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Netflix映画「戦と乱」パク・ジョンミン“5年間時代劇に出演しないという宣言は取り消す”

マイデイリー
写真=Netflix
「撮影の時はすごく大変で、5年間時代劇はしないと宣言しましたが、今は辛かったことはすっかり忘れました。初の時代劇だったのでアクションの練習もしなければならなかったですし、食事もきちんととれなくて大変だったんです。だけど、取り消します。素敵な作品のオファーがあれば出演します(笑)」

俳優パク・ジョンミンのフィルモグラフィーに、正統派時代劇が追加された。2022年にパク・チャヌク監督の短編映画「一場の夢」に出演したことはあったが、正統派時代劇は初めてだ。彼は「一場の夢」の撮影後、すぐに今作の制作に参加しているパク・チャヌク監督からラブコールを受けたとし、「喜んで出演すると言いました」と話した。

最近、ソウル市鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで、Netflix映画「戦と乱」のパク・ジョンミンのインタビューを行った。同作は、倭乱が起きた混乱の時代を背景に、一緒に育った朝鮮最高の武臣家の息子ジョンリョ(パク・ジョンミン)と、彼の小間使いであるチョニョン(カン・ドンウォン)が宣祖(ソンジョ、チャ・スンウォン)の最側近武官と義兵として敵になって再会する物語を描く。

パク・ジョンミンは、武臣家の息子ジョンリョ役を演じた。彼は劇の序盤の気の弱い坊ちゃんから、怒りでいっぱいになった武士に変わっていくジョンリョの姿を、自然に描き出した。この日彼は、「台本を初めてもらった時、優雅だなと感じたんです。個人的に、伝えるメッセージがはっきりしているストーリーが好きなんです」と作品の第一印象を伝えた。

彼は同作で、ジョンリョの小間使いであるチョニョン役のカン・ドンウォンと息を合わせた。これについて彼は「面白い絵が誕生しそうだと思いました。実際に僕がノルブ(韓国の昔話の登場人物で、意地悪で欲張りな両班)のイメージに近いので、両班(ヤンバン、朝鮮時代の貴族)に合っていたと思います」と説明した。

パク・ジョンミンが演じるジョンリョと、カン・ドンウォンが演じるチョニョンは、幼い頃から一緒に育ってきた友人関係だ。言葉がいらない2人の“ブロマンス(男同士の友情)”ケミ(ケミストリー、相手との相性)に、注目が集まった。彼はこれについて「台本を通じては、全然そんな感じがなかったんです」としながらも、「撮影中に格別だな、と感じました」と述べて目を引いた。

そして「チョニョンがお父さんの前でひざまずいているシーンで、初めて感じたんです。ジョンリョがチョニョンの顔をつかんで、動かないでと言うじゃないですか。撮影中にも『うん? なんかおかしいな』と思いました(笑)。撮影中にこれはちょっと行き過ぎているのでは? と思われる部分は、話し合いながら減らしたりもしました」と振り返った。

パク・ジョンミンは、カン・ドンウォンを絶賛し続けた。彼は「先輩を見て、かっこよくて男らしいと感じました。想像よりも繊細でしたし、配慮してくれました」とし、「地方での撮影でおいしい物があると、僕の分も買ってくれました。ものすごく親しい関係ではなく、僕が片思いしている感じでした」と明かして笑いを誘った。

宣祖(ソンジョ)役のチャ・スンウォンと共演した感想も伝えた。パク・ジョンミンは、宣祖を守る最側近武官に変身し、近くで息を合わせた。SBSドラマ「君たちは包囲された!」以降、10年ぶりの再会だ。

彼は「先輩が演じる宣祖に初対面したとき、すごく緊張しました。先輩がこのように解釈したのであれば、僕も計画を修正しないと、と思いました。宣祖の前で堂々といようと思ったのですが、この人は僕が傍で7年間守ったとしても、一瞬で僕を捨てることができる人だと感じたんです。それで宣祖を従うような形に変えました。僕は先輩の演技を観覧する感じで撮影しました。僕も演技で対応しなければならないので、緊張しましたが楽しかったです」と話した。

パク・ジョンミンは2011年の映画「Bleak Night」でデビューした後、「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」「それだけが、僕の世界」「娑婆訶(サバハ)」「別れる決心」「密輸 1970」などに出演し、“信じて見る俳優”に成長した。そして現在は、出版社「MUZE」を運営し、社長とも呼ばれている。

彼は「休まずに走ってきた感じがします。ところがある日、『僕が新たに挑戦できることがあるかな』と考えました。まだ新しいアイデアはなくて、休みながらそれを探す過程が必要だと思います」と語った。
元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・ロサ
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