カン・ハヌル、映画「パイレーツ: 失われた王家の秘宝」に出演した理由は?“海賊船に乗りたいと思って…”

映画「パイレーツ: 失われた王家の秘宝」の主役である俳優のカン・ハヌルは、新型コロナウイルスの状況の中でも、観客たちが劇場街に訪れる感想を聞くと、このように答えた。彼はビデオインタビューで「『キングメーカー』『パイレーツ: 失われた王家の秘宝』にも関心を持ってくださり、韓国映画が安心して公開できる雰囲気が作られてほしいです」と願いを伝えた。
「くだらないロマンス」(2010)、「探偵なふたり」(2015)のキム・ジョンフン監督が演出した「パイレーツ2」は、跡もなく消えてしまった王室の宝物を手に入れるため、海に集まった海賊たちのスペクタクルなアドベンチャーを描く作品だ。
カン・ハヌルは義賊団の頭であるムチ役に扮する。逆賊と誤解されて追われていたムチは、海賊船の主であるヘラン(ハン・ヒョジュ)のおかげで助かった後、彼女とともに宝物を探しに行く。彼は、やむを得ず海賊団に頼って暮らすことになったムチを、特有の図々しい表情で柔軟に描き出し、作品のバランスを取った。

続けて「ムチを見ていると、漫画『熱血江湖』に出てくるハン・ビグァンを思い出します。喧嘩する時には刀をよく使いますが、ホダン(しっかりしているように見えるが、どこか抜けている人)な魅力を持つ人です。両極とも表現できるキャラクターでした。もう少し自由奔放でめちゃくちゃな感じで表現しようとしました」とし「扮装チームとも会議しました。坊主にしようという意見もあったんですが、最終的に“爆弾ヘアー”に決定しました」と付け加えた。
そして「2週間に1度、パーマをかけました。3~4時間くらいかかったんです。美容室も4時間を座っているのが大変でした。撮影する時には髪の毛が絡まっていて、髪を洗う時、水が入りませんでした。髪の毛が切れたりしました」と爆弾ヘアーの苦痛を訴えた。

ハン・ヒョジュの「保護具を着用していませんでした。適度にしてもいいのに」という発言については「僕について肯定的に言ってくれて感謝しています。保護具を着用すると痛くないから、痛いふりをしないといけません。それが大変でした。そのほうがもっと難しいから、着用しなかっただけです」と説明した。
また、ハン・ヒョジュをはじめ、出演者と制作陣のおかげで水中でのシーンを無事に撮影することができたとし「ありがたい気持ちばかりです。たくさん配慮してもらいました。そのおかげで無事に撮影することができました」と感謝の言葉を伝えた。
特に「ハン・ヒョジュさんはアクションスクールでほとんどの時間を過ごしました。僕が行くたびに、練習していました。刀を使う方法を身につけようと、いつも現場で持ち歩きました。ヘランを超えて、かっこよかったです。その感じを維持しようと、いつも体を動かしていました。与えられた役割を、慎重で真剣に務めていると感じました」と称賛した。

除隊後、ドラマ、演劇など多方面で活躍し、俳優活動の第2幕を開始したカン・ハヌルは「目標は一つです。誰かを不快にさせないことです」とし「いつも優しくて、誠実に活動しようとしています。愉快に楽しんで、演技したいです」と語った。
彼は「ストレスより、面白いことばかりです。ストレスが全くないわけではないけれど、無理に解消しようとはしないです。朝目覚めて、ぼーっとしているのが考えを整理するのに役立ちます。一日を楽しく過ごせる原動力になります」と伝えた。
「パイレーツ: 失われた王家の秘宝」は韓国で1月26日に公開された。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ヤン・ユジン
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