“28歳で死去”気象キャスターのオ・ヨアンナさんに対するいじめ疑惑に…MBC、調査委員会を立ち上げ

気象キャスターの故オ・ヨアンナさんが、職場でいじめに遭っていたという疑惑が提起された中、MBCが真相調査委員会を構成する。

1月31日、MBCは公式報道資料を通じて「MBCは故オ・ヨアンナさんの死亡原因と真実究明のため、外部専門家を委員長とする真相調査委員会を構成することを決定した」と伝えた。

MBCは「公正かつ客観的な調査のため、真相調査委員会には法律家など、複数の外部専門家が参加することになり、社内の人事クレーム関連組織の部署長らも実務委員として参加し、正確な調査をサポートすることになった」とし、「真相調査委員会の調査は、週末の事前準備を経て、来週初めから本格的に開始される予定」と説明した。

続けて「MBCは故人の死を巡る疑惑が提起された直後から内部的に独自調査を進めてきており、これまでに確保した事前調査資料一式を委員会に提供し、円滑かつ迅速に真相が究明されるよう、最大限にサポートする計画だ」とし、「MBCは故人の冥福を祈りながら、正確な事実関係を明らかにし、遺族の痛みが治まるよう、全力を尽くす」と付け加えた。

オ・ヨアンナさんは昨年9月、28歳の若さでこの世を去った。故人の訃報は昨年12月に遅れて伝えられた。当時、死因は明らかにされていなかったが、今月27日、韓国の毎日新聞は、オ・ヨアンナさんが同僚らから暴言や不当な指示を受けていたと報じた。その後、様々なメディアの報道やオンラインコミュニティなどを通じて、いじめについて記録された録音データや故人の日記などが公開された。

遺族は、オ・ヨアンナさんが2021年10月から昨年9月の亡くなる直前まで約2年間、職場でいじめを受けていたと主張しており、昨年12月23日、MBCの気象キャスターの4人のうち、いじめを主導したという疑惑を受けているA氏を相手に損害賠償請求訴訟を提起した。