテミンを披露。スピーディーなトラップ・ビートに聴き手のハートに刻み込むようなメッセージをのせ、ダンスも細やかな動きをアグレッシブに演じ、お口パクパクなフィンガーダンスでアクセントを施す。SHINeeのミンホも「リアクション」動画で「ジャンルそのものが初めてのジャンル。ダンス、パフォーマンス的にもいつもとかなり変わって、今までとは違う方向性を感じてすごく良かった」と絶賛し、リリースと同時に世界41ヶ国のiTunesのトップアルバムチャートで1位を記録。テミンは入隊直前に再び世界を制したのだった。
また、SHINeeとしては、7thフル・アルバム『Don't Call Me』、そのリパッケージ盤『Atlantis』を発売し、初のオンラインコンサート「Beyond LIVE – SHINee : SHINee WORLD」を開催。5月23日に日本デビュー10周年を記念したオンライン・ファンイベント「SHINee WORLD J Presents ~Bistro de SHINee~」を開催し、翌24日にはファンイベントで初披露した新曲「SUPERSTAR」をデジタル・リリース。25日には5・25の数字をかけた「今(5)日が嬉しい理(2)由は今(5)日も一緒だから」をスローガンに、デビュー13周年を記念したオンラインイベント「SHINee Debut 13th Anniversary Online Party SHINee DAY」を行い、ここでは、事務所トップやスタッフがテミンへのメッセージをサプライズ上映! メンバーも彼にこう言葉を贈った。
オンユ「僕は君を応援する1人の本当のファンとして、君の第二幕を楽しみにしている。もっと素敵なアーティストになると思うし、本当に愛しているよ」
キー「最近、すごく忙しくて大変だと思うけど、頑張ってくれてありがとう。君がたくさん残しておく分だけ、ファンの皆も僕たちもずっと君を思い出すことが出来るね。(入隊期間は)あっという間だから心配しないで、元気に行ってきて。いつも応援してるよ。ありがとう」
ミンホ「(入隊中)僕たちが抜けた場所を、孤軍奮闘し本当によく埋めてくれたのが、一番有難かったし、本当にお疲れ様でした。テミンの入隊中は、僕たちが君の空席を埋めなきゃいけないね。心配しなくていいから、無事に元気に行ってきて。兄さんはいつも君の味方だよ、愛してる。大したことないよ、行ってこい」
また、皆の想いを代弁する「僕たちが共にした、輝く第一幕はピリオドが打たれたけど、より格好良く始まる第二幕を期待しながら、その日まで常に応援するね。いつも、そばで一緒にいるよ」というメッセージも映し出され、終盤、テミンはファンにこう感謝した。
「皆さんのおかげで、これまで元気に、無事に活動できました。いつも感謝の言葉をたくさん述べていますが、それだけではすべては伝わりません。でも、心から本当に本当にありがとうございます。そして、少しの間、お別れしないといけませんよね。(再び、SHINeeの)空白期が出来て、皆さんに申し訳ないし、残念です。でも僕は一日一日、皆さんを思い出しながら過ごすので、皆さん、あまり悲しまないで。違う場所で、寂しさを紛らわさないで! 他の人は見ないで、よそ見しないで! だって、SHINee、そして僕がいるでしょ。僕ら、堅く結ばれた仲でしょ!」
「Bistro de SHINee」では涙をこらえていたテミンだが、この日は、優しい笑顔で朗らかにメッセージ。ギリギリまでファンを楽しませようとの想いから、休むことなくフル稼働で僕らの前に立つ彼の優しさが嬉しかった。
そしてSHINeeは7月28日にシングル「Sunny Side」(2018年)以来、約3年振りとなる日本オリジナル作品をミニ・アルバムでリリースする。そこには「Bistro de SHINee」で初披露された「SUPERSTAR」「SEASONS」も収録されるので、今はミニ・アルバムのリリースを心待ちにしたい。
ライター:きむ・たく
■リリース情報
SHINee 最新曲「SUPERSTAR」
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現在、メンバー衣装デザインのラゲッジタグ抽選で当たるLINE MUSIC再生キャンペーンを開催中
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再生はコチラから:https://lnk.to/SSsne_lm
SHINee 日本オリジナルミニアルバム『タイトル未定』
2021年7月28日 (水)発売
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UPCH-29403 ¥2,500+税(税込¥2,750)
CD:5曲収録
※7inchレコードサイズ・紙ジャケット仕様
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■関連サイト
・SHINee Official Website:http://shinee.jp/
・SHINee Japan Official Instagram:https://www.instagram.com/shinee_jp_official/
・SHINee Japan Official Twitter:https://twitter.com/shinetter
・SHINee Japan Official LINE:http://line.me/ti/p/%40shinee_jp
・SHINee Universal Music WEBSITE:http://www.universal-music.co.jp/shinee/
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- 記者 :
- Kstyle編集部
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